もうね、このあたりからユアンとクラードの間にある空気が変わってくるのがたまらない! ユアンは家族を失った痛みを抱えたまま、それでもクラードの苦しさに気づこうとしているし、クラードもそんなユアンを放っておけなくなっているんですよね。まだまだ素直じゃないし、言葉も足りない。でも、危ない場面では真っ先にユアンを守ろうとするクラードを見ると、「いや、あなた相当気にしてるよね?」って! しかもユアンにとって、これまでの家は安心できる場所ではなかったのに、ふと「家だから大丈夫だと思った」と口にするところが胸に残るんです。少しずつだけど、黒の屋敷がユアンにとって別の意味を持ちはじめている。その一方で、ペリエーセ家との過去は簡単には消えず、皇帝まで現れて空気をかき乱す。穏やかになりそうでならない、この感じがまたクセになるんですよ!
11話|ユアンはクラードの苦しみに寄り添おうとする
ユアンが礼拝堂へ向かった理由が、姉ルイズを自分の手で弔いたいという想いにつながっていたのが切ない。
ユアンの「分かってあげたい」が一気に深くなった回だった。まずペリエーセから届いた手紙、あれは読んでるだけで腹が立つ。ユアンが今どこで何をしているかなんて関係なく、自分たちの都合で責め立ててくる感じが本当に嫌。ユアンが何も言い返さず暖炉で燃やしたのも、もうあの家との縁を断ち切りたい気持ちが伝わってきて、ちょっと胸が痛かった。
しかも、その直後にクラードのところへ行くんだけど、クラードはかなり苛立っている。ユアンが勝手に出歩いたことを強く責めるあたり、普段以上に余裕がないんだろうなと思う。実際、三日後には皇帝が来る。ここでクラードの不安定さの理由がはっきりして、ああ、そういうことか…となった。
そして今回いちばん刺さったのが、ユアン自身の過去。姉ルイズを連れていきたかったのに、それすら叶わず、せめて自分のいる場所で最後を迎えさせようと必死だった。幼い頃から守ってくれた姉との約束を思い出しながら、どうしてこんなことになるのか分からないまま受け入れるしかなかったんだよね。これはユアンの中にずっと残っている傷だと思う。
だからこそ、クラードが皇帝を憎む気持ちをユアンは誰より理解できる。立場は違っても、大切なものを奪われ、自分ではどうにもできない苦しさを知っているから。ここでユアンが「自分なら彼を支えられるかもしれない」と思い始めるのが、すごく切ない。
まだ恋というより、もっと深いところで痛みを分け合いたいんだと思う。でもユアン、それはかなり大きな一歩だよ。クラードのそばにいることを「自分が耐える場所」じゃなくて「一緒に支え合える場所」と考え始めてる。ここから二人の関係、確実に変わっていきそうで気になる。皇帝の訪問が、この二人に何をもたらすのか……嫌な予感しかしない。
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12話|皇帝イゴール登場が強烈すぎる
ユアンがクラークラードに寄り添おうとしたユアンへ返ってきたのは、あまりにも冷たい拒絶。それでもクラードを気にかけるユアンの優しさが残る。
いや、まず数日前のユアンとクラードのやり取り、ここからして地味に胸が痛いんだよね。ユアンはクラードのことを思って、少しでも過去を手放せるんじゃないかと歩み寄っただけなのに、クラードは思いっきり拒絶。しかも「何も知らない」と突き放されたユアン、表面では黙っていても内心かなり傷ついてる。いやいや、ユアンだって全部を知ってるわけじゃない。でも、何も知らないからこそ気づこうとしてるんじゃん。そこを刺されるのはキツいって。
しかもユアン、ちゃんとクラードに腹を立ててるのが良い。心配して眠れるようにしてあげて、自分なりに屋敷のことまで考えて、それなのに冷たくされれば「あなたこそ何も知らないくせに」ってなるよ。優しいだけの子じゃないんだよね。傷つきながらも相手を見てしまう。その矛盾がユアンらしくて、ここかなり好き。
一方で、ペリエーセ家から届く便りを開けずに燃やしているのも、ユアンが少しずつ自分の居場所を作っている感じがする。以前なら怯えていたものを、今は黒の屋敷に守られているから手放せる。でもそこで終わらず、ユアンが気にしているのがクラードのことなのがまた苦しい。この屋敷は自分にとって逃げ場になったけど、クラードにとっては本当に「家」なのか。ここにユアンの優しさが全部出てる。自分が守られるようになったからこそ、今度はクラードの孤独が見えてきたんだろうな。
そして最後、皇帝イゴールの登場で空気が一気に変わる。正装したクラードとユアンの前に現れて、ユアンの指輪まで確認するような振る舞い。いや、初対面から圧が強すぎる。ユアンがただの怖い人物じゃない、と感じたのも納得で、これはクラードが警戒している理由も見えてくる。しかもクラードがすぐ横にいるのに、ユアンへあんな態度を取るのが嫌すぎる。せっかく黒の屋敷で少しずつ落ち着けるようになったのに、皇帝の訪問でまた波乱の予感。ユアン、今回はクラードに守ってもらうだけじゃ済まなそう。というかクラード、ここはちゃんと守ってよ。今まで散々ユアンを振り回してきたんだから、ここくらい男を見せてほしい。
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13話|ユアンがついに言い返し、自分の居場所を守り始める
レジーナの前で拳を握りしめながらも、ユアンがついに「奪ったのはあなたたち家族よ」と言い返す姿…スカッとよ!
レジーナが出てきた瞬間から嫌な予感しかしなかったけど、まあ見事にユアンを追い詰めてくる。しかも本人は自分が主役のような顔で、パーティーでは華やかに注目されるつもり満々。いや、その自信どこから来るのよって思ったけど、ユアンを見つけてからの態度がさらにひどい。
ユアンは最初、クラードに勝手に出歩いたことを注意されただけでも怯えてしまっている。まだまだ自分に自信がないし、クラードの前では緊張が先に来るんだよね。そこへレジーナまで現れて、昔の家で受けてきた扱いをほじくり返される。しかも従姉の前でわざわざ自分を下に置かせようとする感じが、本当に嫌な女すぎる。
でも今回のユアン、ここで黙らない。これが大きい。家を奪ったのは誰なのか、自分の部屋も何もかも奪われたこと、自分が本当に役立たずだったなら父親から必要とされるはずがなかったことまで、ちゃんと自分の言葉で返していく。今まで散々飲み込んできたものが、一気に出てきた感じ。ここは読んでいてかなりスッキリした。
レジーナはさらにユアンの姉やクラードとの結婚まで持ち出して、ユアンの人生そのものを勝手に決めつけてくるの。でもユアンが求めていたのは、誰かの代わりでも逃げ場所でもないんだよね。姉を失ったあとも、自分自身として生きようとしている。そこをレジーナが理解できていないのが逆に悲しいよ。
そして何より、クラードを侮辱するところまで行くのが怖い。ユアンだけじゃなく、クラードの立場や容姿まで見下して、二人を似合いの存在として片付けようとする。でも今のユアンにとって、クラードは単なる逃げ場所じゃない。少しずつ関係を作っている相手なんだと思う。
レジーナの言葉は本当に腹が立つ。でも、そのおかげでユアンが過去に縛られたままじゃないことも見えた回だった。まだ震えるし、傷つくし、涙だって出る。それでも言い返せるようになったユアン、かなり強くなってる。ここからもっと自分の人生を取り戻してほしい。レジーナには……もうユアンを昔のユアンだと思わないほうがいいよ、ほんとに。
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14話|ユアンを守るため、クラードが自ら痣を晒す
クラードの屋敷をユアンが「家」と呼んだことに、二人が積み重ねてきた時間がぎゅっと詰まっている感じがする!
14話は最初から嫌な予感しかしない。皇帝とボロニコがユアンとクラードを見ながら、ペリエーセ家に何か秘密があると探っている時点で、ユアンの立場が全然安心できないのよ。しかも本人は周囲から向けられる視線に耐えられなくなって、頭まで痛くなってる。歓迎の場なのに、ユアンにとってはずっと気を張りっぱなし。グスタフに促されてようやく休みに向かうけど、ここでクラードがユアンの姿が見えないことに気づくのよね。あれだけ一人で動くなと言ってたから、そりゃ焦るわ。
そして一番しんどいのが、その暗い廊下で皇帝に見つかるのよ!ユアンを一人の人間としてではなく、自分の都合で扱おうとする態度が本当に嫌。ユアンが拒んでも逃げ場がなくて、どうしてここまで来てこんな目に遭うのかって苦しくなる。そこへクラードが来るんだけど、ユアンの泣いた顔を見た瞬間の表情がもう…。助けたいのに、真正面から皇帝に逆らえば自分も無事じゃ済まない。
だからクラードが選んだ方法が、自分の顔に残る傷を人前にさらすことだったのがキツい。ユアンを助ける代わりに、今度は自分が笑いものになる。しかも貴族たちは平気で笑ってるし、ユアンからしたら自分を守ったせいでクラードが傷つけられたように感じるよね。ここ、ユアンの気持ちが一気に変わったんじゃないかな。
その後、部屋へ戻ったクラードにユアンが治療のために来る。でもクラードは心配と怒りがごちゃ混ぜで、また一人で動いたことを強く責めてしまう。ユアンが「家だから大丈夫」と思っていたことも切ない。ユアンにとっては、ここが安全な場所になり始めてたんだよね。クラードが守ってくれる場所だと。なのにクラード自身は、自分が守り切れなかったことを悔やんでる感じがする。二人とも不器用すぎる。でも、この出来事でただの政略的な関係から少しずつ変わってきてるのが、めちゃくちゃ伝わるよ。
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15話|クラードに皇帝の矢が放たれる
ドレイクープとの出会いに落胆した直後、レジーナが目を向けた先にはボロニコ?恋の計画、まさかの方向転換が始まった!
もうレジーナ、天国から地面まで落ちすぎでしょ! 手紙を読んで勝手に恋の始まりを確信して、ユアンは大変な思いをしてるだろうけど私は素敵な恋愛を始めるのよ、みたいな顔をしていたのに、待ち合わせ場所に現れた相手を見た瞬間の固まり方よ。ここ、馬面‥「あっ…」ってなったわ。しかも相手は完全にレジーナへ気持ちを持っていかれていて、本人だけが想像と現実の落差に崩れ落ちてる。恋って難しいわね、本当に。
さらに会場ではトレローニ伯爵家への陰口まで耳に入ってしまい、自分が書いた手紙の相手がその家の令息だったと知って冷や汗。なのにソフィアに強く言い返して、自分の立場を守ろうとするところはちゃっかりレジーナなのよ。ところが視線の先にクラード、そしてボロニコまで入ってくると、今度は別の計算が始まる。もう切り替え早すぎ! ドレイクープとの結婚話で頭を抱えていたはずなのに、ボロニコを見た瞬間に「もしかして」となるの、レジーナの欲望と打算が丸見えで笑ってしまった。
一方のクラードはというと、昨夜のユアンとの出来事を思い返して完全に自分自身に引いてる。ユアンがただ安心できる場所だと思っていたこと、謝りながら自分を責めていたこと、そして離れないでほしいという気持ちまで全部残っているんだよね。クラード自身も、あの状況でユアンをそばに置いたことに戸惑っている。でも、ユアンの不安そうな姿が頭から離れない。ここ、本人は認めたくないだろうけど、もうかなり心を持っていかれてる気がするわ。
そして狩り場では、皇帝がクラードへ放った矢に避けることすらしないクラード。ここはゾッとした。自分を責めすぎて、もう何が正しいのか分からなくなってる感じがするのよ。レジーナが新しい相手を探して浮ついている裏で、クラードはユアンとの関係にどんどん沈んでいる。この差、すごいわ。15話、恋愛模様がぐちゃぐちゃになってきたわ……。
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