『ミス・ペンドルトンの恋』は、人の恋を結ぶのが得意な仲人ローラが、自分自身の恋ではまさかの大苦戦しちゃいます!?そんな彼女の前に現れるのが、完璧な花婿候補に見えるイアン・ダルトンです。ところが、このイアン、どうやら最初からローラを狙っていたようで…?なぜイアンはローラを選んだのか、二人の関係はどう変わっていくのか。漫画版を全話追いつつ、原作小説では最後にどんな結末を迎えるのか?を、まとめています。
シーズン1では、イアンとローラの出会いすれ違いから始まって、シーズン2ではイアンの囲い込みがたまりません!ローラもどんどんイアンに惹かれて行って、まさかのつながりまで!
あらすじ|ローラとイアンのもどかしい恋模様
『ミス・ペンドルトンの恋』は、ロンドン社交界で名の知れた仲人ローラ・ペンドルトンと、ヨークシャーの大地主で資産家でもあるイアン・ダルトンの恋を描いた作品です。
ローラは29歳。社交界では「人の結婚相手を見つける仲人」として高い評価を受けているのに、自分自身は結婚とは縁遠い存在として見られています。本人だって、それを特に気にしているわけではありません。…と言いたいところですが、社交界という場所は、とにかく人の事情に口を出したがる!年齢や家柄を理由にローラを軽く見る人たちもいて、彼女は「結婚相手を紹介する側」なのに、自分の恋愛については周囲から勝手な評価を受けることになります。
そんなローラのもとへ舞い込んできたのが、イアン・ダルトンの伴侶探し。イアンは30歳という若さでホワイトフィールドを受け継いだ有能な当主で、資産も地位も申し分なし。当然、ローラからすれば「条件だけなら候補者は山ほどいるでしょう」と考えたくなる男性です。ところが、ここで話がおかしくなる。なんとイアンが求めた相手は、他の女性ではなくローラ本人だったのです。「え、仲人を頼まれたんじゃなかったの?」というローラの困惑をよそに、イアンは着々と距離を縮めていきます。しかも、最初から最後までずっとローラ狙い(笑)。
イアンがローラに近づいた理由を知っていくほど、この恋の見え方がどんどん変わっていくんですよね。人の縁を結んできたローラが、最後には自分自身の縁に捕まってしまう。そこが、この作品の面白さです。
登場人物|個性豊かなキャラクターたち
イアンの真っ直ぐな執着に理性を崩されていくローラの姿が、チャーミングで、ドーラの勘違い拗らせ感もたまんない!
ローラ・ペンドルトン
主人公。ロンドン社交界では腕利きの仲人として知られており、人を見る目と会話の力に長けているの。誰かの性格や事情を見抜き、その人に合う相手を考えるのが得意。つまり、恋愛相談をするならかなり頼りになるタイプです。ところが、自分自身のことになると話は別。29歳という年齢を理由に「売れ残り」と見られることもありますが、ローラ本人はそんな周囲の評価に振り回されるだけの女性ではありません。知的で、自分の考えを持っていて、必要なときにはきちんと相手に意見を伝える。この芯の強さこそ、イアンが惹かれていった部分でもあるのかな。
イアン・ダルトン
ヨークシャー地方のホワイトフィールドを受け継いだ30歳の当主。資産家としての地位もあり、社交界から見れば文句なしの「理想の花婿」。…なのですが、この男、とにかくローラへの距離の詰め方が独特です。表面上は落ち着いていて、何でもそつなくこなす完璧な人物。ところがローラに対してだけは、妙に一途。しかも、ローラからすると「なぜそこまで私に?」となるほど、最初から彼女への関心が強いんですよね。ここが物語最大級のポイント。イアンはローラを突然好きになったわけではありません。彼の中には、ローラに惹かれるだけの過去と理由があり、それが明らかになるにつれて、それまでの言動まで違って見えてきますよ。
- ローラ・ペンドルトン:主人公、ロンドンの社交界で有名な仲人、29歳の売れ残り
- アビゲイル・ ペンドルトン伯爵夫人:ローラの祖母
- アン:メイド
- ジェラルド・ペンデルトン:ローラの叔父、アビゲイル夫人の息子
- チャールズ:ジェラルドの次男
- ジョアン・ジェンソン:チャールズの婚約者
- ドロレス・ペンドルトン:ローラの母
- ルイ・シェルドン:ローラの父
- ジョン・アシュトン:ローラの元交際相手
- イアン・ダルトン:ヨークシャー地方の広大な土地であるホワイトフィールドの相続者で敏腕資産家。30歳の若い当主
- ラムズウィック:ホワイトフィールド、イアンの執事
- ウィリアム・フェアファクス:由緒正しい郷士家門の次男であり貿易で成功し一代で財をなした事業家高身長で人柄のいい美男子
- ジャネット・フェアファックス:ウィリアムの妹
- メイソン:執事
- ドーラ・ランス:ランス準男爵家の一人娘でローラの友人、社交界の華20歳
- ランス準男爵夫人:母
- デイジー嬢:友人
- ビクトリア嬢:友人
- マーガレット・フェアファクス:イアンの姉でありウィリアムの兄嫁
- ヘンリー・:息子、ガンブリッジ大学に在籍
- オリビア:娘、13歳
- ダニエル:息子、10歳
- ジョージ:息子、8歳
- イアン:息子、去年生まれた末っ子
- カーソン:執事
- リディア:オリビアの友人
- ジェーン・ハイド:ハイド家の次女であり寄宿学校時代の友人であるローズマリーの妹。
- ローズマリー:(マクレーン夫人):ローラの友人、ジェーンの姉
- トム・プライス:イギリス出身アメリカ在住の資産家、ジェラルドの同級生でチャールズの仲人、ジョアン名付け親
- ナイズリー夫人:ジョアン名付け親(トム)の妹
- オリビア・スター夫人:ホワイトフィールド牧師の夫人
原作小説の結末|ローラを追いかけるイアンの本気が見えてくる!
ちなみに、『ミス・ペンドルトンの恋』の漫画は、小説がベースになっており、本篇147話+外伝75話=222話で完結しています。どうなったのか?原作小説の結末に触れてみました。
この作品、話が進むほど「イアン、最初からローラしか見てなかったのでは?」という疑惑がどんどん濃くなっていきます。仲人への依頼から始めて本人を狙うって、作戦として回りくどすぎません?ローラは「どうして私なの?」と戸惑う。一方のイアンは「どうしてって、あなた以外に誰がいるんですか?」くらいの勢い。このズレがめちゃくちゃ楽しい。
※ここからは原作小説の最終回までネタバレあり。
ローラは一度、イアンの求婚を断ります。自分は私生児で29歳、イアンのような名家の当主には自分よりふさわしい女性がいると思い込んでいたからです。さらにドーラ・ランスがイアンの相手として噂される中、ローラはなんとイアンに「ドーラにプロポーズして」と頼んでしまいます。その後、祖母の死や叔父ジェラルドとの問題をきっかけに、ローラは家柄や社交界の評価に縛られていた自分と向き合うことに。父の姓である「シェルドン」を名乗り、家庭教師として新しい人生を歩み始めます。そして最終話147話。ローラは「自分には愛される資格がない」という思い込みを乗り越え、イアンへの気持ちを自覚。自分の意思でイアンを選び、二人は正式に結ばれます。「選ばれる」のではなく、ローラ自身がイアンとの人生を選ぶという形で本編はハッピーエンドを迎えます。
さらに外伝では、結婚後、ローラは妊娠するものの、悲しい出来事を経験します。しかし、そのことをイアンに言えず、一人で抱え込んでしまったことで夫婦の間にすれ違いが生まれます。そして、イアンの甥ヘンリーがローラへの想いを募らせ、告白するという一波乱も。ローラはヘンリーの気持ちを受け入れず、自分に向けられているのは恋というより「与えてもらった優しさへの依存」だと伝えます。ヘンリーもその後、自分の道を探すため旅立ちます。イアンとは互いに本音を伝え合うことで関係を立て直し、二人は夫婦としてさらに絆を深めることに。そしてローラは再び妊娠し、双子のルイスとジェーンを出産。最後はイアン、ローラ、子どもたちがホワイトフィールドで穏やかな家庭を築き、外伝もハッピーエンドで締めくくられます。
ローラは誰かに守ってもらうだけのヒロインではありません。自分の価値を自分で知っているからこそ、イアンとの関係も少しずつ対等なものになっていく。「選ばれる女性」ではなく、「自分も相手を選ぶ女性」。ここがローラの魅力です。
原作配信元|漫画版の先の展開を知りたい人へ
日本ではLINEマンガとeBookJapanで公式配信されています。また、韓国ではNAVER Webtoonで先行して公開されており、日本版より先のエピソードを読むことができます。完結後は有料庫に入りますよ。
- 日本語名:ミス・ペンドルトンの恋
- 原作題名:미스 펜들턴
- 原作作者:kkomak(漫画)・Yu Hyemin(原作)
- 日本語版:LINEマンガ・eBookJapan
- 韓国語版:Naver Webtoon・Naver Series
- 外国語版:英語、インドネシア語、タイ語、中国語(繁体字)、日本語、中国語(簡体字)、フランス語、
ドイツ語、スペイン語
さらに、この作品には原作小説があります。
- 原作小説:Naver Novel・Naver Series
漫画版の結末まで先に知りたい場合は、小説版を読むことでローラとイアンが最終的にどうなるのか確認できます。
全話レビュー|恋の道のりを1話から結末まで一覧
ローラとイアンの関係が少しずつ変化していく過程そのものが見どころ。特にイアンの言動は、後から意味が変わって見えるものが多いので、序盤の何気ない場面も侮れませんよ。お好きなエピソードからどうぞ‥。
シーズン2の連載が再開しました。当サイトでも最新話を追いかけています。
【シーズン1(50話)完結】
イアンがローラを必死に探して、彼女が新しい家庭教師としてフェアファックス家に迎え入れらるのよね。しかも、待遇は驚くほど破格。これは本当に家庭教師のお部屋です?とビックリする豪華さで。
月を見上げながらイアンを思い出すローラ、夜気の冷たさまで伝わるようで切なかった。家庭教師として子どもたちには頭ごなしに怒鳴るのではなく、ちゃんと目線を合わせて話を聞くローラの優しさが本当に素敵。赤ちゃんイアンを抱き上げて頬をゆるめる姿なんて、私まで頬が溶けそうでした。さらにオリヴィアのツンツンの奥にある寂しさ、見逃せません。
ダニエルとジョージと泥だらけになりながら一緒に駆け回る姿なんて、「貴族のお嬢様、そこまでやります!?」って感じで。そして、子どもたちを追いかけて走るローラが、イアンに勢いよく衝突―。シーズン1のラストの、この偶然、「運命」としか言いようがないですよね。
まとめ|イアンがローラを選んだ未来は‥
仲人として誰かの恋を成立させてきた女性が、最後には自分の恋をちゃんと手に入れる。タイトルの『ミス・ペンドルトンの恋』が、「ああ、そういう話だったのね」と腑に落ちます。
最初は「イアン、なんでそんなにローラが好きなの?」。
途中では「ローラ、そろそろ気づいて!」。
そして最後には「もう二人とも好きにしてください。こちらは幸せです」。
そんな気分で見届けたくなる作品。イアンとローラ、大人の理性が恋の前に崩れていくもどかしさを見届けましょう。また、ドーラの妄想がいつ終わるのかも楽しみの一つであります。