募るドーラの誤解と、ローラを囲い込もうとするイアンの冷徹な策略。この記事では『ミス・ペンドルトンの恋』26話〜30話で描かれるジェラルドたちとの最悪な再会、トムの歪んだ執着、そして血縁の重圧がローラを追い詰めていく衝撃の展開をレビューします。

26話~30話の内容に触れています。ネタバレを避けたい方は、ここで画面を閉じてくださいね。
26話|ドーラの誤解が生んだ甘い恋心

イアンの気苦労に‥無神経で図々しいドーラに一方的に話しかけられ、内心で毒づきながらも大人の対応をするイアンが不憫すぎて見てられない。貴重なプライベートを侵食されるストレス、心中お察しします。本当にお疲れ様です。
26話あらすじ
社交界の季節が訪れ、イアンは自身の目的のために、疎ましい令嬢ドーラ・ランスとの交流を渋々受け入れる。図々しく振る舞うドーラと、それを楽しむジャネットたちのペースに振り回され、イアンは気力を削り取られる。やがてドーラの執拗な懇願により、イアンは渋々彼女とジャネットの肖像画を描く羽目になる。優れた観察眼で描き上げられた絵は、ドーラの歪んだ自尊心を大いに刺激し、彼女の中でイアンへの一方的な恋心が加速していく。一方その頃、イアンの動向を追い、彼を想うローラは、まだ何も知らぬまま彼の姿を探し求めていた。
26話の感想
26話、もう、イアンの我慢強さには脱帽するしかない。もう「早く帰らせてやれよ!」と何度叫びたくなったことか。忙しい中、ただ社交のためにこれだけ喋り倒す無神経な女たちを相手にするなんて、修行僧でもあそこまではやらない。ドーラ、本当にすごいよ。空気が読めないのか、それとも自分のことしか見えていないのか。イアンが明らかに疲弊して、タバコを吸って部屋に引きこもりたいって言っているのに、全然気づかないんだから。イアンがデッサンをする時も、あれはあくまで戦略なのに、ドーラは自分のための愛の行為だと勝手に変換しているのが、もう見ていて鳥肌が立つほど怖かった。
イアンが描く絵の繊細さが、逆にあだになっているのが皮肉すぎて辛い。あの美しすぎる絵のせいで、ドーラは「自分だけが見つめられている」と完全に舞い上がっている。彼女の部屋に飾られた絵を見た瞬間、ああ、もうこれ引き返せないところまで来たなと思った。彼女はもう、イアンを見ているんじゃなくて、自分が描いてもらった「愛されているはずの自分」という幻想を見ているんだよね。あの絵を抱きしめる姿、痛々しいを通り越して狂気すら感じる。
そして、最後にローラが登場した時の胸の締め付けられ方は何なんだろう。無邪気にイアンを探して、彼の家の前で立ち止まるローラ。イアンが社交界の泥沼でドーラみたいな女と関わっているなんて露とも知らず、ただ彼の帰りを待っているあの健気さが、余計に今のイアンの状況を惨めに思わせる。イアンだって、本当はローラと一緒にいたいのに、現実はこんなに面倒な女を「利用価値がある」なんて言って我慢して繋ぎ止めている。このすれ違いの温度差が、もう辛くて仕方がない。あんな勘違い女がイアンの横にいるなんて、ローラが知ったらどれだけ傷つくんだろう。この平和な朝の裏側で、確実に何かが崩れようとしている気配がして、もううわぁぁぁって叫びたくなったわ。
ドーラはイアンの何気ない優しさや才能までも、自分だけに向けられた特別な想いだと信じ込んでしまいました。その思い込みが膨らむほど現実との距離は広がっていき、あの一枚の絵まで自分の味方だと思い込んでしまう姿は見ていて危うかったです。勘違いは時として悪意より厄介なんだと改めて感じさせられる回でした。
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27話|ローラを縛るイアンの計画

イアンのドロドロの執着に戦慄。イアンがローラを自分のものにするため、手段を選ばずすべてを支配しようとするその狂気に震えた。家庭教師として自立しようとするローラに対し、自分が捕まえなければと燃える目は、愛というより獲物を狙う獣そのもので‥愛が重い。
27話あらすじ
イアンは、ローラがかつて家庭教師として自立しようと準備していることを知り、彼女が自分を必要としなくなる未来を恐れ、焦りを募らせる。一方、ロンドンではイアンが戻ったという噂とともに、彼が描いた絵画を巡るスキャンダルが過熱していた。社交界の女性たちは、イアンの些細な言動を恋愛の兆候だと勝手に解釈し、ドーラへの求婚を確信して騒ぎ立てる。そんな中で、本来秘密であるはずのイアンの屋敷、ホワイトフィールド・ホールの絵画が、あろうことかペントルトン家のタウンハウスにあるという噂が持ち上がり、事態はさらに複雑な方向へと動き出そうとしていた。
27話の感想
27話、イアン、怖すぎるでしょ。最初はただのクールな紳士だと思っていたのに、ローラが家庭教師として自立しようとしていると知った時の、あの「捕まえなきゃ」という表情。あれはもう、愛というより完全に檻に閉じ込めようとする支配欲だよ。ローラが自分で生きていける力を持っていることを知った時、普通なら応援したくなるはずなのに、イアンは「自分を必要としなくなる」と焦る。彼の中で、ローラは自分の傍にいなければならないっていう思いが透けて見えて、鳥肌が立った。メイドのアンが、イアンの中に危険な執着を感じ取ったのは本当に鋭い。その執着が、いつかローラを本当に傷つけてしまうんじゃないかと、先の展開が不安で仕方ない。
そして何より、社交界の女たちのあの空気が本当に嫌い!人の恋愛を勝手にネタにして、自分たちの娯楽にするなんて、どれだけ暇なの?ドーラが勝手に勘違いして赤面している姿も滑稽だし、周囲が「私の結婚式」みたいに盛り上がっているのが本当にお門違いでイライラする。本人たちは真剣に悩んでいる(または画策している)のに、周りの連中がその人生を玩具みたいに扱っているのが、見ていて本当に不愉快だった。特に、イアンが何もしなくても、その威光だけで勝手に噂が広まっていく様子は、今の彼にとって足かせにしかならない気がする。
最後の「ペンドルトン家にホワイトフィールド・ホールの絵がある」という噂は、もう最悪のタイミングじゃない?これ、もし噂が事実だったら、ローラやペントルトン家との関係が一気に崩壊するきっかけになるよね。イアンの執着が、皮肉にも彼自身が守ろうとしていたものを壊す引き金になりそうで、胸が締め付けられる。あの冷静沈着のイアンが、自分の計画が崩れていくのをどうやって修正するのか。もう、ハラハラが止まらない。
イアンは正攻法ではローラを守れないと判断したのか、自ら火種の中へ飛び込もうとしているように見えました。普通なら避けるような騒動まで利用して彼女を手に入れようとする発想は、やっぱり普通の恋ではありません。愛情というより執着に近い危うさもありますが、それでもローラしか見えていない彼らしい選択なんだろうなと思いました。
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28話|最悪の再会がもたらす叔父の影

叔父の非情さに戦慄。ローラの献身を無視して、挨拶もそこそこにアビゲイル夫人の元へ向かった叔父たち。ローラの苦労や立場なんて端から眼中にない無慈悲な行動に、このタウンハウスでの生活がいかに危険なものかと思い知らされ震えた。
28話あらすじ
社交界の噂に心を乱されながらも、アビゲイル夫人に代わってローラのタウンハウスにやってきたジェラルド・ペンドルトン一行を出迎える準備を整えていたローラ。そこに現れたのは、叔父の面影を残すチャールズと、強烈な自信と存在感を放つ婚約者のジョアンだった。ローラはかつての恐怖に押しつぶされそうになりながらも、主人代わりとして気丈に振る舞う。しかし、ジョアンはチャールズを公然と見下し、ローラの屋敷を好き勝手に歩き回ろうとする。叔父さえもその威圧感には逆らえず、ローラは一行の底知れない関係性に困惑しつつ、夕食会の準備に追われることになる。
28話の感想
28話 、ああ‥もう心拍数がずっと上がったままだった。チャールズが出てきた瞬間、ローラの脳裏に焼き付いている恐怖が伝わってきて、こっちまで息が詰まりそうになったよ。でも、そのチャールズがジョアンという女に完全に手玉に取られている様子が、何とも言えない不気味さで……。ジョアン、本当にただの婚約者なの?って思うくらい、あの二人を従わせている権力構造が凄まじい。チャールズが「伝統が」とか言って引き留めようとしても、一蹴されて黙り込む姿には、かつての加害者の成れの果てを見たような感覚になった。ローラにとっては、過去の悪夢が自分の屋敷に足を踏み入れてきたわけだから、その緊張感は想像を絶するよね。
それにしても、ジョアンのあの振る舞い。ローラの屋敷をまるで自分のものみたいに扱い、投げキッスまでして去っていく姿からは、悪意というよりは純粋な小悪魔みたいなものを感じて‥。叔父までが、ローラには一瞥もくれず、ただ祖母の部屋に向かうあの冷たさ。ローラがどれだけ気を遣って準備しても、あの人たちにとっては、この屋敷はただの通り道でしかないんだよね。それが切なすぎて、胸がギュッとなった。
一番ショックだったのは、執事から「アビゲイル夫人のところに直接行った」って聞いた瞬間。ローラは、自分がどれだけ必死にこの屋敷を守ろうとしても、あの古い血縁の力関係には到底及ばないっていう絶望を突きつけられた気がする。夕食会を完璧にしなきゃって自分を追い込むローラの姿が、健気すぎて涙が出てくる。あの屋敷の中で、ローラが誰からも尊重されず、ただ駒として扱われている現実が、この28話でより一層生々しく突きつけられた感じがする。これから夕食会で何が起きるのか、正直言って怖すぎる。あの婚約者が何を言い出すか、祖母がどう出るか。ローラの心が壊れないか、それだけが心配でたまらない。
叔父やチャールズが見ているのはローラ本人ではなく、その先にある利益だけなんですよね。家族として大切にしているような素振りを見せながら、結局はアビゲイル夫人へ近づくための橋渡し程度にしか考えていない。その事実がはっきり見えてきて、本当に腹が立ちました。ローラがどれだけ傷つこうと気にも留めない姿には嫌悪感しかありません。
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29話|トムの執着が迫る狂気の求愛

叔父の「和解劇」に戦慄。あれだけ憎み合っていたはずの叔父が、急に涙を流して懺悔なんて気持ち悪すぎる。あまりの不自然な変わり様に、これは裏で何か企んでいるのではないかと、胸がざわついて冷や汗が止まらなかった。
29話あらすじ
祖母の部屋に駆け込んだローラが目にしたのは、絶縁状態だった叔父が涙を流して祖母と和解する信じがたい光景だった。家族の団欒という仮面をかぶった奇妙な食事会が進む中、ローラは違和感を覚えつつも祖母の平穏を願い、その場をやり過ごす。宴が終わり、安堵するのも束の間、一度去ったはずのトム・プライスが再来訪。彼は自分の娘・ジョアンの面倒をローラに見るよう強引に要求する。さらに、しつこく求婚を繰り返すトムの身勝手な態度にローラは激しく拒絶するが、彼は食い下がる。一人疲れ果てて部屋へ向かうローラを、闇の中から叔父が冷徹な眼差しで待ち構えていた。
29話の感想
29話、もうなんなのこの叔父‥怒りしか湧かないわ。やっと落ち着いたと思ったのに、全然そんなことなかったね。まず、あの叔父の変わり様!あれ、絶対何か裏があるよね。あんなに完璧に「改心した息子」を演じきられると、かえって薄気味悪くてゾッとする。ローラがあの光景を「三文芝居」みたいだと感じたのは、たぶん本能的な警告なんだろうな。あんなに家族仲睦まじいフリをして、裏で何を企んでいるのか……。特に最後の最後、階段のところで待ち伏せしていた叔父の姿なんて、完全に獲物を狙う目つきだった。ローラが今まで必死に守ってきたこの家が、内側から食い荒らされそうで、想像するだけで怖すぎる。
そして、トム・プライス!本当に救いようがない。あの人の感覚、一体どうなっているんだろう。何度断られても、まるで自分たちが特別な関係にあるかのように振る舞うあの傲慢さ、見ていて本気でイライラした。ローラが一生懸命「お断り」しているのに、「真意が分からない」なんてすっとぼけて、勝手に恋人ごっこを続けているのが本当に気持ち悪い。娘のジョアンを押し付けてきたのも、結局はローラを自分のコントロール下に置きたいだけなんじゃないかな。ローラがどれだけ毅然と拒絶しても、のらりくらりとかわして自分のペースに引きずり込もうとするあの距離感の詰め方、本当に執着心が強すぎて気持ち悪いよ。
ローラが感じた「頭が痛い」っていうのは、物理的な疲れだけじゃなくて、こうやって外からも内からも歪んだ欲望を向けられていることへの疲弊だよね。誰も味方がいないような、四方を囲まれているようなあの閉塞感。叔父とトム、タイプの違う「怖い男」に挟まれて、ローラはこれから一体どうやって切り抜けていくんだろう。特に叔父のあの冷たい一言。これからどんな嫌がらせや罠が待っているのかと思うと、怖いような、そんな複雑な気持ちでいっぱいになった。もう、誰も信じられないよ。早くイアン来てっ!
叔父は都合のいい父親役を演じながら、少しずつローラの警戒心をほどこうとしているのが本当に怖いです。その裏では祖母の財産しか見えていないのが透けて見えるので、優しく接する場面ほど不気味でした。そしてトムもまた違う意味で危険な存在です。愛していると言いながら、実際にはローラの意思なんて何一つ尊重していません。ただ自分のものにしたいだけという身勝手さが強く伝わってきました。
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30話|叔父の通告が突きつける残酷な未来

叔父の冷酷な言葉に殺意。12年間も尽くしてきた家の所有権も住む場所も失い、追放されることが確定しているローラ。叔父の無慈悲で尊大な態度に、胸が締め付けられるほど怒りと悔しさが込み上げた。いつか必ずこの男を見返してやりたい。
30話あらすじ
長年、ペンデルトン家の屋敷を守り抜いてきたローラに、叔父は冷酷な追放を宣告する。しかしローラは動じず、ただ自由になるその日を待ちわびていた。そんな折、チャールズの婚約者であるジョアンが屋敷に現れる。彼女は裕福な生活と、イギリス社交界への進出を野心的に語る。ローラはそんなジョーンに一抹の不思議さを感じつつも、彼女の野心的な姿を「海賊」のようだと評し、社交界の指南役を買って出る。迎えた宴の日、ローラが仲間をジョアンに紹介しようとしたその時、一人の男性イアンの姿が目に入り、ローラは言葉を失う。
30話の感想
30話、冒頭の叔父とのやり取りから、もう息が詰まるようだった。12年間も屋敷のために尽くしてきたのに、まるで汚物を見るような目線で「出ていけ」だなんて。叔父にとってローラは、一族の誇りなんてこれっぽっちもない、ただの邪魔な居候でしかないんだよね。ローラが心の中で、いつか「ペンドルトン」という名前をゴミのように捨ててやると誓った姿は、震えるほどかっこよかった。あの静かな怒りこそが、彼女の唯一の武器なんだと思う。
そのあとのジョアンとのやり取りが、また予想外で面白かった。普通なら、自分の場所を奪いに来た女なんて憎くて当然じゃない?それなのに、ローラは彼女のその強欲で堂々とした振る舞いに、ある種の好感さえ抱いてる。今の社交界で、こんなにも正直に「ロンドンを征服する」なんて言える女性はいないよね。まさに海賊。ローラもまた、そんな彼女を利用して、何か自分の復讐のための足がかりを作ろうとしているのかもしれない。女同士の、どこか奇妙で、でも利害が一致した同盟関係がどう転ぶのか、ワクワクする。
そして何より、最後よ。会場でイアンを見た瞬間のあの姿。ローラが完全に思考停止して、世界から音が消えたみたいに彼に吸い寄せられているのが痛いほど伝わってきた。完璧に計画をこなしてきたローラが、あんなふうに無防備に目を奪われてしまうなんて。これまで彼女を縛り付けてきたものや、一族の重圧が、イアンという男の登場ですべて吹き飛んでしまいそうな予感がする。今までの冷え切った日常が、あの瞬間を境にどう塗り替えられていくのか。ローラの鋼のような心が、彼によって溶かされてしまうんじゃないかって、ドキドキして目が離せない。
感情を押し殺して生きることが当たり前だったローラだからこそ、自分の気持ちを隠さず突き進むジョアンの姿がまぶしく映ったのかもしれません。そして、どれだけ距離を置こうとしてもイアンの存在だけは簡単に切り離せない。その引力に少しずつ心が動いていく様子がとても自然で、「恋って理屈じゃないんだな」と思わず感じました。ここまで我慢ばかりしてきたローラには、もう自分の心に正直になって幸せを選んでほしいと心から願っています。
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