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『ある日、姉が死にました』46話~50話|愛しているのに離れてしまうユアンとクラードのすれ違い

『ある日、姉が死にました』46話~50話|愛しているのに離れてしまうユアンとクラードのすれ違い
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ああ‥いや、これは苦しい…! ユアンがどれだけクラードを想っているのかが伝わってくるからこそ、ふたりの距離が少しずつ崩れていくのが本当にしんどいんです。自分の力の秘密を知り、クラードの苦しみを取り除こうとするユアンは、最後まで自分より相手を優先してしまう。その姿が優しいだけに、胸まで締めつけてくるんですよね。一方のクラードも、ユアンがいなくなったあとで明らかに何かを抱えているのに、それを素直に口にできない。しかもユアンが去る前には、ふたりだけの未来を考えていたような動きまで見せていたのに、最後にはユアンを疑い、突き放してしまう。この落差があまりにも大きい! 「どうしてそこでそうなるの!」と叫びたくなる一方で、ふたりとも自分なりに相手を守ろうとしているから、単純に誰かを責めることもできない。切なさがどんどん積み上がっていく5話です。

46話|ボロニコが探していた「本物」にユアンが気づく

ルイーズがボロニコの提案を受け入れようとしていた理由を、ユアンが少しずつつなぎ合わせていく姿が切ない。

ユアンの姉ルイーズの手紙から一気に話の核心が見えてくる回だよね。しかも最後、ユアンがヒーレを突き放すところがもう苦しい。ここ、感情が追いつかないまま話がどんどん怖い方向へ進んでいくのよ。

まずユアンの姉ルイーズの手紙が重すぎるんだけど!ペリエーセ家の力は、人の苦痛を引き受けるだけじゃない。その苦痛を別の誰かへ渡せる可能性があると分かって、ユアン自身もゾッとしてる。これまでクラードが抱えてきたものまで、ただ耐えるしかない苦痛じゃなかったのかもしれないと思うと、一気に見え方が変わったよね。しかもルイーズはボロニコから話を持ちかけられていて、妹を連れていけない状況に追い詰められていた。ボロニコが探していた「本物」が誰なのか、ここでユアンはようやく繋がり始める。

たぶんルイーズは、自分が持つ力こそ一族の本来の力だと思っていたんだよね。でも実際は、その先にもう一段ある可能性が出てきた。クラードが受けているものをユアンが引き受け、その力まで別の相手へ渡せるなら、これは治すためだけの能力じゃない。使い方次第で人を守ることも、逆に苦しめることもできる。そりゃボロニコが欲しがるわけだよ。怖すぎる。

一方でヒーレにはボロニコから最後の判断を迫る手紙が届く。もう逃げ道がないんだよね。クラードをこのままにするのか、それとも自分が危ない立場になるのか。ヒーレ自身も限界なのに、それでもユアンのところへ来るのがまた切ない。ユアンの身体が想像以上に弱っていることを知っているからこそ、最後まで放っておけないんだろうな。

そしてユアンはヒーレを追い返す。ここ、冷たく見えるけど私は逆に必死さしか感じなかった。自分のために誰かが巻き込まれるのを止めたいんだよ。ヒーレが最後にユアンの状態を気遣っても、その気持ちを受け取る余裕すらない。そして「クラードのそばから消えて」と突き放す。そこへクラードが廊下を歩いてくるのが怖い。ユアンが何を決めたのか、クラードはまだ知らない。この二人、ここからどうなるの…。お願いだから変なすれ違いだけはやめてほしい。

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47話|ユアンがクラードへの愛をついに認める

クラードの甘え方、あれはずるい。あんな声で「眠らない」なんて言われたら、そりゃ抱きしめ返したくなる。

いちばん胸が苦しくなったのは、ユアンが浴室で涙をこぼしながらクラードのことを考えているところ。自分にとっては安心できる場所だった黒の館が、クラードにとってはずっと不安を抱えながら過ごす場所だったと気づいてしまうんだよね。だからユアンは、せめて自分がここにいる間だけでもクラードの苦しみを減らしたいと思っている。優しいというより、もう自分を削ってでも支えたい感じなのがしんどい。

そんなユアンのもとへ、クラードが自分からやって来る。ここは本当に大きい。今まで手を伸ばしてくれなかったと思っていたクラードが、眠れないほど不安になってユアンを求めてくるんだから。ユアンも戸惑いながら、同時に嬉しくて、とうとう自分の気持ちを認める。クラードを愛している。それだけじゃなく、クラードが抱えている苦しみまで受け止めたいと思ってしまった。

しかも姉との記憶と重なるのがまた苦しいんだよ。自分を救うために、ひとりで苦しみを抱えたまま進んだ存在。その気持ちを今になって理解したユアンだからこそ、クラードを同じ場所には行かせたくないんだと思う。でも、そのために自分が苦しみを引き受けようとしているのが切ない。愛が深くなるほど、ユアン自身の負担も大きくなってるじゃん……。

そして最後、ボロニコが突然「廃皇太子妃を迎えに行く」と動き出す。しかも馬車も侍女たちも最高の準備をさせる気満々。ユアンとクラードが静かに想いを確かめた直後に、外では別の大きな動きが始まってる。この幸せ、そんなに長く続かせてくれないのね……。絶対に何か来るじゃん。

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48話|ユアンとの結婚を決意?!

レーヴの沈黙、あれだけ妙に残る。なんだろう、このズレ。

クラードの頭の中がもう完全にユアンでいっぱいになってるの、めちゃくちゃ分かりやすくて笑ってしまう。政務中なのに前夜のユアンを思い出して動揺してるし、本人は平静を装ってるつもりでも、エディーには全部バレバレ。しかもエディーが持ち出す話がまた怖い。ヒーレが突然いなくなったうえ、クラードは毒で体調を崩したばかり。さらにユアンは頻繁に墓地へ通っていて、レジーナまでそこへ来ていた。そりゃ心配するよ。材料だけ並べたら怪しいものだらけ。

でもクラードは、そこを疑う方向には進まない。ユアンを問い詰めるより、まず信じる。ここが以前と全然違うところだと思う。エディーから見れば、完全に惚れ込んで判断が甘くなっているように見えるけど、クラード自身は自分が変わったとは思ってないんだよね。いや、変わってるって。めちゃくちゃ変わってる。

そして突然の結婚式計画。ここはもう「クラード、行動が早い!」ってなる。しかも帝国宮廷に知られないように静かに準備して、ユアンには新しい爵位まで用意するつもり。単なる政略結婚の相手としてではなく、自分の妻にふさわしい立場を与えたいという気持ちがかなり出てる。指輪を眺めながら結婚を考えているクラード、完全に恋する男なんよ。

ところが、その裏でユアンがボロニコへ送った手紙がとんでもない。クラードをただ倒すだけじゃなく、世間から笑いものにするような筋書きを考えている。しかも自分がボロニコに心を奪われたという噂を流せば、クラードの名誉まで傷つけられると考えているわけで…いやユアン、復讐への発想が怖いって。クラードが結婚式の準備を進めている裏で、ユアンは別の舞台を作ろうとしてる。このすれ違い、しんどい。

さらにボロニコも、その手紙に興味を持ってしまった。ユアンの存在がここで完全に別の意味を持ち始めてるのが怖い。クラードにとっては守りたい女性。でもボロニコにとっては、初めて強く興味を引かれた存在。48話、恋愛が進んでるように見えて、実は裏ではかなり危ない方向へ転がってる。クラードが用意しようとしている幸せが、このまま簡単に届く気がしないんだよね。

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49話|ユアンが別れを選ぶ瞬間、すれ違う二人の本当の気持ち

ボロニコがまるで計ったようなタイミングよ‥イラっとしたわ

いちばん気になったの、ユアンが別れを告げに来たのに、クラードが花を大量に用意しようとしていたところ。花なんて普段なら絶対そんなに気にしなさそうなのに、花は役に立たないけど、きれいで人を喜ばせるものだと聞いて、ユアンを思い浮かべているのがもう…。クラードなりに何か伝えようとしてたんじゃないの。なのに、その直後にユアンが来るんだからタイミングが悪すぎる。

しかもユアンはもう限界に近い。ボロニコのところへ行く流れになっていて、別れを告げるつもりでクラードの前に立つ。でも本音は全然違うんだよね。ずっと苦しかった、寂しかった、この場所では自分の居場所がない。まるで真逆の言葉を浴びせるのよ。そして、最後に出てくるのが「普通の夫婦みたいに愛し合えないのか」という気持ちなのが切ない。強がって離れようとしていたのに、結局いちばん欲しかった答えをクラードに聞いてしまう。ここ、ユアンの感情がぐちゃっとしていて好き。

一方のクラードも、ユアンの手を取ろうとした瞬間にためらう。ここで全部伝わればいいのに、そう簡単にはいかない。ユアンは自分の抱えているものを隠したまま、もしクラードが自分を好きなら一緒に乗り越えられるかもしれないと考えている。でも、それを口にはしない。クラードからしたら突然の別れ話で、しかもボロニコやコンパニ侯爵の思惑まで疑っていたから、完全に悪い方向へ受け取ってしまった。

そして最後の拒絶が痛い。クラードはユアンを自分の敵側の道具だったのではと疑い、これまでの時間まで全部疑ってしまう。いや、そこ違うんだって!ユアンはずっとクラードに近づきたかったわけじゃなくて、むしろ離れたくない気持ちを抱えながら、それでも自分から離れようとしていたのに。クラードもクラードで、好きだからこそ疑ってしまった感じがして、二人とも不器用すぎる。ボロニコがニヤッとしているのも腹立つし、今ここで別れるのだけは本当にやめてくれと思った49話だった。お願いだから、今の言葉だけで全部を決めないでよ、クラード。ユアンの本当の気持ち、まだ何も知らないじゃない…。

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50話|ユアンとの日々が遠ざかっていく

クラードの剣が花畑の花を裂いた、あれ絶対ただの癇癪じゃない‥その強がり、絶対に平気じゃないでしょ。

ユアン……静かに怖い。でも分かるんだよ。クラードが自分を愛していないことに、ユアンはむしろ安心してしまってる。自分がいなくなったあと、クラードに大きな傷を残さずに済むと思っているから。そこまで考えてしまうくらい、ユアンはずっと一人で抱えていたんだなと思うと苦しくなる。

その一方で、ボロニコは相変わらず明るくユアンに近づいてくる。馬車の中では楽しそうなのに、ユアンが力をそっと出し、急に体調を崩してしまう展開にはびっくりした。しかもユアンは、その苦しみを見ながら自分の中にある冷めた感情を静かに噛みしめている。この差が怖いのよ。ボロニコはまだ何も知らない。ユアンだけが、その先にあるものを知っているように見える。

そして後半はクラード側が本当に重い。屋敷からユアンがいなくなったことで、使用人たちは明らかに異変を感じている。荷物も持たず、身につけていたものまで置いていった。その事実から、ユアンがただ出かけたわけじゃないと気づいていくのが切ない。庭を大事にしていた姿や、使用人の家族のために薬まで渡していたことまで思い出されて、ユアンがこの場所に残してきたものの大きさが分かる。

なのにクラードは、全部元に戻ると思っている。何も変わらない。ただ自分がロクセンハルト伯爵になった、それだけだと。ここ、勘違いしてて、めちゃくちゃイラっとするのに、同時にクラードの寂しさも見えてしまうのよ。最後まで愛なんて必要ないと思っているからこそ、ユアンがいなくなった意味にもまだ気づけていないんだよね。

花壇を切り裂く姿も、感情を持て余しているようにしか見えない。愛に時間を使わないと言い切るクラードと、愛したからこそ離れることを選ぼうとしているユアン。二人とも傷ついているのに、向いている方向が違いすぎる。これ、後からクラードが気づいたときが一番怖いんじゃないかな…。

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🔙レビュー全話|51~55話➡️

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