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『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』36話~40話|皇后としてペルセポネの前に君臨するエレノア

『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』36話~40話|皇后としてペルセポネの前に君臨するエレノア
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皇后としての立場を得たはずのエレノアが、敵を罠にはめて美しく追い詰める姿を見せた瞬間、「あ、この人もう、ただの花嫁じゃない」と空気が一段階ギラッと変わったのを感じました。この記事では『エレノア・スノー〜最後の皇后〜』36話〜40話で描かれる、「皇后として君臨するエレノア」と「崩れていく者たち」の対比が光る転換点をレビューします。

36〜40話のネタバレがあります。初めて読む楽しみを大切にしたい方は、ここで読むのを止めてください。

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36話|敵を罠にかけ美しく追い詰めるエレノア

敵の自尊心を砕くエレノアに快感。高額な邸宅をあえて押さえ、ペルセポネを無駄金を使わせた挙句、何もできずに悶絶させるなんて。エレノアの静かな、でも底意地の悪い追い詰め方が最高に痛快で、胸がすくような思いがした。

36話あらすじ

婚礼を控えて多忙な日々を送るエレノアは、ハベリオンからの手紙で宮殿内に魔術陣が築かれている事実を知る。それはヘレイスの命を狙う呪術の気配だった。エレノアは周囲に悟られないよう、静かにそれを解体する準備を進める。一方、かつての友人であり宿敵のペルセポネが、見栄のために高額な邸宅を借りたという報告を受ける。エレノアは彼女の虚栄心を見越し、それを罠として利用して完璧な復讐を遂げようとしていた。同じ頃、第一后のアウレリアは、第二后カリオペに冷たく突き放された屈辱を噛みしめながら、エレノアへの憎しみを爆発させ、新たな刺客としてペルセポネを操ろうと画策を始める。

36話の感想と考察

36話、もうエレノアが強すぎて惚れ惚れする。ただの令嬢の婚活物語だと思っていたら、裏では宮殿規模の魔術陣を解体するような戦いをしていて、その冷徹さが本当に痺れる。ハベリオンからの手紙で「やっぱりか」と確信して、すぐに次の手を打つ判断の速さ。自分が作った罠にまんまと敵が飛び込んでくるのを楽しそうに待っている姿は、もう未来の皇后としての貫禄がすごすぎる。ペルセポネに対して、「見て、あの情けない顔」って言いながらほくそ笑む未来が見えるようで、そこのシーンが今から待ち遠しくてたまらない。私欲のために金を使う愚かさを逆手に取るなんて、相手の弱みを完璧に把握していないとできない芸当だよね。

でも、同時にアウレリアの狂気も負けていないのが本当に怖い。カリオペに「憐れね」って言われて、あのプライドが高いアウレリアがどれだけ屈辱を感じたか、想像するだけでヒヤヒヤする。普通ならそこで心を折るか、あるいは逃げ出すかだと思うのに、あのアウレリアは逆上して、さらに危険な賭けに出る。ペルセポネっていう、エレノアを逆恨みしている最高の駒を見つけた時の、あのニヤッとした顔。物語全体に不穏な空気が渦巻いていて、エレノアの周りにどんどん悪い火種が集まっていくのが、私の心臓を締め付ける。

エレノアは「信じてはいけない人を信じた愚かさ」を過去のものとして乗り越えようとしているけれど、アウレリアは「自分の欲望のために他人をどこまでも利用する」という、一番やってはいけない泥沼に足を踏み入れている。この二人の対比が凄まじい。エレノアは知略で勝とうとしているけれど、アウレリアは感情のままに刃を振り回しているから、どこで誰が血を流すか全く読めない。魔術陣の呪いも、いつ発動するのか分からない爆弾みたいで、全然気が抜けないよ。

36話まとめ

ここまで追い詰められてもなお、エレノアは手を緩めるつもりなんて少しもなさそうです。ペルセポネを自分の足元まで引きずり下ろすことは、相手を屈服させるためだけじゃなく、過去の弱かった自分に終止符を打つためでもあるんでしょう。ただ、アウレリアだけは誰にも思い通りに動かせない存在です。この均衡がどこで崩れるのか想像するだけで落ち着かなくなります。

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37話|ヘレイスを一人にしないと誓う強さ

ヘレイスの告白に号泣。三人の皇后が死に追いやられた壮絶な理由を聞いて、胸が締め付けられた。殺意を向けられ、信じていた人に裏切られ、それでも一人で全てを背負い込んできたヘレイスの孤独。そんな彼に寄り添うエレノアの強さに涙が溢れた。

37話あらすじ

ヘレイスはエレノアの願いを叶えるため、オズボーン家を追い払うよう側近に命じる。二人は周囲に「狂愛」を演じているが、庭園での会話の中で次第にその距離を縮めていた。ヘレイスはエレノアに対し、これまで迎えた三人の皇后が死に至った経緯を語る。一人は暗殺未遂、一人は毒殺、そして最後の一人は皇太后の陰謀により理不尽に殺され、ヘレイスが殺害したという汚名を着せられていたのだ。身を守るために戦うよう突き放すヘレイスに対し、エレノアは彼と共に運命を背負うことを選択する。彼女は自分の強さを証明し、孤独な王座に座る彼の手を強く握りしめる。

37話の感想と考察

37話、余韻が‥。ずっと張り詰めていた二人の関係に、ようやく本当の意味で「命を預け合う」という絆が生まれた気がする。今までずっと狂った皇帝を演じて、誰にも心を許さず、死ぬことすら受け入れていたヘレイス。彼が淡々と、でも震えるような声で語った三人の皇后の末路は、本当に惨すぎるよ。自分の妻になるはずの女性たちが、寝室で刃を向けたり、お茶に毒を盛ったりするなんて、どれだけ精神が削り取られたことか。最後の皇后まで皇太后の政争の道具にされて、自分を悪役に仕立て上げられたヘレイスの孤独なんて、到底想像できない。あの王座は、輝かしいものじゃなくて冷たい呪いばかりが詰まっているんだね。

そんな絶望の中で、ヘレイスが「自分を盾にするな」って突き放すのは、彼なりの精一杯の優しさだったんだと思う。もう二度と、自分のせいで誰かが死ぬのを見たくないんだろうな。でも、そこに踏み込んでいくエレノアが本当にかっこよすぎる。普通なら、そんな危険な皇帝の傍になんていられないよ。それなのに、あの冷え切ったヘレイスの頬に手を添えて、「一人にさせない」って言えるなんて。エレノアのあの真っ直ぐな瞳に見つめられたら、どれだけ頑なな心でも溶かされてしまうよ。

特に、エレノアが「私は結構強いの」って微笑む姿、最高だった。ただの守られるだけの女じゃなくて、この狂った宮廷を二人で生き抜く「同志」になった瞬間だよね。ヘレイスの負担が重すぎて、押しつぶされそうだけど、二人が手を繋いでいるだけで、この暗い展開の中にわずかな希望が見えた気がする。これからは、偽りの愛じゃなくて、本当のパートナーとして二人で皇太后に立ち向かっていくんだよね。そう考えると、怖くてたまらないけど‥。この絆が、どうか最悪の結末をひっくり返してくれると信じたい。

37話まとめ

ヘレイスは、人と関われば最後には失うものだと、ずっと自分に言い聞かせて生きてきたように見えます。だからこそ、自分の抱える闇を知っても距離を置かず、まっすぐ向き合ってくれるエレノアの存在は、彼にとって初めて心を休められる居場所だったのではないでしょうか。あの静かなやり取りだけで、お互いへの信頼がしっかり伝わってきました。

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38話|プライド崩壊で狂気に沈むペルセポネ

エレノアの気高さに震える。かつて泥だらけで訓練していたエレノアが、民衆から喝采を浴びて皇后の風格で現れる瞬間。過去の絆を捨ててまで、彼女が辿り着いた孤独と威厳の高さに圧倒されて、なぜか泣きたくなるほど胸が締め付けられた。

38話あらすじ

入国審査を執拗に阻まれ、首都への立ち入りを許されないペルセポネは、業を煮やして騎士に詰め寄る。しかし、彼女を待ち受けていたのは「愛する者を苦しめた者は入国させない」という皇帝の厳格な勅命だった。一方、都の宮殿ではエレノアたちがペルセポネの落ちぶれた姿を嘲笑い、終わりの見えない苦しみを与えようと画策していた。かつて姉妹のように慕っていた相手を許せず、憎しみを抱えながらもエレノアはペルセポネとの対面を決意する。街に皇帝の婚約者として現れたエレノアの凛とした姿に、ペルセポネは過去の面影を探し、現実との圧倒的な格差に言葉を失うのだった。

38話の感想と考察

38話 、ペルセポネの転落っぷりが、もう見ていて爽快というか、むしろ憐れすぎて笑えてくるレベルだった。あんなに高飛車で、お金さえあれば何でも解決できると思っていた女が、騎士一人にすら相手にされず、世間から嘲笑される立場になるなんて。あの騎士の「真実が知りたいか?」って言ったあとの、皇帝の命令を告げる姿、最高だったな。自分たち一家がやってきたことの代償が、ようやく本人にも突きつけられたんだと思うと、胸がすくような思いだよ。でも、ペルセポネ本人は自分が何でこんな目に遭っているのか、心の底からは分かっていないんだろうね。ただただ自分が不当な扱いを受けているっていう被害妄想だけで頭がいっぱいになっていて、本当に救いようがない。

一方で、エレノア側の冷徹さが際立っていたね。シシリーやカロンがペルセポネをただ殺すんじゃなくて、なぜ自分が死ぬのかも分からせないまま苦しめてやりたいっていう会話、ゾッとするほど冷たい。でも、それ以上にエレノアの心境がすごく重い。エレノアの中で昔の幸せそうなやり取りが出てくるたびに、今の二人の距離が際立って、切なさが爆発しそうだった。妹みたいに思っていた相手に裏切られた痛みは、普通の怒りとは比べものにならないんだろうな。だからこそ、今こうして皇后としてペルセポネの前に立つことで、完全に過去との決別を図ろうとしているように見えて、すごく張り詰めた緊張感があった。

最後、馬車から降りてきたエレノアを見た時のペルセポネの反応が全てを物語っていたね。泥だらけで無邪気だったはずの女の子が、今や自分の人生を終わらせる存在として目の前に立っている。あれを見せつけられたら、ペルセポネなんて粉々に打ち砕かれるしかないんじゃないかな。エレノアはもう、かつて自分を慕っていたあの優しい女の子じゃない。憎しみを糧にして、皇后として完全に生まれ変わったんだと思うと、この先ペルセポネがどんな顔をして彼女と対峙するのか、怖いくらい楽しみになってきた。

38話まとめ

もう昔のペルセポネはいません。エレノアも、その現実から目を背けることはやめたのでしょう。かつて信じていた相手だからこそ迷いもあったはずですが、その迷いを捨てた今の彼女には、復讐を最後までやり遂げる覚悟しか残っていないように感じます。穏やかな表情の裏にある冷たさが、かえって怖かったです。

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39話|親友の仮面で汚い本心を隠す二面性

友情の仮面を被ったペルセポネの底意地の悪さに激怒。かつて自分を裏切った張本人が、被害者面して「親友」なんて呼んで抱きついてくる図々しさに心底吐き気がした。汚い泥をかぶせてきた過去をなかったことにするあの薄ら笑い、本当に悪魔そのものだ。

39話あらすじ

皇后となったエレノアの結婚式を口実に、参入を禁じられていた王都へ強引に潜り込んだペルセポネ。彼女はかつての親友を演じ、裏切り行為について何も知らなかったと涙を流して許しを乞う。エレノアはペルセポネの演技を冷静に見極めつつ、あえてフランクリンも王都に来ていることを告げ、彼女の動揺を誘う。実は、ペルセポネの裏切りと冷酷な計画は、フランクリンへの狂気的な執着からくるものだとエレノアは見抜いていた。エレノアは、ペルセポネがそれほどまでに渇望した愛を、あえて彼女の手のひらに転がしてやり、残酷な未来へと突き落とす準備を整えていく。

39話の感想と考察

39話、もうゾクゾクするほど面白かった!エレノアの余裕と、ペルセポネの焦りが交差する会話がたまらない。ペルセポネの「私、何も知らなかったの」っていうあの泣き落とし、本当に演技指導でも受けているのかと思うくらい完璧で、逆に笑えてくる。でも、それに対してエレノアが一歩も引かずに、淡々と裏切りの事実を突きつけるあの冷たさ、痺れた。かつての仲間が裏でモンスターと戦っている間に、背中を刺したという事実を公の場で突きつけられた時のペルセポネの顔、あれは一生忘れない。民衆のヒソヒソ声が聞こえてきて、ざまぁみろって気持ちと、ここからどう追い詰めるのかというワクワク感で感情が忙しい。

一番鳥肌が立ったのは、エレノアがペルセポネの恋心に気づいているところ。ただ復讐して終わるんじゃなくて、「フランクリンが欲しいなら、あげればいい」なんて余裕を見せるエレノアが、本当に何段階も上にいる感じ。ペルセポネはフランクリンを手に入れるために、親友であるエレノアやその家族を切り捨てたんだよね。自分の愛のために他人の人生をめちゃくちゃにしておきながら、今さら平然と親友として抱きつくなんて、神経がどうなっているのか理解できない。でも、エレノアはそれを全部知った上で、わざとフランクリンの滞在を教えるというね、笑いがこみ上げる。

これからペルセポネが、自分が勝ち取ったと思っていたフランクリンという男を通して、どんな地獄を見ることになるのか想像するだけで夜も眠れない。エレノアの「手伝ってあげる」という言葉が、慈悲なんかじゃなくて、最高に皮肉な「ギフト」なのが伝わってきて最高だった。ペルセポネにとっての愛が、本当はただの執着でしかないこと、エレノアはそれを全部把握して上から見ている。この歪んだ関係性が、これからどう崩れていくのか、期待しかできない。エレノアの静かな怒りが、一番恐ろしい。これまでの泥をかぶらされてきた鬱憤を、どうやって返していくのか、待ち遠しくてたまらないよ。

39話まとめ

ペルセポネが本当に欲しかったものは、愛されることではなく、自分だけが選ばれるという優越感だったのかもしれません。エレノアはそこを見抜いているからこそ、フランクリンとの関係を無理に断ち切ろうとはしませんでした。好きに泳がせた先で、一番失いたくないものを自分の手で壊させる。そのやり方があまりにも鮮やかで、思わず息をのみました。

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40話|勘違い男のプライドが生む怒りの矛先

ペルセポネを見下すフランクリンのクズっぷりに激昂。エリーにフラれてショックを受けるのは勝手だけど、ペルセポネの告白を「身の程知らず」と吐き捨てた瞬間、本気でぶん殴りたくなった。自分は何一つできない癖にプライドだけは高くて、本当に救いようがない。

40話あらすじ

皇后となる身でありながら、内密にフランクリンの元を訪れたエレノア。彼女は、もはや二人の関係は修復不可能であることを告げに来たのだった。フランクリンはエレノアがまだ自分を愛していると信じ込んでいたが、彼女から突きつけられたのは、友人であるペルセポネの思いと、自分への決別だった。突然の事実に動揺するフランクリンを尻目に、エレノアは二度と会うことはないと静かに告げて去っていく。残されたフランクリンは、自分を慕うペルセポネへの感謝どころか、身分が低い彼女が自分に恋をしたことを恥だと思い込み、怒りと困惑で歪んだ表情を浮かべる。

40話の感想と考察

40話、もう、開いた口が塞がらないよ。フランクリン、本当にどれだけ救いようがないんだろう。エレノアが会いに来てくれた理由が、復縁や愛の再確認じゃなくて「関係を終わらせるため」だったなんて、これ以上ないほど残酷で、でも当然の結末だよね。エレノアがどれだけ嫌悪感を感じていて、はらわたが煮えくり返っているのか、フランクリンには全然伝わっていないのが本当に歯がゆい。彼の中でエレノアはいつまでも「自分のもの」で、どんな状況になっても自分を愛し続けてくれる存在だって、本気で思っているのが痛々しいを通り越して不気味ですらある。

そして、エレノアの言葉。本当に綺麗で、強くて、だからこそ悲しい。過去の執着を捨てて、皇后としての覚悟を決めている姿には息をのんだよ。フランクリンが「大人の事情」なんて子供じみた言い訳をしている間に、彼女はとっくに先の景色を見ていたんだね。最後、フランクリンがペルセポネの名前を聞いて激昂したところ、ここが今回一番の胸糞シーンだった。自分を本当に愛してくれる人がいたっていうのに、それを受け取るどころか「身の程知らず」って……。ペルセポネがどれだけ勇気を出して伝えているのか、その重みすらこの男には一生理解できないんだろうな。

エレノアが去った後のフランクリンの姿が、本当に滑稽で惨めだった。自分が一番高貴で、誰からも愛される資格があるなんていう歪んだ自信が、目の前でボロボロと崩れていく様子が、見ていてすごく生々しかった。でも、その崩壊の仕方が反省じゃなくて、他者への攻撃に向かうあたり、やっぱりこの男はどこまでいっても「自分」しか見えていないんだよね。エレノアが去って、もう帰る場所なんてどこにもないのに、それに気づけないフランクリンの孤独が、これからどうやって描かれていくのか、少し怖いけれど‥きっとおバカさんだから何かやらかしそうだわ。

40話まとめ

フランクリンは、自分だけは特別だと信じ続けることで現実をごまかしてきた人なんでしょうね。でも、エレノアが完全に離れていったことで、その思い込みは一気に崩れてしまいました。「選ばれない側になった」という現実を受け入れられず、怒りに変えてしまう姿は情けないのに、どこか痛々しくも見えてしまいました。

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