『上流社会』の【66話~70話】の記録です。単なるストーリーの要約にとどまらず、画面の向こうに感情移入して心が震えた名場面を中心に感想を綴っています。

ここから先は展開のぶっちゃけ解説が始まります!先を知りたくない方は、ここでストップしてくださいね。
66話:感想・考察|🎭社交界の悪意が歪めた孤独なチェーザレの幼少期

チェーザレの幼少期の記憶が最悪すぎる。社交界のルールに縛られ、自分の母を陰で笑いものにする貴族の女たちの姿に怒りが湧く。この歪んだ環境がチェーザレを冷酷な人間にしてしまったのかと考えると憎くてたまらない。
アデルはエズラと結婚するための資金を得るため、チェーザレの寝室を訪れ、自分を抱くよう要求する。チェーザレはアデルの予想外の行動に戸惑い、彼女の真意を問うが、アデルは淡々と自分の生存戦略を語る。かつて自分を救ってくれたチェーザレを憎んではいないこと、しかし、自らの意志で身を売るという選択をしなければ生きていけないという残酷な現実を突きつける。アデルの必死な言葉を受け、チェーザレの心は乱れる。その一方で、チェーザレは幼少期の光景を思い出す。両親の愛に飢え、周囲の貴族たちから母親を嘲笑される醜い社交界の光景が、彼の冷酷な性格を形作っていた。
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66話、アデルの強さと脆さが入り混じってて、見ていて本当に苦しかった。チェーザレに対して「憎んでいない」って言いながら、エズラの名前を出して彼を挑発する姿。あれはアデルなりの、最後の自尊心の守り方なんだよね。チェーザレに売られるんじゃなくて、自分の意志で自分を差し出す。そうやって自分の人生をコントロールしていると信じ込まないと、あの過酷な状況で生きていくことなんてできないはず。指先でチェーザレの胸をなぞる姿なんて、アデルの心の中はどれだけ冷え切っていて、どれだけボロボロなんだろうって思うと胸が痛い。でも、エズラなら傷ついた足を労わってくれたのに、この男は…って比較するアデルの言葉は、チェーザレにとってどれほどの呪いになるんだろう。
一方で、チェーザレの幼少期がこれまたエグい。母親が自由奔放で、周りの貴族がそれを陰でネチネチ笑っている光景。あんな環境で育ったら、誰かを信じることなんて無理だし、愛情を素直に受け取ることだってできなくなるよね。チェーザレがあれほど傲慢で、人の心を弄ぶような人間になったのは、この社交界の歪んだ空気を幼い頃からずっと吸わされてきたからなのかもしれない。アデルに対して見せる執着も、自分を置いていく誰かへの怒りや、寂しさを埋めるための歪んだ愛の形に見えてくる。
アデルの「身を売ることに違いはない」っていう冷めた言葉が、この二人の関係の根深さを物語ってる。チェーザレにとっては、自分を神のように崇めるアデルが、別の男のために自分を売りにくるなんて、皮肉すぎて笑えないはず。二人の間に流れる空気が、緊張感というよりは、お互いに壊し合っているような生々しさが漂っていて、本当に疲れる。アデルの覚悟が、チェーザレという冷酷な殻をどこまでこじ開けられるのか。この二人の、愛とは程遠いけれど確実に依存し合っている関係が、どこに向かっていくのか全く読めない。
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🚨きっとアデルは、チェーザレへの執着を捨てるためにあえて彼に身を捧げることで自分の心に決着をつけようとしていたし、チェーザレはアデルを通して自分が見たくなかった幼い日の孤独な影を重ねていたんだろう。
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67話:感想・考察|💔幼少期のチェーザレが追っても届かない両親の背中

両親が乗った馬車を必死に追いかけて、転んで、小さな体で泣き叫ぶ姿が惨すぎて見ていられない。必死に「自分のせいだ」って自分を責める幼いチェーザレを見ていると、本当に助けてあげたくてたまらなくなった。
貴族女性たちに社交の場で陰口を叩かれ、傷ついた幼いチェーザレは、エポナに慰められて部屋へと戻る。幸せそうな両親の姿を見て自分もいつかそんな家庭を築きたいと純粋な憧れを抱く少年だったが、その夜、突然の別れが訪れる。両親は何も告げずに屋敷を去り、必死に追いかけるチェーザレの想いは届かず、彼は取り残された。祖母に「いい子にしていれば両親はすぐに帰ってくる」と励まされた言葉を信じ、チェーザレは両親の帰りをただひたすら待ちわびる。しかし、どれだけ屋敷を守り行儀よく振る舞っても、両親が戻ることはなかった。
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67話、チェーザレの過去、あまりに苦しすぎる。社交界でヒソヒソ話されて傷つく姿も痛々しいけれど、それ以上に「両親を追いかけて転ぶ幼い日の自分」という記憶が、彼の今の性格を決定づけているんだと確信して震えた。エポナという存在だけが、幼い彼にとって唯一の救いだったんだね。夜にチェスをして、温かいミルクを飲んで、エポナの膝で安心する。その時間がどれほど彼にとっての命綱だったか。そんな幸せな夜の直後に、あんな別れが待っているなんてあまりに理不尽で言葉が出ない。
馬車を追いかけて泣き叫ぶあの姿、胸が抉られる。子供にとって、親が理由も言わずにいなくなること以上のトラウマなんてない。しかも、祖母に言われた「いい子にしてれば帰ってくる」っていう言葉が、呪いみたいに彼を縛り付けているのが本当に痛々しい。守り続けたブオナパルテという場所は、彼にとっては誇りじゃなくて、両親を呼び戻すための「檻」になってしまったんだ。
毎日毎日、今日は帰ってくるかな、明日なら帰ってくるかなって、玄関のドアの音に耳を澄ませていた姿を想像するだけで涙が出てくる。いい子でいれば、大人になれば、いつか報われると信じていた少年が、どれだけ深い絶望を積み重ねてきたのか。今のチェーザレが持つあの異常なまでの執着心や、愛を求める歪んだ感情は、すべてこの放置された空っぽの心から来ているんだと思う。誰も自分を置いていかないように、自分の一部にしようと必死になる今の彼の姿と、馬車を追いかけて泣く子供の姿が重なって、本当に胸が張り裂けそうになった。
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🚨きっとチェーザレは、自分がいい子でなかったから親に捨てられたんだと自分を責め続けていて、親を奪った「ブオナパルテ」という場所を呪いながらも、そこから離れることで完全に親との繋がりが切れることを恐れ、孤独の中でずっと立ちすくんでいたんだろう。
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68話:感想・考察|🤍アデルへの告白 好きだからこそ距離を置く決意

幼い彼の悲痛な叫びに号泣。両親に置いていかれ、必死に馬車を追いかける幼い姿が切なすぎて胸が締め付けられた。一人で敷布にくるまって泣く孤独を思うと、あんなに小さな心が受けた傷の深さに涙が止まらない。
幼い頃に両親から置き去りにされた彼は、誰かを深く愛すれば自分もいつか置いていかれるという恐怖から、他人の温もりを拒み、孤独に生きることを選んだ。時は流れ現在、彼はあるアデルとの取引を巡り、彼女の尊厳を傷つけてしまったことに気づく。自責の念から、彼はアデルの夜を買い取るという申し出を突如として撤回する。驚く彼女に対し、彼は謝罪の代わりとして大きなお屋敷を贈ることを約束した。なぜ心変わりしたのか理由を問われた彼は、想像以上にアデルの存在が愛おしくなってしまったからだと告げる。しかし、これ以上深く関わって傷つけることを恐れるかのように、彼は静かに一線を引くのだった。
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68話、幼少期のチェザーレから始まるの胸が締め付けられる。彼のあの冷徹な態度の裏に、こんなにも深い傷があったなんて知らなかった。両親が自分をおいて行ってしまった理由が、お互いを愛しすぎているからだなんて、子供にとっては残酷すぎる。自分も誰かを愛せば両親みたいになれるのかって健気に考えていたのに、祖母の言葉や周りの環境が彼をどんどん追い詰めていったんだと思う。戻ってきたエポナの温もりさえも突き放して、一生一人でいれば自由だなんて思い込む姿が痛々しくて、胸が苦しくなった。誰かに期待して裏切られるくらいなら、最初から何もいらないって心を閉ざしてしまったんだね。
そんなチェザーレが、今になってアデルに対して見せる変化が本当に切ない。彼女が自分の誇りを守るために必死になっている姿を見て、自分がどれだけ酷いことをしようとしていたかに気づいた瞬間、彼の表情が優しくなったのが分かった。上着をかけてあげる何気ない動作に、これまでの冷たさとは違う、本当の優しさが滲み出ている気がする。お金でアデルの夜を買い取ろうとしていた歪んだ関係を、自ら手放すと言い出したのは本当に驚いた。彼女からすれば、さんざん振り回されて身勝手に見えるかもしれないけれど、彼なりの不器用な謝罪とお詫びの屋敷の提案なんだよね。
そして、最後にチェザーレが語った理由がもう本当に胸に刺さって離れない。まさか好きになりすぎたから拒絶するなんて、どれだけ天邪鬼んだろう。誰かを深く愛してしまったら、あの幼い日のようにまた置いていかれて傷つくのが怖いんだと思う。好きだからこそ、これ以上求めてはいけないし、汚してはいけないって自分に言い聞かせているみたいで、彼の心の歪みが切なすぎる。お互いに惹かれ合っているはずなのに、近づけば近づくほど遠ざかろうとする二人の関係が本当にもどかしい。これからどうなってしまうのか、胸がざわざわして仕方がなくて‥。
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🚨きっとチェーザレは、アデルを失う恐怖に怯え、アデルは彼の急な変化に困惑しながらも、心の奥で繋がろうとしていたんだろう。
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69話:感想・考察|💔チェーザレという記憶から抜け出せないアデル

デマの真相に言葉を失う。社交界で広まる「禁断の仲」という噂、挙句の果てには「妊娠」という心ない中傷まで…。アデルの純粋な平穏が、他人の悪意ある言葉で汚されていく事実に、怒りと悲しみが混ざって胸が張り裂けそうになった。
傷が癒え、静かな日々を過ごしていたアデル。しかし、社交界の季節が戻ることで平穏な時間は終わりを迎えようとしていた。婚約者エズラからの手紙に安らぎを覚える一方、兄チェーザレとの関係には依然として不安を抱えている。そんな折、友人ジュヌヴィエーヴからの呼び出しを受け、アデルは久しぶりに屋敷を出る。再会したジュヌヴィエーヴは、世間でアデルとチェーザレに関する不穏な噂が広まっていることを告げる。社交界では、二人の仲がただの兄妹ではないと囁かれ、さらにアデルが屋敷に引きこもっているのは妊娠したからではないかという、心ない悪評まで流れていた。
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69話、もう、心臓がバクバク。せっかく屋敷で穏やかな時間を過ごしていたのに、一気に地獄へ引きずり戻される感じ。エズラの手紙で少しだけ心が救われていたアデルが本当に可哀想。彼からの海の写真なんて、アデルにとっては一筋の光だったはずなのに、その光すらも社交界のドロドロした噂でかき消されようとしているのが本当に悔しくてたまらない。
ジュヌヴィエーヴが必死に知らせに来てくれたのは救いだったけれど、彼女の口から出た言葉が残酷すぎた。兄妹というだけで、そこまで汚い想像を膨らませるなんて、社交界の人たちって本当に腐ってる。特にお腹に子供がいるなんて、アデルがどれだけ傷つくか考えもしないのか。根も葉もない噂で一人の女性の人生を壊そうとする人たちって、本当にどうしようもなく醜い。チェーザレの「愛しているけど許されない」っていうあの言葉が、アデルの心の中に重い鎖みたいに巻き付いていて、噂を否定したくても否定しきれないアデルの苦悩が痛いほど伝わってきた。
あの噂を聞いた時のアデルの反応が、無言だったのが余計に辛い。否定しなかったんじゃなくて、否定する言葉さえ見つからないほど、噂の重みが彼女の心臓を押しつぶしているんだと思う。ジュヌヴィエーヴも、噂を信じているわけじゃなくて、事態が深刻すぎてパニックになっている姿がリアルで胸が痛い。これまでのアデルの努力とか、静かに生きたいという願いが、他人の好奇心一つで崩れていくのが本当に悲しい。チェーザレと再会した時に、アデルがこの噂をどう受け止めるのか、あるいはどう立ち向かうのか。もう、これ以上彼女を追い詰めないでほしいと願うばかり。でも、この噂が爆弾になって、二人の関係がもう後戻りできないところまで壊れていく予感しかしなくて‥。
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🚨きっとアデルは、噂の真相や世間の声よりも、チェーザレという存在自体が自分を縛り続けているという現実から、決して逃れることができないという事実に、絶望しそうになっているんだろう。
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70話:感想・考察|🖤アデルを陥れるために動き出すルクレチア執念

ルクレチアの歪んだ執着に悲哀。自分の不幸をすべてアデルのせいだと決めつけ、泣きながら復讐を誓う姿が痛々しい。愛を盾に他人を汚物呼ばわりするその歪んだ心根に、どこまでも救いようのない哀れさと悲しさを感じる
婚約が滞っていたアデルとエズラだったが、エヴァ夫人の強権的な介入によって事態は急速に動き出す。一方、デラ・ヴァレ家では、オレステが流した悪意ある噂が周囲を巻き込み、事態を混沌へと陥れていた。ブオナパルテ家とデラ・ヴァレ家の食事会という名目で進められる婚約話。重苦しい空気の中、ルクレチアは望まない相手との結婚を強いられている現実に絶望していた。かつてのチェーザレとは別人のように冷酷に変わってしまった彼に心を痛めるルクレチアは、すべての原因がアデルにあると信じ込み、彼女を破滅させるための執拗な調査と策略を開始する。
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70話、本当に胃が痛くなるような展開だった。まずオレステが最低すぎて言葉を失う。噂を流して火をつけて、あとは静観するだけなんて、本当に人の心が欠落しているとしか思えない。エズラを無理やりアデルと結婚させようとする魂胆も、結局は自分の保身と権力のためでしかないよね。一方で、その冷徹な駆け引きを完全に掌握しているエヴァ夫人の圧倒的な強さにはゾクゾクした。あのメモ帳を使った会話の切り返し、相手の逃げ道を一切塞いでいく手腕はさすがとしか言いようがない。チェーザレだって、本来ならもっと力を持っていたはずなのに、エヴァ夫人の前ではどこか従順にならざるを得ないのが面白い。
それから、一番心がざわついたのはルクレチアだ。彼女の歪み方が、もう本当にどうしようもないところまで来ている。婚約相手を豚呼ばわりして、自分を悲劇のヒロインだと信じ込んで、そのストレスの矛先を全部アデルに向けている姿が、あまりにも惨め。チェーザレが昔とは変わってしまったという事実を受け入れられず、すべてをアデルという「悪役」のせいにすることでしか、自分の精神を保てないんだろうね。アデルがカポロにいるという情報を得て、ニヤリと笑う最後の表情には、本当に寒気がした。
ルクレチアがこれから何をしでかすのか、本当に不安で仕方がない。アデルにとって、今の状況は安全どころか、むしろ一番危険な場所に足を踏み入れているのかも。エヴァ夫人という強烈な盾があるとはいえ、ルクレチアの個人的な怨念っていうのは、論理じゃ説明がつかないから一番恐ろしい。それにしても、デラ・ヴァレ家もブオナパルテ家も、みんながそれぞれの欲望を隠しながらワインを飲んでいるあの食事会の空気感、本当に窒息しそうだった。アデルは、これから始まる地獄のような日々に気づけているのかな。どうか、無事でいてほしいと願うばかり。
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🚨きっとルクレチアは、自分の人生がうまくいかない原因をすべてアデルに投影することでしか自分を正当化できず、その盲目的な憎しみが、自分自身をさらに深い絶望の淵へと突き落としていくんだろう。
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