『藤堂司の恋愛事情』の【26話~30話】の記録です。単なるストーリーの要約にとどまらず、画面の向こうに感情移入して心が震えた名場面を中心に感想を綴っています。

ここから先は展開のぶっちゃけ解説が始まります!先を知りたくない方は、ここでストップしてくださいね。
26話:感想・考察|🏃♂️週末の偶然、上司と部下の見えない壁

すれ違う二人の距離に泣ける。「俺が藤堂司じゃなかったら」と心の中でつぶやく司が切なすぎる。立場や肩書きが邪魔をして、ただの「一人の男」として由紀に近づけないジレンマ。同期だった過去と今の距離感がもどかしくて、胸が苦しくなった。
休日のランニングコースで偶然(?)鉢合わせた司と由紀。司は仕事モードを切り替え、一人の人間として由紀と接したかったが、由紀が企画案のフィードバックを気にしているのを見て、自分たちが上司と秘書という関係であることを痛感し、その場を離れてしまう。同じ頃、会社では社員たちが由紀と直人を勝手に恋人同士だと決めつけ、結婚を急かすような失礼な発言を繰り返す。直人が機転を利かせてその場を収めるが、二人は周囲からの結婚へのプレッシャーに疲弊していた。そんな中、再び司が社員たちの前に姿を現し、由紀と直人の関係に微妙な影が落ち始める。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
26話、なんだか胃が痛くなるような展開だった。司が走ってまで追いかけてきたのに、結局は「会社の専務」という鎧を脱ぎ捨てられずに帰ってしまうのが見ていて辛すぎる。同期だったはずの二人が、今は一方が上司として一方を支配しているような関係になっちゃっているのが悲しい。司も本当は、もっと普通に、ただの男として由紀と話したかったはずなのにね。企画案のことを聞かれた瞬間にスッと表情が冷めて、上司に戻ってしまうあの瞬間の司の葛藤が、すごく伝わってきて胸が締め付けられた。
それにしても、会社という場所のあの独特の居心地の悪さ!部長のセクハラ発言、本当に聞いていてイライラした。「追いかけるのは馬鹿」とか「お姫様扱いしてくれる男」とか、自分の価値観を押し付けられる由紀の気持ちを考えると本当に可哀想。美男美女だから、高スペックだからって、そんな理由で、由紀と直人をくっつけようとするなんて、今の時代に本当にありえない。直人が必死にフォローしてくれているのは救いだけど、家族みたいなものっていう言葉が、逆になんだか二人の間に決定的な壁を作っているようで歯がゆい。
特に引っかかったのは、由紀の「誰かの面倒見たり優しくするの苦手」という想い。ずっと一人で頑張ってきた彼女にとって、誰かと深く関わることは、自分の生活を壊される恐怖みたいなものがあるのかもしれない。司が感じている「俺が専務じゃなかったら」っていう後悔も、由紀が感じている結婚への冷めた視点も、結局は誰も悪くないのに噛み合わない。最後に由紀と直人の前に、司がフラッと現れたことで、平穏な日常が崩れそうな予感がして、気になって仕方ない。大人になるって、こんなにも自分の感情を殺さないといけないものなのかと、少し落ち着かない気分になった。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
🚨きっと司は、仕事の立場さえなければ由紀と対等になれるのにと願っていて、由紀は、周囲からの結婚への圧力をかわしながら、自分のペースを守ることで精いっぱいだったんだろう。
『藤堂司の恋愛事情』まとめはこちら
⬆️目次に戻る
27話:感想・考察|🧣冷え切った由紀の日常を彩る真里のギフト

由紀の強がりと本心に悶絶。「嫌い」と断言しながらも、心の奥で揺れ動く由紀の複雑な気持ちが苦しすぎる。自分に言い聞かせるように否定すればするほど、本当は惹かれていることが透けて見えて、切なくて泣けてくる。
社内で直人と親しげに歩く由紀の姿を目撃した司は、激しい嫉妬に駆られ、仕事の報告をしようとする由紀に対して感情を爆発させる。公私混同だと責められ、弁解の余地すら与えられない由紀。その後、親友の真里と再会し、仕事の成功を祝う中で由紀は少しだけ心を通わせる。真里から贈られたプレゼントを身につけ、上司である司への想いについて問われた由紀は、必死に否定しようとする。しかし、本当の気持ちを言葉にするたびに、自分の心の内に秘めた矛盾と苦しみが浮かび上がり、由紀はただ混乱するばかりであった。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
27話、司のあの嫉妬、本当に見ていて溜息が出る。仕事の場で秘書に対して「あの男とはどういう関係だ」なんて、上司として最低の振る舞いじゃない?ホテルに一緒に入ったことまで根に持っちゃって、悔しくて言い過ぎたと後から後悔しているのがミエミエなのも逆にタチが悪い。由紀だって必死に仕事をしてるのに、全部自分の思い通りに動かないと気が済まないあの独占欲、見ているこっちまで息が詰まりそうだよ。直人の牽制を思いっきり意識しちゃって、格好悪いなんてレベルを超えて、ただの駄々っ子みたい。
一方で、真里とのシーンは本当に救いだった。忙しい中で由紀のことを考えてお土産を選んできてくれるなんて、真里のような友達がいて本当に良かったと思う。フランスの話を聞いて少しだけ夢見心地になったところで、結局話題が「専務のこと」に戻っちゃうのが由紀の現実なんだよね。女として見られたいのかと核心を突かれて、慌てて「嫌い」って否定する由紀の姿が、もういじらしくてたまらない。初めて会ったときから感じが悪いなんて言いながら、誰よりも司の存在に心をかき乱されているのは、本人が一番分かっているはずなのに。
あの「嫌い」という言葉の裏には、期待したいけど期待したら自分が壊れてしまうという、凄まじい防衛本能が見える。あんなに完璧で、でも人として少し欠落している司に、これ以上振り回されたくないという悲鳴にも聞こえるんだよ。自分を落ち着かせようとすればするほど、司という存在が由紀の中の広い場所を占領していくのが伝わってくる。この二人の距離感、少しでも踏み込んだら関係が崩れるギリギリのところで、私の心拍数まで上がってしまう。本当に、どうしてこんなにも素直になれないんだろう。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
🚨きっと由紀は、司に対して抱くドキドキとしたときめきを「嫌い」という言葉で必死に抑え込むことで、自分自身を今の不安定な立場から守り、平穏を保とうとしていたんだろう。
『藤堂司の恋愛事情』まとめはこちら
⬆️目次に戻る
28話:感想・考察|👑期待と嫉妬が入り混じる10年前の研修生の二人

10年前の研修時代、自分から手伝うと言い出したくせに、由紀が他の人を主役に選んだ途端に機嫌を損ねるなんて子供すぎ。余裕があるアピールをしてまで自分を見てほしいという承認欲求が透けて見えて‥なんなの?って呆れたわ
10年前、会社の研修チームに配属された由紀は、そこで会長の孫でありながら実力も兼ね備えた藤堂司と出会う。王子様のように輝く司の姿に目を奪われた由紀は、彼に少しでも良く思われたくて必死にアピールを繰り返す。研修の出し物で優勝を目指す中、由紀はチームの主役に司ではなく別のメンバーを抜擢する。それを聞いた司は急に不機嫌になり、周囲に余裕があることを示そうと躍起になる。一方、由紀は自分だけに見せない司の素っ気ない態度に戸惑い、すれ違いながらも二人の距離は少しずつ動き出そうとしていた。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
28話 、10年前の二人の姿、初々しすぎて見ていてこっちが照れてしまう。今のあの由紀の殺伐とした生活を知っているからこそ、この頃の由紀がどれだけ真っ直ぐでキラキラしていたのかが眩しくて、逆に今の惨状を思うと胸がえぐられるようだった。由紀の司に対する熱烈なアピールが本当に一生懸命で、彼に好かれたいという一心で何でも本気で取り組む姿は、今の由紀にはない若さそのものだね。絵も上手だし、振付も完璧にこなして、何よりあの溢れ出るエネルギーがすごい。
それにしても司よ、本当に面倒くさい男だな!会長の孫っていう肩書きだけで周りから妬まれて、本人はそれを実力で証明しようとしているんだろうけど、由紀に対する態度は完全にガキだよ。自分を見てほしい、自分を認めてほしいっていう気持ちが、全部「不機嫌」っていう形に出てしまっているのが、見ていてバレバレすぎて逆に笑えてくる。由紀が他の人を主役に選んだだけで、あの態度の変わりよう。あんなに分かりやすく嫉妬するなんて、本当は誰よりも由紀に認められたかったんじゃないの?それを「力があるところを見せつけてやる」なんて強がって、子供じみたプライドを振りかざす感じが、もう不器用すぎて救いようがない。
由紀も由紀で、司のその不機嫌の原因が「自分を主役に選ばなかったから」だとは気づいていないのがまたもどかしい。一生懸命頑張っているのに、肝心の司とは噛み合わないまま。でも、司が研修生の中で唯一、由紀に対してだけ特別な感情を見せているのは明らかで、あの「ドン引きした顔」も、きっと動揺の裏返しなんだと思う。これから二人がどんな風にぶつかって、どうやってあの冷え切った現在に繋がってしまうのか、知っているからこそ余計にこの幸せそうな研修期間が切なくてたまらない。今の由紀からは想像もできない、若さ特有の痛いほどの愛おしさが、この28話には詰まっていた気がする。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
🚨きっと10年前、由紀は純粋に司を王子様として憧れていたけれど、司の方は由紀の関心が自分以外に向くことに耐えられず、素直になれないまま自分のプライドを守るのに必死だったんだろう。
『藤堂司の恋愛事情』まとめはこちら
⬆️目次に戻る
29話:感想・考察|💃10年前の記憶が呼び起こす、消えない熱

10年前の研修中、重いと思っていた由紀をリフトした瞬間のあの感覚。夢だと分かっていても、現実の司の心臓がうるさすぎる。完全に由紀に心も体も支配されていたあの頃の熱が、今になってぶり返してくるなんて可愛すぎるだろ。
紙飛行機を作るという些細な社内研修。理詰めで語り出し、優勝に異常な執着を見せる由紀に、司は翻弄されっぱなしだった。あまりに真っ直ぐで少し冷めた彼女の眼差しに、プライドを削られるような苛立ちと、抗いようのない惹きつけを感じていたあの頃。さらに、怪我をした仲間の代役として、司は由紀をリフトすることになる。身長も高く、硬派に振る舞っていた彼女の思わぬ軽さと、体に触れた瞬間のあの熱量。司の記憶の奥底に突き刺さった、彼女との境界線が曖昧になったあの日。10年経った今、司は当時の感覚がフラッシュバックする夢を見て、激しい動揺と共に目を覚ます。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
29話、10年前の思い出、私まで息が詰まるような緊張感だった。司の「なんでまたこいつなんだよ」っていう苛立ち、すごく分かる。周りがレクリエーションとして楽しもうとしているのに、一人だけ物理の理論を語り出して優勝を目指す由紀の姿は、どう考えても扱いにくい。でも、司も司で、プライドが高いから「俺が専門だから」って張り合っちゃうところが、本当にお似合いというか、どっちもどっちで見ていて疲れるけれど目が離せない。由紀が司を「完璧です」って淡々と言い放つ時の、あの感情の読めない表情。あれが司にとっての地雷であり、同時に呪いにもなっていたんだろうな。自分をちっぽけな存在に感じさせる女なんて、好きになるはずがないのに、悔しくてたまらないっていうあの複雑な感情、すごくリアルだった。
そして、例のリフト。あそこからの急展開、本当に心臓に悪い。怪我した仲間の代わりに突然振付を踊ることになって、文句を言いながらも結局やってのける司と、それを当然のように受け入れる由紀のやり取り。特に、重そうだなと思っていた由紀が、実際は小さくて軽かったっていう、あの瞬間の司の衝撃。あれはただの物理的な軽さじゃなくて、自分の中での彼女に対する「重い女」っていうイメージが崩壊した音だと思う。触れた瞬間に感じる体の柔らかさと、胸のボリューム。硬派に振る舞っていた司が、その瞬間にただの男として由紀を意識させられる様子が、本当に生々しくてドキドキした。
結局、この10年前の出来事が、今の司にとってどれほど大きな傷であり、忘れられない火種になっているのかが痛いほど伝わってきた。夢の中で「うわぁぁぁ!」って叫んで飛び起きた司の顔が想像できる。あれは恐怖なのか、それとも懐かしさなのか、自分でも分からないほど感情が乱れているんだろうね。10年経って、立場も何もかも変わったはずなのに、由紀の瞳一つで当時の自分に引き戻される司の弱さが、少しだけ愛おしくも思えた。こんなに鮮明に覚えているなんて、二人にとってあの研修は、ただの仕事の通過点なんかじゃなくて、運命の始まりだったんだと確信した。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
🚨きっと司は、由紀の論理的で冷徹な振る舞いに腹を立てつつも、心の中では誰よりも彼女のペースに巻き込まれ、彼女という人間に一番振り回される運命を、10年前のあの瞬間に受け入れてしまったんだろう。
『藤堂司の恋愛事情』まとめはこちら
⬆️目次に戻る
30話:感想・考察|💘自分の感情に振り回される高慢なエリート司

朝から絶叫する司にイラつく。ヒーターを消せと叫び出し、意味不明な言い訳をして由紀を追い詰める姿に怒りが湧いた。自分の抑えきれない由紀への欲情を、八つ当たりで誤魔化そうとする幼さが本当に見ていられない。
部下である由紀の姿を夢見てしまい、朝から激しく動揺する司。高身長でイケメン、金持ちというパーフェクトな自分自身に酔いしれつつも、理性を保とうと必死。オフィスに出勤した司は、ヒーターをつけていた由紀に対し、過剰に反応して怒鳴り散らし、彼女を追い出してしまう。その理不尽な態度を真里たちに愚痴る由紀。直人は、TKの「皇太子」など過去の遺物にすぎない司の下を離れるよう忠告する。しかし由紀は、司に対して世間が抱く評価とは全く違う、歪んだ慈悲の感情を抱いており、彼を庇う言葉を口にする。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
30話、司の自己愛の強さには、もう呆れる通り越して笑えてくる。「方程式のTシャツ」とか、由紀の服装をダサいと蔑みつつも、結局は夢に出てくるほど強く惹かれている自覚がないのが滑稽すぎる。自分が完璧な男だって思いたいんだろうけど、朝っぱらからヒーター一つで逆上して、ただの迷惑なクレーマーじゃん。自分の欲情を否定したいあまり、由紀を排除しようとするやり方が、あまりにも子供っぽくて情けない。こういう男ほど、自分のプライドが傷つくのが怖くて、相手を攻撃することでしか繋がれないんだろうな。
一方で、由紀のあの言葉には本当にゾッとした。「可哀想な人」なんて、一番言ってはいけない言葉じゃないか。直人が言った通り、10年も捧げて、不当な扱いをされ続けて、それでもなお「可哀想」って……。これはもう、愛情というよりも、司という人間を自分の手中に収めたいという、ある種の支配欲なのかもしれない。直人の真っ当な指摘を聞き流して、司を庇う彼女の表情を想像すると、胸の奥が冷たくなる。由紀の中では、司は単なる上司でも、ただの恋人でもなくて、自分が救ってあげなければならない壊れた人みたいになっているんじゃないかな。
この二人の関係性は、もう普通じゃない。司は由紀を支配しているつもりでいて、実際には自分の夢にまで彼女を招き入れて精神的に侵食されている。由紀は司から虐げられているけれど、逆に司を「可哀想」というラベルで縛り付けている。このお互いに自分の本当の気持ちを見ないふりをして、歪んだプライドをぶつけ合っている状況が、本当に息が詰まる。10年という月日が積み上げたものは、純粋な愛ではなく、抜け出せない泥沼の執着だったんだと突きつけられた気がする。
•┈┈┈┈ 💫 ┈┈┈┈•
🚨きっと司は、自分が由紀を翻弄しているつもりで逆に彼女の存在感に飲み込まれており、由紀は司の理不尽さを憐れむことで、自分の中の10年という気持ちを隠し続けているんだと思う。
『藤堂司の恋愛事情』まとめはこちら
⬆️目次に戻る