うーん、アレクサンドル、仕事ではあれだけの結果を出して、周りからも認められているのに、自分の幸せとなると途端に不器用になるのが切ないんですよね。ルネを愛しているのに、自分がそばにいれば彼女まで不幸にしてしまうと思い込んで、距離を置こうとするなんて、いやいや、あなたが一人で決めないで! と言いたくなっちゃう。でも、その考えの奥には、ずっと手放せずにいた罪悪感があるんですよね。ルネもまた、アレクサンドルが何を抱えてきたのかを少しずつ知っていく。しかも、ブレアの日記に残された愛情と苦しみが、現在の二人の関係にも重なってくるのが本当に苦しいんです。マギーの策略やラルゴをめぐる不穏な動きも見逃せないけれど、やっぱり気になるのは、アレクサンドルが自分を責めるのをやめて、ルネと幸せになることを許せるのかというところ。お願いだから、もう自分の幸せまで罰しないでほしいのよ。
46話|ルネと生きたいアレクサンドルが戦場の記憶を語る
愛する人と生きたい気持ちが芽生えた今だからこそ、胸が苦しいわ。
いやいやいや、新聞社は何をしてくれてんのよ!?ルネがリトリーに助けてもらっただけなのに、写真を切り取って不倫疑惑に仕立て上げるなんて、やり方があまりにもひどいじゃないの。しかも、まるで最初から撮影するつもりだったかのような状況まで出てきて、ただのゴシップでは済まされない感じがぷんぷんするわ。
震える手で新聞を見つめるルネも気の毒だし、よりによってアレクサンドルに誤解されたらどうしようと焦る気持ちもわかるのよ。でも、ここでアレクサンドルが真っ先に気にしたのは、ルネが本当にケガをしていないかということ。記事の内容に怒るより先に、彼女の無事を確かめて抱きしめるんだもの。もう、そこは夫として満点なのよ!
ルネが事故の不自然さを説明すると、アレクサンドルはすぐに調査を始める。新聞を回収し、ルイスと一緒に記事を書いた人物を探し、マギーやクレンタにも疑いの目を向けるあたり、行動が早い! ただ怒って終わりじゃなく、裏で誰が動いているのかまで突き止めようとするのが頼もしいわね。ルネに対しても疑うどころか、彼女の言葉だけを信じると伝える。この夫婦、少し前ならすれ違いにハラハラさせられたのに、今は信頼の積み重ねがちゃんと見えるのがうれしいところ。
ところが、安心したのも束の間、今度はアレクサンドル自身の問題が浮かび上がる。長年使い続けてきた薬について、ルペス医師から危険な状態だと告げられても、本人は笑っている場合じゃないでしょうに! でも、その笑いの奥にあるものが、戦場で仲間を失い、自分だけが生き残ったことへの苦しみだとわかると、私まで言葉を失ってしまう。生き延びたことさえ素直に喜べず、なぜ自分だけなのかと問い続けてきたなんて、心が休まる時間がどれほど少なかったのだろう…って。
そんな彼が、極限の状況でふと思い出したのがルネの名前だったの。ずっと押し込めてきた恋しさがあふれ、彼女に銃声が届かないことだけを願った。そして今、ルネの前では自分の命を絶ちたくないと話す。ここがもう、胸にくるのよ。愛する人ができたから全部解決、なんて簡単な話ではないけれど、それでも生きたいと思える理由が生まれたことには大きな意味があるはず。
新聞の悪質な記事には腹が立つし、裏にいる人物もきっちり明らかにしてほしい。でも今回は、アレクサンドルがルネを信じて動き出しただけでなく、自分の苦しみまで医師に打ち明けたことが大きな変化だったわ。外から仕掛けられた騒動を追いながら、彼自身の心にもようやく光が差し始めている。今度こそ、ルネを守る彼だけでなく、彼自身も救われる展開になってほしい。そして、この写真を利用した連中には、ぜひとも相応の報いを受けてもらいたいわね!
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47話|ルネを手放せない男の苦しみ
アレクサンドルに必要なのは別れの準備ではなく、生きたいと思える理由なのかもしれない‥。
アレクサンドル、会社が絶好調なのに本人の心は全然めでたくないじゃないの…! 周囲から褒められても、眠れない日々も悪夢も終わらず、仕事を止めたら過去の罪悪感に飲み込まれそうになってるって?成功すればするほど救われるのかと思ったら、むしろ自分を追い立てるように働いていたなんて、見ていて苦しくなるわ。しかも、母親の声に追い詰められながらも、同じような結末を迎えたくないと必死に踏みとどまっているわけなの。平気な顔で部下に指示を出す姿と、ひとりになったときの苦しさの落差が大きすぎるのよ。
そんなアレクサンドルがホワイトホールへ向かうと決めた理由が、ルネに会いたかったからなのも切ない。戦争の中で思い出した美しい光景と彼女の顔が、ずっと心に残っていたのね。なのに、再会したい気持ちと同じくらい、自分のせいで彼女まで不幸にしたくない気持ちが強い。だから契約結婚を持ちかけたときも、わざと冷たい言葉を選んで、自分は彼女にとって都合のいい存在でしかないと思い込もうとしていた。いや、好きな人にそんなことを言って、傷つかないわけないでしょうが!ルネを遠ざけるための言葉なのに、本人がいちばんその関係にしがみついているのが、もう不器用すぎるって!
ルペス医師の話も重要だったわ。アレクサンドルは、自分がいなくなればルネは苦しまずに済むと考えている。でも医師は、彼女が本当に不幸になるかどうかは、まだ起きてもいない未来だと伝える。小さな願いでも生きる理由になるという言葉が、今の彼には必要だったんだと‥。立派な目標を掲げなくてもいい。好きな人と過ごす何気ない時間を望んだっていいのよ。ルネを守るために離れることばかり考えていた彼が、自分の気持ちを認められるかどうか、ここが大きな分かれ道になりそう。
そしてドロシーとミシェルの二人、しんどい話が続いたところに、この二人のやり取りが入るのがいいのよ! 見知らぬ人の行方を心配して涙ぐむドロシーに、ミシェルは不思議そうな顔。でも、知り合った自分のことまで心配して、三日三晩泣くと宣言されたら、そりゃ反応に困るわよね。顔をそらして穴掘りに戻るミシェル、照れたのかしらとニヤついた直後に、何かを見つけたような空気になるから油断できない。アレクサンドルには生きる理由が必要で、ドロシーには放っておけない人が増えていく。二つの話がそれぞれ違う形で人とのつながっていくからこそ、穴掘り→発見?!の不穏な展開が気になってしまうのよ。どうかリリーのおじちゃんじゃありませんように!
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48話|マギーがブレアの手紙をルネへ渡して‥
ルネは知らないアレクサンドルの過去と向き合うことになるのか?!
おい、マギー!?夜も遅いのにルネの部屋へ押しかけて、嫌味を言いまくった挙げ句に過去の傷までえぐって帰るつもりなの!?しかも相手は、ただ黙って耐えてくれるような女じゃないのよ。最初から空気がピリピリしていてゾクッとするわ。
その前に、ミシェルからの報告もなかなか重大。ハトソン・父の弁護士らしき遺体が見つかり、現場にはトルクサ製の葉巻まで落ちていたというのだから、事件は思った以上に具体的な手がかりをつかみ始めているわけなのよ。アレクサンドルがラルゴを思い浮かべた瞬間、あの男も無関係では済まなそうな気配が漂うのよね。ミシェルへの指示も迷いがなくて、ここは頼もしくて。
ところが、ルネが気にしているのは新聞記事のこと。アレクサンドルに聞きたいのに、本人はまだ帰ってこない。そこへ現れたのがマギー‥はあ、タイミングが悪いにもほどがあるでしょう!マギーは契約結婚を持ち出し、二人は似た者夫婦だと皮肉るの。でもルネも負けていない。マギーと娘だって同じようなものだと返し、証拠もないのに夫婦の関係へ口を出すなときっぱり言うわけ。この応酬、ルネが以前よりずっと強くなった感じがして気持ちいいのよ。相手が相手だから、遠慮していたら好き放題されちゃうものね。
さらにマギーは、夜中にルネが蓄音機を壊した件を持ち出し、あれほど感情をあらわにしたのだからアレクサンドルを愛しているのだろうと見抜く。うわ、そこを見ていたのね!しかも自分で蓄音機を廊下に置いたと認めるあたり、わざとルネの反応を引き出して楽しんでいたわけで、性格が悪いなんて言葉だけでは足りない気もするよ。
けれど、本当に厄介なのはここから。マギーはアレクサンドルがルネを妻に迎えた理由と、彼女の故郷ホワイトホールを結びつけ、ブレアの名前まで持ち出すの。ルネが怒るのも当然なのに、マギーは手紙を渡してさらに揺さぶってくるのよ。そこに書かれていたのは、アレクサンドルの育児日記の後に書かれた日記と、ブレアを思わせる言葉。ルネが夫の痛みまで知りたいと思うからこそ、今まで知らなかった過去から目をそらせないのね。マギーの嫌な言い方にも、手紙を渡した理由だけは見えてくる。ルネに夫の過去を突きつけ、二人の関係が本物なのか試すように揺さぶりたかったのだと思うわ‥このやろうですわ‥マギー!!!
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49話|ブレアの苦しみをルネが知る
ルネがようやくアレクサンドルの本当の苦しみに気づいたところで、今度はラルゴが大慌て‥って。
ブレアの過去が明かされるのを見て、今回はアレクサンドルの知らなかった一面が分かるのかと期待していたら、思っていた以上に胸が痛い話だったわ。だってブレア、最初から息子に執着していたわけじゃないのよね。夫に永遠の愛を誓われて、自分に似た赤ちゃんが生まれて、愛する人と家族になれたことが本当に幸せだった。そりゃ、そんな未来を信じていたら、夫の裏切りなんて簡単に受け入れられるものじゃないでしょう。しかも夫への怒りを抱えながら、目の前にいるアレクサンドルを抱きしめて、この子は自分を愛してくれるはずだと心の支えにしてしまう。いや、気持ちは分かるのよ。でも、その子は母親の心を埋めるためだけに生きているわけじゃないのよね。ここが本当に苦しいところだわ。
成長したアレクサンドルが花を持って母親の部屋を訪ねてきた姿も、ブレアの中では愛情と恐怖がぐちゃぐちゃになっているわけなのよね‥。息子に謝ろうと思うのに、ホワイトホールへ行ってしまうと考えた途端、また失うのが怖くなる。自分を落ち着かせようとしても、過去の傷が何度も顔を出してくるのだから、本人もどうしたらいいのか分からなかったんでしょうね。ただ、息子を愛していることと、息子の自由を受け入れられることは別なのよ。そこが悲しいほどすれ違ってしまったんだと思う。
そして、ブレアの手紙を読んだルネよ!アレクサンドルがホワイトホールを好きだと言ったとき、ルネは素直に喜んでいた。でも今になって、彼が母親との関係に悩みながら、自分だけが離れていくことへの罪悪感まで抱えていたと知ったの。幼少期の言葉の意味が、まるで違って見えてくるじゃないの。ルネが謝る姿は、彼の苦しみをようやく受け止められたからこそ出てきた言葉なんだろうな。もっと早く気づいてあげたかったという気持ちも、きっとあるはず。私まで、胸の奥がじわっと重くなったし‥。
…と、ここでしんみりしていたら、ラルゴが大変なことになっているの!もう一人の弁護士を探しに賭場へ向かったのに、どうやら待ち受けていたのは罠。負傷して、襲撃まで受けて、アレクサンドルの仕業なのかと疑いながら必死に逃げようとしてて‥。馬車に乗ろうとしていた女性まで巻き込んで、御者に急げと迫る姿からも、余裕なんて一切ないのが伝わってくるわね。ブレアとアレクサンドルの過去を知った直後に、この逃走劇を放り込んでくるのも容赦がない。ラルゴはいったい何を知っていて、何から逃げているのか。そして、マギーに会えば本当に助かるのかしら。母と息子の傷が見えてきたと思ったら、今度は別の場所で危険が迫っている。まだ何か隠されていそうで、怖いけど、早く真相も知りたい私。
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50話|ルネが聞いたニーナの11年前の秘密
ルネが知らない過去をマギーが握り、アレクサンドルは遺言の裏を暴きにいく。みんな腹の中が真っ黒すぎる。
アレクサンドルがグレンタと向き合う場面から始まる今回。まずはルネを襲わせたのが誰なのか、本人に確認するのね。大公は、自分が手を出していたならルネは無事では済んでいない、という理屈で関与を否定するわけよ。言い方が怖いんだけど、アレクサンドルもそこで引き下がらず、マギーの仕業だと判断するのが早いのなんのって。疑っていた相手が違ったと分かれば、次に動くべき場所も見えてくるわけね。
しかも、グレンタ大公が設立した会社の不正をきっちり押さえているのも強いわ。アレクサンドル、ただ反抗したいわけじゃないのよ。マギーを引き渡すと持ちかけながら、相手の弱点を握って主導権を取りにいく。助けてもらうつもりもなく、むしろ自分の手で追い詰める気満々なのが頼もしいわ。普段から父親に大切にされてこなかった彼が、ここまで冷静に立ち回る姿を見ると、簡単には折れない人なんだなと感じるわけです‥。
一方のマギーは、遺言書さえあればチャンブラー家の財産を手に入れられると思っている様子で‥。ところがアレクサンドルは、作成に関わった弁護士に確認すると言い出すの。ここでマギーが余裕たっぷりに構えているのも、裏で証人を隠しているからなのよね。いやいや、書類を出して終わりじゃないのよ。相続の話なのに、隠し事の多さがもう普通じゃない。マギーの頭は金だけってことね。
そして案の定、ラルゴが負傷して戻ってくる。マギーの計画が狂った焦りは分かるけれど、負傷した相手を心配するより先に責め立てるのはどうなの。自分の目的・金しか見えていない感じが、ここで一気に出てしまったわ。さらに裁判長官の妻まで利用しようとするあたり、遺産を手に入れるためなら人脈だろうが何だろうが使う気なのね。マギーの執念、ここまでくると欲深いという言葉だけでは足りない気もする。
そんな緊迫した争いの裏で、ルネはアレクサンドルが帰ってこなかったことを気にしているの。母親の日記について彼が知っているのか、自分の知らないところで何が起きているのか、考え始めると落ち着かないのよね。衣装の試着中も心ここにあらずで、せっかくの華やかな場面なのに気持ちは晴れない。そこへ仕立屋のマダムが、11年前にマギーと働いていた話を始める。しかも、事故でやけどを負った娘を育てていたというのだから、ルネが驚くのも当然だわ。
そして、その娘の名前がニーナ。ここで私何かが府に落ちたわ!マギーが必死に守ろうとしている遺言書の裏側と、ルネが偶然たどり着いた過去。別々に進んでいた話が、急に一本の線でつながりそうになってきた。アレクサンドルが追う弁護士の秘密も気になるけれど、今は11年前のことをアレクサンドルに知らせたくって仕方ないよ。どうか、アレクサンドルの罪悪感が、これで終わりますように‥。
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