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『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』6話~10話|エレノアを陥れるための卑劣な毒薬計画

『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』6話~10話|エレノアを陥れるための卑劣な毒薬計画
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静かに動き出した瞬間、物語の空気がざらりと変わりました。復讐を誓うエレノア、嫉妬に飲まれるアウレリア、黒幕を追い詰めるヘレイス。それぞれの思惑が皇宮の中でぶつかり合い、火花みたいに散っていく。そして、氷の皇帝と戦乙女が紡ぐ温かな距離感、街で交わる視線の余韻が、毒の渦中にあるはずの二人へ「恋の火種”」落としていく。この記事では『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』6〜10話の緊張と甘さを、レビューしていきます。

6〜10話のネタバレがあります。初めて読む楽しみを大切にしたい方は、ここで読むのを止めてください。

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6話|復讐を誓い刺客を支配するエレノア

皇太后の薄ら笑いに戦慄。皇帝を「ヘドが出る」と吐き捨て、息子を暗殺させようとする皇太后の狂気に背筋が凍った。権力のためなら肉親の命すら道具にするその醜い支配欲に、ただただ嫌悪感と恐ろしさが‥

6話あらすじ

ヘレイスから贈られた傷だらけの暗殺者。エレノアは強力な支配魔法を解くことで彼を覚醒させ、その名をカロンと呼ぶ。エレノアは彼から暗殺の黒幕が皇太后であることを聞き出し、冷徹な復讐心をさらに燃やす。一方、皇太后ステファニーは暗殺の失敗を意に介さず、次なる準備を進めていた。皇帝を「母上」と呼ぶ存在を排除しようと企む彼女の言葉には、肉親に対する情は微塵もなく、ただただ息子を葬り去ろうとする異常な執着が渦巻いていた。宮殿という名の檻の中で、エレノアの反撃と皇太后の毒が静かに、だが確実に交差していく。

6話の感想と考察

6話、エレノア、やっぱりタダモノじゃない。オスカーに探り入れられても、一切表情を崩さずに「憎しみだけです」って言い切る強さが本当にかっこいい。普通の女性なら、そんな公爵の前で元婚約者の話なんて出されたら怯えてしまうはずなのに、自分の家族を殺した相手への復讐心だけで生きている今の彼女は、ある意味で一番強い。オスカーもエレノアを試していたはずなのに、逆にその揺るぎない覚悟を見て逆に感心しているのが面白い。これからこの二人がどう動くのか、目が離せない。

それにしてもカロンが本当にきつい。母親を殺させるとか、洗脳とはいえ一生消えない傷を負わせるなんて、黒幕は一体どれだけ腐っているんだろう。そんな絶望の中にいた彼を、エレノアが力ずくで引きずり出した場面は痺れた。もう痛みを感じられるようになったって、エレノアの言葉が冷たくて、でもカロンにとっては人間としての感覚を取り戻した最初の瞬間だったんじゃないかな。彼女を「新しい主人」と認めたことで、カロンがこれからどう変わっていくのか、エレノアの復讐の駒としてじゃなくて、人間として何かを取り戻してほしいと願ってしまう。

そして皇太后のあの異常な余裕よ。暗殺失敗を報告されても、焦るどころか不気味に笑っているのが本当に気持ち悪い。息子を「ヘドが出る」って、どれだけ歪んだ関係なんだろう。ただの権力争いじゃなくて、もっと根深い恨みみたいなものすら感じる。あのヘンサっていう手下も、何をそんなに確実に準備したんだか。着々と皇帝を追い詰める準備をしているんだろうけれど、エレノアという強力なイレギュラーが、この毒の連鎖をどこまで食い止められるのか。今のところ、エレノアの方が一枚上手に見えるけれど、皇太后の底なしの悪意はまだ隠されているものがありそうで、胃が痛くなる。

6話まとめ

家族を奪われた日の痛みを、エレノアは今も心の奥に抱え続けています。ただ怒りに任せて動くのではなく、復讐を果たすためなら敵だったカロンさえも味方に引き込む強かさを見せました。最初は信用できない存在だったはずの彼を、自分の目的を成し遂げるための大きな力へ変えていく姿には、エレノアの覚悟の深さを感じます。皇太后という簡単には倒せない相手に挑むため、彼女は使えるものすべてを手に入れようとしているんですよね。

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7話|アウレリアの嫉妬が見せる歪んだ愛

エレノアの覚悟と兄の愛に号泣。冷たい宮殿でたった一人、復讐と未来のために戦うエレノアの強さが健気すぎて胸が締め付けられた。離れていても、手紙一つで互いの覚悟を確認し合い、影から支えようとするハベリオンの深い愛情に涙が止まらない。

6話あらすじ

第二皇妃カリオペは、エレノア・スノーを追い出すべく第一皇妃アウレリアに協力要請を行うが、愛を渇望するアウレリアには一蹴されてしまう。立ち去り際、カリオペはわざとエレノアの美しさを吹き込み、アウレリアを激しく動揺させる。一方、皇帝の命令によりエレノアの監視役として送り込まれたイオは、かつて庭園で接触した人物と同一人物であることが判明。監視という冷酷な状況下に置かれながらも、エレノアは冷徹なまでの戦略眼で復讐の準備を進めていた。北部にいる兄ハベリオンへ届いた手紙には、彼女の壮絶な覚悟と、オズボーン家を潰すための非情な策が記されていた。

7話の感想と考察

7話は、静かな冷戦と、離れた場所で通じ合う熱い絆の対比が本当にすごかった。まずカリオペの性格の悪さには、もう呆れる通り越して感心するレベル。アウレリアを焚きつける時のあの余裕たっぷりの態度、そして去り際にわざとエレノアの美貌をチラつかせていくやり口。自分の思い通りにならないからって、他人の心に火をつけて暴れさせようとするなんて、本当に女狐そのものだよ。それを受けて、表情は変えないのにお茶を飲む手が震えているアウレリア。結局、二人とも皇帝の愛という「物」を巡って、互いに消耗し合っているだけなのが何だか滑稽で、でも痛々しい。

それとは対照的に、スノー家の絆が眩しすぎて目がくらむ。エレノアが北部に送った手紙、内容が冷酷な戦略ばかりなのに、その裏にある家族への信頼が厚すぎて泣けてくる。悲しまないでって強がっているけれど、本当はどれだけ孤独で怖い思いをしているか。それを全て汲み取って「可哀想だとは思わない」って決意するハベリオン兄様、本当に男前すぎるよ。自分が先に打つべき敵を的確に見定めて、実行に移そうとするエレノアの頭の回転の速さには圧倒される。周囲がドロドロの嫉妬にまみれている一方で、北部のスノー家だけが、どこまでも冷徹で、でもどこよりも温かい血でつながっている感じがして、この落差が最高に引き込まれるポイントだった。

イオが監視役として側にいるという、逃げ場のない緊張感もたまらない。誰にも信じてもらえない場所で、一人で牙を研ぐエレノア。皇帝に対する感情も、もう信じるなんて生易しいものじゃなくて、完全に利用対象として見ているのが伝わってくる。今後、エレノアがどうやって宮殿というこの冷たい檻を壊していくのか、期待しかない。

7話まとめ

華やかに見える宮殿の中で、エレノアが感じているものは温かさではなく、常に張り詰めた空気でした。そこを自分の居場所ではなく、復讐を成功させるための戦場として見ているところが本当に切ないです。誰にも弱さを見せられない状況の中で、彼女を支えているのは失った家族への想いだけ。孤独に押しつぶされそうになりながらも、目的だけを見失わず進み続ける姿が胸に残ります。

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8話|ヘレイスが黒幕を追い詰める決断

カリオペの卑劣な罠に戦慄。せっかく皇帝と信頼を築いて国を守るために動いているのに、裏でこんな腐った毒を仕込もうとするなんて。カリオペの執念深さと、人を害することに一切の躊躇がない狂気に、怒りを超えて背筋が凍りついた。

8話あらすじ

新年の祝典で起こる災厄を防ぐため、エレノアは皇帝ヘレイスに接触を試みる。エレノアは隠していた暗殺者カロンの存在を明かし、皇太后の側近であるヘンサ・イグラーを失脚させるための計画を提案する。ヘレイスはエレノアの聡明さと覚悟を認め、敵を油断させるために偽のデートを敢行することに。街中での二人の振る舞いに民衆はざわつき、その噂はカリオペの耳にも入る。デートを装った策略は順調に進んでいるかに見えたが、背後ではエレノアの居ない宮殿に侵入した者によって、彼女の持ち物に恐ろしい毒が混ぜられようとしていた。

8話の感想と考察

8話 、本当に心臓に悪いよ。ヘレイスがエレノアのことをちゃんと信じてくれたのが、まずは何より嬉しかった。カロンのことだって、最初は疑う素振りを見せていたのに、エレノアの言葉を真っ直ぐに受け止めて、しかも「やりすぎか?」って聞かれて「ちょうどいい」なんて返せる信頼関係が最高じゃない?二人で敵を追い詰めるための計画を練っている時の緊迫感と、その後のデートの落差がすごすぎて、感情が追いつかない。

特にドレスを選んでいる時のヘレイス!普段は恐れられている皇帝なのに、エレノアが選んだ服を見て素直に「キレイだ」なんて言っちゃうなんて、本当にズルい。あの時の侍女たちの反応も面白かったし、エレノアの「寂しさを感じていた」っていう強がりも、全部ヘレイスにはお見通しな感じがして、二人の間に流れる空気がもう完全にただの策略家同士を超えている気がしたよ。街中で人々に怯えられているヘレイスを、エレノアだけが「称賛されるべき人」だと見抜いているのが、すごく尊い関係性だなあと思った。

でもね、そんな幸せな気分の後にやってきたカリオペの顔がもう最悪。せっかくいい感じだったのに、その幸せを汚そうとする執念が本当に怖いよ。エレノアの不在を狙って、小瓶の毒を化粧水に混ぜろなんて、卑怯にもほどがある。毒が混ざったものを使わされたら、エレノアはどうなっちゃうの?ただでさえ命がけで動いているのに、こんな見えないところで毒殺しようとするなんて、カリオペの心はどれだけ腐っているんだって思う。

エレノアも、ヘレイスも、二人とも敵の狡猾さを甘く見ないでほしい。カリオペのあの狂気じみた笑顔を見ると、このデートは敵をおびき出す作戦だったはずなのに、逆に敵の怒りに火をつけてしまったような気がしてならない。次の話で、エレノアが何も知らずにその化粧水を使おうとするシーンがあるかと思うと、もう不安でたまらないよ。どうか、何かしらの予感で毒に気づいてほしい。この二人の恋の芽生えみたいなものを、絶対にあの毒で枯らさせないでほしい。

8話のまとめ

ヘレイスは、エレノアを守ることだけではなく、この腐った権力の流れそのものを変えるために彼女と同じ道を歩む決意を固めたように見えます。命を預け合う関係は、もう単なる協力者ではありません。危険を承知で隣に立つ姿や、エレノアの強さに心を動かされていく様子を見ると、彼自身も気づかないうちに彼女という存在を特別に感じ始めているのだと思います。

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9話|氷の皇帝と紡ぐ温かな距離感

シシリーの卑劣すぎる毒混入に戦慄。エレノアの顔をボロボロにするために毒を混ぜるなんて、嫉妬が狂気そのものだ。カリオペの薄気味悪い笑い声と、震えながら任務をこなすシシリーの姿に、女のドロドロした醜い悪意が凝縮されていて‥

9話あらすじ

カリオペからエレノアの顔を破壊する毒を混ぜるよう命じられ、震えながら行動に移すシシリー。その頃、ヘレイスとエレノアは祝典を控えた首都で、敵を誘い出すための作戦会議をデートのふりをして進めていた。エレノアは自ら避難誘導を買って出るなど、皇帝の予想を超える胆力を見せつけ、二人の距離は急速に縮まっていく。一方、暗殺者のカロンは、エレノアから自分自身の生き方について諭され、彼女への忠誠を誓いかけていた。しかし、その平和なはずの宮殿にシシリーが侵入し、エレノアの化粧水に毒を混ぜ込む現場をカロンが目撃してしまい、事態は急変する。

9話の感想と考察

9話はもう、ハラハラが止まらない。シシリーが毒を混ぜる姿なんて、正直見ているのが辛かった。ただカリオペの指示に従っているだけなのかもしれないけれど、他人の容姿を奪おうとするその精神が、もう人間として終わっている気がしてならない。カリオペのあの高笑い、本当にゾッとする。でも、その最悪の瞬間を、かつての暗殺者カロンが見ているというのが、この物語の面白いところだよね。カロンはエレノアの言葉で少しずつ人間らしい心を取り戻しつつあったから、この光景を見て何を思うんだろう。シシリーを止めるのか、それとも毒入りだとエレノアに伝えるのか。彼が「本当の自由」をどう掴もうとするのか、こっちも目が離せない。

そして何より、ヘレイスとエレノアのデート!ここが一番、ポポって顔が熱くなった。皇帝っていう高い立場にいるヘレイスが、エレノアの策の鋭さに驚いて、自分を見つめる彼女にドキドキしちゃうなんて、最高すぎる。首都の冬は暖かいっていうエレノアの言葉、あれは完全にお世辞じゃなくて、ヘレイスという人間に触れて、彼女の凍っていた心も溶け始めているんじゃないかな。防護壁を張ったり、人々の避難を一番に考えていたり、この二人は本当に似た者同士だ。互いに疑心暗鬼だった関係が、信頼と情愛に変わっていく様子が、痛いほど伝わってくる。

ただ、そんな甘い空気の裏で、着々と毒が仕込まれているという対比が残酷すぎる。エレノアの美しい顔が傷つけられるなんて、絶対に許せない。もし彼女がその化粧水を使ってしまったらと思うと‥。でも、エレノアならきっと、何らかの形でこの罠を看破して、逆に仕掛けた側を追い詰めてくれるはずだと信じたい。カロンの存在がこの危機をどう左右するのか?平和なシーンの直後に、必ず底なしの悪意が潜んでいるこの緊張感、たまりませんわ。

9話まとめ

エレノアは、自分の身に迫る危険を薄々感じながらも、皇帝との計画を成功させることを優先していました。まさかシシリーが裏で動いているとは考えていなかったのでしょう。そんな中で現れたカロンという予想外の存在が、止まりかけていた運命を大きく動かします。敵か味方か分からない人物だからこそ、エレノアの復讐計画に新しい波乱を生み出す存在になったように感じました。

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10話|皇宮を抜け街で交わる二人の視線

シシリーが仕込んだ毒で、高笑いしていたカリオペの肌がボロボロになっていく様子に背筋が凍った。自分の欲のために他人を陥れる女が、自ら招いた災いに発狂する姿を見て、因果応報の恐ろしさが‥

10話あらすじ

侍女シシリーの裏切りにより、第二皇妃カリオペは化粧水に混入された毒で顔をひどく損なわれる。激昂するカリオペをよそに、第一皇妃アウレリアはエレノアの傲慢な態度に怒りを募らせるが、当のエレノアはそんな宮殿の権力争いから離れ、変装して街へ繰り出していた。エレノアは、かつてのスノー領での平和な日々をカロンに語り、絆を深める一方で、皇帝ヘレイスとの極秘の偵察行動を進める。誰にも知られてはならない皇帝との密会に、心拍数を上げながら喫茶店でその姿を探すエレノア。そこに現れた影は、紛れもなくヘレイスのものだった。

10話の感想と考察

10話は、エレノアの冷静さと周りの女たちのドロドロした醜さが対比されていて、すごく引き込まれた。特にカリオペの自業自得っぷりが凄まじい。他人の顔を潰すことしか考えていないような女が、自分の顔を鏡で見て絶叫している姿は、正直言ってスカッとした。毒を仕込んだのがシシリーだと知って、あのプライドの高い女が床で瓶を叩き割って喚いている姿、あれこそが彼女の本来の姿なんだなって思った。シシリーの裏切りがいつ発覚するのかハラハラしていたけど、こうして毒が回ったことで、宮殿内の勢力図が一気に変わりそうな予感がして面白い。

一方で、エレノアの余裕が本当に不気味でカッコいい。アウレリアに突き放すような言葉を言ったり、カロンに対してスノー領の思い出を語って懐柔したり、彼女の一挙手一投足に知性が宿っている。本当に、あの毅然とした態度はどこから来るんだろう。アウレリアが激怒している様子を冷ややかに見つめるシシリーとの連携も、見事としか言いようがない。ただ、そんな彼女も皇帝との密会では普通に動揺しているのが可愛らしいな。

ヘレイスと街で会うなんて、それだけでもかなりのリスクじゃないか。身分を隠してまで偵察をする皇帝の真意も気になるし、何よりあの喫茶店での待ちぼうけ。エレノアが茶色い髪の人影を見てドキッとしている時の気持ちが、宮殿内の陰謀とは別次元の「ときめき」を隠し持っていて、思わずニヤけてしまった。結局、彼女たちはまだ戦いの真っ只中にいるはずなのに、あの瞬間だけはただの男と女みたいに見えたんだよね。これからの展開、権力闘争の残酷さと、二人の距離がどう縮まっていくのかが重なって、続きが気になって仕方がない。

10話まとめ

宮殿では冷静な判断を続け、敵を一人ずつ追い詰めていくエレノア。でも、ヘレイスの前にいる時だけは、復讐のために作り上げた強い女性ではなく、昔の素直な自分に戻れているように見えます。スノー領で過ごした頃の笑顔を取り戻せる相手がいることが、彼女にとってどれだけ大きな救いになっているのか伝わってくる場面でした。

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