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『消えて差し上げます、大公殿下』61話~65話|フェルナンがユリアを救うために選んだ道

『消えて差し上げます、大公殿下』61話~65話|フェルナンがユリアを救うために選んだ道
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このあたり、フェルナンの「ユリアを助けたい」がもう限界まで振り切れていて、胸が苦しくなるんですよ……。自分を責めながらも、ユリアを救える可能性があるなら迷わず動く。その行動力は相変わらずすごいのに、本人の中では「自分がそばにいることがユリアの幸せなのか」という迷いまで出てくるんですよね。しかもセドリックも、ただユリアを見守っているだけじゃない。毎日そばにいて、ユリアのために動きながら、自分自身の想いまで抱えている。フェルナン、セドリック、ユリア。この三人の気持ちがそれぞれ違う方向を向いているのに、根っこにはユリアを助けたいという願いがあるのが切ないんです。さらに、フェルナンが命がけで探し続けた「神の代理人」が見つかり、ようやく希望が見えてきたと思ったら‥フェルナンの覚悟が重すぎて、こっちまで黙って見ていられない!

61話|ユリアのためにフェルナンは旅立つと決めた

フェルナン、自分がユリアを追い詰めたことをちゃんと分かってるんだね…。

セドリックが各地の記録をひたすら調べて、神の代理人が隠れていそうな場所を絞り込んでいたの、まず普通にすごいのよ。疫病や災害が起きても不自然なくらい人が助かっている地域を何十年、何百年分も比べていくって、もう執念よね。しかもフェルナンが地図を受け取って「すぐ出る」と決める流れも早いこと。ユリアを助けるためなら迷ってる暇なんてないんだろうな。でも、そのあとセドリックがさらっと爆弾を落としてくるのよ。ユリアの体調が悪くなった理由は、単純な持病だけじゃなかった。逃げるときに神力を使いすぎたことが身体への大きな負担になっていたと知って、フェルナンの表情が一気に重くなっていくの。

しかもセドリックが、ユリアが逃げたときのことまで突きつけるのが苦しくて。ユリアがあのときどれだけ追い詰められていたのか、フェルナンに真正面から分からせるような話なのよね。普通なら言い訳したくなりそうなのに、フェルナンは「全部自分のせいだ」と受け止めてて…正直、そこまで自分を責めなくても…と思うくらい、自分の過去を何度も振り返ってるっていうか、自分を呪ってるくらい重いの。

そして今回いちばん大きいのは、フェルナンがユリアを助けたあと、その気持ちまで尊重しようとしているところだと思う。自分がユリアを傷つけてきたから、もしユリアがセドリックと行きたいと言うなら手放す。それでも自分は神の代理人を探して、ユリアを助ける。やっと「自分のそばに置く」ことより「ユリアがどうしたいか」を優先しようとしてるのよね。

マテウスやセドリックに見送られて出発するフェルナンを見て、なんだか胸が詰まったわ。遅かったかもしれない。でも今度こそ、ユリアのために動こうとしてるんだもの。

そして皇太子のハビエルよ。フェルナンが何か隠していると感じてるじゃない。こっちもこっちで何を察してるのよ……!ユリアを巡る話が動く一方で、ハビエルまで勘づき始めて、もう落ち着いて見ていられないって!

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62話|崖から落ちたフェルナンは‥

幻まで見えるほどユリアを想ってるフェルナンが、に「ユリアはもっと苦しかった」と気づくの、もう胸が痛い。

ユリアが静かに眠っている姿を、セドリックが毎日確認しているのがまず切ないのよね。大公が旅立ってから一か月、ユリアには特別な世話すら必要ないほど静かな時間が続いていて、セドリックはただ様子を見守るしかない。しかも「神に愛されているようだ」と思いながら手を取る姿を見ると、セドリックなりにユリアを大切に想っているのが伝わってくるのよ。自分が救えたらよかったのに、という気持ちまで抱えているのがまた苦しい。

そんなところへ、セザールの動向を探っているらしい人物が神殿に現れるから嫌な予感しかしない。セドリックも当然警戒して、何も知らないふりをして追い返すんだけど、ユリアの存在まで知られるのは時間の問題なのかなと心配に‥。

一方のフェルナンは、ユリアを救う方法を探して各地を走り回っているわけですよ。ロイドから手掛かりがないと報告されても、すぐ次の場所へ向かおうとするあたり、もう休んでる場合じゃないって気持ちなんだろうな。だけど、焦りが強すぎるせいなのか、途中からユリアに責められるような幻まで見えてしまうのが本当にしんどくて。もちろん実際のユリアがそんなことを言っているわけじゃないと自分に言い聞かせているけど、心の奥ではずっと怖かったんだろうね。

そこへ敵まで現れて、霧の中で状況がどんどんおかしくなっていく。戦っても終わらない、敵が減らない、道にないはずの崖まで現れるって、何が起きてるのよと思うけど、フェルナン自身も完全に混乱してて…。そして、崖から落ちたあとに自分の状態を確かめたフェルナンが、痛みに耐えながらユリアのことを思い出すのが苦しいのよ。「自分もこれだけ痛いなら、ユリアはもっと苦しかったんだ」と気づいてしまうんだもの。自分の苦しさで終わらず、ユリアの痛みにまで思いを馳せるところに、フェルナンの気持ちの変化を感じるわ。もう無理して突っ走らないで、と言いたくなるくらい心配だけど、それでも彼がユリアを救うために何を見つけるのか、ますます気になってしまう回だった。

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63話|フェルナンの覚悟が神の代理の心を動かす

まさか何百年も生きる聖職者が森の奥にいるとは!

森の中で倒れていたフェルナンが見た夢が、もう最初から重いのよ。遠くにいるユリアを見つけて、今度こそ追いつこうと必死になるのに、声が出ない。やっと抱きとめられたと思ったら、ユリアは目の前から消えてしまう。いやもう、寝てる間まで追いかけてるのかよ…ってなるわ。しかも目覚めた瞬間に「二日も寝てた」と聞かされるんだから、どれだけ限界だったのよ‥。

そんなフェルナンを助けたのが、カルロサ村の医師。子どもの擦り傷を手当てして「薬を塗ればすぐ治る」と喜ばれている姿は、普通のおじさん先生みたいなのに、実はとんでもない人物だったというね。フェルナンが自分の腕の状態を見ながら違和感を覚えるのも当然。むしろよく気づいたわって感じ。そして、過去の記録まで調べて探していた「神の代理人」ではないかと問いかけるフェルナン。医師は最初こそ適当に流していたけれど、ついに何百年も生きてきた人物だと認めるの。いや、情報量が急にすごいのよ。森の奥にひっそり住んでる人が、まさかそんな規格外とは。

フェルナンは、ユリアが聖力を使うほど身体に負担がかかってしまうことを説明する。そして、過去の記録に残っていた聖水の話まで持ち出して、どうにか治療できないか頼む頼む。ここで「生きられるなら、それで十分」と考えるフェルナンが本当に切ない。今までなら何としてでも全部元通りにしたいと思いそうなのに、もう欲張っていないんだよね。ただユリアが生きて、笑ってくれればいい。それだけになってる。

医師から「完全には治せないかもしれない」と言われても、フェルナンは迷わない。報酬として何を求められても構わないという勢いで答えるし、夢の中でユリアを失う姿まで見ているから、その必死さが余計に伝わってくるのよ。しかも、医師が「そんなに深刻な顔をするほど大げさなものは求めない」と笑って、ユリアの顔を見たくなったと言うのよ。いやいや、そこで終わるの!?この医師、絶対まだ何かあるでしょ。フェルナンがやっと掴んだ希望、今度こそユリアにつながってほしいんだけどな。

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64話|眠るユリアへ危機が迫る

フェルナンがついに見つけたと思ったら、ユリア狙われてるじゃない、だめ~!

三日も突然いなくなっていたフェルナンが、何事もなかったみたいに戻ってきた瞬間、まず「いや、心配させた本人なのよ!?」って言いたくなったわ。ロイドなんて完全に感情が追いついてなくて、無事なのか、どこへ行っていたのかと一気に問い詰めているのに、フェルナンは負傷のことなんて気にも留めず、帰還の準備を急がせるのよね。でも、その理由が「代理を見つけた」だと分かった途端、全部つながった気がする。フェルナンが頭の中で考えているのは、とにかくユリアのもとへ戻ることなんだろうなと思うと、もう胸がぎゅっとなるのよ。

一方のセドリックは、眠っているユリアを見ながら、マテウスが皇都へ向かったことやフェルナンが戻ってくることを静かに話しているの。そして自分が司祭を辞めれば、ようやくユリアに気持ちを伝えられるかもしれないと考えているのが、またまた切ない。散歩に行ったり、そばで世話をしたり、そんな何気ない時間を失いたくないという気持ちまでこぼれていて、ずっとユリアのそばにいたいんだなって伝わってくるわ。しかも本人にはまだ直接言えないのよ。ここまで来ると、もう早く伝えてしまいなさいよって背中を押したくなるじゃない。

ところが、そんな静かな時間を壊すように、塔の封印に異変が起きる。マテウスが不在なのも偶然ではなく、最初から仕組まれていた可能性まで出てきて、セドリックも一気に緊張するのよね。それでもユリアを置いて逃げるわけにはいかない。侵入してきた男から離れるよう求められても、セドリックは拒み続ける。立場や待遇を持ちかけられても揺らがないところに、彼の覚悟がちゃんと出ていて苦しくなるわ。

そして、男がユリアの姿を見つけた瞬間が怖い。フェルナンはようやく神の代理を見つけ、ユリアのもとへ戻ろうとしているのに、その一方ではユリアが別の危機に巻き込まれているのよ。フェルナンが戻るまで、セドリックはユリアを守り切れるのかしら。せっかく再会への道が見えたのに、どうしてこう簡単には安心させてくれないのよ。

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65話|記憶を失くす?!ユリアの治療が始まる

フェルナン、ユリアの人生から消える覚悟までしてるの、しんどすぎるよ。

ユリアのもとへ一人で駆けつけたフェルナンを見た瞬間、もう「来たー!」じゃないのよ。部下を置いて全速力で来たって、どれだけ必死なのよフェルナン。しかもユリアを救うために、ようやく治療にたどり着いたと思ったら、待っていたのがまさかの「記憶を失うかもしれない」という話。いや、ここでそれ出してくるの……。

そして個人的にめちゃくちゃ刺さったのがセドリック。フェルナンがユリアに優しく声をかける姿を見て、ユリアが助かるなら嬉しいはずなのに、なぜか胸が苦しくなる。自分はフェルナンを恨んでいるはずなのに、その相手がユリアを大切にしている姿を受け入れられない。この感情、もう本人も持て余してるじゃん。セドリック、かなり複雑なところまで来てるよね。

一方のフェルナンも、ユリアが自分のいない場所で幸せになることを考えている。今までなら絶対に「そばに置いて守る」を選びそうなのに、今回は自分で自分を止めようとしてるんだよね。ユリアが危ない目に遭うたび、やっぱり自分のそばに置いたほうがいいんじゃないかと‥でも、それをやったら以前と同じことになる。自分の存在がユリアにとってもう必要じゃないと分かっているからこそ、苦しくても手放そうとしているのがつらくって‥。

さらに神の代理から、ユリアが目覚めたらフェルナンとの記憶までなくなる可能性を告げられる。セドリックは当然「そんなの無理でしょ!」となるけど、フェルナンは静かに受け入れるのよ。自分が犯したことも、二人で過ごした苦しい時間も、全部忘れてしまえばいい。それでユリアが新しい人生を歩けるなら、それでいいって。

もう「すべて元の場所に戻る」というフェルナンの表情がもう苦しい。自分が愛されなくても、自分との思い出が消えても、ユリアが幸せならいい。そこまで覚悟してしまったフェルナンに、私はもう「いや、あなた本当にそれでいいの!?」って何度でも言いたいわけですよ‥っていうか逆に好都合になるのか?彼にとっては‥。

🔙全話はこちら|66~70話➡️

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