『ある日、姉が死にました』は、姉の死の真相を追う妹ユアンと、誰も愛さないと決めたツンデレ「怪物廃皇子」クラードの関係を描くロマンスファンタジー。
姉が嫁いだ相手のもとへ、今度は自分が花嫁として向かうことになったユアン。しかも目的は恋愛じゃない。姉に何が起きたのかを知るため、疑惑の残るクラードの黒い屋敷へ乗り込むのです。ところが、最初は警戒していたはずの2人が、同じ時間を過ごすうちに少しずつ変わっていくから、これがまた気になる!
この記事では、ユアンとクラードを中心とした登場人物や関係性、あらすじ、原作小説、公式配信先、そして小説の結末まで紹介していきます。
登場人物|ユアンとクラードを取り巻く人々
- ユアン・ペリエーセ:主人公、治癒の力あり(姉の死の真相を突き止めたい)
- ルイズ・ペリエーセ:ユアンの姉(死亡、ユアンと逆の力あり)
- エノク:ユアンの叔父
- ギャレット・ペリエ―セ伯爵:ユアンの叔父
- レジーナ:ユアンとルイズの従姉妹
- フレデリック:レジーナの兄
- プリシラ:ペリエーセ夫人
- イゴール・ユフリス:クラードを怪物に作り上げた伯父で暴君
- ボロニコ・ユフリス:第一皇子、クラードの弟
(シエロ) - コンパニ伯爵:ボロニコ付き執事
- ノエル:ボロニコの弟、第2皇子
- マリリン:皇后、ボロニコとノエルの母
- ドレイコフ:イゴールが即位した際、伯爵から北部大公
- アリエスタ・ドレイコフ:ドレイコフの一人娘(ボロニコの婚約者?で、もとはクラードの婚約者)
- ゴバット:南部邸宅の執事
- フェデリコ:マリリンの弟
- ボロニコ・ユフリス:第一皇子、クラードの弟
- クラード・ユフリス:怪物廃皇子(誰も愛さないと心に決めている)
ロクセンハルト(黒の屋敷)- グスタフ:クラード付き執事
- メイド:ヘナ・モニカ・カナリア
- ヒーレ:主治医
- ランスロット・レーヴ:レーヴ侯爵家の次男でクラードの幼馴染
- エディー・レーヴ:レーヴ侯爵家の長男、多少心配性
- レーヴ:側近
- オリバー:クラードが飼っている犬
- マーガレット:クラードの乳母でヘナの祖母(故)
- エレオノーレ:クラードの母(故)
- アポリーニ:クラードの妹(故)
- アレクセイ:クラードの父(故)
- ドレイクープ・トレローニ:デビュタント前のユアンに求婚(馬面)
- ソフィア:メルン子爵家の令嬢、レジーナとデビュタントをする予定の友人
- ユジン:キムフリー家、王の側近、ノエルと幼馴染
- ターシャ:キムフリー家、ノエルと幼馴染
- リリー・コンパニ:クラードの最初の花嫁
ユアン・ペリエーセ
物語の主人公。姉ルイズの死をきっかけに、クラード・ユフリスの9番目の花嫁に。ユアンには、人の苦痛や傷を引き受ける「治癒」の力があります。けれど、その力があるからといって本人が何も感じないわけではありません。むしろ誰かのために力を使うほど、自分自身も負担を抱えてしまう。姉がクラードのもとへ嫁いだあと、帰らぬ人となって戻ってきたことから、ユアンは姉の死に隠された真相を知ろうとします。「姉を失ったから復讐する」という単純な話ではなく、クラードへの疑念、ペリエーセ家への複雑な感情、そして自分自身の生き方までが絡んでいくのがユアンの面白いところ。
クラード・ユフリス
もう一人の中心人物で、いわゆる「怪物廃皇子」。皇族でありながら黒い屋敷に閉じこもり、人との関わりを避けています。しかも自分は誰かを愛することなどないと決めている、かなり頑固なタイプ。そんなクラードのもとへ、ユアンが9番目の花嫁としてやって来ます。最初から甘い夫婦生活になるわけがなく、クラードはユアンを遠ざけようとします。ところが、姉ルイズの死の真相を探るユアンは、簡単には引き下がりません。この「出ていけ」と言われても「いや、私はここにいるけど?」というユアンと、「なぜ帰らない?」となるクラードの差が、序盤からかなり楽しいところです。
ルイズ・ペリエーセ
ユアンの姉。クラードの8番目の花嫁として黒い屋敷へ嫁いだ女性で、物語の始まりからユアンの行動を大きく動かします。ルイズは屋敷を去ったあと、帰らぬ人となって戻っくるの。そのためユアンにとってクラードは「姉の死に関係しているかもしれない人物」。つまり、まず疑わなければならない相手なんです。姉の死の真相を追うことが、ユアンとクラードの関係を動かしていく大きな軸になります。
ギャレット・ペリエーセ伯爵
ユアンとルイズを取り巻くペリエーセ家の人物。ユアンの能力とも深く関係しており、彼女が家を離れたことで、これまで成り立っていた関係にも変化が生じます。姉妹の境遇を考えるうえで重要な人物なので、「ユアンとクラードだけ見ていればOK」という作品ではないことが分かる存在です。
レジーナ
ユアンの従姉妹。ペリエーセ家側の人物として、ユアンとは違った立場から物語に関わっていきます。ユアンがクラードの屋敷へ行ったあと、残された家族側にもさまざまな動きが起こるため、彼女の存在も家族関係を読み解くポイントになります。
イゴール・ユフリス
クラードの伯父にあたる人物。ユフリス家の過去やクラードが「怪物廃皇子」と呼ばれるようになった事情を考えるうえで、非常に重要な人物です。クラード自身の問題だけではなく、皇族の権力関係や過去の出来事まで掘り下げていくと、この人物が物語の背景に大きく関わっていることが見えてきます。
ボロニコ・ユフリス
第一皇子。クラードとは皇族としての立場が異なり、物語ではユフリス家の権力関係を考えるうえで重要な人物。クラードが黒い屋敷に閉じ込められたような生活を送っている一方で、皇族側では別の思惑が動いているため、ユアンとクラードの物語を「恋愛だけ」で終わらせない人物でもあります。
グスタフ・黒い屋敷の人々
クラードに仕える執事。黒い屋敷で暮らすクラードとユアンの間に入る、かなり重要な存在です。ユアンが屋敷に残ろうとする場面では、クラード本人とは違った角度から彼女を見ているため、重くなりがちな物語の中で読者がちょっと息をつけるポイントにもなります。
また、クラードの屋敷には、グスタフをはじめエディやランスロット、メイドや主治医・ヒーレなど、クラードの生活を支える人々がいます。彼らは単なる脇役ではなく、「なぜクラードがこんな生活をしているのか」「なぜ周囲の人々は彼を恐れているのか」を知る手がかりにもなります。そしてユアンが屋敷で過ごす時間が増えるにつれ、クラード本人だけではなく、彼を取り巻く人々との関係も少しずつ変化していきます。
ユアンとクラードの関係
この作品の最大のポイントは、やっぱりここ。ユアンは「姉の死の真相を知るため」にクラードのもとへ行き、クラードは「誰も愛さない」と心を閉ざしています。つまり最初の2人は、恋愛以前に完全に利害がぶつかっている状態。ユアンはクラードを疑いながらも屋敷に残り、クラードは彼女を遠ざけようとしながらも、少しずつユアンを無視できなくなっていきます。姉の死の真相を追うサスペンスと、互いへの疑念が少しずつ感情へ変わっていくロマンス。この2本が同時に進むからこそ、「この2人、いつになったらちゃんと話すのよ!」と言いたくなる展開が生まれるわけです。
あらすじ|姉の死から始まり、クラードを愛するまでの物語
主人公のユアン・ペリエーセには、ルイズという姉がいたんです。ルイズはユアンを救うために屋敷を離れ、やがてクラード・ユフリスの花嫁となります。ところが、クラードのもとへ嫁いだルイズは、幸せな結婚生活を送ることなく、帰らぬ人となってしまいます。
そして次にクラードの花嫁として選ばれたのが、妹のユアン。普通なら「絶対に行きたくないんだけど!」となるところですが、ユアンにはどうしても確かめたいことがあった。姉はいったい、なぜこんなことになったのか。そして、クラードは本当に姉の死に関係しているのか。ユアンは姉の真相を探るため、クラードが暮らす黒い屋敷へ向かいます。ところが、このクラードという男がまた一筋縄ではいきません。「怪物」と呼ばれる廃皇子であり、誰にも心を開かず、自分は誰かを愛することもないと決めています。当然、ユアンも最初からクラードを信じているわけではありません。むしろ「姉のことを知りたい」という目的を抱えたまま、クラードの言葉や行動を一つずつ見極めていくことになります。
ここから物語は、姉の死の真相を探る展開と、ユアンとクラードの関係が変化していく恋愛展開の二本立てに。
ユアンは治癒の力を持っていますが、その力だけですべてを解決できるわけではありません。姉を失った悲しみ、家族への複雑な感情、クラードへの警戒心。いろいろな感情を抱えながら、それでも真実を知るために屋敷へ残ります。一方のクラードも、最初はユアンを遠ざけようとします。ところが、ユアンはこれまでの花嫁とは違う。自分を恐れるだけでもなく、クラードの言葉をそのまま信じるわけでもない。姉のために真実を知ろうとするユアンの姿を見ているうちに、クラード自身の中にも少しずつ変化が生まれていきます。
つまり、最初は「姉の死の真相を探すために、疑惑の相手の花嫁になる」というかなり重たい始まりなんです。ところが読み進めていくと、単純な犯人探しだけでは終わりません。クラードがなぜ人を遠ざけるのか。なぜ「愛さない」と決めているのか。ルイズは何を知っていたのか。そして、ユアンが姉の死を追い続けることで、隠されていた過去や人間関係が少しずつ見えてきます。ユアンにとってクラードは、最初は「姉の死に関係しているかもしれない人物」。
ところが物語が進むほど、その存在は単なる疑惑の相手ではなくなっていきます。疑う気持ちと惹かれていく気持ちが同時に進んでしまうので、私としては「いや、好きになるの早い!…でもクラードも気になる!」と振り回されることに。姉の真相を追うことから始まったユアンの物語は、やがてクラード自身の過去やユフリス家の事情にもつながっていきます。そしてユアンは、姉が残したものだけではなく、自分自身がこれからどう生きるのかまで向き合うことになります。
『ある日、姉が死にました』は、姉の死をきっかけに始まった謎を追いながら、疑いから始まった2人の関係が少しずつ変化していく物語。「姉の真相」と「クラードとユアンの恋」。この2つがどう結びついていくのかが、最後まで大きな見どころです。
原作|漫画のベースになった小説と完結話数
『ある日、姉が死にました』は、韓国発のロマンスファンタジー作品です。
漫画版の原作となっているのが、Tuttori(뚜또리)先生による同名のWeb小説。韓国のNAVER SERIESで配信されており、公式ページでは、本篇194話+外伝14話=208話「完結」と案内されています。
つまり漫画だけを追っている私にとっても、「この先どうなるの?」という部分には、すでに小説という答えがあるわけです。しかも、この小説は2022年のNAVER最大公募展でロマンスファンタジー部門の優秀賞を受賞した作品。原作の段階から注目されていたタイトルなんですよね。
冒頭部分は無料で読める設定になっており、購入形式で各話を読むことができます。
そして、ここからが原作を読む最大のポイント。
漫画版を現在進行形で追っている人は、ユアンとクラードがこの先どうなるのか、姉ルイズに何があったのか、そして2人が最後にどんな関係へたどり着くのかが気になりますよね。
原作小説まで確認すれば、その答えまでたどり着けます。本編は208話で完結しているので、漫画の先の展開を知りたい人にとっては、かなり強力なネタバレ源です。
- 「待てない!先を知りたい!」という読者は原作小説へ。
- 「私は漫画で少しずつ楽しみたい!」という方は、日本版の更新を待つ。
この2つの楽しみ方ができます。
配信|『ある日、姉が死にました』を読める公式サイト
『ある日、姉が死にました』を日本で読むなら、まずチェックしたいのがLINEマンガです。
日本版はLINEマンガで公式配信されており、現在は毎週金曜日に更新されています。無料で読める話数と、アプリで読む話が分かれているので、続きが気になる人はアプリ版も確認しておきましょう。
作品ページでは、作画がmyomyo、脚色がRAIN、原作がTuttoriと案内されています。つまり、漫画版は原作小説をもとに、複数のクリエイターによってコミカライズされている作品です。
そして「少しでも先の展開を知りたい!」という人が気になるのが韓国版。
韓国ではNAVER Webtoonで『어느 날 언니가 죽었다』として連載されています。こちらは韓国オリジナル版なので、日本版より先のエピソードを確認したい場合におすすめ。現在の公式ページでは73話まで掲載されており、毎週火曜日に最新話が投稿されています。
ただし、韓国版には注意点があります。
「韓国サイトを見つけた!これで全部無料で先読みできるじゃん!」と喜ぶのは、ちょっと待って。
NAVER Webtoonには無料公開分だけでなく、有料話やプレビューなどが設定されています。日本から韓国版を利用する場合は、閲覧条件や購入方法も確認しておいたほうが安心です。
さらに原作小説も韓国のNAVER Seriesで公式配信されています。
小説版のタイトルは漫画と同じ『어느 날 언니가 죽었다』。原作者Tuttoriによる作品で、すでに完結しているため、「漫画の先を全部知りたい!」という人にとってはこちらが最も重要な情報になります。
海外版も展開されており、英語、タイ語、フランス語、中国語 などでも配信されています。
ただ、読む場所を選ぶなら、まずは日本のLINEマンガかeBookJapanがおすすめ。日本語でストレスなく読めるうえ、公式配信なので、更新日を待ちながらユアンとクラードの物語を追えます。
- 「先の展開を知りたい派」は韓国版や原作小説。
- 「漫画の演出を楽しみながら読みたい派」は日本版LINEマンガ。
「日本語で最新話を追いかけたい!」という読者なら、ひとまずLINEマンガをチェックしておけばOKです。
『ある日、姉が死にました』公式配信先
- 日本語名:ある日、姉がしにました
- 原作題名:어느 날 언니가 죽었다
- 原作作者:myomyo(作画)・RAIN(脚色)・Tuttori(原作)
- 日本語版:LINEマンガ・eBookJapan
- 韓国語版:Naver Webtoon・Naver Series
- 原作小説:NAVER Series
- 外国語版:英語、タイ語、フランス語、中国語
海外版も複数の言語で展開されていますが、韓国版と日本版では更新状況が異なるため、「どこが一番早い?」と考えるときは、各公式サイトの最新話をその都度確認するのが確実ですよ。
小説結末|ユアンとクラード、姉の真相はどうなったか?
ここからは原作小説のネタバレありです。
序盤|姉の死をきっかけに、ユアンが黒い屋敷へ
ユアンの物語は、姉ルイズがクラードのもとへ嫁いだあと、帰らぬ人となって戻ってきたところから動き始めます。しかもペリエーセ家では、ルイズがなぜ亡くなったのかを真剣に知ろうとする者がほとんどいません。ユアンにとって、それが何より許せない。やがて彼女自身が次のクラードの花嫁として選ばれ、姉が暮らしていた黒い屋敷へ向かうことになります。姉の死の真相を知るためなら、噂だけで恐れられている「怪物廃皇子」のもとへ行くことも選ぶユアン。ここから、ただ守られるだけではない彼女の反撃が始まります。
中盤|疑惑の相手だったクラードとの距離が変わる
黒い屋敷で暮らし始めたユアンは、クラード本人や屋敷に関わる人々を通して、外で聞いていた噂と実際の姿が同じではないことに気づいていきます。クラードは人を寄せつけず、ユアンに対しても簡単には心を開きません。それでもユアンは、姉の死を知るために屋敷へ残ることを選びます。姉の真相を追う過程で、ユアン自身の家族との関係や、クラードが背負ってきた事情にも目を向けるように。最初は「姉の死に関係しているかもしれない男」だったクラードが、少しずつユアンにとって別の意味を持つ存在へ変わっていくの。
終盤|姉の死の真相と、クラードの過去が一本につながる
物語が終盤へ進むと、ユアンがずっと追い続けてきたルイズの死だけでなく、クラードがなぜ「怪物廃皇子」と呼ばれるようになったのか、その背景にも分かってきます。2人を取り巻く家族や皇族の事情まで含めて真相が見えてくるの。ユアンは姉のために動きながら、自分自身がこれまで背負ってきたものとも向き合うことになります。クラードとの関係も、一人で背負い込むから互いを理解しようとする段階へ変化。謎と恋愛がここで大きく結びついていきます。
結末|ユアンがたどり着くのは、姉のためだけではない未来
最終盤では、ユアンが姉の死をきっかけに始めた行動が、自分自身の人生を選び直す物語へつながっていきます。最初のユアンは、姉を失った悲しみと「なぜ誰も姉のことを気にしないのか」という疑問を抱え、クラードのもとへ向かいました。けれど黒い屋敷で過ごす中で、クラードもまた簡単には言葉にできない過去を抱えていることを知ります。2人は疑念やすれ違いを越えながら関係を変えていき、ユアンにとってクラードは「姉の死を調べるための相手」ではなく、自分の未来を考えるうえで欠かせない存在になっていきます。
結論―。二人は、姉を死へ追いやった「現皇帝一派」を完膚なきまでに追い詰め、本当の意味で心を結び合う最高の結末を迎えます。つまり、本物の夫婦として最上のハッピーエンドを迎えるんです!
この作品の結末を一言でまとめるなら、
「姉の死の真相を追ってクラードのもとへ行ったユアンが、真実だけではなく、自分自身の幸せとクラードとの関係にも答えを見つけていく物語」
ということ。
序盤の2人を知っているほど、ここまでの変化には「いや、クラードさん…最初の塩対応はどこへ?」と言いたくなる展開です。姉の死から始まった物語ですが、最後に残るのは「失ったもの」だけではありません。ユアンが自分の人生をどう選ぶのか。そしてクラードとどんな未来を歩むのか。そこまで描いて、208話の物語が完結します。
1話から最終エピソードまでのレビュー一覧
ユアンが姉の死の真相を追いながら、クラードとの関係を少しずつ変えていく物語を、1話から最終エピソードまでネタバレありでレビューします。気になる話の展開や2人の心の変化を、各話ごとにチェックしてみてください。
ユアン!姉の真相を知りたい気持ちは分かる。分かるんだけど、あなた一人で全部背負いすぎなのよ!「私が調べなきゃ」「私が何とかしなきゃ」って、危ないところにもズンズン入っていくんだから、私は「クラードを使いなさい!」って何度ツッコんだことか。
しかもクラードもクラードよ。「誰も愛さない」って、そんなに何度も言わなくても分かりますから!そのわりにユアンのことは気になる、放っておけない、距離を置こうとしても結局気にしてる…。いやいや、もうそれ「愛さない」じゃなくて「愛してるって認めるのが怖い」だけじゃないの?クラード、口では突き放すのに行動が全然ついてきてないのよ!
でも、この2人のじれったさがいいのよね。ユアンは自分で抱え込む。クラードは何も言わずに抱え込む。結果、両方とも「相手のため」と思って黙るから、すれ違う!いやもう、お願いだから一回座って話し合って!こっちは2人の心の中を全部知ってるから、「それ今言えば解決するのに!」状態なのよ。姉の死の真相も気になる。でも、それと同じくらい、ユアンとクラードがいつになったら素直になるのかも気になって仕方ない。疑いから始まった2人が、少しずつ互いを大切にするようになっていく。だからこそ「もう好きなら好きって言っちゃいなさい!」と言いたくなる、じれったさ満点の2人です。
まとめ!
- ルイズがクラードの花嫁となり、帰らぬ人になる
→ユアンは姉がなぜ死んだのかさえ十分に知らされていません。 - ユアンが次のクラードの花嫁にされる
→「姉の死の真相を知りたい」という彼女自身の意思がはっきりします。 - ユアンがクラードの屋敷に残るため、自分から行動する
「ここから追い出されない方法」を考え始める - ユアンがペリエーセ家そのものに疑問を持つ
→家族がルイズの最後を知ろうとしないことにも強く疑問を抱く - 「怪物廃皇子」というクラードの人物像が崩れていく
→恋愛面の大きな転換点で「守りたい」と思うように。 - 姉の死の謎とクラード側の秘密が一本につながっていく
→皇帝やボロニコ、叔父の存在は浮上し一人で背負い込む - ユアンとクラードが、疑惑から恋愛へ進む
→ユアンの真相を知りクラードが動き出す - ユアンとクラードが互いの気持ちと向き合い、2人の関係に決着がつく
何より、この作品で最後まで残るのは、姉の死という出来事だけではありません。姉を救えなかったと思っていたユアンが、姉の真相を追うことで自分自身の人生にも向き合い、最後には自分の幸せを選べるようになる。だから『ある日、姉が死にました』は、タイトルこそかなり重いけれど、物語の着地点は「失ったもの」だけではない。「大切な人を失ったあと、自分はどう生きるのか」。そこまで描かれるからこそ、ユアンとクラードの恋愛が最後まで物語の中心として効いてくる作品です。