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『消えて差し上げます、大公殿下』51話~55話|ユリアとフェルナン、愛が残っているのに別れを選ぶ

『消えて差し上げます、大公殿下』51話~55話|ユリアとフェルナン、愛が残っているのに別れを選ぶ
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ああもう、ユリアとフェルナン…こんなの切なすぎるって! もうお互いの気持ちが昔とは全然違うのに、それでもユリアは離れることを決めていて、フェルナンはそんなユリアを手放せない。ここが本当に苦しいんですよね。特にユリアが思い浮かべるフェルナンの笑顔が、以前の憎しみだけでは見られなかったものなのがもう…。わだかまりが消えて、最後くらい優しくしたいと思えるまでになったのに、その気持ちを抱えたまま離れようとするんだから、胸がギュッとなります。やっと二人の間に柔らかい時間が流れ始めたと思ったら、ユリアの体調まで悪くなるし、さらに過去の策略まで明らかになってしまう。フェルナンがどれだけユリアを大切に思っているのかが見えてくるほど、最後の「関係を終わらせよう」がグッと刺さるんです。

51話|ユリアは旅立つ覚悟を決める

ユリア、逃げる覚悟はできてるのにフェルナンへの気持ちだけ全然置いていけてないじゃないの!

「いやユリア、逃げるつもりなのにフェルナンのこと好きすぎない!?」って、まずそこをツッコませてほしい。庭園で贈られたドレスを着ているユリアを見たフェルナンが、もう嬉しそうなのよ。しかも似合わないはずがないってさらっと返す。何この空気……。ユリアもそんな彼から目を離せなくなっていて、残された時間が少ないからこそ、表情も声も全部覚えておきたいと思っているのね。いやもう、別れる気満々の人の視線じゃないのよ。

でもユリアは本気で離れるつもり。ガブリエルたちに、帝国の外へ行くことを伝えるわけ。しかも今度はひとりで。ローズとテオから一緒に行こうと言われても断るし、ガブリエルからセドリックとの同行を勧められても最初は遠慮する。ここまで来ても「私が迷惑をかけるから」なのよ。もう! お願いだから少しくらい人に甘えて!と思ったところで、まさかの執事姿のセドリック登場。ユリアが「誰!?」って固まった直後、変装を解いてニコッ。いや、セドリックさん、登場の仕方が完全にいたずら好きなのよ。ユリアの驚き方まで分かったうえで楽しんでるでしょう。可愛いったらない。

しかもセドリックは、友人だから支えるんじゃなくて、ユリアが安全だと自分の目で確かめるまで離れないと言う。ガブリエルも同じ気持ちで背中を押してくれる。結局ユリアは二人に最後の助けを求めることになるのよね。ここ、ひとりで抱え込んできたユリアが「お願い」と言えたことが、地味に大きいと思う。

ただ、セドリックから「彼を簡単に許してはいけない」と言われた瞬間、ユリアの頭に浮かんだのは過去のつらさじゃなかった。フェルナンが手を差し出してくれた姿と、優しく笑った顔だったの。もう……気持ち、完全に変わってるじゃない。ユリアはフェルナンを憎んで離れるわけじゃない。彼が自分との関係や周囲の事情に縛られず、もっと穏やかに生きてほしいと思っている。自分よりふさわしい誰かと幸せになってほしいと願いながら、それでも最後まで彼に優しくしたいと思っているのが、もう切なくてたまらない。

そして最後にメリッサが涙を流しながら血の付いた布を燃やしている姿まで出てきて、え、待って待って!?ユリアの旅立ちだけでも胸いっぱいなのに、まだ何か抱えてる人がいるじゃないの。別れを決めたユリアの心には、もう憎しみより優しさが残っている。その優しさが、逆にどうしようもなく寂しく感じる回だった。

ユリアはフェルナンへの想いを胸に残しながら、今度こそ彼のもとを離れる決意を固め、セドリックの助けを借りて旅立とうとするわけですよ!

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52話|移住準備を進む中、体調の異変にユリアが戸惑う

海を見に行く約束を楽しみにしていたユリア、また不安が顔を出すの。

白い服のフェルナン、ちょっと待って。今回の私の感情、まずそこからです。いつもの落ち着いた大公らしい雰囲気から一転して、髪型と服装が変わっただけで急に「若い貴族のお坊ちゃん」みたいになってるのよ。ユリアが見つめちゃうのも分かる。むしろ見ないほうが無理じゃない?本人も「似合うならもっと着ようかな」なんて言い出すし、はいはい、完全にユリアの反応を楽しんでますね。

しかもフェルナン、ユリアのために屋敷の内装を整えて、庭には温室まで作る予定。こういう細かいところに気が回るの、本当にずるいのよ。ユリアが疲れているのは自分じゃなくフェルナンだと気づいて休ませようとするのも可愛い。ところが「寝室へ行きましょう」で、フェルナンが昼間から誘われたと勘違い。いや違う違う、そこじゃないのよ。ユリアが真っ赤になって慌てる姿までセットで、二人とも可愛すぎるじゃない。そしてフェルナンが「ユリア」と名前で呼ぶよう求める姿。これが地味に大きいのよね。立場や呼び方の距離を一つ縮めて、二人だけの関係に近づいていく感じがする。夜に海へ行く約束までして、幸せな空気がどんどん膨らんでいくのよ。

でも、そう簡単には安心させてくれない。セドリックからの手紙で、セイレフから脱出する準備が整いつつあることを知るユリア。一方で、首都ではフェルナンの恋人の噂が広がり、皇帝まで動き始める。しかもエロディ侯爵がフェルナンを探る役目を引き受けるって、嫌な予感しかしないし。

そんな中、ユリアはフェルナンの白い服にドキッとしながらも、突然の体調の変化に戸惑ってしまう。海へ行く約束もまた延期。フェルナンはすぐに医師を呼ぼうとするし、ユリア自身は疲れのせいだと思っているけれど、翌日も海へ行けないとなると、さすがに気になるわよ。幸せな移住生活が始まりそうなのに、ユリアの身体だけが「ちょっと待って」とブレーキをかけてる感じで、私はもう海どころじゃないくらい気になってる。

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53話|フェルナンとユリアが海を見る約束する

ユリアが弱ってるのにフェルナンは約束を信じてるの、もう切なすぎて胸がギュッとなる!

目を覚まさないユリアを前に、フェルナンが「もう二日になる」と気にしている姿を見た瞬間、こっちまで落ち着かなくなった。しかも自分で様子を見に行って、医師まで呼ぶんだから、本当に心配で仕方ないんだろうな。医師から「まだ状態が安定していない」と聞いても、何かできることはないのかと食事や薬まで全部見直させるフェルナン。いやもう、ユリアの健康管理担当みたいになってるじゃない。

一方のユリアは、ぼんやりする意識の中でもフェルナンの姿を見つけて、その優しさをちゃんと感じてるのよね。だからこそ苦しい。フェルナンがどれだけ気にかけてくれているか分かっているのに、自分はもうそばにいないほうがいいと思っているわけだから。気持ちが通じてないわけじゃないのに、向いている方向だけが違うのがしんどいのよ。

そんなユリアが目を覚まして、フェルナンと海へ行く約束を思い出す姿も、もう胸が痛くて…。フェルナンは「明日でも、その次でも、来週でも行ける」と未来の予定を普通に話してくれる。でもユリアは、セドリックが決めた日が一週間後だと知っている。だから「自分は本当に一緒に海を見られるのかな」と考えてしまうの。フェルナンは何も知らずに「待っていて、戻ったら必ず行こう」と言うし、もうこのすれ違い、どうしてこんなに残酷なのよ。

そして後半はエロディ伯爵よ。ユリアがフェルナンに匿われていると推測するところまではまだしも、そこから勝手な想像をどんどん膨らませていく。しかも本人のいないところで好き放題言って、最後には領内へ入り込もうとする始末。そりゃフェルナンも黙ってないわ。で、本人と鉢合わせした瞬間のフェルナンの空気が怖い。ユリアのことを軽々しく口にしたエロディ伯爵に対して、フェルナンが静かに怒っているのが伝わってくる、もう切れまくってて。ユリアは一人で身を引こうとしてるのに、フェルナンは今も当たり前みたいに未来の約束をしてくる。この二人の「同じ海を見たい」という気持ちだけは、どうか途切れないでほしいって思っちゃう。

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54話|ユリアの笑顔だけを願いエロディ伯爵を追い詰める

フェルナン、ユリアを守りたい気持ちが強すぎるのよ…。

フェルナンがエロディ伯爵のところへ乗り込んだ瞬間、これはもう話し合いで終わる空気じゃないなって察するんだけど、まさか過去の出来事まで全部つながってくるとはね。戦争から戻ったばかりのフェルナンのもとへ女性が送り込まれ、それをきっかけに悪い噂を広げようとした一件。しかも裏で皇帝とエロディ伯爵が手を組んでいたなんて、そりゃフェルナンも長年ずっと嫌っていたわけだわ。

さらに腹が立つのが、ユリアとの結婚まで利用されていたこと。エロディ伯爵はユリアに跡継ぎを求め、フェルナンとの距離を縮めるよう仕向けていた。フェルナンからすれば、ユリアまで自分を陥れる側にいるように見えてしまったんだよね。結婚後の出来事まで重なって、誤解がどんどん深くなったわけか。これ、ユリア側からしたらたまったもんじゃないのよ。

そして今回、フェルナンはついにエロディ伯爵との因縁に決着をつける。直接的な場面はかなり重いんだけど、私が強く感じたのは怒りそのものより「もう二度とユリアを苦しませない」という執念なのよ。過去にユリアへ向けられた仕打ちまで忘れていなくて、彼女のためなら徹底的に障害を取り除こうとする。愛が深いというか、もう抱えているものが重たいのよ。

その直後に、ユリアが海へ散歩に出たと聞いたフェルナンの反応がまた違う。疲れて帰ってくるだろうから食事や湯浴みを準備させようって、急に生活感のある優しい夫になるのよ。しかもユリアには自分がいない時に頼れる友人が必要だと考えて、その人たちまで近くに呼ぼうとしている。結局、フェルナンが欲しいのは権力でも評価でもなく、ユリアが安心して笑っていられる毎日なんだと思うんだ..気づくのが遅いけど。

だからこそ苦しい。海辺からユリアが突然いなくなったと知らされて、フェルナンの中にまた不安が押し寄せるわけ。そして「心はまだ君に届かない」という感覚が、全部をひっくり返すのよ。これだけユリアを守ろうとしているのに、一番欲しい彼女の心にはまだ届いていない。その距離が静かすぎて、胸がズンと重くなった。

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55話|別れの決意!ユリアが港へ急ぐ

逃げ切れると思った瞬間にフェルナン登場は心臓に悪いって。

船の出発を待つユリアを見て、「これで本当に離れられるのかな」と思っていたら、まさかフェルナンが船の中にいるとは。いやいや、追いつくの早すぎない?港まで来ただけでも十分なのに、船に乗り込んでるのよ。セドリックが「まさか……」となった瞬間の絶望感まで含めて、私の心臓までドクンとなったわ。

しかもユリアの逃げ方が、フェルナンから教わったものだらけなのがまた苦しい。乗馬を覚えたのも、馬が帰る場所を覚えることを知っていたのも、全部フェルナンから教えてもらったこと。離れるために使っている知識が、どれもフェルナンとの時間から生まれているんだもの。ユリア、これ相当つらいでしょうよ。

一方のフェルナンも、自分が何も知らなかったわけじゃないのがしんどい。ガブリエルの名前を使った手紙のやり取りも、乗馬を習っていたことも、ユリアがいつでも離れられるよう準備していたことも、薄々分かっていた。それでも気づかないふりをしていたというか、気づいていても一緒にいたかったんでしょうね。「自分から騙された」と思ってしまうところに、フェルナンの未練が全部詰まっていて苦しくなるの。

そして、やっとユリアの前に現れたフェルナンが、責めるでもなく帰ろうと手を差し出すのよ。ユリアが何度離れようとしても、結局手放せない。その気持ちが重いのに、妙に静かで、余計に胸に残るわけ‥。何より切なかったのが、ユリアはずっと船の中で落ち着かなかったのに、フェルナンを見た瞬間、その不安がすっと消えてしまったこと。離れたいはずなのに、会えば安心してしまう。もう、この二人の気持ちが簡単じゃなさすぎるのよ。それでもユリアは「終わらせよう」と言う。安心できる人と一緒にいることと、自分が選びたい未来は別なのかもしれない。そう思うと、震えながら向き合うユリアがたまらなく愛おしくて、胸がぎゅっとなるわ。

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