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『上流社会』66話~70話|チェーザレが抱えてきた孤独と、アデルへの想いが心を大きく揺らしていく

『上流社会』66話~70話|チェーザレが抱えてきた孤独と、アデルへの想いが心を大きく揺らしていく
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えぇぇぇぇ?チェーザレ……そこで「好きになった」は反則でしょう! 今まで自分の立場やアデルとの関係をどこか冷静に扱っていたチェーザレが、アデルの言葉を聞いて、自分でも抱えきれなかった気持ちをようやく認める。この流れ、かなり胸にくるんです。しかもアデルはアデルで、自分の人生を自分で選んだと思えることが、自尊心を守るために必要だったと語る。ここが本当に強い。誰かに決められるのではなく、自分で決めたかったんですよね。一方でチェーザレには、幼い頃からずっと「待っても帰ってこない」という孤独があった。そんなチェーザレが、大人になってアデルに惹かれていくんだから、もう感情がぐちゃぐちゃですよ! そこへエズラとの婚約、社交界の噂、ルクレチアの苛立ちまで重なって、二人の関係がどんどん逃げ場のないところへ進んでいくのがたまりません。

66話|チェーザレとアデルの想いがすれ違う

チェーザレの過去にこんな寂しい子ども時代があったの!? 大人になった今の振る舞いと重なる部分が見えて胸がザワつく!

「出ていけ」と言われても動かないアデル、いや強いなこの人!でも意地を張ってるだけじゃないのよね。自分を買ったチェーザレに対して、だったら最後まで自分の選択を貫く、みたいなところまで追い込まれているのが苦しい。しかもアデルがエズラのことを持ち出して、チェーザレと比べるのもかなり刺さる。助けてもらったことも、生活が変わったことも、アデルはちゃんと分かってる。だからこそ「あなたを憎んでいるわけじゃない」と言うのよね。むしろ感謝している。でも感謝しているからといって、自分の人生まで全部相手に預けてしまったら、自分が自分じゃなくなるじゃないよ。

この「自分で選んだことにしたい」という気持ちが、今回かなり重かった。外から見れば選択肢なんてほとんどなかったとしても、アデルにとっては、最後に残された小さな決定権なのよ。そこを手放したら、本当に何も残らない。だから強がってでも握っていたいんだろうな。

そして急に入ってくる幼いチェーザレ! いや、さっきまでアデルとチェーザレの緊張感で胃がキュッとなってたのに、今度は「退屈! 私も踊りたい!」って子どもチェーザレですよ。かわいいけど、めちゃくちゃ寂しいじゃないの。

両親が楽しそうに踊っているのを眺めながら、自分だけ輪の外にいる。しかも周囲では母親のカタリナを貴族たちが好き勝手に話している。本人にとっては母親なのに、大人たちは笑いながら評価しているわけで、幼いチェーザレには相当印象に残ったでしょうね。

今のチェーザレが人との距離や立場を細かく気にするのも、この頃から何かを見て覚えてしまったのかなと思う。もちろん、この回だけで全部を決めつけることはできないけど、あの孤独そうな子どもが大人になって、今度はアデルとの距離を必死に測っていると思うと、なんとも言えない気持ちになる。アデルもチェーザレも、結局は「自分だけは自分を裏切りたくない」というところで踏ん張っているのかもしれない。二人とも不器用すぎるのよ……。

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67話|良い子でいれば両親が帰ると信じていたチェーザレ

チェーザレの純粋さが可愛いぶん、置いて行かれたのがつらすぎる!

幼いチェーザレが社交の場から逃げて、エポナに抱っこされながら部屋へ戻るの、もう可愛すぎるでしょう。大人たちの会話なんて聞きたくないし、楽しくもないし、さっさと部屋でチェスしたい。そんな子どもらしさがたまらないのよ。しかもエポナが「一局だけね」と付き合ってくれて、温かいミルクまで用意してくれるのも優しい。チェーザレにとってエポナって、本当に安心できる存在だったんだろうな。

そしてベッドで両親のことを話すチェーザレが、また切ないのよ。「自分もいつか誰かとあんなふうに幸せになれるのかな」って、まだ小さいのにそんなこと考えてたのね。両親が仲良く踊っている姿を見て、自分の未来まで重ねていたのが微笑ましいし、エポナが迷わず「きっとなれる」と答えてくれるのも温かい。なのに翌朝、目を覚ましたら誰もいない。チェーザレが窓から両親の馬車を見つけて、必死に追いかける場面は一気に胸が苦しくなる。転んでも泣きながら追いかけて、「行かないで」と願う姿がもう……小さい子にこれはつらいって。

そのあと祖母のエヴァから「二人はすぐ戻る」と伝えられて、チェーザレの顔がぱっと明るくなるのもまた苦しいのよね。しかも「自分が良い子にして、ブオナパルテを守れば、両親が早く帰ってくる」と信じて頑張ろうとする。健気すぎるでしょう。大人なら事情をいろいろ考えられるけれど、子どものチェーザレには「自分が頑張れば家族が戻ってくる」という考えしかないんだもの。

そして「今日も帰ってこなかった」が静かに刺さる。昨日も待って、今日も待って、それでも帰ってこない。最初は両親との幸せな未来を夢見ていた小さな男の子が、いつの間にか家を守ることを自分の役目にしてしまったのが悲しい。チェーザレの「良い子でいよう」という気持ちが、あまりにも一途で、胸がきゅっとなる回だったわ。

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68話|好きになったからこそ、チェーザレは引き返す

幼いチェーザレの「一人なら自由」って言葉が今の彼にまで残ってるの、切なすぎて笑えないんだけど!

幼いチェーザレが馬車を追いかけてる場面から始まるんだけど、もうしんどいって。小さい子が「行かないで」って必死に追いかけて、それでも届かない。そのあと祖母のエヴァ夫人に両親への手紙を送るか聞かれても、「待つ」と答えてるのよね。まだ帰ってくると思いたいんだろうなと思ったら、ここでチェーザレの考え方が見えてくるわ。

両親が戻らない理由を「二人はお互いをすごく愛してるから」と考えて、自分にも同じように愛する相手ができれば、何か変わるかもしれないと思う幼いチェーザレ。いや、子どもなりに必死で答えを探してたんだろうけど、エヴァ夫人から「そんな愛は誰にでもあるものじゃない」と言われてフォークを落とすのが切ない。そこで期待ごと落ちちゃった感じがする。

さらにエポナが戻ってきて、寂しかったでしょうと抱きしめても、チェーザレは「もう一人でいられる」と突っぱねる。ここで出てくる「一人なら自由」という考え、今の彼を見てると重すぎるんだよ。寂しいから一人になるんじゃなくて、傷つかないために一人を選ぶようになったんだろうな。

そして現在のアデル。自分の決断を自分の意思だったと思わないと耐えられない、という彼女の気持ちを聞いたチェーザレが、急に表情を変えて上着をかけるのよ。え、どうした。さっきまでのチェーザレどこ行った。しかも、そのあと以前の申し出を取り下げると言い出す。アデルからしたら「今さら?」よね。散々振り回されたあとに言われても、そりゃ困る。なのにチェーザレは謝罪だけじゃ足りないからと、約束していた屋敷を渡そうとする。アデルも「何してるの?」状態だけど、こっちも同じ気持ちです。

そして理由を聞かれて出てきたのが、「思っていたよりずっと好きになっていた」。…はい??? そこまで自覚してたの???

でも最後には「だからこそ、いけない」と自分で止める。幼い頃に「一人なら自由」と決めたチェーザレが、今度は誰かを好きになったからこそ、その気持ちから逃げようとしてるのが苦しい。好きになれば幸せになれる、とは限らないと思い込んでる感じがして、アデルへの態度が急に優しくなった理由まで全部つながってしまった。いやもう、そんな顔で「好き」って言われたら、アデルだって簡単には平静でいられないでしょうよ。

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69話|ジュヌヴィエーヴがアデルへ尋ねた噂の真相とは?

はあ‥アデル、ようやく穏やかな生活を取り戻したと思ったら、外に出る前から社交界が勝手に話を育ててるじゃん。

エポナに傷の状態を確認してもらい、もう外へ出られると聞いたアデル。これまで屋敷で静かに過ごしていたぶん、本人としては「そろそろ日常に戻らなきゃ」という気持ちなんだろうけど、その直前にチェーザレのことを思い出すのが切ない。あの人、距離を置いてくれていたからこそ、アデルも少し落ち着いていられたんだよね。なのに社交の場へ戻れば、また顔を合わせることになる。考えるだけでも面倒そうな顔が目に浮かぶわ。

そんな中でエズラから届く手紙が優しいのよ。外へ出られないアデルのために各地の景色を送って、海の写真には「いつか一緒に行こう」と書いてある。アデルがその未来を想像するのも、なんだか久しぶりに普通の恋愛を考えている感じがしてホッとする。しかも婚約が解消されないと知った瞬間、「それならよかった」と安心するアデル。ここ、エズラとの関係をちゃんと大切に思ってるのが伝わる。

ところが翌日、ジュヌヴィエーヴと会った瞬間に空気が一変。誰もいないのを確認してカーテンまで閉めるから、もう絶対ただ事じゃない。案の定、社交界ではアデルとチェーザレの関係について妙な噂が広まっていた。舞踏会で二人の雰囲気が普通ではなかった、最近アデルが社交界に姿を見せない、だから何かあるんじゃないかって……いや、人の不在からそこまで話を膨らませるの、想像力が元気すぎる。アデル本人は何も知らないから「噂があるの?」って完全に初耳なのも笑う。

しかもジュヌヴィエーヴが最後に持ち出した話が、さらにとんでもない方向。アデルが屋敷にこもっている理由まで勝手に想像されているらしい。もうアデルからしたら「私が何をしたっていうの?」状態よね。

チェーザレとの間にある感情だって本人たちですら整理しきれていないのに、外野だけが先に結論を出して話を完成させてるのが怖い。アデルが久しぶりに外へ出ようとした瞬間、待っていたのが社交界の現実っていう、この落差がしんどすぎる。さあアデル、帰ってきた社交界、いきなり面倒くさすぎるぞ。

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70話|エヴァ夫人はアデルの婚約を一気に進めさせる

ルクレチア、泣くほどチェーザレに執着してるのに、アデルへの敵意まで燃え上がってるじゃない。これは完全に雲行きが怪しい!

おいおい、待って、オレステ何してんのよ。エズラが帰ってきて早々「金を借りるのは難しい」って報告してるのに、兄は兄で「そうだろうな」どころか、アデルをめぐる噂まで自分で仕掛けてたと平然と明かす。しかも目的が「チェーザレが評判を気にして、アデルをエズラに早く嫁がせるよう仕向ける」って、ずいぶん大掛かりなこと考えたわね。エズラも「まさか兄さんが!?」ってなるでしょうよ。そりゃなる。

そして、この作戦が本当に進んじゃうのが怖い。エヴァ夫人がチェーザレに噂を片付けるよう迫って、さらに支度金や年金をきちんと用意して、延期されていた正式な顔合わせまでさっさと進めろと指示。チェーザレも逆らわず受け入れてるし、結果として止まっていたアデルとエズラの婚約が一気に動き出すの。エヴァ夫人、強い。というか周囲が何日も悩んでそうな案件を、一言二言で「はい、進めます」で処理していくの何なの。

食事会では、まさかの結婚時期まで話題になるし、エズラもアデルも「早いほうがいい」と、二人とも迷いなく返してるのがまた印象的だった。ところがルクレチアがアデルに「両親も結婚式に来るの?」と聞いた瞬間、デラ・ヴァレ側が一斉に固まる。おい、今それ聞くの!?オレステが小声で黙れって止めるのも含めて、そこだけ空気が急に重い。

でも一番気になるのは、やっぱりルクレチアよ。自分の婚約を受け入れられず、チェーザレが変わってしまった理由を考え続けた末に、全部アデルのせいだと思い込んでしまっている。しかも「自分が動かなきゃ」と決めて、アデルがカポロにいると聞けば、さっそく探す方向へ。いやいや、そこで嫉妬がアデルに行くの!?チェーザレ本人と向き合うより先に、アデルを原因扱いして動き出すの、かなり嫌な予感しかしない。

エズラとアデルの婚約は進む、オレステは裏で噂を操る、エヴァ夫人は話を前へ押し出す、そしてルクレチアはアデルの荒探しを始める。人間関係が四方向から一気に動き出して、もう誰か一人くらい「ちょっと待って、話し合おう」と言ってほしい。なのに全員それぞれの事情で走り出してるから、何が起きるのか普通に落ち着いて見ていられないわ。

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上流社会
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