ふふっ、アレクサンドル! ずっとルネをそばに置きたいくせに、道具として扱うだの何だのと自分の気持ちに蓋をしてきた男が、とうとう本心を口にするんですよ。しかも、ただ好きだと認めるだけじゃなく、今までルネを傷つけてきたことまで謝るから、胸もぎゅっとなってね‥。アレクサンドルの強さだけを見ていたら気づきにくいけれど、彼の中には長い間抱え続けてきた深い傷があるんですよね。母ブレアにまつわる記憶に苦しむ姿も、ルネに寄り添われて少しずつ本音をこぼす姿も、普段との落差が大きくてたまりません。一方のルネも、彼の気持ちを知ったからといって急いで答えを出すのではなく、二人の関係を焦らず進めようとしている。この距離感がまた愛おしいんです。もちろん、ニーナの過去の裏切りや盗まれた手紙の問題も簡単には終わらないし、リトリーをめぐっても不穏な気配が漂っている。恋が動き始めたからこそ、二人を取り巻く問題からも目が離せないのよ。
41話|ドロシーの聞き込みとラルゴの笑顔、その裏に…
ドロシー、ちょっと待とう!宿の女性たちがひそひそ話している内容、聞き流していいものじゃないでしょう。敷地で何者かが人を運び出していたなんて、そりゃ目撃したオマリーも逃げたくなるわよ。しかも、話している女性たちまで声を潜めているんだから、単なる噂話では済まなそうな空気が漂っているのよね。そんな場面に出くわしたドロシーが、うっかりバケツを蹴飛ばしたときは、ああ、やってしまった!とこちらまで冷や汗。でも、この子はそこで引き下がらないのがすごいのよ。
スカートの汚れを落とすために自社の石けんを使い、宿の建物を褒め、経営する女性の仕事ぶりまで持ち上げる。さらに石けんを渡して、すっかり相手の懐に入り込んでいるじゃないの。聞き込みというより、石けんの営業から始まる情報収集作戦なのが面白いわ。しかも、ただ調子よく褒めているだけではなく、相手が話しやすい雰囲気を作っているのがうまいのよね。ところが、肝心な話を振った途端に女性たちの態度が変わる。ここで怖じ気づかず、従兄弟がチャンブラー家で働いているという話まで持ち出すドロシー、なかなかの度胸だわ。
そこで明らかになったハトソン氏の失踪も深刻なのよ。孫娘は隠れて難を逃れたものの、警察に助けを求めても状況は改善せず、怪しい男たちが再び姿を見せている。さらに、屋敷内で不審な薬物が出回っているという情報まで届く。警察とのつながりも疑われるなんて、いったい誰を頼ればいいのかしら。そんな中で、アレクサンドルが情報提供者の安全を最優先にしたのは大事な判断ね。事件の全貌はまだ見えないけれど、少なくとも目の前の人を守ろうとしているのが伝わってくるわ。
そして、ルネの前に現れるラルゴよ。もう、この男の親しげな態度がどうにも信用できないの!マギーやニーナを持ち出して、仲良くしておけば得があると説くあたり、ルネの立場を理解しているようでいて、自分の都合に引き込もうとしている感じがするのよね。ルネが肩に触れようとした手を振り払ったのも当然だわ。あの状況で愛想よく対応できるほど、彼女はお人よしじゃないもの。
しかも最後には、心配するような言葉を残して見送るのだから厄介なのよ。表面だけ見れば気遣いにも聞こえるけれど、あの目つきと態度を見たあとでは、素直に受け取れないじゃない。ドロシーが拾った情報とアレクサンドルが追う事件、そしてルネに近づくラルゴ。この三つがどこでつながるのか、考えるほど落ち着かなくなるわ。ルネが無事に戻ってきたとしても、屋敷の中で待っているものまで安全とは限らない。ラルゴのあの笑顔が、どうにも嫌な予感を引きずっているのよ。
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42話|マギーが現れ、アレクサンドの笑顔が消えた
アレクサンドルともいい雰囲気!って喜んでいたら、あの曲で…。
王女との話がいい感じに進んでいるし、ルネもジョシーの願いをかなえるために動けているし、今回はなかなか平和でうれしいじゃないの!こういう、誰かの気持ちが別の誰かにちゃんと届いていく展開って好きなのよ。ジョシーは体の事情で王宮まで出向けず、メリー王女もそれを知っていたからこそ気軽に誘えなかったのね。そこでルネがモーターショーを再会の機会にするなんて、気が利くにもほどがあるでしょう。しかもメリー王女からお礼のイヤリングまでいただいて、赤い宝石のネックレスとの組み合わせも素敵。ジョシーが大切にしていたものを身につけて、願いがかなったか尋ねられる姿には、ルネが本当に願っていたサーシャの幸せがちらついて、ちょっと胸がきゅっとなったわ。
それなのに、ルネは自分の商売がうまくいくことだけで満足しないのよね。街で落ち着かない状況が続くなか、子どもたちが安心して過ごせる場所を作ろうと王女にお願いするわけよ。さらにサーシャの会社でも、子どもが楽しめる展示スペースを提案するなんて、行動力がすごい。もちろん会社の将来につながるという考えもあるけれど、それだけじゃないのがルネらしいところ。目の前で困っている子どもを見たら、かわいそうだったねで終わらせられないのよ。サーシャも彼女の提案を素直に受け止めてくれて、頬にそっと触れる姿まで‥、私はラブを勝手に期待してしまうじゃない!
でも、ルネが気になっているのは仕事のことだけじゃないのよね。離婚したあと、サーシャは自分とどうなりたいのか。契約を終わらせず延長を申し出た彼の気持ちが分からないから、とうとう本人に尋ねるわけよ。すごく、聞くのも勇気がいると思うのよ。期待したい気持ちはあるのに、都合よく解釈して傷つくのも怖い。ルネの立場なら、そりゃ確かめたくなるでしょうに。ところがアレクサンドルが答えようとしたところで話は中断。いや、そこは最後まで聞かせてちょうだいよ!と思ったのも束の間、今度は流れてきた音楽にサーシャが真っ青になってしまう。頭に響く不穏な声まで重なり、さっきまでの穏やかな空気が一変するのだから、私も笑っていられない。しかも、そこへマギーが意味ありげに現れるなんて!あの音楽とアレクサンドルの反応に、マギーは何を知っているのかしら。せっかく二人の気持ちが動きそうだったのに、とんでもない不安を置いていかないでほしいわ…マギー!
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43話|そばにいたいサーシャの本当の理由(S1完)
マギー、アレクサンドルがどれだけ苦しんできたか知っていて、まだ追い打ちをかけるの?腐ってるわ‥。
つらい、もう本当にやめてあげて…。アレクサンドルが音楽をきっかけに過去の苦しみへ引き戻される姿、見ているこっちまで胸がぎゅっとなるのよ。しかも、本人が苦しんでいるだけでもつらいのに、マギーはそれを知っていて仕掛けている様子。いやいや、人の心ってそんなふうに面白半分で触っていいものじゃないでしょうに。ルネがアレクサンドルの異変に気づいて、すぐに駆け出すところには救われたわ。彼が何を抱えているのか、全部を知っているわけではなくても、今この瞬間に苦しんでいることだけは見逃さないのよね。
十六歳で母親を失ったアレクサンドルが、その出来事をずっと自分の責任だと思い込んできたのも苦しい。周りから責めるような言葉を浴びせられ、母を助けられなかった自分を責め続けてきたのなら、簡単に気持ちを切り替えられるわけがないもの。しかも彼は、自分の不幸だからルネには関係ないというような態度を取っていた。そうやって誰にも踏み込ませず、一人で抱え込むことで何とか保っていたのかもしれないわね。だからこそ、ルネが蓄音機をぶっ壊す姿にはグッときたわ。怒りに任せた行動ではあるけれど、今はそんなことをしている場合じゃない、アレクサンドルをこれ以上苦しめさせないという必死さが伝わってくるのよ。
そして、ルネが彼の頬にそっと触れ、大した問題じゃないと伝える姿‥ルネにとっては簡単に片づけられる話ではないはずなのに、それでも彼が自分を責め続けなくていいように、必死に言葉を届けようとしているのが切なくて‥。アレクサンドルの表情がふっと緩み、彼女を抱きしめるところもたまらないわ。ずっと強がっていた人が、ようやく誰かに寄りかかれた瞬間なのかもしれないもの。
さらに、目を覚ましたアレクサンドルが本音を話し始めるなんて!利用するだけの関係だと言い聞かせていたのは、そうでもしないとルネを本気で求めてしまうからだったのね。いやもう、好きじゃないふりをするために、どれだけ遠回りしてきたのよ…。自分でも気持ちを制御できず、彼女を傷つけてしまったことを謝りながら、それでもそばにいてほしいと伝える姿には、ようやくここまで来たんだなと胸が熱くなったわよ!もちろん、これまでの言動がなかったことになるわけではないけれど、弱さを隠すのをやめて、自分の望みを口にできたのは大きな一歩よね。シーズン1の締めくくりに、二人の関係がすぐに何もかも解決するわけではなくても、サーシャが本心を見せられたことがうれしい。ルネの隣でなら、彼が自分を責めるばかりの日々から少しずつ抜け出せるかもしれない。そんな希望を感じさせてくれる終わり方だったわ。
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44話|九年前、手紙の秘密が明るみに出た(S2)
ニーナの過去がついに暴かれてアレクサンドルの怒りも限界突破してるし(笑)!
うわぁ、アレクサンドルの気持ちがちょっと見えたと思ったら、今度は九年前の手紙ですか!ルネはルネで、あんなに知りたいことが山ほどあるのに、アレクサンドルの本音を少しだけ受け取って、焦らず向き合おうとしているのよね。好きだからこそ答えを急ぎたいし、曖昧な関係のまま待つのもしんどい。それなのに、彼がようやく見せてくれた気持ちを大事にしようとするところが、健気で切ないったらないわ。
しかもアンドレア、朝食を用意しただけじゃなくて、アレクサンドルがルネと同じものを食べて出勤したことまで教えてくれるのがいいのよ。前日のルネの姿を記念して火かき棒(蓄音機ぶっ壊し)を額装するって、どういう記念品なのよとは思うけれど、アレクサンドル的に相当うれしかったんでしょうね。本人は気持ちを素直に説明できないくせに、行動にはちゃっかり出ているのが困るところ。ルネもようやくその小さな変化を受け取って、髪のもつれをほどくように二人の関係もゆっくり進めようとする。こういうのって、恋愛にそのまま当てはまるから妙に心に残るのよね。
その一方で、ニーナは相変わらず自分の都合しか見えていない。メリンダとルネを笑いものにして機嫌よく過ごしていたのに、アレクサンドルが現れた途端に顔色が変わるのも、まあそうなるわよね。九年前、ルネが届けようとした手紙を横取りし、勝手に拒絶の返事まで用意していたなんて、これはさすがにひどい。ルネがアレクサンドルに近づけなかった理由の一つが、ニーナの身勝手な行動にあったわけで、二人の間にあったすれ違いを考えると腹が立つわ。
さらにニーナは、自分がアレクサンドルを好きだったことを持ち出し、姉妹のような立場、火傷を盾にして引き止めようとする。でも、誰かを好きな気持ちと、その人の人生を自分の思いどおりに動かしていいことは別なのよ。アレクサンドルも、これまで同情から見過ごしてきた部分があったのでしょうね。だからこそ、もう一緒にいたくないと告げる、切る詩型には、積もり積もった失望がにじんでいたわ。
ただ、ニーナを拒絶できたからといって、アレクサンドルがルネにすべてを話せるようになったわけではないのが、またもどかしいのよ。ルネはゆっくり歩み寄ろうとしているけれど、二人の間にはまだ知らされていない過去も、言葉にされていない気持ちも残っている。近づいたと思えば、まだ遠い。その距離が縮まる日を待ちたいのに、肝心なところで素直になれない二人に、もう少しだけ歩み寄ってほしくなるわ。
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45話|リトリーのネクタイピンにルネが凍りつく
ニーナとの対決でアレクサンドルが過去の傷をえぐられ、ルネの前では謎の贈り物が発覚‥もう誰を信じればいいのよ!
えええっ、ちょっと待って! ルネがリトリーに贈ったというネクタイピン、アレクサンドルのものなの!?しかも本人にはそんな贈り物をした覚えがない。いや、これはどういうことなのよ。人へのプレゼントって、渡した側も受け取った側も覚えているものじゃないの? なのにリトリーは手紙まで添えられていたと言うし、ルネだけが置いてきぼりになっているのが気になって仕方ないわ。
その前に、アレクサンドルとニーナの対決も相当なもの。盗まれた手紙を失ったことで、アレクサンドルはもう取り返しがつかないところまで追い詰められているのね。ニーナが最後まで知らないと言い張るのも腹立たしいけれど、アレクサンドルもついに遠慮をやめた感じ。VIP待遇も白紙小切手も取り上げるなんて、今までどれだけの特権を与えていたのよ。罪悪感から渡したものとはいえ、ニーナにとっては当たり前になっていたのでしょうね。それなのに父親の遺言が実行されれば困らないと強気に出るんだから、アレクサンドルの薄ら笑いが余計に引っかかるわけ。遺言の中身を知っているのかしら。
そして、ルネとリトリーの場面は、リトリー妹の話が切ないのよね。人を助けたいという亡き妹の夢を、自分ができる形で引き継いでいるリトリー。住居や病院を紹介したことを恩に着せるでもなく、ゴードンを助けられたことまで喜んでいるのが素敵だわ。ルネがきちんとお礼を伝えたくなるのもわかるし、二人のやり取りには穏やかな空気が流れていたのに、あのネクタイピンひとつで一気に景色が変わっちゃった。
しかも直後にバイクの男が突っ込んできて、リトリーがルネをかばったと思ったら、今度は写真を撮る男まで登場。タイミングがよすぎて、偶然ですと言われても素直には信じられないわよ。ルネとリトリーが親密に見える写真を撮り、何かに利用するつもりなのかしら。アレクサンドルが街でリトリーを見かけたときの反応や、ネクタイピンへの疑問も気になるところ。
ただの贈り物の行き違いなら、ここまで不穏な出来事が重なる必要はないはず。盗まれた手紙と、ルネの知らない贈り物、そして狙ったように撮られた写真。別々に見える出来事がつながっている可能性があるからこそ、今は誰かの思惑を疑いたくなるのね。ルネが混乱するのも当然だし、アレクサンドルが抱える過去の傷まで絡んでいるなら、なおさら簡単には片づかなさそうだわ。
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