ああもう、ルネとアレクサンドル、契約結婚なんて形を取っているせいで、お互いに気になる気持ちがあっても素直に踏み込めないのがもどかしい!アレクサンドルはルネを迎えに行くし、いつもと違う装いを見れば褒めるし。いやいや、あなた本当に離婚するつもりなの?と問い詰めたくなるじゃないですか。でもルネからすれば、優しくされたからといって簡単に期待するわけにもいかないんですよね。結婚には契約があり、離婚の日も近づいているのだから。しかもアレクサンドルには、ニーナとの間に確執があって、簡単には切り離せない。ニーナもまた、その約束を手放す気がないから厄介なんです。さらにルネには、悲しい幼少期の記憶まである。恋愛の甘さに浸りたいのに、二人の過去も周囲の思惑も重たくて、もう心が忙しいったらありません!
6話|ルネに幼いころの面影がよみがえる
猫たちの大暴れで、契約結婚らしからぬ大騒ぎに巻き込まれてるし…。
眠っているアレクサンドルを見たルネが、思わずドキッとしているのよね。しかも下着まで脱いでいることに気づいて真っ赤になっちゃうんだから、そりゃ目のやり場にも困るわよね。自分から同じベッドは嫌だと言っていたのに、いざ隣で寝ている姿を見ると気になってしまう。ルネもなかなか複雑な心境じゃない??
そもそも二人が同じベッドで寝ることになったのは、契約結婚を本物らしく見せるため。ルネは肉体関係を持たない約束をきちんと覚えているし、できれば別々に寝たいと思っていたのよね。それなのにアレクサンドルは、仕事で忙しくても、会社で休める状況でも、どうにか家に帰ってきて眠っているらしい。え、なんで?そこまでして帰ってくる理由は何なのよ。ルネが疑問に思うのも当然だわ。
しかも、眠っている彼の髪にそっと触れて、幼いころの面影を感じているのがまた切ないの。昔はいい子だったのに、どうしてこんなふうになっちゃったのかしら、なんて思いながら寝顔を見つめるルネ。嫌なところも知っているはずなのに、ふとした瞬間に昔の姿を重ねてしまうのよね。長い付き合いだからこそ、簡単には割り切れないものがあるんだろうな。
なんて、しんみりしていたらサニーとラッキー(猫)が大暴れ!ちょっとあなたたち、今は静かにしてちょうだい。布団に潜り込んだ猫を捕まえようとしたルネが、手触りの違いに気づかず、まさかの大失敗よ。アレクサンドルに指摘されて初めて気づくんだから、もう恥ずかしさで飛びのくしかないじゃない。彼まで顔を真っ赤にしているし、二人とも何をしているのよ。契約結婚のはずなのに、こんなハプニングばかり起きるんだから困ったものね。
ところが、アレクサンドルの夢に少年ハインズが現れると、空気が変わるわけ。ハインズはルネの名前を知っていて、彼女との関係を尋ねられたアレクサンドルは、幼いころからの付き合いだと答えるのよ。なのに少年は、どうしてルネを知っているのか教えてくれない。しかも、アレクサンドル自身も少年に見覚えがあるようで、幼いルネの笑顔まで思い出しているのが気になるわ。ハインズはいったい何者なのかしら。ルネとの過去に関係する人物なのか、それともアレクサンドルが忘れている何かを知っているのか。せっかく猫騒動で笑っていたのに、今度は夢の意味が気になって落ち着かないわ。
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7話|アレクサンドルが夢でルネへの愛を問われる
アレクサンドルくん、そろそろ自分の心に正直になりましょう!
夢の中でまでルネへの気持ちを尋ねられるアレクサンドル、ちょっとちょっと、ついに寝ている間まで追い詰められてるじゃないの!しかも質問したのは少年ハインズ。ルネが話していた男性の特徴を並べられて、本人が「もういい」と止めるのも笑っちゃうわ。ハンサムで無愛想で頑固、好みも変わっているって、褒めてるんだか何なんだか。でも、そのあと飛び出した「ルネを愛していますか?」という質問は笑って流せないのよね。
幼いルネの笑顔、一緒に過ごした時間、悲しみを分かち合った記憶まで浮かんでくるのに、アレクサンドルは答えられない。目覚めてからも夢を振り返って、疲れているせいだと片づけようとするけれど、そんなに都合よく忘れられるものかしら。そこへルネから離婚の話し合いを求めるメモが届くんだから、タイミングまで絶妙すぎるわ!
一方のルネは、社長として大忙し。パルダー・ヘーゼルは一年で百貨店10店舗に出店するまで成長していて、養護施設の子どもたちの働く場所を増やしたいという思いも、ちゃんと事業につながっているのよ。いや、ルネってば立派!仕事では着実に自分の未来を作っているのに、夫婦のことになると急に考え込んでしまうのが、なんともルネらしいじゃない。
あの日以来、アレクサンドルを避けてきたルネは、離婚まで残り45日だと指輪を見つめながら数える。契約結婚で自分はお金も経験も得られた。でも、彼は何を得たのか。何を望んで自分と結婚したのか。これ、ものすごく大事な疑問よね。だって、ただ条件を満たすためだけの結婚なら、今さらこんなに気持ちが揺れる理由が分からないもの。アレクサンドルが夢の中で答えられなかった質問に、ルネまで向き合い始めた感じがするわ。行われる晩餐会で二人がどんな顔をして向き合うのか、もうもう落ち着かない!
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8話|晩餐会へ、ルネをエスコートする
ルネがいつもと違う装いで現れた瞬間、アレクサンドルが思わず見とれるのがたまらない。
ニーナがアレクサンドルの腕をぎゅっとつかんで、自分と晩餐会に行ってほしいと迫る姿、うわぁ、これは簡単に割り切れないわね!アレクサンドルはもうルネと約束しているのに、ニーナは自分の苦しみを訴えて、どうして私を選んでくれないのと責めるのよ。しかも肩の火傷の跡まで見せられたら、アレクサンドルだって平気ではいられないでしょう。
彼の脳裏によみがえるのは、火事のあとに継母から浴びせられた厳しい言葉。ニーナが今も苦しんでいることも、家族を失った過去も、彼にとって簡単に忘れられるものではないのよね。でも、だからといって自分の気持ちを押し殺し続けるしかないのかと思うと、なんだか苦しくて‥苦しくて‥。ニーナのつらさは理解したいけれど、アレクサンドルが罪悪感だけで行動を決めてしまうのも心配なの。
そんな重たい空気から一転、ルネの登場ですよ!ドレスデザイナーに身支度を整えてもらい、いつもと違う雰囲気で現れたルネを見て、アレクサンドルが目を見開くの。ちょっと、そんなに見つめちゃう…ポポポってなってない?ルネが不安になって、変かしらと尋ねるまで黙っているのも気になるじゃない。そこでようやく、よく似合っていると伝えるんだから、もう少し早く言ってあげてほしいわ。
しかも、ネックレスまで用意しているのよ!百貨店で自分から選んだとルイスが明かすところも含めて、アレクサンドルがルネを喜ばせようとしているのが伝わってくるの。ルネにしてみれば、今までの彼を考えると戸惑うのも当然よね。嬉しい気持ちがあっても、急に優しくされると何か裏があるのではと疑いたくなるもの。
それでも、手を差し出してレディチャンブラーと呼ぶアレクサンドルには、今までとは違う空気があるのよね。ニーナへの罪悪感と、ルネに向ける気持ち。その二つが彼の中でどう変わっていくのかな‥。ルネがようやく大切にされるのかもしれないと思うと嬉しいのに、また傷つくことにならないかと思うと、彼女の差し出された手を握る気持ちまで心配になってしまうのよ。
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9話|ニーナを遠ざけられない理由
ニーナへ償おうとしたことが、その後の関係を大きく変えてしまったのか‥罪悪感って厄介だわ。
ニーナが怒りでプルプル震えながらルネを恨んでいるんだけど、待って待って、あなたの中で何がどうなってその結論になったのよ!と、もうツッコミが追いつかないわ。自分の思いどおりにならないからって、ルネが全部悪いことにするのは強引すぎるでしょうに。ところが過去を見ていくと、ニーナがどうしてアレクサンドルに執着するようになったのか、その始まりが出てくるのよね。
15歳のアレクサンドルに夢中だったニーナ。そりゃ美しいと思ったのは分かるけれど、結婚するのは自分だと決めているあたり、ずいぶん話が早いのよ。しかも彼が屋根裏部屋にいると知って会いに行き、父親に頼んで助けてあげると申し出るのに、アレクサンドルから返ってきたのは冷たい言葉。家族でも何でもない、金目当てだろうと、ニーナが聞きたくない現実を容赦なく突きつけるわけ。
アレクサンドルの言い分ももっともなのよね。母親と侯爵の再婚、親子で手に入れてきた贅沢品、財産管理への要求。彼からすれば、家族として受け入れろと言われても納得できない事情が積み重なっていたわけ。ニーナは母親をかばおうとするけれど、二人の間にある溝は簡単には埋まらない。好きな相手に拒絶されるのはつらいとしても、相手が自分を好きになる義務なんてないのよね。
そして口論の末に起きた火災。アレクサンドルがニーナを突き飛ばそうとしたわけではなく、腕を振り払った拍子に彼女が転倒し、ランプが割れてしまう。ところが、その出来事が二人の関係を大きく変えることになるのよ。火傷への責任を感じたアレクサンドルは、ニーナの望みを何でも聞くと約束してしまう。ニーナにとっては、これが彼をつなぎ止める手段になったのね。
でも、罪悪感からの償いと恋愛感情は別物でしょう?アレクサンドルが約束を守ってきたとしても、それで自分への愛情まで保証されたわけじゃない。なのに今度はルネが二人を引き裂いたと思い込んでいるのだから、なかなか根深いわ。そこへローサが訪ねてきて、ニーナも意味ありげな笑みを浮かべる。お願いだから、今度は誰かを巻き込む前に立ち止まってほしいのだけれど、ニーナの、あの顔を見る限り、まだ何か企んでいそうで不安なのよ。
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10話|いじめっ子ローレンとルネが再会する
ローレン、久々に会っても最悪すぎるわ! ルネの大切な思い出まで踏みにじった過去に、怒りが止まらない。
アレクサンドルに「君が一番美しい」と褒められているルネと、幼い頃に大切な本を破られて立ち尽くすルネ。この落差、ちょっと待ってよ…! 晩餐会では周囲が羨む夫婦に見えるのに、ルネの心には今も消えない傷があるのよね。
しかも、アレクサンドルが優しくなればなるほど、ルネは素直に喜べない。ネックレスまで贈られて、以前より甘い態度を取られているのに、真っ先に浮かぶのが「離婚前に何か得をするつもりなの?」なのよ。いや、疑いすぎ! とツッコミたくなるけれど、これまでの二人を考えたら、急に態度が変わった相手を信用できないのも無理はないわ。好きだからこそ期待して、期待したぶん傷つくのが怖いのかもしれないもの。
そんなルネの前に現れたローレン、もう再会早々に嫌な予感しかしないじゃない! 幼い頃のローレンは、貧しいルネを見下し、盗みの証拠もないのに犯人だと決めつけた。しかもルネが必死に否定しても聞く耳を持たず、父からもらった本まで破ってしまうの。自分が気に入らない相手なら、何をしてもいいと思っているような態度が本当に腹立たしい。本人にとっては、ルネをいじめるのに大した理由すら必要なかったのよ。そんな身勝手な理由で、どれだけ大切なものを傷つけたのかしら。
だって、あの本はルネの七歳の誕生日に、病気の父が贈ってくれたものなのよ。裕福ではなくても、娘にはできるだけのことをしてあげたい。そんな父の愛情がぎゅっと詰まった贈り物だったのに…。父は自分の病気を詫びながらも、ルネの未来には無限の可能性があると信じていた。だからこそ、本を抱きしめて喜んでいた幼いルネを思うと、もう胸が痛いの。ローレンは本を破っただけじゃなく、父が娘に託した希望まで踏みにじったようなものじゃない。
そして現在のルネは、そのローレンと再び顔を合わせてしまった。せっかくアレクサンドルとの関係にも変化が見え始めているのに、過去の傷まで呼び起こされるなんて、心が休まる暇もないわね。さらにローサまでニーナに母親を盾に脅され、逃げ道を塞がれている。立場の弱い人間の大切なものを平気で利用する人たち、いったいどこまで追い詰めれば気が済むのよ! ルネもローサも、もうこれ以上傷ついてほしくないのに、怒りと不安で胸がいっぱいになるわ。
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