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『上流社会』21話~25話|権謀術数のなかで輝きを増すアデルの戦い

『上流社会』21話~25話|権謀術数のなかで輝きを増すアデルの戦い
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喉元に突きつけられたハサミと、不穏な影を落とすチェーザレの執着。この記事では『上流社会』21話〜25話で描かれるアデルの気高き覚悟、謎の青年エルギの参戦、そして周囲を圧倒していくアデルの底知れぬ美しさを徹底レビューします。

ここからは、21話~25話の核心部分に関する情報が含まれています、ご注意を。

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21話|喉元に突きつけたアデルの覚悟の証

アデルの狂気に戦慄。ハサミを喉に突き立てるなんて、並大抵の覚悟じゃない。チェーザレを挑発して自分の腹に刃先を向けるあの姿、ただの妹なんかじゃない。狂おしいほどのプライドと死と隣り合わせの強さに、心臓が止まるかと思った。

21話あらすじ

チェーザレは己の欲求のままにアデルを支配し、関係を強引に進めようとする。しかしアデルは怯むどころか、隠し持っていたハサミをチェーザレの喉に突きつけ、毅然と拒絶の意志を示す。予想外の抵抗にチェーザレは興奮し、二人の張り詰めた緊張感は頂点に達する。アデルは嫌いではないと言いつつも、身を許すことだけは頑なに否定し、自らハサミを腹に突き立てるという狂気的な手段でチェーザレを突き放す。チェーザレはその異常な強さに、あわよくば手元に置いておきたいという歪んだ所有欲を強めていく。

21話レビュー・考察

21話、もう何これ、凄まじい展開すぎて頭がついていかない。チェーザレ、本当に最低最悪の男だよね。自分のものにすればデラ・ヴァレ家との契約がどうなろうと知ったことじゃないとか、本当に自分の欲しか考えていない。でも、それ以上にアデルが凄すぎる。喉にハサミを突きつけられた時、普通は死ぬほど怖がるはずなのに、あの余裕というか、むしろ殺す気でいるあの眼差し。ギモーラ出身という背景が、彼女の生き方の過酷さを物語っているみたいで、本当に痺れた。チェーザレがそんなアデルに本気で驚いて、笑い出してしまうのがまた変態的でゾッとする。

一番震えたのは、アデルが最後に言った「嫌いではございません」という言葉。あんな緊迫した状況で、そんなことを言えるなんて。でもその直後に自分のお腹に刃先を向けるんだよ。チェーザレの言う通り、普通なら嫌いだと言って逃げる場面なのに、あえて自分を傷つけることで相手を拒絶するなんて、アデルの中にある何かがもう壊れているというか、普通の人間とは感覚がズレている気がして怖い。でも、その異常さこそがチェーザレにとっては極上の娯楽になってしまっているのが、この二人の関係の終わりのなさを予感させていて鳥肌が立つ。

チェーザレが治療を促して、これから出かける予定だと切り上げる姿、あれは悔しさの裏返しだよね。自分の思い通りにならなかったことが初めての経験で、でもそれがたまらなく楽しくて、逆にアデルという女に底知れない魅力を感じてしまっている。デラ・ヴァレの堅物に渡すには惜しいなんて言ってるけど、結局彼はアデルのことが大好きでたまらないんじゃないの。でも二人の間に流れているのは、決して愛じゃなくて、もっとドロドロとした執着と暴力的な駆け引き。この先、この二人がどうなっていくのか、破滅しかないのが目に見えているのに、なぜか見ていたくなる自分がいて、すごく嫌な気分。でも、このスリル、一度ハマったら抜け出せないね。

21話まとめ

チェーザレは、アデルの中に自分と同じ歪んだ執着だけではなく、自分でも制御できないほど深い闇が眠っていることに気づいたんだと思います。相手を思い通りに支配するつもりで近づいたはずなのに、気づけば自分のほうが彼女の危うさや狂気に強く惹き寄せられてしまう。その関係は支配と服従では片付けられない危険な均衡になっていて、見ているこちらまで背筋が寒くなる展開でした。

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22話|アデルの前に現れた護衛エルギ

妹を政略の道具にするチェーザレ。アデライデをデラ・ヴァレ家に嫁がせると言い放つ姿に戦慄した。大切なアデルすら冷徹な駒として扱い、自分にとって都合の良い盤面を作っていく。その歪んだ支配欲に、胸の奥がゾワゾワして鳥肌が立った。

22話あらすじ

オルケニーナの使節団を見送ったチェーザレは、貴族たちの前で妹・アデライデの存在を明かし、彼女をデラ・ヴァレ家に嫁がせるという突然の宣言をする。その裏には、ルクレチアをブオナパルテ家の蕩児と結び付けないという自身の思惑があった。一方、チェーザレに呼び出されたアデルは、エポナの弟であるエルギ・コレルを新たな護衛として紹介される。チェーザレの予測不能な態度に混乱しつつも、護衛の配属に戸惑うアデル。そんな中、エポナのもとに急報が届き、議長が「星の間」で待ち構えているという不穏な事態が発生する。

22話レビュー・考察

22話、チェーザレという男は、一体どこまで本心を隠し持っているんだろう。貴族たちを煙に巻いて、妹さえも自分の手駒として盤上に配置する手際が鮮やかすぎて逆に恐ろしい。デラ・ヴァレ家との結びつきを強めるために、アデルを嫁がせるなんて。チェーザレにとって、愛や血縁はあくまで力を増幅させるための道具に過ぎないんだ。裏で糸を引く姿は、まるで巨大な蜘蛛の巣の中心に座っているみたいで、背筋が凍った。

そんなチェーザレに翻弄されるアデルの心情が、今回は特に痛々しかった。罵倒しながらも、彼の顔の造作に一瞬だけ思考が停止してしまうあの瞬間。無駄に二枚目だとか、変態だとか、心の中で一生懸命彼を嫌おうとしているのが、逆にアデルの動揺を物語っている気がして切ない。強引に距離を詰められて、嫌だと言っても興奮されてしまうあの異常な関係性が、アデルの心を少しずつ蝕んでいるのが伝わってくる。彼女が感じているのは、ただの嫌悪だけじゃなくて、抗えない男に触れられた時の、本能的な恐怖と戸惑いなんだろうな。

そこに現れたエルギ・コレルという存在も気になる。エポナの弟という肩書でやってきたけれど、チェーザレがわざわざ護衛に指名するくらいだ。ただの護衛なわけがないよね。何か重要な秘密や役割を担っているんじゃないかと疑ってしまう。しかも物語の最後で、議長が登場するなんて展開が早すぎる。星の間で何が待ち受けているのか。アデルの自由が、また一歩遠ざかっていくような気がして、胸が苦しくなった。チェーザレの意図通りに事が運ぶのか、それとも誰かがその盤面をひっくり返すのか。嵐の前の静けさみたいな、このどうしようもなく張り詰めた空気が、とにかく堪らない。

22話まとめ

チェーザレにとってアデルは、一人の人間というより、自分の理想どおりに管理しておきたい特別な存在なんだろうね。一方のアデルも、兄の息苦しいほどの独占欲に嫌悪を抱きながら、その圧倒的な存在感や抗えない魅力に心を乱され続けています。拒絶したい気持ちと離れられない感情がぶつかり合い、彼女の心は少しずつ限界へ近づいているように感じました。

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23話|エヴァのメモに刻まれる探り入れ

エヴァの底知れない提案に戦慄。アデルとチェーザレとの関係を執拗に探るエヴァの影に震えた。他の家への養子縁組という交換条件で、アデルの心のうちを暴こうとするそのしたたかさが怖い‥

23話あらすじ

お坊ちゃまの件で議長・エヴァに呼び出されたアデルは、張り詰めた緊張感の中で面会に臨む。話すことができないエヴァは、メモを通して穏やかな態度でアデルに接するが、その目的はチェーザレとアデルの関係を暴くことにあった。彼女はもし二人が恋仲であれば別の貴族家への縁談を斡旋し、そうでなければデラ・ヴァレ家へ嫁がせるという、アデルの意思を無視した勝手な選択肢を提示する。自分を試そうとするエヴァの真意を測りかねて困惑するアデル。そこへチェーザレが現れ、エヴァの挑発的な言動を冷ややかに切り捨てるようにして場に緊張が走る。

23話レビュー・考察

23話、ふう、空気が重かった‥。エヴァという人物、本当に底が見えない。言葉を発さないぶん、書かれたメモの文字が余計に冷たく刺さってくる。アデルを「味方よ」と言いながら、その実、チェーザレとの関係を「偽りか」と疑い、さらには「そうなら他へやる、そうでなければデラ・ヴァレへ嫁げ」なんて、あまりに勝手すぎる。アデルを一人の人間としてではなく、チェーザレという駒を動かすための調整弁として見ているのが、透けて見えて本当に嫌な気分になった。

特に、エヴァが「チェーザレの幸せを願っている」と書いたメモが一番怖かった。本当に愛しているなら、本人の意思を無視して周囲の人間を勝手に仕分けなんてしないはず。この人は、自分が描く「チェーザレの物語」を完成させるために、アデルを使ってパズルのピースを埋めようとしているだけじゃないかな。ルクレチアという名前が出てきたのもすごく引っかかるし、アデルにとってはどこに転んでも地獄のような選択肢しかない。アデルが一生懸命、平静を装って否定し続ける姿が、あまりにも痛々しくて見ていられなかった。

そこに、タイミングよくチェーザレが登場したのは救いだったのか、それとも事態が悪化したのか。チェーザレがエヴァに対して見せたあのニヤッとした笑顔、あれは一体どういう意味なんだろう。アデルを守るためなのか、それともエヴァの思惑を全部見透かしたうえで、自分もまたこのゲームを楽しんでいるのか。この二人の間の張り詰めた緊張感、もう息を吸うのも忘れるくらい濃密だった。アデルはただ、穏やかに過ごしたいだけなのに、どうしてこんなにも周囲の権力者たちに翻弄されなきゃいけないんだろう。アデルがかわいそうで仕方がない。

23話まとめ

エヴァはチェーザレへの執着があまりにも強く、その視線の先にはアデルという一人の少女の気持ちなんて最初から存在していなかったんでしょうね。彼女にとってアデルは邪魔な存在であり、状況次第では利用できる駒でもある。感情よりも損得で人を見ているような感情が伝わってきて、物語の不穏さをさらに際立たせていました。

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24話|チェーザレの歪んだ妹愛

チェーザレの傲慢すぎる態度にイラッ。エヴァ夫人への冷淡な態度と、アデルを連れ回す自信満々な様子に腹が立つ。妹だからとか言いながら、完全に自分の持ち物みたいに扱って弄ぶ姿に、見ていて心臓が騒がしくて‥

24話あらすじ

エヴァ夫人との面会を冷徹に終えたチェーザレは、そのままアデルを伴い、最高級の馬車で街へ繰り出した。注目の的である彼の馬車に乗り、ベラステラ通りを闊歩する現状にアデルは戸惑いを隠せない。そんなアデルの素直になれない態度を面白がり、チェーザレは妹であることを強調しながらも恋人のようにアデルを翻弄し続ける。二人が訪れたのは、街の商人が躍起になって出迎える最高級の宝石店だった。チェーザレは「妹に似合うもの」という名目で、店にある最高級の宝石の数々を自分たちに提示するように店主に命じる。

24話レビュー・考察

24話、チェーザレ、本当に食えない男だな。エヴァ夫人の前での態度は冷酷そのものだし、アデルに対しては「妹」と言いながらやっていることが完全にデートで、その無自覚なのか計算なのか分からない振る舞いに、こっちまで振り回されてしまう。アデルが仏頂面だと指摘して、「可愛い顔なんだから」ってさらっと口説くようなことを言えるのは、やっぱり遊び慣れている証拠だろう。アデルが心の中で「妹よ」って必死に自分に言い聞かせている姿が、あまりに健気で胸が締め付けられた。

宝石店での店員たちのパニックぶりを見ると、この男がいかにこの街で規格外の存在なのかがよく分かる。ブオナパルテという名がどれほどの権力を握っているのか、馬車に乗っているだけで街中がざわつく姿に圧倒された。そんな場所に、今までエキストラのように生きてきたアデルが、チェーザレの隣で堂々と足を踏み入れている。その光景には少しだけ痛快さを感じたけれど、同時にアデルが深入りして傷つかないか心配で仕方ない。

最後の宝石選びのも、ただの買い物じゃないよね。チェーザレにとって、アデルを飾ることは自分を飾ることと同じなんだろう。全部出してくれって言えるのは、本当に彼にしかできない傲慢な愛の示し方だと思う。アデルの手を握る姿は、本当にあの一瞬の緊張感が最高だった。怪我を理由にしているけど、本心は違うって、私には筒抜けなんだよ。この二人の「妹」という枠組みが、いつどこで崩壊するのか、その危ういバランスから一瞬たりとも目が離せない。チェーザレが本気でアデルを自分のものにしようとしているのか、それともただの遊び心なのか、彼の本音が全く見えないのが一番怖いよ、ほんとに。

24話まとめ

チェーザレはアデルを自分の好みに着飾り、その日常のすべてを自分の色へ塗り替えようとしているように見えました。ただ服を選んでいるだけではなく、考え方も居場所も未来も、自分の支配の中だけで完結させようとしているようで本当に恐ろしいです。アデルが少しずつ逃げ場を失っていく様子には、息苦しさを覚えました。

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25話|アデルの底知れぬ美しさ

捨てられる運命の宝石に悲哀 「いずれ手離すもの」と冷めた瞳で語るアデルに胸が締め付けられた。着飾れば着飾るほど、彼女が「チェーザレの妹」という役割を演じているだけの虚しい人形に見えて、この先の結末が恐ろしくてたまらない。

25話あらすじ

宝石店を訪れたアデルとチェーザレ。最高級の宝石を並べる店主をよそに、アデルはどれにも心を動かさない。チェーザレはそんな妹の気を引こうと買い物を続けるが、彼女が唯一反応したのはチェーザレが身につけていたブローチだった。自分の瞳の色と同じだと言い放つアデルの無垢な微笑みに、店主は二人の間に漂う異常な空気を感じ取る。夜の馬車の中、チェーザレはアデルの反応の薄さを問い詰めるが、アデルはそれらがいずれ手離す道具に過ぎないことを冷徹に理解していた。チェーザレの意図を汲みつつ、アデルは路地裏にある安物の店に視線を向け、静かに自身の過去を重ねる。

25話レビュー・考察

25話、なんかずっと心臓が早鐘を打っていた。宝石店でのやり取り、表向きは兄妹の優雅な買い物風景なのに、空気が重すぎる。店主が最高級の宝石を次から次へと披露しても、アデルの目が死んでいるというか、まったく欲がないのが逆に怖い。チェーザレのほうも、アデルに似合うものを必死に選んでいるようで、結局は「自分にふさわしい妹」に仕立て上げるための着せ替え人形としてしか見ていない。耳に穴が開いていないことへの言及とか、保守的に育てられた云々とか、チェーザレが自分の思い通りに支配したいという執着が見え隠れしていて、息が詰まる。

特に、アデルがチェーザレのブローチを指して「お兄様の瞳の色」って言った姿、あれは完全にわざとやっているよね。店主もビクッとしていたけれど、あれはただの兄妹の微笑ましい会話じゃない。アデルがチェーザレという強大な権力者を、自分の美貌と言葉でコントロールしようとしている、あるいはその逆の、異常な権力ゲームを見せつけられた気がした。店主の「私ならこの人を放っておけない」というアデルの美への心の声が、私の気持ちを代弁しているみたいでゾクッとした。

馬車の中での会話も、本当に冷たい。チェーザレにとって宝石は妹を「チェーザレの妹」として周知させるための経費に過ぎないし、アデルもそれを完全に理解して受け入れている。熱いキスなんてない、打算と事業としての装い。二人の間に愛情なんて欠片もなくて、ただただ利用し合っている関係性が、逆にこれ以上ないくらい濃密に感じられるのが皮肉でしかない。最後、安物の店に執着したアデルの視線は何を意味しているんだろう。豪華なフランドルレースよりも、あの店に何か彼女にとっての「真実」や「過去」が隠されているのか。チェーザレの支配から少しだけ心が離れ、自分の意志で何かを見つめるアデルの姿が、この先どういう波乱を呼ぶのか、怖くもあり楽しみでもある。二人の歪な仮面舞踏会は、いつか必ず壊れる予感がしてならない。

25話まとめ

アデルはチェーザレから愛される未来なんて最初から期待していないんでしょうね。だからこそ完璧な妹を演じ続け、その役割を壊さないまま、いつかこの閉ざされた世界から抜け出せる瞬間だけを静かに待ち続けているように感じました。表情は穏やかでも、その胸の内では生き延びるための計算を絶えず巡らせている姿がとても切なかったです。

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上流社会
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