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『藤堂司の恋愛事情』31話~35話|由紀と司の上司・秘書としての距離が、恋へ変わり始めている

『藤堂司の恋愛事情』31話~35話|由紀と司の上司・秘書としての距離が、恋へ変わり始めている
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うわぁ、藤堂司がどんどん可愛くなってる!? 仕事ではあんなに冷静で、会社の大きな問題にも真正面から向き合っているのに、由紀のことになると急に様子がおかしくなるの、ほんと好きなんです。由紀も由紀で、司が抱えているものをちゃんと見ようとするし、落ち込んでいるときには普通に励ます。しかも本人はそれを特別なことだと思っていない感じなのがまた罪深いんですよね。司からしたら、そんな由紀だから気になって仕方ないわけで。週末に誘おうとして実家に帰ると知ってしょんぼりするところも、その実家まで変装して行ってしまうところも、もう恋する男そのものじゃないですか! 一方の由紀は、家族の前ではいつも通りなのに、自分の人生について母から心配される場面では、少し胸がぎゅっとなる。仕事も家族も大切。でも自分自身の幸せはどうするの? 由紀と司の距離がますます気になって…。

31話|司は、由紀を秘書から外そうとする

由紀に本気で怒られて、もう完全に上司と部下だけじゃ説明できない空気になってるよ!

いや、司はなんでそこまで一人で話をややこしくするのよ。由紀が自分の立場を利用してるとか、家族のために犠牲になってるとか、勝手に結論を出して全部遠ざけようとするの、傷ついてるのは分かるけど違うでしょ!って思っちゃった。しかも司って、ちゃんと自分がどんな立場で生きてきたのか分かってるんですよね。会社のために飲み込んできたことが山ほどある。それなのに由紀が事情を知っていたと分かった瞬間、「俺のことを利用してるんだ」と一気に悪い方向へ考えちゃう。いやいや、由紀そこまで器用に人を利用するタイプじゃないでしょうよ。

そして由紀、ここで黙らないのが本当に好き。司が「部署を移ってくれ」とまで言い出したところで、とうとうブチッときた感じですよね。「何甘えたこと言ってるんですか!?」って、普段の由紀からするとかなり強い。でも、この言葉ってただ怒ってるだけじゃなくて、司がこれまで積み重ねてきたものをちゃんと見てるから出てくるんだと思うんだよね私的に。

「10年間、専務がTKのためにどれだけ身を削ってきたか知らない社員はいません」って、もう司本人より司のこと分かってるじゃん。しかも最後は、自分だって補佐を続けたいし、仕事で汚点を残したくないから心配するなとまで言う。強い。由紀、マジで強いわ。それで司が笑い出すの‥。ようやく「浅野由紀ってこういう人だった」と思い出した感じがする。ずっと自分の中で勝手に苦しくしていた司を、由紀が現実に引っ張り戻したんですよね。

ただ、司は由紀を「TKの秘密兵器」と思っている一方で、由紀の言葉に上司と部下以上の意味を期待してしまっているの。由紀はたぶん、そんな司の気持ちをまだ知らない。ここから二人の関係が仕事仲間のまま進むのか、それとも司の期待が少しずつ恋愛のほうへ動いていくのか、かなり気になってしまうわけですよ。

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32話|「普通でいい」由紀と「偉い人にならないと」の司

司と由紀、同じ優秀でも人生の背負い方が全然違って切ないし、尊いわ。

うーん印象的だったのが、由紀の「普通でいい」っていう考え方だったの。これ、さらっと言ってるけど由紀にとってはかなり大きな選択だったんだよね。何でもできて、周りから見れば大学院に進んだり、もっと特別な道を選んだりできたはずなのに、弟たちが大事にしているものを優先して、自分は就職する。しかも本人はそれを「我慢した」とか「犠牲になった」みたいに話してないのが、また由紀らしいなと思ったわ。

司からすると、そりゃ「もったいない」って思うよね。だって自分なら、能力があるならもっと上を目指せと言われ続けてきた人生だろうし、家業を背負って偉い立場になることも最初から逃げられない。だから由紀の「偉い人にならなくてもいい」という言葉は、司にはかなり新鮮だったんじゃないかな。しかも司、自分のことを「俺はずっと偉い人にならないといけないと思ってた」って、ぽろっと本音を出してるのよ。いつも余裕ありそうに振る舞ってる司だけど、実際は「こうならなきゃいけない」というものをずっと抱えてたんだろうな。由紀の価値観を聞いて、ちょっと羨ましい気持ちもあったんじゃないかしらってね。

なのに由紀は「もちろん専務は偉いです!」って返して、司に「からかわないでください!」って怒られてるし(笑)。いや、由紀は本気なのよ、もういつも本気。だからこそ司には冗談に聞こえないのが面白くって。

そして仕事で限界まで疲れて、ソファーで眠ってしまった由紀を司が起こそうとするんだけど、全然起きない。そこで名前を呼んだり、ちょっとからかったりしながら寝顔を見てる司が、完全に意識しちゃってるじゃないのっていうね‥目なの。仕事仲間として見ていたはずなのに、ふとした瞬間に女性として気になってしまう。この「クソ野郎」と自分にツッコむ司、もう気持ちがバレバレすぎて笑っちゃった。

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33話|恋を自覚した司、ついにデートへ動き出す

二人で食事した瞬間「残業っていいな」に変わる司、恋した男の情緒ってこんなに忙しいのね。

仕事では何を言われても淡々と処理する由紀と、そんな彼女を見ながら恋愛面だけ完全に挙動不審になっている司。この差、今回かなり面白いよ。由紀はいつも通り仕事の報告をしているだけなのに、司の頭の中ではもう大変なことになってるのよ。

会計監査が終わったと思ったら、まだ調べることも会議も山積み。司は「まだ道のりは長い」と疲れ切っているけど、由紀はそんな司にちゃんと良いニュースまで持ってくる。TKグループの評価が上がって、司の対応を称賛する声も出ている。しかも由紀は、それを当然のように「専務は評価されていい」と認めてくれるんだよね。これ、司にはかなり効くよね‥。ずっと自分を責めていた司にとって、由紀の言葉ってただの励ましじゃなくて、自分がやってきたことを見てくれていた人からの言葉なんだろうな。そりゃ好きにもなるわ。

ただ問題は、その後の司の脳内。由紀を「AIロボットみたい」と思うほど仕事が速くて正確、体力も精神力も強いと感心しているのに、そこから「俺はこのロボットに恋してる」に着地するの、どういう思考回路なのよ。しかも33年間の人生で初めての恋。初恋なのに相手が由紀ってだけでも大事件なのに、本人が自分の感情に慣れてなさすぎる。さらに由紀の携帯に直人から着信が入っただけで、「もう終わりだな」と勝手に落ち込む司。いや、まだ何も始まってないのよ。なのに二人で食事に行けるとなった瞬間、「残業っていいな!ずっと続けばいい!」ってなるの、恋って人をここまで変えるのね。

そして、ようやく「だったらデートに誘えばいい」と気づく。遅い。遅すぎる。でも、今まで由紀への気持ちを持て余していた司が、初めて自分から一歩進もうとしているのは大きいわ。完璧な男だと言われてるのに、恋だけはびっくりするほど不器用。そのギャップに、私まで妙にドキドキしてしまう。

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34話|お正月でも仕事と恋の気配が由紀を追いかけてくる

せっかくのお正月なのに専務から電話は来るし、由紀忙しすぎるって‥心もね。

もう実家の蕎麦屋で、弟たちが「もうすぐ代表選手になる!」って張り切ってるの、めちゃくちゃ微笑ましいんだけど、由紀の実家って本当ににぎやかね。お正月に帰ってきた由紀も、近所の人から「ちゃんと生きてた?」みたいな扱いを受けていて、帰省早々いじられてるの笑う。しかも実家の蕎麦屋にはTKのスポンサーの垂れ幕。由紀の「私の誇り、私のプライド」が一瞬で吹き飛ぶ感じ、分かるわ。お母さん、娘の帰省より先にスポンサー事情を問い詰めるのやめてあげて。

弟たちもTKの支援で環境が変わって、練習できる場所まで良くなったみたいだし、由紀が陰で何かしていると思われるのも無理ないのよね。でも本人は本当に「私がどうこうできる話じゃない」と思ってるから、母親に疑われてゲホゲホむせる由紀が妙にリアルだった。何も悪いことしてないのに、妙に挙動がおかしくなる人いるのよね。

そして個人的に気になったのが直人。由紀が司から電話を受けた瞬間の表情を見て、「本当に仕事だけの関係なのか?」って聞くの、鋭すぎる。いや直人、そこ気づくんだ……。由紀も完全に言葉に詰まってるし、もう隠してる側の反応なのよ。しかも正月なのに司から電話が来て、結局仕事の話をしてる由紀。司も司で、休みの日まで由紀に連絡したくなるくらい頼ってるじゃない。

でも私は、母親の言葉がすごく優しくて沁みたの。由紀が家族のために頑張っているのを、母親はちゃんと見てたんだよね。「自分の人生を楽しんでいい」って言われて、強がりながら抱きしめる由紀がもう……。彼氏がいないことまで堂々と報告してるのに、母から「自慢するな」と返されるオチも最高。由紀、家族思いで頑張り屋なのは本当に好きなんだけど、そろそろ自分の幸せもちゃんと考えてほしいな。

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35話|男、正月に変装して来店する

司の「会いたい」が本人の想像以上に暴走してて、もう隠す気があるのかないのか分からないです(笑)。

帰れと言われているのに、どうしてそこまで粘るの司!?って思ったんだけど、見るともう笑うしかない。正月に変装までして由紀の実家の蕎麦屋へ来て、「蕎麦が食べたかっただけです」って……いやいやいや、それ誰が信じるのよ(笑)

しかも司、電話のあとに「受容の5段階」をしっかり踏んでるのが面白すぎる。否認して、怒って、取引して、落ち込んで、最後は受け入れた結果が「よし、蕎麦屋に行こう」なの何なのよ。しかも数日悩んだ末に本当に来ちゃってるし。ベッドでスマホを眺めながら「蕎麦……好きだったような」と自分に言い聞かせてる姿まで想像できて、もう完全に会いたい人の行動なのよ‥ほんとめんどくせーな。

由紀も最初はちゃんと追い返そうとしてるのに、司が「俺も客だから」と押してくると困り果てるわけよ。さらに「TKの藤堂司が来た店って垂れ幕を追加して」と言われた瞬間、絶対それ以上ややこしくするなって顔してたと思う。なのに司が帰ろうとしたら、今度は由紀が思わず止めちゃうのよね。結局、帰ってほしいのか、いてほしいのか、由紀自身も分からなくなってそう。

そして直人が来た瞬間、二人そろって物置へドスっと避難。いや、そこまで隠れたら逆に怪しいって(笑)。眼鏡を直したり、もっと後ろへ行けと言ったり、小声で言い合ったり、密室で完全に二人だけの世界になってるじゃない。最後は司が必死になって由紀の存在を隠そうとするのも、なんだかんだ由紀を守ろうとしてる感じがして、ちょっとキュンとした。

今回は笑える場面が多かったけど、司がここまでしてでも由紀に会いたかったことを考えると、やっぱり少し切ない。本人はまだ「蕎麦だから」と誤魔化してるけど、気持ちはもう全然別のところに向いてるのよね。由紀も同じように、司を追い返せない自分を少しずつ意識し始めている感じがして、二人ともこの先どうなるのか心配になる回だったよ。

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