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『消えて差し上げます、大公殿下』76話~78話|ユリアを取り戻すためフェルナンが皇宮へ乗り込む

『消えて差し上げます、大公殿下』76話~78話|ユリアを取り戻すためフェルナンが皇宮へ乗り込む
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ふふふっ、ユリアを人質にしてフェルナンを思いどおりに動かそうなんて、相手が悪すぎるのよ!皇太子も皇帝も、ユリアさえ押さえておけば大公を好きにできると思っているのが腹立たしい。しかもユリア自身も、ただ助けを待っているわけじゃないんですよね。記憶を失ってから彼が見せてくれた誠実さを思い出して、今度は逃げずに向き合おうとする。この決意がいい! グレイソンの行動にも意外な意味がありそうで、家族だからといって単純に敵味方を分けられないところも気になるんです。そして、ユリアを取り戻すために皇宮へ乗り込んだフェルナンが、皇帝の要求を聞いた途端に見せる姿勢の変化!怒りが伝わってきて、もう黙って見ていられないわけです。ユリアの覚悟とフェルナンの反撃、どちらも応援したくなるわ!

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76話|皇太子、ユリアを利用する計画が動き出す

「信じられなかった」だけじゃなく「幸せだったからこそ怖かった」と気づくユリアがもう苦しい。

もう、ユリアの感情が一気に押し寄せてきて苦しい。連れて行かれた先で待っていたのが皇太子ハビエルってだけでも「最悪なんだけど!」なのに、本人は妙に余裕たっぷり。ユリアを交渉材料として使うつもりなのも、フェルナンなら自分の要求を受け入れるだろうと踏んでいるのも、腹立つくらい計算してる‥浅はかな計画だわね。

しかも皇太子、フェルナンへの対抗心をこじらせすぎなのよ。長年「フェルナンのほうが優れている」と言われ続けたことへの苛立ちを、ユリアにまでぶつけてくる。いや、それユリアに言われても困るでしょうよ。完全に八つ当たりなんだけど、その言葉がユリアの過去を引っ張り出すことになるから、結果的にはかなり重要だったりする。

ユリアは二年前、本当にフェルナンから逃げていた。冷たい態度に傷ついて、家族の問題も王族との関係も重なって、「このまま一緒にいて大丈夫なの?」って信じられなくなったんだよね。しかも一度失いかけた幸せを知ったからこそ、また突き放されることが怖かった。これ、嫌いだったから逃げたんじゃないのがしんどい。むしろ大切だったから怖かったんじゃん……。

そして現在のユリアは、記憶を失っていた間のフェルナンを思い出す。自分に過去を隠すことだってできたのに、フェルナンは全部を話した。自分を責められる可能性まで受け入れて、ユリアに選択を委ねたんだよね。ここでユリアが「私も勇気を出さなきゃ」と決めるのが本当に大きい。皇太子のところから逃げるだけじゃなく、フェルナンとの関係からも逃げないってことだから。二年前は怖くて逃げたユリアが、今度は自分の足で向き合おうとしてる‥ユリア、前向きになったね。

泣きながらでも「出なきゃ」と決めたユリア、ちゃんと強くなってる。フェルナン、これ聞いたら絶対抱きしめるはず。いやもう、早く再会して……!

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77話|閉じ込められた王宮で、母・兄と対峙する

ユリアの継母への言葉が刺さるり、そこからグレイソンの意外な動き、さらにフェルナン登場まで、一気に温度が上がるわ!

継母から浴びせられる言葉を聞いて、ユリアが「はいはい、結局また私のせいね」とでも言いたくなるような空気が重い。閉じ込められたうえに、家族からまで責められるって、どこまで追い込むのよ……と思ってしまった。しかも継母は、家族がうまくいかなくなった理由を全部ユリアに結びつけてくるわけですよ。昔から何かあるたびに責任を押しつけられてきたユリアにとって、今回も結局同じだったんだろうな。逃げても、従っても、何をしても「あなたが悪い」で片づけられる。そりゃ心も冷めるわ。

でも今回のユリア、ちゃんと言い返すのよね。自分を家族の都合のいい道具みたいに扱うな、と。以前なら飲み込んでいたかもしれない言葉を、もう隠さない。この変化がかなり大きい。

そして異母兄のグレイソン?!正直、最初は「継母について来ただけの人かな」くらいに思っていたのに、帰り際に机へ鍵と短剣を置いていくって何ごと!?しかも扉を閉める前にユリアを見て、そっと頷く。いや、そこまでしてくれるなら最初からもう少し分かりやすくしてよ! でも、あえて何も言わないところがグレイソンらしいのかもしれない。思わぬ見方だ出来たって感じで、ほっとしたわ。

ユリアもすぐに意図を察して、皆が眠るまで待つことを決める。ここで初めて、自分から逃げるための道が見えた感じがする‥うん、賢いユリアならきっとやり遂げれるよね。

ところが安心したのも束の間。皇帝たちはユリアを利用してフェルナンを追い込もうとしていて、本人たちは完全に余裕のつもり。そこへフェルナンがブチ切れて突然現れるんだから、笑うしかな‥あの切れ方がすごいのなんのって。さっきまで「どう交渉する?」なんて話していたのに、次の瞬間にはフェルナンが「彼女はどこだ」と乗り込んでくる。この人、ユリアのことになると本当に一切ためらわないのね。もう皇帝側の余裕が一瞬で吹き飛ぶ感じがして、めちゃくちゃ怖いし、同時に待ってました感もすごいかったわ。

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78話|皇帝へ、フェルナンがついに牙をむく

皇帝の欲深さが限界突破!妻を取り戻すためなら容赦しない男なのよ!

いや、皇帝さん、ユリアを返してほしい男を目の前にして、よくもまあここまで要求を積み上げられるわね!フェルナンは静かに怒りながら居場所を尋ねているのに、皇帝は態度が気に入らないだの、話し合いには礼儀が必要だの、ずいぶん余裕たっぷり。ハビエルまで横でニヤニヤしているし、この二人、自分たちがどれだけ危ない橋を渡っているのか分かっているのかしら。

しかも皇帝、フェルナンがユリアを大切に思っていると確信した途端、それを交渉材料にするのよ。南部の穀倉地帯に西部の港、さらに私兵の半分まで差し出せですって?いや、ちょっと、妻を返す話をしていたはずなのに、いつの間に領地と軍隊の大整理が始まっているのよ。欲しいものを全部並べて、最後には後継者をつくって大公の座を譲り、ゆっくり暮らせばいいなんて、勝手に人生の終活プランまで決めないでいただきたいわ。

それでもフェルナンは膝をついて要求を受け入れるわけよ。悔しいけれどユリアを取り戻すためなら自分の立場すら差し出す覚悟が見えるのよね。普段の彼なら絶対に簡単には頭を下げないでしょうに。それだけユリアの存在が大きくなったということなのだと思うと、胸がぎゅっとなる。

ところが、皇帝が勝った気になったところでフェルナンの本音がブワ~ッと飛び出す。皇帝の座も、父の命も、他国の領地も、自分の功績も、そして自分の命まで欲しがってきたのだと突きつけるのよ。いや、ここまで積もっていたものが一気にあふれた感じがたまらない。従うふりをしていたのは、負けを認めたからじゃない。ユリアを取り戻すために、相手が何を望んでいるのか見極めていたのね。

そして王宮への突入!ロイドたちも待ってましたと言わんばかりに動き出し、皇帝は一瞬で余裕を失う(笑)。フェルナンが怒っている理由も明確で、自分だけを狙われたのなら、ここまでしなかった。ユリアに手を出したから許せないのよ。しかも皇帝をその場で終わらせず、まだ利用価値があると言うあたり、怒りに任せて暴れているだけではないのが怖いところ。一方、逃げるハビエルはユリアを連れてこいと大慌て。でもでも、ユリアの手元にはグレイソンが置いていった短剣があり、鍵穴に鍵を差し込んでいるんですわ。ちょっと~、ユリアも動いているじゃないの…この先どうなるのよ!

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