ユアンの中にあったものが一気に一本につながってくるんですよね。クラードの苦痛を引き受けながら、そのそばに残ることを選んだユアン。でも、その強さの裏には、姉ルイズを失った理由をどうしても知りたいという思いがある。そこへ、これまで見えなかった事実が少しずつ姿を見せてきて、「え、ルイズにそんな事情があったの!?」と胸が苦しくなるんです。しかもユアンは真実を知って取り乱すだけじゃない。危険だと分かっていても自分の意思を曲げず、クラードのそばにいることを選ぶ。その一方でクラードも、ユアンの食事や暮らしまで気にかけるようになり、ふたりの距離には確かな変化が生まれている。ヒーレの葛藤やボロニコの思惑も重なって、誰を信じればいいのか分からない緊張感もすごい。最後にルイズが残した言葉まで出てきて…!
41話|黒幕の正体をユアンが知る
ヒーレがただの裏切り者ではなく、必死に医師としての倫理を守りクラードの命を繋いでいたのは胸胸熱だった。
ヒーレの過去から始まったと思ったら、ユアンの前に「信頼できるのか問題」がドンッと落ちてきて、最後にはボロニコの名前まで出てくるという、かなり濃い!しかもヒーレ、ただの宮廷医師じゃなかったのね。貧しい環境でも努力して成績トップまで上り詰めたのに、家柄やお金の差で道を阻まれて、それでも砂漠地方で働きながら地位を築いた人物。そりゃ簡単に人を信用しないし、自分の信念も強いわけだわ。
そんなヒーレがユアンに明かしたのは、これまでの報告が皇族ではなくボロニコに送られていたこと。そして、皇子の外出などを報告した途端、危険な命令が複数届いたという事実。ここでヒーレが、医師として自分の信念を曲げずにクラードを守っていたことが分かるのよね。ユアンもすぐには許さず、「信じるなら行動で示して」と釘を刺す。この距離感がいい!優しくするだけじゃなく、ちゃんと疑うところは疑うユアン、強いぞ。
ところが、その直後にユアンの体調が急変。しかもペリエーセ伯爵は「離婚させる!」と勢いづいて、まさかの部屋に鍵までかけちゃう。いや待って、ユアン本人が「出ない」って言ってるでしょうが!とツッコミたくなる展開よ。そしてユアンがふらつきながらもクラードのもとへ行こうとする姿には、もう気持ちが全部出てる。自分だって限界なのに、結局一番心配なのは皇子なのよね。
そして最後が最大の爆弾。ドアの隙間から聞こえてきたボロニコとコンパニ伯爵の会話で、ユアンはついに確信する。自分の夫の立場を揺さぶり、姉の出来事にも関わっていた人物がボロニコだったと。41話、ここで敵の正体が一段深くつながったのが怖い!ユアン、体は限界なのに頭はしっかり冴えてる。ここからどう動くのよ!
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42話|ペリエーセ伯爵が姉の役割をユアンへ明かす
姉の人生を背負って生きろと言われても、ユアンが簡単に納得できるはずがないのよ。
これはもうユアンにとって「知らなくてもよかった真実」を一気に突きつけられる回だったわ。前半からボロニコとコンパニ伯爵の会話が不穏すぎるし、ユアンが隠れている場所までバレかけるんだから、私まで息を止めちゃう。しかも最後に待っていたのが、ルイーズに関する衝撃の事実。ユアン、これ聞かされるのキツすぎるって……!
ボロニコはクラードを生かしている理由を問われ、「父を助けるためだった」と話す。クラードをめぐる騒動によって皇帝の怒りがさらに強まり、これまでとは違う形で権力を動かせると考えていたらしいのよね。ところが部屋に誰かいる気配を感じ取り、まさかのユアンが隠れている場所へ剣を突き刺す!ユアン、完全に見つかったと思ったでしょうね。でも侍従から皇帝がすでに味方側の人間を処分したと知らされ、ボロニコはその場を離れる。ギリギリすぎる!
その後、ペリエーセ伯爵はユアンを見つけると、「ここは危険だから戻れ」と言う。でもユアンからすれば、「この危険な場所に閉じ込めたのはあなたでしょう」となるわよね。さらに皇帝とボロニコの対面では、皇帝が「クラードを殺すことは許さない」と釘を刺す。しかも王座を狙っているのではないかと疑われ、ボロニコもさすがに緊張。親子なのに安心できる空気が一切ない!
そして本当の爆弾はここから。ペリエーセ伯爵は、ユアンが家へ戻らない理由を聞くと、ルイーズについて衝撃的な話を始める。ユアンの姉は、最初からユアンのために「犠牲になる存在」として育てられていたというのよ。両親もユアンの力に期待し、姉を隠れた場所で育て、将来の縁談のための代わりとして扱っていた。そしてルイーズが力を目覚めさせられなかったから、今度はユアンに期待が集まった。
「姉は自分のために犠牲になった」
この事実を突然知らされたユアンは、当然受け止めきれない。自分が守りたかった姉の人生そのものが、幼い頃から周囲によって決められていたなんて…。しかも伯爵は「姉の犠牲を無駄にするな」とユアンに前へ進むことを求める。でもユアンが欲しいのは、そんな使命じゃないのよね。ユアンの「これまで」と「これから」が根っこから揺さぶられるようだったわ。
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43話|アンが覚悟を決めた瞬間、ボロニコへの反撃が始まる
ルイーズへの後悔を胸に、ユアンが「守られる側」から「家族を守る側」へ踏み出す
ユアンの心がガラッと変わる重要回よ! まずルイーズへの想いが切ない。幼い頃に一度も会えなかった唯一の姉が、自分のために苦しい道を選び、最後まで家族として向き合ってくれた。その事実を思い返しながら「自分は姉に何を返せたのか」と悔やむユアン。愛していると言われても、素直に返せなかった過去が重くのしかかるのよね。
そこへレーヴたちが駆けつけ、クラードの状態も少しずつ落ち着いていると判明。明日にも目を覚ますかもしれないという知らせにはホッとするけど、エディーの警戒は当然よ。ユアンがクラードを外へ連れ出すほど危険が増していると感じていて、今回の出来事を偶然では片づけていない。ユアン自身も早くロクセンハルトへ戻るべきだと判断する。
ところが、ここでボロニコが登場。しかもユアンと二人きりになった瞬間から、言葉の一つ一つが圧力たっぷり。自分が狙われていなかったことまで口にして、ユアンの不安をわざと刺激してくる。普通なら縮こまりそうな場面なのに、ユアンの中では逆に覚悟が固まっていくのよ。
「死がすぐそばにあるなら、もう怖いものなんてない」。この感覚にたどり着いたユアン、強いわ。姉を失った痛みも、クラードを守りたい気持ちも全部ひっくるめて、今度は自分が家族を守る側になると決めた。しかも表面上は穏やかに会話しながら、ボロニコの提案を利用しようとする冷静さまで出てきたのが大きい。
そして最後の頬への一撃! ここ、思わず「ユアン、やったわね!」となるところ。ボロニコも完全に予想外だったらしく、驚いたあとに面白そうな反応を見せる。ユアンはもう簡単には折れない。姉を奪った相手、そしてクラードを危険にさらす相手を、このまま放っておくつもりはない。
43話は、ユアンの弱さが消えたというより、怖さを抱えたまま前へ進む覚悟が生まれた感じ。守られるだけだったユアンが、自分の手で未来を選ぼうとしている。この変化、めちゃくちゃ大きいわ。クラードの回復も気になるけど、ボロニコとの次の駆け引きはもっと怖い。ユアン、もう引き返す気ないでしょう?
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44話|ユアンのためにクラードは屋敷の環境を整えていく
ユアンを守りたいクラードの気持ちは、言葉よりも行動に全部出ているじゃん!
ラードとユアンが、それぞれ抱えてきた過去を少しずつ言葉にする回なのよ。しかも冒頭からエディーが「ボロニコが花束を持って奥さまの部屋にいた!」と大騒ぎ。いや待って、今それ言う!?ってくらい場の空気を一気にかき回してくるのよね。でも本題はそこじゃない。クラードが語ったのは、自分がずっと心の奥にしまっていた家族への思いだった。
父親との最後の会話はできたけれど、母親には最後の言葉を聞けなかった。その経験を抱えながら、クラードは「目の前で最後の瞬間を見なくてよかったのかもしれない」と考えてきた。そんな彼に、ユアンも自分の家族について重ねて話す。大切な人たちとの最後の記憶がつらいものとして残っていたユアンだからこそ、クラードの気持ちが分かるのよ。ここ、二人が慰め合っているというより、「自分だけじゃなかった」と知ることで、ほんの少し呼吸しやすくなっている感じがして胸にくる。
そしてクラードの不器用な優しさがまた出るのよ!ユアンが雪を嫌うと知って、「雪が降ったら毎日片づければいい」と言い出す。いやいや、王子さま、そこまで徹底する!?でも、この人なりの「もう悲しい思いをさせたくない」が全部そこに詰まってるのよね。ユアンも、その言葉を受けて「もう絶対にあなたより先にはいなくならない」と言いたかった。でも、今はその言葉すら簡単には口にできない。二人の間にある家族のような温かさと、それぞれの過去が重なって、静かに切ないよ。
さらに後半のクラードが完全に「ユアン観察日記」状態なのも見逃せない。食事は取れているか、仕事はどうか、予算は足りているか、そして雪への備えまで次々と指示。挙げ句の果てには本屋や宝石商まで呼ぼうとするんだから、心配性が大爆発よ!なのに本人は「大したことじゃない」みたいな顔をして、毎晩ユアンの様子を気にしている。いつもと変わらない一日のはずなのに、ユアンの顔色が悪いだけで落ち着かないクラード。これ、もう本人が一番分かってないだけで、めちゃくちゃ大切にしてるじゃないの!
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45話|ルイーズの手紙に浮かび上がる真実
「痛みを肩代わりするユアン」と「痛みを他人に与えるルイーズ」…姉妹に真逆な能力が!?
もうペリエーセ家の空気がすごいのよ。ユアンのために運び込まれた家具を見て、夫人が大騒ぎ。しかもユアンが自分の家にいないことまで気に入らないらしく、「なんであの子のためにこんなものを!」って完全に怒りの矛先が家具へ向いてる。でも伯爵から「ユアン自身が稼いだ金だ」と返されると、ぐうの音も出ない。いや、そこは素直に受け入れましょうよ、お母さま。
さらにレジーナまで乱入して、ユアンが戻ってくることに大反発。ところが伯爵は容赦なく、デビュタントで恥をかいたことを持ち出して縁談まで急かす。レジーナの顔がみるみる青ざめていくのも、かなり気の毒ではあるけど、これまでの態度を思うと何とも複雑。母親は「誰がそんなこと言ったの!?」と娘を庇うものの、家の中が完全に修羅場です。
そして場面が変わって、ユアンは姉ルイーズの墓前へ。クラードの痛みを受け取ることで、自分の体調に異変が増えているのではないかと考えている。そこへレジーナが現れて、今度は姉の手紙を条件にユアンを縛ろうとしてくる。しかも手紙はすべて渡すわけではなく、「まだある」と言う。ユアンにとって姉の残した手紙がどれほど大切なのか分かっているからこそ、ここでそれを利用するのは本当に嫌な感じ。
でも、そんなやり取りの中でユアンが見つけた一文が、とんでもなく重要なのよ。「私は自分が受けた痛みを、他人に与えることができる」。えっ、ちょっと待って。この一言、今までのユアンの体調やクラードとの関係を考えると、意味が重すぎる。ユアン自身も思わず「何?」となるほどの新情報で、ここから能力の秘密が明らかになっていきそう。家族問題だけでも大変なのに、姉の手紙からさらに大きな謎まで出てきた45話。ユアンの過去とクラードの痛みが、ここで一本の線につながり始めた感じがするわ。
ユアンが抱えていた「痛み」の謎に、ルイーズの手紙が直撃。「自分の痛みを他人に与えられる」という能力が明かされ、これまでの体調不良とクラードの痛みがつながっている可能性が一気に浮上したわよ!
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