由紀と司、初対面から仲が悪いどころか、お互いに「嫌い」と思っているのに、なぜか目が離せないんですよね! しかも由紀は、母親から教え込まれた「上司に逆らわない・相手が望むことを話す・いつも笑顔」を10年間ずっと守り続けて、仕事では驚くほど完璧な実績を積み上げてきた人。そんな由紀が、よりによって仕事への意欲を失っている司の秘書になるんだから、そりゃ一筋縄ではいかないでしょうよ! 司も司で、自分より上の成績を出した由紀を10年前からずっと意識しているようなところがあって、再会しても素直になる気配はゼロ。なのに由紀は仕事となれば容赦なく司を動かしていくし、司も彼女の仕事ぶりを見れば無視できない。由紀の「完璧な笑顔」の奥にある本音と、司の不機嫌の奥にあるものが、これからどうぶつかっていくのか楽しみすぎます。
エピローグ|司の転落…
エピローグ、TKグループとかいう巨大な権力争いの話。司という男、兄の藤堂誠に負けて泣いている姿が、なんとも言えず生々しくていい。完璧な主人公たちの裏側には、必ずこういう「敗北者」がいて、その人たちにも血の通った惨めさがあるんだって突きつけられた気分だよ。
司がテレビを消す時のあの表情、何にも分かってないくせにという呟きに、全てが詰まっている気がしたしね。きっと司だって、自分なりに必死にやってきたんだろう。でも、世間やメディアは「天才」の物語しか信じない。司がケツを拭いてやったっていう言葉がすごくリアルで、組織の中のドロドロした関係性が透けて見えるようだった。誠みたいな男って、本当にどこにでもいそうで、でも誰にも勝てない絶望感を感じさせるキャラクターだよね。勝者にとっては日常でも、敗者にとっては人生の全てが崩れる瞬間。
ここから、この司というキャラクターがどうやって自分の惨めさと向き合っていくのか、すごく気になる。これまでとは全く違う空気が流れていて、物語が大きく動き出しそうな予感がする。完璧に負けたからこそ、何か新しい道が見えるのかもしれないし、あるいはもっと深い沼に沈んでいくのかもしれない。とにかく、司のあの泣き顔を見たら、もう嫌いにはなれないよ。由紀の状況とどう絡んでくるのか、ワクワクしかないって!
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1話|完璧な由紀が司の秘書になった
司が休みたいのに由紀から電話が来て、さらに家まで押しかけてくるって?面白すぎる。
「いやいやいや、由紀どんだけ有能なの!?」って、まずそこに全部持っていかれた1話。母親から教えられた「上司には逆らわない、相手が聞きたいことを言う、笑顔でいる」という三か条を、由紀は10年間ずーっと守ってきたらしい。しかもただ愛想よく働いていたわけじゃない。首席入社、研修1位、人事評価1位、ノルマ達成率1位、顧客満足度1位……って、ちょっと待って、何個1位取るのよ。社内運動会まで1位なの、もう会社員というより万能選手じゃないの。
そんな由紀が次長になった翌日に「司の秘書補佐を頼む」と言われるんだから、そりゃ本人も「私、何かやらかした!?」ってなるわよね。10年間ひたすら頑張って、ようやく出世したと思ったら秘書。しかも司をうまく扱えそうなのが由紀しかいないって、理由を聞けば聞くほど特殊任務なのよ。
一方の司もなかなか大変。33年間、TKに人生を捧げてきたのに、誠の策略で主要事業を奪われて、もう会社なんて知らん!という気分になっている。出張帰りなのに仕事の連絡ばかりで、家に帰って休ませてくれと電話を嫌がる姿を見ると、強そうな人ほど限界まで抱え込むのね……とちょっと切なくなるわ。
ところが由紀は止まらない。電話を切られても「今日から秘書ですので」と自宅まで来ちゃう。え、行くの!? 本当に行くの!? しかも「松柏斎の指示です」で司が固まるのも笑っちゃう。逃げ道が完全に塞がれてるじゃない。そして、司が慌てて服を着ているところへ由紀が入ってきて「お疲れ様です、専務。あっ!」で終了。いやあああ、初対面から何を見せられてるのよ由紀! 完璧な仕事人の顔と、予想外の状況に固まる素の顔、その落差がもう最高すぎる。これは二人の関係、絶対に一筋縄ではいかない。真面目すぎる由紀と、仕事に疲れ切った司が同じ空間に放り込まれた瞬間、もう面白くなる予感しかしないのよ。
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2話|由紀と司が互いに嫌いだと伝え合う
ずっとお互い気に食わないのに顔はタイプって、もう恋愛フラグが元気すぎる。
あははっ、寝起きの司のところへ由紀が入ってきて、目線をスーッと動かしてドアを閉める姿に、まず笑ったわ。いや、よりによって秘書初日に見る光景じゃないのよ。しかも司は服も朝食も準備できてなくて完全に詰んでるのに、由紀は「ご心配なく」で全部片づけていく。クリーニング済みの服、好物のサンドイッチ、さらに蒸しタオルまで出てくる。秘書というより、司の生活を管理する人になってない?
司が「家ではゴロゴロするし、さっきみたいなこともある」と必死に線引きしようとするのに、由紀は妙に淡々としてるのよね。しかも「私が女だから気を遣ってます?」って返すの、強い。司の爆笑まで含めて、二人とも初手から相性が悪すぎるのに会話だけは妙にテンポがいいのよね。
そして10年前の因縁が出てきて、なるほどねと…。司はずっと一位を取ってきたのに、新入社員研修で由紀に負けて次席。そりゃ覚えてるわ。しかも本人は10年間ずっと由紀のことを引きずっていて、秘書になったと知れば「なんであいつが!」。いや、めちゃくちゃ根に持ってるじゃない。プライド高め男子の執念、ここでしっかり確認しました。さらに司が「お前が嫌いだ」と真正面から言うのに、由紀はニコッとして予定を進める。この温度差がたまらないのよ。司が感情をぶつけても、由紀は仕事モードを崩さない。なのに心の中では「私も10年前からあなたが気に食わなかった」と思ってるんだから、実は両想いならぬ両嫌い。何そのスタート地点。
そして、由紀の本音が強すぎるのよ。「財閥の坊ちゃんみたい。でも顔はめっちゃタイプ」。はい出ました。そこだけ急に乙女。散々嫌いと言い合ってる二人なのに、由紀だけしっかり顔面評価してるのが最高なのよ。嫌いなのに好み。腹立つのに顔は好き。こういう矛盾を抱えたまま始まる恋、私はかなり好きです。
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3話|家族のため由紀は秘書を引き受ける
司の顔に一瞬ときめいて自分を叱るの、可愛すぎるでしょ。
なるほど…由紀が藤堂司の秘書を引き受けた理由、思っていた以上に家族だったのね。会長から「司の補佐を頼みたい」と言われた時点では、ただ仕事を評価されたのかと思ったのに、弟たちのスポーツまで絡んできて、ああ、これは断りにくいやつだわとなったわけ。しかも弟たちから契約が決まったと嬉しそうに電話が来たら、由紀だって頑張るしかないじゃない。ただ問題は、司がめちゃくちゃタイプなことなのよ。そこはもう仕方ない。顔が好みなのは事実なのに、自分で「そんなこと考えちゃダメ」と必死に打ち消してる由紀が可愛いったらない。恋愛どころじゃない、家族のために絶対気に入られなきゃって、自分に言い聞かせている感じがすごく由紀らしい。
そして秘書初日、会長の圧が強い。さっきまで司と話していた時は朗らかだったのに、由紀へ向き直った瞬間に怖い顔になるの、差ありすぎでしょ。手が小刻みに震えてる由紀を見て、そりゃビビるわよと思った。でも「期待している」と言われれば、きちんと応えようとする。この真面目さがまた逃げ道をなくしてるのよね。
さらに司が、由紀を秘書にすることについて何か言いかけた瞬間、由紀が袖をグイッ。いや待って、必死すぎるって。初日でクビなんて絶対嫌だから、司の腕までぎゅっと掴んで止めるの、普段の仕事のできる姿との落差がすごい。司も察して、結局は感謝の言葉に切り替えるんだから、ちょっと優しいじゃない。
そして帰宅すると、真里と弟たちがサプライズを用意して待っている。仕事でクタクタだった由紀には、こういう温かい家の空気が何より嬉しいんだろうな。さらに久しぶりに直人まで帰ってきて、最後に新しい空気が入り込んできた感じ。由紀の忙しい毎日、仕事だけじゃなく恋も人間関係も動き出しそうで、嬉しいような、ちょっと不安なような回だったね。
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4話|司の唇攻撃に由紀が固まった!
直ちゃん、めちゃくちゃいい人なのに由紀の現実が地獄すぎる!
いや~直人と久しぶりに再会した由紀が、頭をポンポンされているのを見た瞬間、この二人いいじゃないって思ったのよ。しかも由紀にとって直は、早く大学へ進んだせいで同年代の友達が少なかった時期に、ずっと支えてくれたお兄ちゃんみたいな存在。こういう安心できる人がいるの、かなり大きいわよね。みんなで乾杯して、直人のスカウトや弟たちの契約を喜んでいたら、まさかの同じTK物産勤務が判明。由紀も「今日から秘書なの」と話すけど、周囲が想像する華やかな秘書生活とは大違い。藤堂司の秘書と聞いて「出世コースじゃん!」と盛り上がる真里に対して、由紀は「クビにならなければラッキー」って顔。いや、差がすごいのよ。
しかも直には「頑張りすぎるな、健康が一番」と心配されて、由紀も素直に頷く。ここまでは平和なのに、その直後から司のメールが連発。もう直人ちゃん、今すぐこの会社に乗り込んでくれない?って言いたくなる。
そして秘書生活二日目。由紀は定時に来ているのに暗証番号変更で出遅れ、司はコーヒーの注文が細かい、予定は嫌だ、もう少し寝る、しかも本部長との予定までキャンセルしろ。待って、働く気どこに置いてきたのよ!由紀が10年目にして我慢の限界へ到達するのも無理ないわ。さらに司は業績の厳しいTKファッションを任されたことに不満爆発。今まで頑張ったのに面倒な仕事ばかり押しつけられたと嘆く姿には、ただの怠け者というより、本人なりの鬱屈も見えてくるの。でも秘書側からしたら「知らんがな」なのよね。
そんな由紀の心の声を司がまさかの察知。「今、俺のこと最悪だと思っただろ」と詰められて、由紀は必死に否定。ところが司は乾いた唇に触れて、「無理にお世辞を言わなくていい」と言う。え、ちょっと待って。仕事の話をしていたはずなのに、なんで急にそこ触るのよ。真っ赤になる由紀を見ながら、こっちまで「この先どうなるの!?」って息を止めちゃったわ。
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5話|司が10年前の由紀を思い出す
由紀に翻弄され、自分の気持ちを持て余している司の姿に、この先、恋の予感を感じて胸が跳ねたよ。
まさか司が10年前の由紀をちゃんと覚えてたとは思わなかった。しかも記憶に残っていた理由が、由紀だけ周りの女性と違って、司の顔をまともに見ていたからっていうのが、なんとも司らしいのよね。本人は当時から「なんだ、この妙な不快感は」なんて思ってるけど、今になって考えると、それって単純に気になって仕方なかっただけじゃないの?とツッコミたくなるわけよ。
そして現在の由紀がまた強い。司が返事をする前に普通に入ってくるし、寝ているのかと思ったから入ったっていう判断も相変わらず淡々としてる。でも持ってきた報告書を見た司が、内心ではめちゃくちゃ驚いてるのが面白い。簡単な仕事だと思っていたら、想像以上にきっちり仕上げてきたんだもの。表では素っ気なくしているのに、頭の中では「なんでこんなに完璧なんだ」と感心している司、分かりやすくて可愛いじゃない。
しかも由紀が「司はTKに必要な人だ」とまっすぐ伝えるところが、もう胸にくるのよ。自分がどれだけ会社に貢献してきたかを本人に分からせようとするんじゃなくて、ただ本当にそう思っているから伝える。その言葉を聞いた司が黙ってしまうのも分かるなあ。由紀の仕事ぶりだけじゃなく、人としての真っすぐさまで見せられた感じがするもの。
なのに、その裏では誠が由紀の家庭事情を知ったうえで秘書にしていたと判明。司が「卑怯な手を使いやがって」と腹を立てるのも当然よね。由紀自身はそんな事情を知らず、司の秘書になれたことを誇りに思っているんだから、なおさら複雑。しかも司は最後まで「心配しているわけじゃない」と否定する。でも、10年前の由紀と今の由紀が重なって動揺している時点で、もう十分気にしてるでしょうよ。自覚するより先に、由紀の存在が司の中へ入り込んでいる感じがして、なんだかすごく愛おしくなった。
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