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『消えて差し上げます、大公殿下』71話~75話|ユリアとフェルナンの愛が深まるほど、過去の記憶が近づいてくる

『消えて差し上げます、大公殿下』71話~75話|ユリアとフェルナンの愛が深まるほど、過去の記憶が近づいてくる
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ユリアとフェルナン、もうこの二人の距離感がたまらないんです…! 怖い夢を見たユリアがフェルナンのそばにいたいと思い、フェルナンもまたユリアを傷つけないように必死で自分を抑える。この「好きだから近づきたい」と「大切だから簡単には踏み込めない」が同時にある感じ、めちゃくちゃ切ないんですよね。でも二人が心を通わせていくほど、幼い頃の記憶までつながっていくのがまたずるい。フェルナンが昔のユリアにかけた言葉が、今のユリアにとっても大切なものになっているのが胸にくるんです。しかも、ようやく二人が幸せそうにしていると思ったら、ユリアの記憶が戻る可能性が浮上。フェルナンが幸せを願えば願うほど、その時間がいつまでも続くとは限らないのが苦しい…。

71話|悪夢よりフェルナンの隣へ‥

フェルナンが必死に距離を保とうとしてるのに、ユリアのほうから踏み込んじゃうの?!フェルナンもうタジタジ(笑)。

ユリアが雪の森と倒れた馬車が出てくる夢を見て飛び起きるんだけど、これがただの怖い夢で片づけられない感じなのよね。本人も「知らない場所のはずなのに、なぜか知っている」と感じていて、最近見る夢にも妙な既視感があるから、これは気になるわけよ。とはいえ夜中に一人で目が覚めたら、そりゃ怖いわよ。大人だから我慢しようとするユリアがまたユリアらしくて、「フェルナンを起こしたら迷惑かな」って考えてしまうのも健気すぎるでしょう。

でも廊下で本人に見つかって、結局ぜんぶ顔に出ていたというのが可愛いのよ。フェルナンも何も聞かずに察してくれて、眠れるまで一緒にいると言ってくれるんだから、そりゃユリアも頼りたくなるわ。しかも「一緒に寝てほしい」とお願いした瞬間、フェルナンのほうが固まってるじゃない。ユリアは本当に悪夢が怖いだけなのに、フェルナンは完全に別の意味で意識しちゃってるのが分かるのよ‥可愛すぎて。

添い寝してからも、ユリアは近くで見るフェルナンの体格に改めて驚いて、自分がこんなに男性を意識したことがないと戸惑ってしまうの。夫婦なんだから普通よね、と自分に言い聞かせているのも初々しくて、私側まで「そうそう、夫婦なんだから……って、いや二人とも意識しすぎ!」ってツッコミたくなるわ。そしてフェルナンが「抱きしめられない」と距離を取るのも、恨まれているユリアを知っているから、ユリアを大切にしたい‥こそなんだろうなと思うと、もう苦しいくらい優しいし、罪悪感も伝わってきて‥。

なのにユリア、自分からグイグイ距離を縮めちゃうのよ!フェルナンが必死に耐えているところへ、まさかの行動に出るんだから、悪夢で震えていた子が急に強くなりすぎでしょう。怖い夜だったはずなのに、二人の気持ちが一気に動き出して、もうピンクハート?気になって仕方ないわけです私‥。

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72話|忘れたはずの約束が、二人をまた結び直す

ユリアの涙で慌てるフェルナンが可愛すぎるのよ!拒んでるんじゃないと分かった瞬間の安心した顔、こっちまで泣きそうになるじゃない!

もうもう何がしんどいってフェルナンなのよ。ユリアを抱きしめたいのに、ずっと自分で自分を止めてる。しかも理由が「今のユリアは過去のことを覚えていないから」。これ、好きだからこそ簡単に踏み込めないやつじゃない。もうフェルナン、どこまで一人で抱えるのよ……。

でもさ、ユリアからすると、自分が嫌われているのかと思ってしまうから涙まで出ちゃう。でもフェルナンが慌てる慌てる。「嫌なわけじゃない」と必死に伝える姿が、普段の落ち着いた雰囲気どこ行ったのってくらい分かりやすくて、思わず笑ってしまったわ。ユリアもそこで安心して、自分はフェルナンと一緒にいたい、愛する人と家庭を築きたいって真っ直ぐに伝えるのよ。こういうところ、ユリアの強さが好きなのよね。

そしてフェルナンの「今のユリアを利用したくない」という葛藤が本当に重い。自分の気持ちだけなら進めるのに、彼女の記憶や過去を考えると踏みとどまる。これ、単なる我慢じゃなくて、ユリアの意思を大事にしたいってことなのよ。だからこそ、彼がユリアを抱きしめて「何より大切だ」と伝える姿が、沁みるの。二人が互いを信じながら距離を縮めていく中でも、フェルナンがずっとユリアを気遣っているのが分かるし、ユリアも少しずつ自分の気持ちを素直に出せるようになってる。関係が一段変わった感じがするのよね。

でもよ!ここで幼い日の出会いを持ってくるの、ずるいって。ユリアは覚えていなと言われたのに、フェルナンは覚えていた。しかも、泣いていた少女と、次に会ったら名前を知るという約束まで覚えてる。「ユリア」って。この一言に、今までの二人の時間だけじゃなく、ずっと前から続いていた何かまで重なった気がしたわ。忘れていたのはユリアだけだったのかもしれない。そう思った瞬間、これから、思い出すことを思うと胸がギュッとなったのよ。

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73話|ユリアとフェルナンが、今の幸せを二人で噛みしめる

やっと自分の幸せを素直に喜べるところまで来たんだなって、じわっとくるのよ。

もう、フェルナン今さら言うんかい!って最初は思ったわ。だってユリア側からしたら、ずっと大事にしまってた思い出なのよ。しかも結婚が決まったときに「覚えてない」って言われたから、自分だけの記憶としてそっと抱えてたわけでしょ。それを今になって「思い出した」って言われたら、そりゃ驚くって。もっと早くに言えてればよかったのに…。

でも、帝宮の思い出の部屋で幼いユリアを思い出したフェルナンが、泣いていた姿までちゃんと覚えていたのはグッときた。しかも本人に「目が腫れてた」とか言って、ユリアが「違う!」ってぷくっとする流れ。ここ急に距離感が愛のある夫婦なのよ。しんみりしてたのに、ちゃっかりユリアをからかって楽しんでるの笑う。フェルナン、好きがあふれてまして‥(笑)・

そして今回いちばん刺さったのは、ユリアが昔の言葉を今までずっと覚えていたこと。家の中で寂しい思いをしていても、あの日フェルナンに「泣かなくていい、そばにいる」と言われたことを思い出すだけで涙が止まったって。たった一言が、この子にとっては本当に大きかったんだなと思う。

一方のフェルナンは、自分が忘れていたせいでユリアがどれだけ長くその思い出を抱えていたのか知って、ちょっと苦しそう。過去の自分の言葉が今のユリアを支えていたと知ったら、そりゃ複雑にもなるわ。

なのにユリア本人は「今すごく幸せ」ってニコニコしてるのよ。これがまた泣ける。昔は寂しさを抱えていた子が、今は愛されることを素直に喜べるようになってる。フェルナンに抱きしめられて「苦しいけど嫌じゃない」なんて言ってるし、もう幸せが顔から漏れすぎ。あぁ、私は崖知ってるから複雑になるわ。

ただし、セドリックよ。フェルナンとユリアの一夜の噂を聞いて拳を握りしめてるじゃないのよ。二人の幸せな空気から一転、あなた一人だけ完全に違う方向へ感情が爆発してるじゃない。これは、穏やかに終わる気がまったくしないわ。

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74話|ユリアへ留守中の約束をフェルナンが求める

お母さんからの手紙まで届いて、よりによってフェルナンが留守になるなんて! 行くしかない、でも裏切りたくない、ユリアの心が完全に板挟みだよ!

手紙を開いたユリアの顔が一気に曇るところ、もう心臓がバクッとした。よりによって母親から「一度会いたい」という知らせですよ。しかも体調がかなり悪いらしい。そりゃユリアだって会いたくなるよ。会えるうちに会いたいって思うの、当たり前じゃない。

でも今回、フェルナン側の事情も重すぎるんだよね。まず大司祭から、ユリアの治療はもう必要ない段階まで進んだと知らされる。しかも、記憶が戻る可能性がかなり高くなっている。そこでセドリックがフェルナンにブチ切れるの、そりゃそうなるわと思った。ユリアを守るために過去を伏せてきたのに、最近のフェルナンは急に優しくなってるし、一夜も共にしてるってくれば…そりゃ「自分がそばにいたいからじゃないの?」って疑いたくもなるよ。

しかもフェルナン、否定しきれないのがまた苦しい。記憶が戻ったらユリアは自分のもとを離れる。そこまで分かってるのに、過去のユリアが望んでいたことを、今度こそ叶えてあげたいって考えてるんだよね。自分のためじゃなく、ユリアが幸せになるためにできることをしたいって。いや、こんなの聞いたらセドリックも完全には怒りきれないでしょうよ。許す気はないけど、気持ちは分かってしまうという一番しんどいやつ。

そしてユリアには母からの手紙。でも、フェルナンが三日後に城を離れると伝えるのがタイミング良すぎるのよ。ユリアは「その間なら母に会えるかも」と考えるわけよね。でもフェルナンは、危険だから城を出ないでほしいと素直にお願いしてくる。しかも最後に頬へキスまでして、「早く戻る」なんて言うんだよ。そりゃユリアも迷うって。自分を大切にしてくれるようになったフェルナンを裏切って、黙って母に会いに行くのか。それとも、この機会を逃してしまうのか。

そして最後に、さらに届く手紙。ちょっと待って、母から追撃が三通は心が持たないって。ユリア、もうこれ逃げられないところまで来てるよね。行く?行かない?どっちを選ぶのか、見守るしかない‥。

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75話|継母の罠に‥

ユリア、ちゃんとフェルナンとの約束を守ろうとしてたのに!そこでまさかの罠って!!

いやいやいや、ユリア……そこは一人で動かないでほしかったのよ!と思ったけど、本人からしたら「母に会いたい」って気持ちが出てきたんだよね。しかも今回は、そこがものすごく切ない。

バノサから届く手紙を見て、ユリアはもう自分に届けなくていいと判断するのよね。今までなら気になって一通ずつ確認していたのに、急に距離を置くあたり、フェルナンとの約束をちゃんと守ろうとしてるのが分かるわけ。しかも「彼には全部話せる気がする」と思い始めてるのよ。これ、かなり大きな変化じゃない?父親のことも、自分の出生のことも、まだ全部は言えない。でもフェルナンなら受け止めてくれるかもしれない。ユリアの中で、少しずつ「この人には隠したくない」が育ってる感じがして、私はそこにグッときた。

ところがですよ。メイドのリズから「馬を見てほしい」と頼まれて、ユリアは素直についていく。いや、ユリアさん!フェルナン不在中ですよ!警戒心どこ行った!と思ったら、案の定そこには馬なんていない。完全に誘導されてるじゃないの……。さらに過去の記憶まで刺激されて、ユリア自身も「自分は馬に詳しかったはず」と気づく。ここも地味に重要そうで、過去の記憶が少しずつ戻ってきてる感じがするわ。

そして一番ゾッとしたのが、継母の登場。今まで届いていた手紙の送り主まで、ここでつながるのかと。しかも継母は、ユリア自身より家の立場や打算を優先している。ユリアが今どんな場所で、誰と生きているのかなんて関係ない感じなのが本当に根性が腐りきってて、ほんと‥しんどい。

そしてユリアは連れ出され、向かう先は皇宮。待って。フェルナン、早く帰ってきて。もう、本当にそれしか思えない。せっかくユリアが「この人なら全部話せるかも」と心を開き始めたのに、肝心なところで引き離されるの、切なすぎるんだけど…。

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