ユアン、どんどん頼もしくなってない!? 最初はクラードのもとへ連れてこられた立場だったのに、今では自分の力をどう使えばいいのかを考え、さらにクラードの敵を探るために周囲の人間関係まで見始めているんですよね。しかも、ただ力が強くなればいいと思っているわけじゃない。身体への負担まで考えながら、自分の限界を確かめていくところにユアンの賢さが出ています。そして面白いのが、ノエルとの距離感! 最初はかなり厳しい言葉をぶつけられたのに、少しずつ互いの事情を知り、いつの間にか相談相手のような関係になっていく。ユアンがノエルのために一肌脱ごうとするところも、人を放っておけない彼女らしさが出ていて好きなんです。
51話|ボロニコを利用するユアン
ユアンはボロニコを利用しながら能力を磨こうとしている。その一方で、ノエルには別の誤解が生まれてしまった。
この回、まずボロニコの話の長さに笑ってしまった。自分がどれだけ国に貢献したかを延々と語りながら、ユアンは完全に「はいはい、すごいすごい」と聞いてる感じなのよ。でも、その裏でユアンはかなり冷静。ボロニコの子どもっぽさや、自分に認められたがっているところまで見抜いて、あえて機嫌を取ることで時間を稼ごうとしている。いやユアン、そこまで計算してたのね。
しかも、ユアンの能力についてもかなり重要だった。人の痛みを取り除くだけじゃなく、逆に与える力まで目覚めていて、強いものほど自分の身体への負担が大きい。まだ思うようには扱えないけど、練習すれば上達できると考えているのが怖い。本人もその力をどう使うべきか、少しずつ感覚が変わってきてる気がする。
そして皇后エレオノール登場。ボロニコがユアンを自分の宮に置いていることが問題になり、結局ユアンは皇后の宮へ移されることに。ボロニコは最後まで軽い調子だけど、皇后の視線はめちゃくちゃ重い。ユアンをどう見ているのか、まだ全部は分からないけど、歓迎ムードじゃないのは確か。それでもユアンが花壇を見ながらクラードのことを思っている姿には胸が詰まった。春が終わって、これから夏が来る。その景色を一緒に見られたらと思いながら、自分にはもうその音を聞けないと思っている。ここだけ急に静かになるから余計につらいのよ。
そして最後、ノエルがユアンを見て「クラードを裏切った」と思い込んでしまったのが最悪すぎる。ユアン本人はそんなことをしていないのに、皇宮ではもう噂が一人歩きしてる。ボロニコに利用されているように見え、皇后からも警戒され、さらにノエルからも疑われる。ユアン、敵を増やすスピードだけ妙に速いって…。これからクラードとの関係まで誤解に巻き込まれそうで、嫌な予感しかしない。
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52話|ノエルの瞳が呼び起こしたクラードとの記憶
ユアンが「友達になろう」と距離を縮めようとしたのに、ノエルは「近しくなるつもりはない」と一歩引く。それでも握手には応じるんだから、完全拒絶ではないのよね。
まず気になったのが皇后マリリンの態度。最初はユアンを警戒しているように見えたのに、話題がノエルに変わった瞬間、急に柔らかくなるんですよ。しかもユアンをノエルがいる離宮へ移す流れまで用意している。え、これって本当にただの親切? ユアンもそこに違和感を覚えていて、ボロニコと皇后が全部同じ考えではない可能性に気づいていくのが面白い。
そしてノエル登場。クラードと同じ紫の瞳を見た瞬間、ユアンの中でいろんな感情が一気に動くのがしんどい。ノエルは人前に出ない理由もあって、かなり不器用。でもユアンに対して最初から警戒心むき出しで、クラードを裏切ったと思い込んでいるのがまた苦しいんだよね。ユアンにとっては、その言葉がただの悪口じゃ済まない。クラードを思い出させる姿で、クラードとの関係を否定されるんだから、そりゃ胸も痛くなる。
しかもユアンがその場で体調を崩してしまって、ノエルが一気に慌てるのも印象的だった。さっきまで強く言っていたのに、倒れたユアンを放っておけない。この人、冷たいというより人との接し方が分からないだけなんじゃないかな。王族としての立場もあるし、長く人前から離れていた理由もある。そこにルイズのことを思い出して拳を握る姿まで入るから、ノエルにも何か抱えているものがありそうで気になる。
それでも最後、ユアンが自分を名前で呼んでほしいと伝えて、ノエルも距離は置きながら握手する。この二人、仲良くなるにはまだ遠いけど、最悪の出会いからほんの少しだけ空気が変わった感じがする。ユアンはクラードのことを抱えたまま、今度はノエルと向き合うことになるのかな。というか皇后がわざわざ二人を同じ場所に置いた意味、絶対これだけじゃないでしょ。ユアンを守るためなのか、ノエルを変えるためなのか、それとも別の目的があるのか。ここ、かなり引っかかる。
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53話|ランスロットはクラードの決意を知り、支える覚悟を固める
ユアンがノエルの事情に踏み込んでいくところがかなり刺さるよ。
クラードがここまでして生きている理由が、もう重すぎる。あの出来事のあと、まともに眠ることもできず、昼間に少し痛みから離れられる程度。それでも生き続けているのは、ただ一つの目的があるからなんだよね。自分が何もできなかったあの日を何度も思い返しながら、今度こそ力を手に入れようとしている。北にいる魔獣を求める流れも、普通なら無茶すぎるんだけど、今のクラードには止まる理由がない。
しかも周囲は、クラードが女性たちを近くに置いていることで、すっかり遊び人になったと思っている。でも実際は逆。これ、クラードが自分の本当の目的を隠すために、あえてそう見せているの。帝国側の警戒を弱めて、いずれ領地を出てイゴールに近づくための準備。ランスロットたちも分かっているからこそ協力しているんだけど、ランスロットの中にはユアンの存在が引っかかってるんだよね。そこだけ急に恋愛の温度が混ざるから、こっちも気になるって!
そしてユアン。相変わらず観察力が鋭い。ノエルが自分を監視していることにもすぐ気づくし、ボロニコの動向まで新聞から拾おうとしている。しかもノエルが明らかに何か隠していると分かると、そこを無理やり暴くんじゃなく、少しずつ話を引き出していくのがユアンらしい。
ノエルが大切な女性と長く会えていないこと、そのことが原因で今の状態になっている可能性まで見抜くユアン。そして最後には、自分を利用してみればいいとまで提案する。いや、ユアンって本当に人の心の奥に入るのが上手い。自分自身もいろいろ抱えているのに、他人の苦しさにはちゃんと手を伸ばすんだよね。
クラードが復讐のために強くなろうとする一方で、ユアンは誰かを救うために動き始める。この二人、敵は同じなのに、進む方向が少しずつ違ってきているのも怖い。しかもユアンはまだ、クラードの周囲で何が動いているのか全部は知らない。ここからどう絡んでくるのか、かなり気になる回だった。
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54話|忠誠の道?!ユアンはクラードを守るため敵対する家門を見定める
先祖や両親が守ってきた家の象徴が、すでにボロニコへ渡っていたと知る展開は重すぎる。
いや、まずノエルとの庭園でのやり取り、ユアンが完全に情報を引き出す側に回ってるのが気になった。ノエルは人との接触が減ったことで、言葉がうまく出なくなっている。それでも北西のことを否定されると必死に説明するし、ユアンはそこから貴族の動きまで拾っている。利用している自覚があるのがまた複雑なんだよね。ノエルにとっては久しぶりに話せる相手なのに、ユアンにとってはクラードのための情報源でもある。これ、普通に考えたら結構しんどい関係だと思う。
そしてボロニコに連れて行かれた場所で、一気に空気が変わった。鎖につながれた人たちを見たユアンが、傷ついている相手に反応してしまうところが苦しい。特に小さな子どもに触れた瞬間、ユアンが強く痛みを感じてしまうのを見て、もうやめてくれってなる。なのにボロニコはそれを当然のように扱う。ここ、ユアンの優しさとボロニコの価値観が真逆すぎて怖い。
ただ、その場所がユアンにとって最悪の場所だったかというと、そうでもないのがまた皮肉。家族の印を預けることが忠誠の証になっていると知った瞬間、ユアンの頭が一気に切り替わる。自分が死ぬ前にクラードの敵を一つずつ潰せるかもしれない。さっきまで悲しそうに子どもを見ていたのに、次の瞬間には敵対する家を特定する材料として見始めている。この感情の振れ幅、ユアンらしいけど怖いんだよな。
しかもフェリエーセ家の印まで、すでにボロニコの手に渡っていた。長く家を守ってきた人たちの積み重ねが、別の人間の手に渡っていたと知るユアンのショックはかなり大きいと思う。それでも表面では感心したように振る舞って、内心ではクラードの敵を全部消すことだけを考えている。ユアン、もう目的のためなら自分の感情まで道具にしてるじゃん…。そこへ皇帝からボロニコを呼び出す命令が来て。ここから何が動くのか、嫌な予感しかしない。せっかく掴んだ情報、ユアンがどう使うのかもめちゃくちゃ気になる。
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55話|ユアンの力がボロニコを襲う
ボロニコが苦しむ姿を見て、ユアンが思わず笑みを浮かべるの…今まで積み重ねてきた感情が、静かに形になってきた感じがする!
55話、まずユアンの中で何かが一段階変わった感じがする。これまで自分の能力に振り回されていたのに、今回は意図して強さを調整し、ボロニコにこれまでより強い痛みを返している。しかも無関係な存在で試すことを避けたうえで、ちゃんと成功させてるんだから、ユアン自身もかなり驚いてるよね。ボロニコが苦しんでいる姿を見て、一瞬だけ嬉しそうになるところも、こっちまでニヤッとなるわ。そりゃ腹も立ってるし、今まで散々傷つけられてきたんだから。でもユアンが少しずつ「やり返せる側」になっているのは、かなり大きい。
そしてユジンが気になる。ボロニコの側近みたいな立場なのに、ユアンには警戒しつつノエルのことまで気にしている。何か知ってるの?って疑いたくなるわ。特にノエルとクラードの関係に深入りするなという雰囲気が強くて、ここは絶対まだ裏がある気がする。
そこへノエル登場。ユアンが忠誠の道について話したことで、ノエルはユアンが何か大切なものを差し出したのではないかと心配する。家族を犠牲にしたのかとまで考えてしまうのが、もう胸にくるんだよね。ユアンは自分自身を差し出したのかもしれないと思っているのに、ノエルにはそこまで言えない。だって失望されたくないから。
そして最後、ノエルがユアンの手を掴んで引き止めるところ。ここ、かなり好き。普段はおどおどしているノエルが、ユアンを行かせたくない気持ちだけは必死に伝えようとしている。ユアンは危険な場所へ自分から踏み込もうとしているのに、ノエルはそれを止めたい。二人の温度差が苦しいくらい伝わる。
しかも次はボロニコのいる第一皇子宮へ行くことになる。ユアンがそこで忠誠の道をさらに調べるのか、ノエルとの関係がどう動くのか、もう嫌な予感しかしない。今回いちばん怖かったのは、ユアンが自分の力を「使える」と確信したこと。しかも、その直後にノエルが手を握って止めようとするのが切なかったよ。
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