ルネの気持ちを考えると胸がぎゅっとなるのに、アレクサンドルの態度には「ちょっと待って、さっきまでの優しさはどこへ行ったの??」って言いたくなるんですよ! 幼い頃、誰よりも孤独だったルネにとって、アレクサンドルは、初めて自分の味方になってくれた人。そんな相手をずっと忘れられずにいたのに、八年ぶりに再会したら冷たく突き放されるなんて、簡単に気持ちを切り替えられるわけがないじゃないですか。それでもアレクサンドルは、ルネが侮辱されれば黙っていられないし、彼女が自分を責めれば、そんな必要はないと伝えてくれる。なのに、近づけそうになった途端に壁を作るから、ルネだって期待しては傷ついてしまうんですよね。そして、彼が突然見せる激しい動揺の裏には、母ブレアにまつわる過去が隠されている。ルネへの冷たさだけでは片づけられないアレクサンドルの苦しさまで見えてきて、二人の関係がますます気になってしまいます。
11話|ルネに許しを請うようローレンへ迫る
ローレン、昔のいじめをなかったことみたいに笑って嫌味をぶつけるの、さすがに許せない!
ローレン、何年たっても本当に変わっていないのね。久しぶりに会ったルネに向かって、家柄だの結婚だの、よくもまあ次から次へと嫌味が出てくるものだわ。昔のことを忘れていないルネが、笑顔のまま相手の性格をバッサリ切り返すのも最高。せっかく再会したのに、また人を見下すことしかできないなんて、成長したのは服装だけなのかしら。
しかもローレン、ルネがアレクサンドルと結婚したことまで、まるで裏で何かしたみたいに決めつけるのよ。失礼にもほどがあるでしょう!そこへ本人が登場して、幼い頃からルネを愛していたのは自分で、何度も求婚してようやく妻になってもらえたのだと堂々と説明。頬にキスまでして、妻への気持ちを隠す気なんて一切ないのがたまらないわ。ルネを一人で言い返させず、きちんと自分の言葉で守ってくれるところが素敵なのよね。
ところが、カードゲームに誘われた途端、ルネが急に弱気になるのは可愛かった。自分は勝負が苦手だから大金を失うかもしれないと心配しているのに、アレクサンドルは負けても構わないなんて涼しい顔。いやいや、本人が本気で心配しているのに余裕ありすぎでしょう!しかも結果はアレクサンドルの圧勝。ルネが失った分を取り戻すどころか、ローレンはハイト家の大金まで失ってしまうのだから、もう笑うしかないわ。自信満々だったローレンが、あり得ないと取り乱して、最後には支払いを待ってほしいと頼み込む姿もすごい変わりよう。夫からも責任を押しつけられ、夫婦関係まで危うくなるなんて、さっきまでの余裕はどこへ行ったのよ。しかもアレクサンドルは、イカサマを疑われても動じず、堂々と支払いを求めるのがまた容赦ないの。
そして条件よ。助けてほしいなら、ルネの前でひざまずいて許しを請えですって。ローレンがルネにしてきたことを思えば、簡単に許してもらえると思わないでほしいわ。今まで散々人を見下してきた相手が、ついに自分の言葉と態度に向き合わされるなんて、ルネの隣で涼しい顔をしているアレクサンドルまで含めて、もう最高にスカッとしたわ!
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12話|幼少期、アレクサンドルとルネが友達として心を通わせる
小さい頃から二人の絆は特別だったのね!
海岸の洞窟で、破られた本を抱えてうずくまっている幼いルネを見た瞬間、もう胸が痛いのよ。顔には傷まであるのに、アレクサンドルに聞かれても転んだだけだとごまかすなんて、どれだけ悔しくても自分から助けを求められないんだろうね。しかも相手は伯爵家の娘(ローレン)で、自分には味方もお金もないからやり返せないと考えているわけ。子どもなのに、相手の立場も自分の事情もわかりすぎていて切なくなるわ。
そんなルネのために、アレクサンドルが何をしたかというと、破られた本のページを集めて一晩かけて修復していたのよ!いやいや、もうもう。細かく破られたページをひとつずつ直すって、どれだけ時間がかかったのかしら。しかも本人は恩返しどころか命の恩人にでもなったような顔をしているのに、ルネが泣き出すと慌てるのが可愛いったらない。泣いたら余計に不細工だなんて余計な一言までつけちゃうけど、涙を拭いてあげるところまで含めて、優しさを素直に見せられない男の子だったよね。
ルネにとって、その本は七歳の誕生日に父親からもらった大切な贈り物だった。獣医になって、病気になった動物たちを助けたいという夢まで聞くと、ルネが本当に大事にしているものが少しずつ見えてくる。けれど、お父さんを亡くし、祖父と二人で借金を返しながら暮らしているから、進学できるかどうかもわからない。夢を持つことさえ簡単じゃない状況なのに、周囲からいじめられているなんて、もう勘弁してあげてほしいわ。
それでもアレクサンドルは、ルネをかわいそうな子として扱わないのよね。同情しているのではなく、友達だから心配しているのだと、ちゃんと言葉にして伝えてくれる。しかも自分が帰ったあとも、何かあったら必ず味方でいると約束するんだもの。ルネがずっと欲しかったのは、きっと本を直してくれる人だけじゃなく、自分の事情を知っても離れずにいてくれる人だったんじゃないかな。幼い二人が交わした約束が、今の二人の関係にどんな形で残っているのか、思い返すほど気になってしまうわ。
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13話|ルネとリトリーが出会う
昔の思い出に胸を痛めていたら、今度は違う男性との出会いかよっ?!
アレクサンドルがローレンにルネへの謝罪を迫る姿、えぇ、あなた今までの態度はどこへ置いてきたのよ!って。ルネを侮辱した相手に頭を下げるよう求めて、周りからやりすぎだと言われても引き下がらない。しかも、面倒になるから見逃せばいいという話にも乗らないのよ。いや、ルネ本人がいちばんびっくりしているでしょうね。
だってルネにとってアレクサンドルは、昔は自分の味方でいてくれた大切な人だったのに、八年ぶりに再会したら、契約上の義務と本当の夫婦の関係をきっちり分けるような冷たい人になっていたんだもの。だからこそ、今になって自分を守るような行動を取られると困るのよね。嬉しい。だけど期待したくない。だって、また昔みたいに戻れると思って、結局傷つくのは自分かもしれないんだから。
ルネが月を眺めながら、アレクサンドルに何か望みがあるなら言ってほしいと考えるところも切ないわ。自分には彼に差し出せるものなんてないと思っているのに、彼のほうは何も説明せずに手を差し伸べてくる。そりゃ混乱するでしょうよ!以前は突き放していたくせに、どうして今さらそんなことをするのか…。ルネがほんの少しだけ、昔に戻れる可能性を考えてしまうのも無理はないのよね。
そんな複雑な気持ちを抱えていたら、今度は庭園でスカーレットに困らされているリトリーと遭遇。ルネの咳払いで彼女が立ち去り、二人は落ち着いて話せるようになるのだけど、この再会がなかなかいいのよ。四年前に孤児院で出会っていたリトリーは、ルネのことを覚えていて、妹に似ていると素直に伝えるの。感情が顔に出る彼と、気持ちを隠してしまいがちなアレクサンドル。対照的な男性が出てきたことで、ルネの周りの空気も少し変わりそうね。
しかも、幼い頃のアレクサンドルは今より可愛かったと、ルネが楽しそうに話すのよ。あらあら、さっきまであんなに悩んでいたのに、思い出話になると好きだった頃の顔が出ちゃうじゃない。そして、その話を本人に聞かれるという絶妙な展開!アレクサンドル、妻が別の男性に自分の話をしているのを見て、いったい何を思ったのかしら。もう、あなたも素直に話してちょうだいよ…。
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14話|アレクサンドルの優しさに期待したルネを待つ冷たい拒絶
昔の二人に戻れるかもしれないと思った矢先に、あの冷たい態度はつらすぎる‥。
ルネがアレクサンドルに、自分の問題に巻き込んでしまってごめんなさいと謝る姿にね、もうそんなに自分を責めないでって抱きしめたくなったわ。ローレンとのことだって、ルネが好きで面倒な状況を作ったわけじゃないのに、彼女は自分がうまく対処できなかったせいだと思っているのよね。ところがアレクサンドルは、昔も今もルネを愚かだと思ったことなんてないし、何ひとつ彼女の責任ではないと伝えてくれるの。ちょっと、あなた、そんな優しいことを言えるようになったのね!と、私まで嬉しくなっちゃった。
しかも、過去のつらい経験が簡単に消えるわけではないと分かったうえで、何もかもひとりで抱え込まず、今日くらい楽しんでみたらどうかと声をかけるなんて、ルネがずっと欲しかった言葉に近いんじゃないかしら。手のひらにチップを乗せる仕草も、幼いころのアレクサンドルを思い出させるのよ。ルネの中で、契約や損得ばかりを考える冷たい男性だった彼が、もしかしたら昔のように仲良くなりたいだけなのかもしれない、という希望に変わっていく。その気持ちが芽生えたこと自体、なんだか大切にしてあげたくなるわ。
だからこそ、ルネがずっと聞きたかったことを尋ねようとした瞬間に雨が降り出す展開がもどかしいの。せっかく二人の距離が近づきそうだったのに、音楽についての話を聞いたアレクサンドルは、明らかに様子がおかしくなってしまう。ルネはすぐに異変を察して心配するけれど、彼は帰ってくれと繰り返し、最後には邪魔をするなと言わんばかりの態度で突き放すのよね。さっきまであんなに優しかったのに、どうしてそこまで急に変わってしまうの。ルネだって、彼が苦しそうなら放っておけないでしょうに。せっかく昔の二人に戻れるかもしれないと思えたのに、また傷つく言葉で遮断されてしまったルネが、いったい何を信じたらいいのかと思うと切ないわ。アレクサンドルがあの曲に動揺した理由も気になるけれど、何より、彼は本当はルネにそばにいてほしいのに拒んでいるのか、それとも優しささえ一時的なものだったのか、そこが分からなくて苦しくなるのよ。
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15話|母親の死に隠されたアレクサンドルの過去
アレクサンドル…何かに苦しんでいるようで、簡単に怒りきれないのがつらいわ。
「ただの道具なんだから、身の程をわきまえろ」って、アレクサンドル、あなた本当にどこまでルネを傷つければ気が済むのよ! ルネだって好きでこんな契約結婚をしているわけじゃないし、これまで何度も偽物の妻だと念を押されてきたんだから、そりゃ心だって疲れ果てるわよね。それなのに、離婚を目前にした今になって、まるでルネが勝手に妻らしく振る舞っているかのような言い方をするんだもの。いやいや、あなたの態度だって十分に人を振り回してきたでしょうが!
しかもルネが「本当に私を使い捨てるだけ?」と確かめたとき、アレクサンドルは迷いも見せずに肯定するのよ。ああ、これはつらい。ほんの少しでも本心を聞きたかったのかもしれないのに、返ってきたのは期待する余地すら残さない言葉。ルネが静かに立ち去る姿には、怒りよりも、もう何を言っても無駄なんだという諦めがにじんでいて胸が痛かったわ。
ところが、ひとりになったアレクサンドルも、母親の記憶に追い詰められてしまう。薬を飲もうとした途端、過去の光景がよみがえり、母親から責められるような声まで聞こえてくるんだもの。さっきまであれほど冷たかった人が、誰にも見せられない苦しみを抱えている。この落差には驚いたけれど、だからといってルネを傷つけていい理由にはならないのよね。そこは別問題ですから!
翌朝のルネも、もう気持ちを切り替えようとしているのが切ないの。昔からこういう人だったじゃない、と自分に言い聞かせて、今さら期待して傷つく自分のほうが悪いとまで思ってしまう。そんなルネのもとへ祖母のジョシーがやって来て、お茶と桃のケーキを用意してくれるのが、なんだか救いだったわ。ラベンダーの香りに包まれて、ようやく安心して話せる時間ができたのね。
そして、曲名「サマーフェスティバル」から明かされるアレクサンドルの母親ブレアの死。世間では事故だと思われていたのに、実際には自ら命を絶ち、最初に発見したのは幼いアレクサンドル本人だったなんて…。これは彼の心に深く残っていても不思議じゃないわ。ルネへの態度のすべてを過去のせいにはできないけれど、彼が何を抱えて生きてきたのか、知りたくなってしまう。だからこそアレクサンドル、お願いだから苦しさを誰かを傷つける形でぶつけないで。ルネにも、あなた自身にも、もうこれ以上つらい思いをしてほしくないのよ。
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