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『最愛なるジュリエットのために』6話~10話|ジュリエットを救うために隠されていた真実

『最愛なるジュリエットのために』6話~10話|ジュリエットを救うために隠されていた真実
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ああもう、ジュリエットがどれだけ苦しめばいいのよ…!エノクを愛していたからこそ、裏切られたと思ったときの怒りも絶望も半端じゃないんですよね。初めて出会った日のことまで後悔するほど傷ついてしまったジュリエットに、エノクが何を言ったって簡単に届くわけがない。ジュリエットが取り戻したいのは、大好きな兄と過ごした時間や、自分が安心して暮らせた故郷なんですよね。そんな彼女がドリエンと再会したときの安堵には、こっちまで泣きそうに…。ところが、兄妹が再び顔を合わせて終わりではありません。ジュリエットの命を脅かす病、ギナスが持ちかけた取引、そしてエノクの母の心臓。バラバラだった出来事がつながり始めたと思ったら、ジュリエットがまた血を吐いてしまう。もう勘弁して! と叫びたくなるのに、真実を知った今、エノクがどう動くのか気になって。

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6話|婚姻契約書にジュリエットが署名?!

【待ちぼうけ】…お父様もお兄さまもジュリエットを大切にしているのに、肝心の本人の気持ちは置いてけぼり。もう、王族の家族会議ってどうしてこうなるのよ!

もう、ジュリエットをめぐって周りの大人たちが全員必死なのに、肝心のジュリエットが一番しんどい立場にいるの、見ていて胸が苦しくなるわ。ドリエンは妹を守りたい一心で父王に食ってかかるし、父王は王族としての責任を果たせと言うし、どっちの言い分も分かるから余計に困るのよ!

でもドリエン、戦場に行けば解決するって考えるのはちょっと待って!あなたにはルードベルも奥さんもいるでしょうが。妹が大切なのは分かるけど、自分が犠牲になればいいという方向に突っ走られると、ジュリエットだって黙っていられない。実際、幼いルードベルが父親との口論を聞いて泣いていたことを思い出して、自分だけが兄の愛を独占しているわけじゃないと気づくのよね。ここがつらい。ジュリエットは兄に守ってほしいだけじゃなく、兄自身の幸せも守りたいんだもの。

それにしても、イグナシアとドリエンの会話も印象的だったわ。自分の子どもが王位を継げるかもしれないのに、イグナシアはそんなことより、優しい兄がいてくれるなら十分だと言うの。ドリエンが真っ赤になっているのもかわいいし、イグナシアの人を見る目がすごい。権力だの王位だの、みんなが必死になっている世界で、彼女は何が本当に大切なのか分かっているのね。

そしてジュリエット、ギナスへの言葉がなかなか強烈。エノクが何を必要としているかは分からないけれど、だからといって自分から縁談を取りやめるつもりはない‥と。必要なものは一生手に入らないと伝えてほしいなんて、もう遠回しな拒絶じゃないのよ。ギナスも弟がいつかジュリエットを受け入れさせる方に賭けると言っているけど、本人の気持ちはそんな簡単に賭けられるものじゃないでしょうに。

そして、ジュリエットが婚姻契約書に署名すると決めた姿。ここでようやく、自分の気持ちから逃げずに動くのかと思ったら、やっぱりエノクへの期待が残っているのよね。本当に自分を求めているなら、今度こそ本人の口から聞かせてほしい。そりゃそうよ!周りの事情も、家族への愛情も、もう十分考えたでしょう。だからこそ、最後くらいエノクが答える番なの。ジュリエットがこれ以上ひとりで覚悟を決める姿なんて、もう見たくないんだから!

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7話|ロゼンタを離れるジュリエットが家族を思い続ける

【取り返しのつかない選択】…ジュリエットにとってエノクは、閉じた世界から日の光へ導いてくれた特別な人だった。だからこそ裏切られたと感じた痛みは深いのよね。

ちょっと、ジュリエットが待っていたのはドリエンじゃなくてエノクだったのね…。いや、正確には大公殿下が来ると思っていたのに、現れたのは皇帝ギナス。ジュリエットだけが何も知らないまま婚姻の話が進んでいくの、あまりにもつらいじゃない。貿易権だの鉱山だの、国同士の話はどんどんまとまっていくのに、当の本人は心ここにあらずで、気づけば契約書にサインまでしているんだもの。ジュリエットにとっては自分の人生がかかっているのに、周りは淡々と話を進めている。この差が苦しいわ。

しかもジュリエットが信じていたのは、エノクだったのよね。ずっと体が弱くて外の世界を知らなかった自分を、日の光の下へ連れ出してくれた人。そんな相手だからこそ、信じたい気持ちも大きかったはずなのに、気づけば王宮も兄も、その家族も失うことになってしまった。そりゃエノクの顔を見た瞬間に怒りが爆発するわよ!初めて会った日のことまで後悔して、愛情を向けてきた彼を軽蔑すると告げるジュリエット。あんなに特別だった相手を、自分の世界を壊した化け物と呼ばなければならないなんて、悲しすぎるでしょう。

それなのに旅立ちの日、エノクは誕生日を迎えるジュリエットに、パーティーでも贈り物でも何でも用意すると申し出るのよ。海を見せてあげようとするのも、彼なりにジュリエットを喜ばせたい気持ちがあるのかもしれない。でも、ジュリエットが望んだのはそんなものじゃなかった。「今すぐ兄を連れてきてください」って……もう、胸がぎゅっとなるわ。初めて見る海より、豪華な誕生日より、何よりも兄に会いたいのよね。失ったものを何ひとつ埋められないまま、欲しいものを聞かれても兄の名前しか出てこないジュリエットが切なすぎる。エノク、あなたはいったい何を思ってこの願いを聞いたの?ジュリエットの怒りも悲しみも、簡単に消えるものじゃないのよ……。

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8話|ジュリエットがエノクを拒み続ける

【たった一つの願い】…ジュリエットのために何でも与えようとするエノクと、彼のせいで故郷を離れたジュリエット。二人の気持ちはすれ違ったままで‥切ないな。

エノク!!あなた、ジュリエットのために何でもしてあげたい気持ちはあるのよね?家具まで故郷から取り寄せて、熱が下がらなければ薬を心配して、欲しいものは何でも与えるって…行動だけ見れば、ものすごく尽くしている。でもジュリエットが欲しいのは、そこじゃないのよ!そもそも彼女が故郷を離れることになった原因、あなたでしょうが!!

しかもジュリエットのために整えた調度品を、本人は全部処分してほしいと言うんだもの。エノクからすれば、少しでも快適に過ごせるように準備したはずなのに、ジュリエットにとっては目に入るだけでもつらい。温暖な国に来たのに、彼女の心だけ冬から動かないのが苦しいわ。物を与えれば気持ちまで埋まるわけじゃないって、ここまでハッキリ突きつけられるのもつらい。

そして熱病が続いて二年後。ジュリエットがエノクにお願いする内容が、もう…。自分が亡くなったらロゼンタに連れ帰ってほしいって、そこまで故郷に帰りたいのね。さらに海の話を持ち出したあと、ようやく口にした願いが兄に会いたい、庭園を見たい、お祭りを見たい、なのよ。豪華な贈り物でも、立派な屋敷でもない。幼い頃に兄に背負われて見たお祭りを、もう一度見たい。ジュリエットにとって大事なのは、懐かしい景色と、そこにいた家族との時間だったんだわ。これ、エノクが何かを買って渡すだけでは埋められないものなのよね。しかも本人は、どうせ無理な願いだとわかっている。それでもエノクが本当に叶えるつもりなら、どうしてもっと早くそうしてくれなかったのか。そりゃ恨み言のひとつも出るわよ!

エノクもエノクで、彼女の望みを聞こうとはしている。でもジュリエットからすれば、今さら何でも与えると言われたって、素直に信じられるわけがない。優しさを向けられても、その優しさの出発点に自分を苦しめた相手がいるんだから、気持ちが追いつかないのよ。そんな中で、ロゼンタに関する本すら読みたくないジュリエットのもとへ、まさかのドリエン登場!!ちょっと、お兄さま、本当に来てくれたのね!?ジュリエットがずっと欲しかったものが、ようやく目の前に現れた。この再会で彼女の心がどう動くのか、エノクがどんな顔をするのか、もう気になって仕方ないわ!

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9話|病を治すために兄が奔走した過去

【王女の病】…兄妹の再会にほっこりしていたら、ジュリエットを苦しめる遺伝病と過去の取引が明らかに‥。

あぁぁ、ジュリエットとドリエンが再会できたのは本当によかった!ジュリエットなんて、もう兄の顔を見ることもできないまま終わるんだと思っていたのよ。そりゃ泣くわよね。ずっと会いたかった相手が目の前にいて、しかも自分をぎゅっと抱きしめてくれるんだもの。ドリエンも痩せた妹を見て胸が痛かっただろうし、こんなところまで来てくれる兄がいるって、ジュリエットにとってどれだけ心強いことか。

しかも、ここで大公・エノクの気遣いが効いてくるのよ! ロゼンタからヘルベンテルまで、普通なら2週間以上かかる道のり。それを短縮できたのは、ミレセン公国の土地を買って街道を作ったから。いやいや、ちょっと待って。土地を買って道を作るって、思いついたからって簡単にできることじゃないのよ!しかも名前が「小さな王女の土地」ですって。ジュリエット本人は何も頼んでいないのに、エノクはどこまで気を回しているのかしら。海の絵まで飾っているし、本人が知らないところで生活環境を整えられているの、愛情が大きすぎるわ。

兄妹が楽しそうに話している場面も好きなのよ。ジュリエットがヘルベンテルの冬や花について話しているうちに眠ってしまうのも、ようやく安心できたんだろうなと思う。こういう何でもない会話ができる時間って、彼女には貴重だったのよね。

ところが、ここから急に話が重くなる。ドリエンがエノクに語ったのは、ロゼンタ王家の王女に受け継がれる遺伝病。しかも発病すれば治療法がなく、残された時間も限られているというのだから、ジュリエットが今までどんな事情を知らされずに生きてきたのかと思うとつらいわ。本人は自分が生まれつき病弱なのだと思っているのよ。家族まで隠さなければならないなんて、あまりにも残酷な秘密じゃない?

そして15歳のジュリエットを救うため、ドリエンはギナスの取引を受け入れたんだって。兵を貸す代わりに渡されたのが、エノクの母の心臓だったという真実。ここで全部つながるのね。ドリエンが過去の選択を悔やみながらも、同じ状況なら再び同じ決断をすると語る理由もわかる。国の事情も、取引の重さもある。でも妹を救いたかった兄の気持ちだけは、どうしたって否定できないのよ。エノクにとっても簡単に受け止められる話じゃないはず。ジュリエットを救うための選択が、こんなにも複雑な思いを残していたなんて…誰か一人の気持ちだけでは片づけられないじゃないの。

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10話|ジュリエットの命を救った宝石の正体が判明する

【決心】…ドリエンが妹ジュリエットを救うため、ギナスから手に入れた宝石。その正体は魔力を宿す心臓だったって?!

えっ?あの宝石ってそういうことだったの…!?ジュリエットが15歳のときに病を乗り越えた話、まさかこんな秘密が隠れていたなんて。きれいな宝石を妹にプレゼントした、なんて微笑ましい話じゃなかったのね…。ギナスの説明を聞くと、魔力欠乏症を治すには魔力を補う必要がある。でも魔力って、そう簡単に他人へ渡せるものじゃない。そこで出てくるのがイノヴィス家ですよ。しかも魔法を使えるのは長子として姓を受け継いだ者だけって、条件がなかなか厳しい!

ギナスだって弟を大切にしているから、弟を差し出す気はない。ドリエンが妹ジュリエットを守ろうとしているのと同じなのよね。立場は違っても、身内を守りたい気持ちは一緒。そこはちょっと分かるだけに、これから何を差し出すことになるのか考えると複雑だわ。

そして、レティナの心臓が宝石の正体だったという事実。いやいやいや、話が重いのよ!レティナは皇帝・エベンを愛し、一族の力や財産まで注ぎ込んだのに、その思いは報われなかった。しかも、その心臓がジュリエットを救うことになったなんて、誰が想像できるのよ。

エノクが母の死の理由を理解する姿もつらい。病にかからないはずの母が亡くなった理由が、ようやく見えてきたんだもの。しかも、ドリエンが妹を救うためにしてきたことを知れば、簡単に責めることもできない。誰かを救うために別の誰かが何かを失う。この話、そういう苦しい選択を容赦なく突きつけてくるのね。

それでも、ジュリエットが元気になってくれたならよかった…と思った直後ですよ!また具合が悪くなってるじゃないの!!ドリエンが駆けつけたときの焦りがもう見ていられない。海に行きたいという妹の願いを持ち出して、以前のように自分が何とかすると必死に励ます姿。王太子として堂々としている人が、妹の前ではこんなにも余裕をなくしてしまうのね。ジュリエットを失いたくない、その気持ちが痛いほど伝わってくる。

そこへエノクが何かを差し出し、外出の支度を命じる。ここで動くの!?まさか‥じゃないよね?自分の母の心臓がジュリエットを救ったことを知ったエノクが、今度はどんな決断をするのか。ドリエンの妹を守りたい気持ちも、エノクが抱えている母への思いも、どちらも軽く扱えないから苦しいのよ。ジュリエットにはまだ海を見に行く未来が残っていてほしい…!

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🔙 全レビュー|11~15話 🔜

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