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『死に戻り公爵夫人の背徳』61話~65話|ミケロは仲間とロレナを守り、バジェは愛する人を手放せない

『死に戻り公爵夫人の背徳』61話~65話|ミケロは仲間とロレナを守り、バジェは愛する人を手放せない
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ふぅ~ミケロとバジェ、ロレナを想う気持ちはそれぞれ重いのに、出てくる形が違いすぎるのよ!ミケロはロレナとお腹の子を守ろうと必死だし、革命の計画を進めながら、今度こそ仲間たちを失わないと決めている。自分の命さえ惜しくないような男が、ロレナとの子どもを持つことだけは不安になってしまうんだから、そこはもう胸がギュッとなるじゃない。一方のロレナも、ミケロと一緒に生きる今の生活に自分らしさを感じているのに、バジェへの気持ちが完全に消えたわけではない。この割り切れなさがまた苦しいのよ。しかもバジェは、ロレナを取り戻すためなら何でもするように見えて、最後の一線だけは越えられない。彼女を苦しめることはできても、完全に壊すことはできないって、そんな本音を今さら出してくるわけで‥。 革命の緊迫感もすごいけれど、結局いちばん心をかき乱してくるのは、この三人の愛情と執着なのよね。

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61話|ミケロとロレナが子どもを守る未来を一緒に選ぶ

王政を終わらせる計画に、王子の到着、妊娠中のロレナ、バジェの存在まで問題が山積みだね。

ロレナに、自分との子どもを産むことを後悔していないか聞くミケロ。いや、もう…この人、自分のことになると急に自信がなくなるのね。革命を進めるために軍の動きまで計算して、王政を終わらせようとしている男が、愛する女性の気持ちだけは確かめずにいられないらしい‥。しかも理由をたどっていくと、母親の過去や自分の出生に対する長年の思い込みが絡んでいるのだから、簡単に割り切れる話じゃないのよね。

ミケロは王子デビッドの到着に合わせて、首都の防衛軍を地方へ引き離す計画を進めているわけ。ガエルに抗議活動を起こすよう指示し、十月までに王政を終わらせようとしているけれど、仲間からは軍との衝突で大きな犠牲が出る可能性も指摘されている始末で‥。革命そのものが危ういのに、妊娠中のロレナまで抱えているんだものね。父のもとへ一人で避難させようとしても、ロレナは応じてくれないだろうし、そりゃミケロの悩みも増える一方だわ。

そんな彼が愛を信じきれない理由には、母親の過去があったのね。母親は実父を愛していたと記していたものの、二人がどんな関係だったのか、ミケロには分からない。母親が自分を産むと決めた理由も、そこに愛があったのかも分からないまま。だからこそ、自分との子どもを授かったロレナにも、いつか後悔するのではないかと聞いてしまうのね。自分が傷つくことより、彼女に同じ思いをさせることが怖いのかもしれないの‥。

でも、ロレナの返事が本当に好きだったわ。インゲルドで家族と暮らしていた頃のように、今は自分らしく生きられている。ミケロのそばなら、これからも自分のままでいられると伝えるのよ。しかも、気持ちを試すような質問はしなくていいし、自分を必要以上に悪く言わないで、とまで言ってくれる。ミケロの弱いところを見抜いているのに、責めずにちゃんと手を差し伸べるロレナが素敵だわ。

一人で逃げるつもりはないロレナと、彼女を置いていくほうが不安になるミケロ。二人でデビッドの到着に備えると決めたものの、最後には屋敷の前に立つバジェの姿まであるのよね。もう、せっかく二人の気持ちが通じ合ったのに、お願いだから今だけは邪魔しないで…!

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62話|デビット王子と組んだバジェ!本心が読めない

バジェ、ロレナを取り戻す気がないみたいな顔して何を企んでるのよ?!

デビット王子がバジェに協力を持ちかけている姿よ、話し合いの内容が物騒すぎて笑えないの。海軍と騎士団を港に配置して、噂を広めた相手を捕まえるって、もう話し合いというより包囲網じゃないの。しかもロレナを取り戻すために協力するつもりだったデビット王子に対して、バジェは「もう彼女を返してもらう必要はない」と言い出すわけ。え、ちょっと待って。あれだけロレナに執着していた人が、どういう心境の変化なのよ?本当に気持ちが冷めたのか、それとも別の目的があるのか、あまりにも急で信用できないわ。

そんなバジェの沈黙を不気味に感じているロレナのところへ、ミケロが結婚指輪を見せるのも気になるの。あのとき二人が話していた子どものことを、バジェに聞かれてしまった可能性があるのよね。ロレナが「そんなはずはない」と自分に言い聞かせるのも無理はないけれど、今までのバジェを考えると、何も知らないまま黙っているとは思えないのが困るところなわけ。ミケロが落ち着いて安心させてくれるのは心強いけれど、ロレナのお腹のことだって、いつまでも隠し通せるわけじゃないものね‥。

だからこそ、二人がすぐに作戦を立て始めるのが頼もしいわ。インゲルド行きの貨物船に乗る予約を入れ、ミケロ自身を餌ではなく「大物の獲物」にすると言い切るあたり、本人もかなり乗り気じゃない。しかもロレナまで自分の名前で予約を入れるんだから、どちらか一人を危険にさらすつもりはないのね。前世でデビット王子とバジェに人生を壊されたミケロにとっても、これは自分の過去に決着をつけるための戦いなわけで、ロレナが最高の相棒だと思う気持ちも伝わってくるわ。

ところが翌日には港に海軍が配置され、バジェがデビット王子と手を組んだことが明らかになるって?愛を語っていた相手がこんな動きをしているなんて、ロレナとしては皮肉な気分だろうね。しかも仕掛けた罠が相手に届くかどうか、まだ確かなことは分からない。ロレナとミケロの作戦が二人を守る一手になるのか、それともバジェに先を読まれてしまうのか、ここからの駆け引きが怖いくらい気になるわ。

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63話|ミケロが神に背を向けて銃を構える

ロレナを危険に巻き込まないために別行動とか、愛が重いって。

いやもうね、デビット王子、バジェがロレナの妊娠を口にした瞬間、そこに食いつくのが早すぎるのよ!さっきまで船の行き先を話していたのに、妊娠と聞いた途端、ロレナを確保してバジェを動かすための切り札にしようと考えているわけ。人の気持ちを何だと思ってるのかしら。しかも、子どものことまで持ち出して揺さぶろうとするんだから、もうロレナを心配する気持ちなんて一切ないじゃない。

一方のミケロは、そんな連中が待ち構えている船にロレナを連れていかないって。自分ひとりなら海だろうが火の中だろうが逃げてみせると言い切るくせに、妊娠しているロレナには同じ危険を背負わせられないのよね。いや、自分の逃げ道にはずいぶん自信があるわね!でも、ここは笑ってばかりもいられない。ロレナを港の整備工場で待たせ、何かあればすぐ駆けつけられるようにしているのは、彼女を守りたいからこそ。しかも、危険が迫ったときの合図をロレナに伝えたものとは変えているわけ。ロレナが飛び出してこないように、あえて本当の作戦を隠しているの‥策士だね。

これ、ミケロだって好きで嘘をついているわけじゃないのがつらい。ロレナは合図があれば助けに行くつもりなのに、ミケロは彼女に自分たちの危険な姿を見せたくない。守りたい人と、守るために隠さなければならないこと。お互いの気持ちがあるからこそ、簡単には噛み合わないのよね。

そしてミケロが思い返すのは、前世で失った仲間たちのこと。今度は自分の女と子どもだけじゃなく、仲間も守る。人を守るのは神でも悪魔でもなく、人間自身だという考え方が、ここでようやく言葉になるわけです。生き返ったからって何もかも都合よく変わるわけじゃない。だからこそ、自分の人生を最後まで生き抜こうとしているんだろうね。

それなのに最後は神様にまで皮肉を飛ばすんだから、ミケロ、ほんとに口が悪い!でも、誰が自分を呼び戻したのかなんて考えるより、今ここにいる人たちを守るほうが大事なんだよね。扉の向こうに誰がいるのか、バジェが来たのか、それとも別の相手なのか。銃を構えたミケロの顔を見ると、もう後戻りする気なんてないんだろうな。…お願いだから、今度こそみんな無事で帰ってきてよ。

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64話|ロレナの願いに導かれるようにバジェが現れる

デビット王子、あれだけ偉そうにミケロを裁こうとしていたのに、立場が逆転した途端に大慌てって(笑)。

デビット王子、ミケロを裁く気満々で乗り込んできたのに、まさか自分が捕まる側になるなんて思っていなかったでしょうね。教会から破門され、貴族の地位も財産も失うと告げられても、ミケロはまるで動じない。そもそも自分は世界の頂点に立ったことすらないのに、何を失うというのか。この返し、ミケロらしくて好きなのよ。地位や財産を大切にするデビット王子とは、そもそも価値観が違いすぎるのね。

しかも聖騎士団が処分を告げている最中に反撃して、仲間たちまで一気に動き出すんだから、もう展開が早いったら!デビット王子も形勢が逆転した途端に焦ってて、さっきまでの威勢はどこへ行ったのかしらって感じ。ミケロが王子の腕を押さえ、引き金を引かせたうえで、自分で撃ったのだから自分の責任だと突きつけるのも強烈。相手の言い分を逆手に取るあたり、ミケロは本当に容赦がないわ。

ところが、王子を捕らえた仲間たちが、これでバジェも来るはずだから少し待とうと考えているのに、ミケロはさっさと出航を指示して船から飛び降りてしまうわけ。ちょっと、ミケロ様はいったい何をするつもりなのよ!って、仲間たちが慌てるのも無理ないわよね。

そして気になるのがロレナの気持ち。バジェに愛されたいという願いを、夫婦だった間ずっと抱き続けていたのに、今は自分の世界から消えてほしいと願っているの。好きだからこそ期待してしまうし、傷ついた気持ちがあるからこそ、もう終わらせたいのかもしれない。自分の名前が関わる場所なら、バジェは罠でも必ず現れるって、ロレナはそう信じて、ランタンの明かりまで残させるのよね。そして扉の向こうに立っていたのは、まさにバジェなの!彼はロレナを求めて来たのか、それとも別の目的があるのか。こんな形で再び顔を合わせた二人を思うと、ロレナの願いが叶ったのかどうかさえ、まだ素直には喜べないわ。

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65話|バジェは、今も昔もロレナを壊すことはできない

バジェ、ロレナを連れ去る行動は相変わらず強引なのに、お腹の子を気遣う手つきに感情がぐちゃぐちゃ!この男、いったい何を考えているのかな?

バジェ、登場の仕方からして心臓に悪いのよ! ロレナが隠れている場所に当然のように現れて、しかも自分ならどこに隠すか考えて来たですって?いやいや、そんなところだけ妙にロレナを理解しているの、どういう感情で受け止めればいいのよ。ロレナだって銃声が聞こえた瞬間に、ミケロとデビット王子のいる方向だと気づいているし、もう二人とも状況を読むのが早いったらないわ。

それにしてもバジェ、ロレナを連れ出すにしても強引すぎる!抵抗するロレナを拘束して、着替えさせて、ベラカッサロ駅まで連れていくんだから、説明を先にしなさいよと言いたくなるの。でも、ロレナが以前のバジェなら自分のことなど気にせず、まず小瓶を取り上げようとしたはずだと思い返す想いが気になるのよね。今のバジェは何かが変わっている。ロレナもそれを感じ取っているからこそ、ただ怯えるだけではなく、相手の目的を見極めようとしているんだと思うわけ。

そして駅で騎士たちがデビット王子の行方を追っているのを見て、ロレナはバジェが王子を裏切ったのかと尋ねるの。そりゃ聞くわよ!変装までさせられて連れ出されて、周囲では王子が行方不明になっているんだから、疑うなというほうが無理な話。でも、バジェの答えはロレナの予想を超えてくる。王子から命じられたのは、お腹の子を始末することだったというのだから、もう最悪の命令じゃないの。

それなのにバジェは、ロレナを苦しめることはできても、完全に壊すことはできないと言って、ここで急に感情をぶつけてくるの、ずるいのよ、ほんと。今までロレナを追い詰めてきたことが消えるわけじゃないし、本人の都合で連れ出していい理由にもならない。でも、お腹の子まで奪うことだけはできないという矛盾が、バジェの中でずっと消えずに残っているのよね。

しかも「いつも、何度だってできない」と認めるところが、もう…。だったら最初からロレナを傷つけるなと言いたいし、優しさを見せるならちゃんと説明して安心させてあげてほしかったわ! ロレナだって、そんな中途半端な態度に希望を持っていいのか分からないでしょうに。バジェの気持ちが本物だったとしても、これまでの行動を帳消しにはできない。それでも、この男が今度こそロレナとお腹の子を守る選択をしてくれるのか?って‥。

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