もうね、ユリアとフェルナン、どっちの気持ちも分かってしまうのが苦しいんです。ユリアはフェルナンを憎み続けたいわけじゃない。それでも、自分の人生を誰かの庇護の中で終わらせたくなくて、自分で幸せを探そうとしている。一方のフェルナンは、ユリアを失うことだけはどうしても受け入れられない。しかもセドリックまで絡んできて、フェルナンの嫉妬や焦りがどんどん剥き出しになっていく。そんな二人がようやく海へ向かったと思ったら、待っていたのはあまりにも大きな危機。ここから先、ユリアの「幸せ」が何を意味するのか、ますます気になってるわ!
56話|ユリアは人生を選ぶために別れを決意
守ることや与えることだけで解決しようとするフェルナン姿に、もう違うのよって言いたくなるわ。
「もう終わりにしましょう」とユリアがフェルナンに告げる姿、静かなのに重いのよ。これまで抱えてきた迷いや苦しさを、ようやく自分の中で整理して出した答えなんだろうなって思う。しかもユリアは、フェルナンを責め続けるわけじゃないのよね。憎しみも恨みももうない。ただ、自分の人生を自分で見つけたい。それだけなのが余計に切ないわ。
フェルナンは当然のように動揺するんだけど、そこで「じゃあ君の望む人生を用意する」となるのが、なんともフェルナンらしいのよ。庭園も温室も作業場も準備していたって、どれだけ前からユリアとの生活を思い描いていたのよって話なのよね。ユリアが花を育てたいと思っていたことまで覚えていて、そこだけ見れば愛情はものすごく深い。でもユリアが欲しいのは、与えられた幸せじゃなくて、自分で選ぶ人生なのよ。
さらにユリアが、自分の家族はフェルナンの未来の邪魔になるかもしれない、国外からの縁談もあるなら自分よりふさわしい人を選んでほしいと話すのが、また苦しい。自分が隣にいることより、フェルナン自身の未来まで考えて身を引こうとしてるんだもの。
そして一番胸に刺さったのが、ユリアの「もう恨んでいない」という部分。フェルナンがずっと抱えていた罪悪感からも解放してあげようとしてるのよね。だからこそ、穏やかな笑顔で「あなたも幸せになって。私も自分の幸せを見つける」と言われたフェルナンは、完全に取り残された気持ちになったんだろうな。でも、そこでフェルナンが「君がいないと幸せになれない」となってしまうのが怖いのよ。ユリアが何度決意を伝えても、まだ自分の愛情で引き戻せると思っている。最後にはセドリックのことまで持ち出してしまって、ユリアも必死に追いかけるしかない状況になる。
ユリアは、自分を縛っていたものから離れようとしているのに、フェルナンの心は逆にどんどん追い詰められている。お願いだから、もうユリアの気持ちを見失わないで…って心配になるの。
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57話|フェルナンが離れないでと懇願する
ユリアがそっとフェルナンの涙へ手を伸ばす流れが、あまりにも優しくてドキッとした!二人とも素直じゃなさすぎる!
セドリックに剣を向けるフェルナンを見た瞬間、ユリアが必死に止めるのよ!「私が戻るから、お願いだから彼を放して」と懇願するユリアに、フェルナンはようやく剣を下ろす。いやもう、この時点で感情が大渋滞よ。フェルナンはユリアがセドリックを守ろうとする姿を見て、明らかに傷ついてるし。自分には一度も見せなかった必死な表情を、セドリックには見せるんだもの。そりゃ複雑だし嫉妬もするわよね……。
それでもセドリックを安全に送り出すフェルナン。ユリアも「もう助けなくていい」とセドリックに伝えて、自分からフェルナンのもとへ戻るわけよ。ユリアも相当つらいはずなのに、自分の気持ちを飲み込んでしまうのが切ないのよ。フェルナンが望むなら何でも受け入れるなんて、そんな言い方されたら聞いている側まで苦しくなるじゃない。
そして屋敷へ戻った二人の会話が、もう大変。フェルナンは怒っているなら怒っていい、恨んでいるなら言ってくれと、ユリアから何かしらの感情を引き出そうとする。でもユリアは「もう好きにすればいい」と受け入れるだけ。フェルナンからしたら、これが一番きついんじゃないかしら。怒られるより、拒絶されるより、諦められてしまうほうがずっと怖そうなのよ。で、ついにフェルナンは、ユリアに離れないでほしいと願って、しかも涙まで流してしまうのよ。えっ、フェルナンがそこまで素直になるの!?って、こっちまで動揺するわ。ずっと強く振る舞っていた人が、ユリアを失うことへの不安を隠せなくなっているのが苦しい。
そんなフェルナンを見て、ユリアは自分でも不思議なくらい、そっと手を伸ばす。以前フェルナンが自分を慰めてくれたように、今度は自分が涙を拭ってあげたいと思うのよね。もう、この二人どうなるの…。フェルナンの涙を見たユリアの心が、少しずつ揺れ始めているのが分かってしまって、次の一瞬が気になって仕方ないわ。
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58話|フェルナンへ戻ったユリアの隠しきれない気持ち
いやもう、セドリック……今さらだけど、やっと見えたのね!って思った。ロイドから「もうユリアの前に現れないでほしい」と言われたセドリックは、修道院にいた頃のユリアと、フェルナンのもとへ戻った今のユリアを比べる。そして「どちらのユリアが幸せに見えたのか」と問いかけるのよ。これ、かなり重いわ。ユリアを助けたい気持ちは分かる。でも本人の気持ちを置いて、周りが「こっちが幸せ」と決めるのも違うのよね。
セドリック自身も、修道院にいたユリアは自由になったと思っていた。ところが思い返してみれば、その自由さえフェルナンの影響から完全には離れていなかったのかもしれない。しかも彼が思い出したユリアの表情がまた複雑なのよ。そこにあったのは怒りだけじゃない。深い反発がありながら、同時にフェルナンへの愛情もはっきり存在していたからなのよね‥複雑。
ここでセドリックが「単純な恨みでも、盲目的な愛でもない」と気づくのが大きい。そうなのよ!ユリアって、フェルナンを嫌いだから終わり、好きだから全部許す、そんな簡単な感情じゃないのよね。愛しているからこそ傷つくし、離れたいと思っても気持ちが残ってしまう。その矛盾こそユリアの苦しさなんだと思う。
そしてフェルナンとユリアの二人になると、空気が一気にピンクに変わるわけよ。フェルナンはユリアの反応を確かめながら、自分を拒絶するのか、それとも気持ちが残っているのかを探ろうとするし‥。ユリアも簡単には言葉にできなくて、顔を背けたり、気持ちを隠そうとしたりするんだけど……いやその反応が、もう分かりやすすぎるのよ。
フェルナンもその揺れを感じ取ってしまうから、余計に踏み込もうとするわけ。二人とも素直じゃないし、感情が絡まりすぎて一言では片づかない。セドリックがようやくユリアの愛憎を理解した一方で、ユリア本人はまだその気持ちから逃げられないまま。見ているこっちまで胸が苦しくなって、どうしてこんなに切ないのよって思ってしまうのです。
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59話|ユリアが突然意識を失って‥
フェルナンはユリアのそばにいても心が満たされず、近くにいるのに気持ちだけが遠いのが切なくて‥。
海を前にしたフェルナンとユリアを想像しただけで、もう胸がギュッとなるのよ。ずっと二人で行こうと話していた場所なのに、そこへ向かうまでがまあ重い。フェルナンはユリアをそばに置いても、心までは自分に向いていないことが分かっていて苦しそうなのよ。ユリアも森を眺めたまま、気持ちがどこか遠い。肌の距離は近いのに、心だけ別々の場所にいる感じが切ないのよね。
フェルナンが海へ行こうと誘って、乗馬やドレスまで用意しようとするのも、ユリアを少しでも楽しませたいんだろうなと思うの、でもユリアの返事が「好きにすればいい」みたいなツンツン温度なのよ。そりゃフェルナンも引っかかるわ。しかも子どもたちを近くへ移す話をした瞬間、ユリアの反応が一気に変わる。セドリックのことならともかく、子どもたちまで巻き込まないでほしいって。そこだけは絶対に譲れないんだよね。でも、フェルナンはそんなつもりじゃないのが私にはわかるから、ユリアの一言がグサッときたわけよ。
そしてフェルナンが「結局また彼なのか」と感じてしまうのも苦しい。ユリアの心の中に自分以外の存在があることを、どうしても意識してしまうんだろうな。だからこそ、ようやく海へ行くことになったのは嬉しい。少なくとも約束していた時間を二人で過ごせるものね。でも、海に着いてから、フェルナンがようやくユリアの不安について話し始めるのが大事なのよ。大公妃としての立場も、家族が重荷になることも、もう心配しなくていい。自分はユリアに無理をさせたいわけじゃない。そばにいてくれるだけでいい。もっと早く言ってよ!とは思うけど、フェルナンなりに今度こそ伝えようとしてるのが分かるわけ。
しかも箱からネックレスを取り出したところで、ユリアが突然倒れるって何なのよ!ここから話が動くと思った瞬間に強制終了じゃない。フェルナンが抱きかかえる姿を見て、もう心配でたまらないし、何よりユリアが何を抱えているのか気になって仕方ない。フェルナンの想いも、ユリアの本音も、どうかちゃんと届いてほしいのよ。
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60話|幸せに生きたい!ユリアの願いを叶えるために
かろうじて生きているユリア‥その姿を見つめるフェルナンの必死さが苦しくてたまらない。
ユリアを抱えて駆け込んできたフェルナンは、もう顔色が変わるほど必死なのに、迎えたマテウスは静かに彼女の状態を確かめる。この温度差がつらい。フェルナンは「何とかしてくれ」とすがるしかないのに、マテウスから返ってくるのは、ユリアの呼吸が止まり体温も下がっているという現実。しかも、それでも心臓だけはかすかに動いている。もうギリギリすぎるのよ。
フェルナンがどんな代償でも払うから助けてほしいと願うのも当然よね。なのにマテウスの力では完全な回復はできない。ここで「もっと強い力なら可能かもしれない」と希望を出してくるのが、ありがたいのか残酷なのか分からない。だって、可能性があるなら探すしかないじゃない。
その鍵になるのが、昔「神の代理」と呼ばれた高位の聖職者。身体の止まった機能まで再生できるほどの力があったらしいけど、現在どこにいるのかは不明。はい、また探す旅が始まる気配。でも今のフェルナンに必要なのは、壮大な未来の話じゃなくて、とにかくユリアが待っていられる時間なのよ。
そんな中、マテウスがユリアは神に生きる時間を与えられているのかもしれないと話すと、フェルナンが「神の愛があるなら、最初から苦しませないはず」と返す。この言葉、めちゃくちゃ分かる。綺麗な言葉で片づけられるほど、今の彼は余裕がないもの。
そしてセドリックが出してくるのが、ユリアがずっと願っていた「最後まで幸せに生きたい」という気持ち。これには胸を掴まれたわ。ユリアが今も踏みとどまっている理由を、セドリックはちゃんと分かっていたのね。しかも「探すなら自分に聞いて」と自ら動く。え、ここでセドリック!?ずっと静かだった男が、ユリアのために一歩前へ出るの、あまりにも熱すぎるでしょ。フェルナンは「神の代理人」を探せるのか?…ユリアが持ちこたえられるのか気になりすぎて息が止まりそう‥。
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