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『契約結婚に終止符を』31話~35話|ルネを手放したくないアレクサンドルと遺産を狙うマギー

『契約結婚に終止符を』31話~35話|ルネを手放したくないアレクサンドルと遺産を狙うマギー
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もうもう、アレクサンドルが変わっていく姿を見ていると、こっちまで顔が緩んじゃうんですけど! 以前はルネをいつでも手放せると思っていた男が、いざ彼女と一緒に過ごしてみたら、離れたくない気持ちを隠しきれなくなっているんですよ。愛情が日常生活に漏れ出しすぎていませんか? ルネだって、契約結婚の終わりを意識しながら、自分の望みを口にして彼にキスをするんですから、もう二人とも素直になって! と言いたくなるほどよ。一方で、マギーは遺産をめぐってシャンブラー家に揺さぶりをかけ、ニーナの執着まで絡んでくるから穏やかじゃないの。幸せそうな二人を見ていたいのに、マギーの企みが気になって仕方ない。この甘さと不穏さの同居、たまりませんね。

31話|離婚するはずなのに、今さら本音が止まらない

今さら好きだの離れたくないだの、心が追いつかないわ!

いや、アレクサンドル、どうしてそうなるのよ! ルネを散々遠ざけてきたくせに、契約結婚の終わりが見えてから「本当はこうだった」って話し始めるの、タイミングが悪すぎるでしょう。こっちは2年間のすれ違いを見てきたのよ。もっと早く話せなかったのかしら。でも、ルネ宛てだと思っていた拒絶の手紙がニーナに書いたものだったと分かったのは大きいわね。幼い頃からアレクサンドルにまとわりつき、自分が欲しいものを当然のように求めるニーナ。アレクサンドルが嫌悪感を抱いていたのも納得だし、手紙がルネに渡った経緯も気になるところ。誰が何のために動いたのか、まだ疑いたくなるわ。

そして雨の日よ。アレクサンドルにとって、母親との記憶がよみがえるつらい時間だったのね。両親の関係がうまくいかず、孤独を抱えた母親から愛情を求められていた幼い彼。母親の気持ちを理解していながら、そばを離れたことを今も後悔しているなんて、そりゃ簡単には割り切れないでしょう。自分が不幸だからルネまで巻き込みたくない。その気持ちは分かるけれど、だからって相手の気持ちも聞かずに壁を作っていいわけじゃないのよ。ルネだって、自分の意思で隣にいたかったんだもの。

それにしてもルネ、よく言ったわ!2年間も本音を隠しておいて、終わりが近づいた途端に気持ちを打ち明けるなんて、今さらすぎるという怒りはごもっとも。アレクサンドルも、ルネの言葉ひとつで冷静さを失うくらい気持ちが揺れていたのに、ずっと突き放してきたのよね。もう、二人とも不器用の方向が極端なのよ! でも、契約結婚が終わるのは事実。ルネが最後くらい自分の好きにしたいとキスした姿には、切なさと同時に、やっと自分の気持ちを大切にできたんだといううれしさもあったわ。

ところが、立ち去ろうとするルネをアレクサンドルが引き止めてキスを返すんだから、ちょっと待って、そこで終われるわけがないでしょう! 自分から別れを受け入れたルネも、ようやく本音を見せたアレクサンドルも、もう気持ちをなかったことにはできないはず。とはいえ、キスをしたから契約の問題が消えるわけでもないし、アレクサンドルの過去への後悔も簡単にはなくならないでしょうね。この二人、ここから本当に別れられるのかしら。それとも、やっと始まった本当の関係を自分たちで選び直せるのか。不安もあるけれど、今度こそ互いの気持ちから逃げないでほしいわ。

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32話|マギーが遺言書を突きつけた

ルネがアレクサンドルの本心を確かめようとしている、その大事な場面にまで胸が痛くなるのに、マギーの登場で全部ひっくり返されるのよ! もう、感情が忙しいったらないわね。

ルネは、愛していた相手を憎みながら過ごした二年間を、簡単になかったことにはできないのよね。今になって本当の気持ちを見せられても、うれしいだけで済むわけがないし、むしろ「だったら、どうして今まで隠していたの?」という気持ちが残ってしまうわけ‥当たり前だよ。アレクサンドルを好きだからこそ、彼の気持ちをちゃんと確かめたい。でも、また傷つくのは怖い。そんな複雑な思いが、頬にそっと触れるルネの仕草から伝わってくるのが切ないのよ。しかも、契約に書かれた約束を持ち出して、無理強いするつもりはないと伝えるところがまた…ねぇ。自分の気持ちだけで相手を縛りたくないのかもしれないけれど、彼女だって本当は愛されていると信じたいはず。そこでアレクサンドルが自分からキスをするんだから、もう少し二人の気持ちを見守らせてちょうだい!

ところが、屋敷では継母マギーが大暴れ。ガブリエルが主人の命令を守っているだけなのに、頬を叩いてまで自分の要求を通そうとするのは、さすがにどうなのよ。アンドレアにまで食ってかかり、ジョシーとは昔から積もりに積もった恨みをぶつけ合うの。シャンブラー家の名前に執着しているくせに、その名前を誇りに思うジョシーとはまるで分かり合えないのね。しかも、マギーが最後に持ち出したのは、財産の半分を相続するという遺言書。アンドレアもガブリエルも初耳で、まず本物かどうか確認しようとしているのに、本人は当然のようにアレクサンドルへ遺産の整理を要求するわけ、図々しいわほんと。ニーナのいるホテルまで迎えに来いって、要求が次から次へと出てくるじゃないの!

そして、マギーが去った直後にジョシーが倒れるなんて、あまりにも後味が悪いし。遺言書の真偽も、財産がどうなるのかも、アレクサンドルが母親にどう向き合うのかも、問題が山積み。せっかくルネとの間に気持ちを確かめ合う瞬間が生まれたのに、今度は家族の問題が二人の前に立ちはだかるのね。何より、マギーが遺言書を突きつけて勝ち誇るように去った直後、ジョシーが倒れてしまった姿が気になって仕方ない。お願いだから、今度はジョシーまで大きな問題を抱え込まないでちょうだい……!

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33話|冷たい夫はどこへ?甘い朝にルネの理性が大忙し!

長年待ち望んでいた主人の笑顔を見て胸を熱くするガブリエルと、目の前のアレクサンドルにどう接したらいいのかわからず大騒ぎするルネ。この差、同じ一日なのに片方は感動の再会みたいになっていて、もう片方は朝から恋愛パニックですよ!しかもルネが混乱する理由が昨夜の出来事なんだから、そりゃ平常心でいられるわけがないのよね。

目覚めた途端に記憶がよみがえって、ひとりで大慌てするルネがかわいすぎるの。ところがアレクサンドルはというと、朝食まで用意して余裕たっぷり。近くのお店で食材を買ってきて、自分で料理したらしいのだけれど、さらっと何でもできるアピールを挟んでくるあたり、なかなか調子がいいじゃないの! ルネが真っ赤になってポコポコ叩くのもわかるわ。こっちは昨夜のことで頭がいっぱいなのに、本人がそんな笑顔で迫ってきたら、心の準備なんて間に合わないものね。

でも、ルネが本当に戸惑っているのは、単に恥ずかしいからだけじゃないのよね。目の前にいるのは、かつて自分が知っていた、あのよく笑うサーシャ。なのに、この二年間は冷たく距離を置くような態度ばかりだった。その落差を思えば、うれしい気持ちと、今までの彼はいったい何だったのかという疑問が一緒に押し寄せてもおかしくない。昔の彼が戻ってきたようで安心するのに、今の彼をどこまで信じていいのか、心が追いつかない感じがたまらないの。

そして、ここで効いてくるのがガブリエルの想い。若いアレクサンドルがルネへの贈り物を相談していた姿や、無邪気に笑っていた頃の記憶を大切にしているからこそ、今の笑顔がどれほど特別なのか伝わってくるわけ。ガブリエルはふたりの時間を邪魔せず、楽しい思い出を持って帰ってくることを願っているのよね。おばあ様にとって屋敷が人生そのものだったように、ガブリエルにとっても、この家で過ごしてきた主人との年月は大切なものなのだと思う。

最後はルネが逃げるように部屋を出て、アレクサンドルは笑いながらも胸の高鳴りを抑えられない…。いやはや、余裕があるように見えて、アレクサンドルも十分に大変じゃないの!ルネだけが振り回されていると思いきや、彼も彼で気持ちが抑えきれなくなっているし。この甘い朝の裏側で、ふたりとも相手への思いに飲み込まれ始めているのが、うれしくて、ちょっとくすぐったいのよね。

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34話|ルネとアレクサンドルとの穏やかな時間

アレクサンドルの愛情表現が大胆すぎる…。

パン屋のおばあさんの手にキスをするアレクサンドル、もう、あなた本当に何者なのよ!朝に買ったパンがルネに好評だったから夕食用まで買いに来たというだけでも十分に素敵なのに、おすすめを教えてくれた相手へのお礼があまりにも自然で、気づけばパンのおまけまで増えているじゃないの。本人は礼儀正しくしているだけなのかもしれないけれど、あの笑顔と振る舞いで接されたら、そりゃ店主もおばあさんもサービスしたくなるわよね。ルネが人を惹きつけるのが呼吸みたいだと思うのも納得だわ。

そして自転車の後ろに乗るルネが、帰る予定を気にしながらも今の暮らしを好きだと認めるところがたまらないの。ずっと気を張っていた二人が、ようやく何も考えずに過ごせる時間を手に入れたんだもの。アレクサンドルも休める心地よさを感じていて、滞在を一日延ばす連絡まで済ませているのが抜かりない。しかも、ルネが好きだと言った途端に自転車を止めてキスって、待ちなさい、甘さの出し方が急カーブすぎるでしょう!子どもたちにまで夫婦の仲を微笑ましく見られているのに、ルネは別の女性にキスしたと慌てて怒るし、アレクサンドルは楽しそうに笑うし、もう二人の差まで愛おしいったらないわ。

ところがニーナ親子の場面になると、空気がすっと冷えるのよね。ニーナはアレクサンドルに以前ほど大切にされていないと感じ、チャンブラー家から離れる可能性にも不安を募らせているわけよ。彼を失いたくない気持ちは分かるとしても、相手の気持ちより自分の望みを優先してしまうところが苦しすぎて‥。さらにマギーは、幼いアレクサンドルの危うさを警戒していた過去を抱えながら、娘の願いをかなえるためにルネとの結婚契約へ目を向ける。ニーナを守りたい母心はあるのだろうけれど、そこで相手の弱点を利用する方向へ進むのが怖いのよ。幼いニーナが父親に怯えていた記憶も重なり、マギー自身の抱えてきたものまで気になってくる。娘を大切に思う気持ちが、誰かを傷つける計画に変わってしまわないでほしい。アレクサンドルとルネには、やっと見つけた穏やかな時間を大切にしながら、この厄介な親子の思惑にも負けずに幸せになってほしいわ。

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35話|偽造疑惑の遺言書、アレクサンドルの反撃が始まる

アレクサンドル、手放す覚悟なんてどこへやら!寝ているルネの手に触れて未練たっぷりじゃないのよ!

眠っているルネの手にそっと触れて、もう少しだけ自分のわがままを許してほしいと願うアレクサンドル……ああ、いつでも手放せると思っていた人が、いざその時が近づくと離したくなくなるなんて、気持ちの変わりようが切ないじゃないの!焦がした目玉焼きまでおいしそうに食べてくれた思い出を振り返るあたり、ルネとの何気ない時間が、アレクサンドルの中でどれほど大きなものになっているのか伝わってくるの。立派な贈り物や甘い言葉より、失敗した料理を笑って受け入れてくれる優しさって、あとからじわじわ効いてくるのよね。なのに、アレクサンドルはルネを手放すことまで考えていたわけで…今さら離れたくない気持ちに気づいても、簡単には割り切れないのが苦しいところだわよね。

そして、そんな感傷に浸っている場合じゃないのがチャンブラー家の大問題!亡くなった父の遺言書が何年も経ってから現れ、宝石や不動産まで絡んでくるなんて、家族の揉め事というには規模が大きすぎるでしょう。しかも、署名も印章も本物らしいから話がややこしい。書類の一部が本物でも、遺言書そのものが後から作られた可能性はある。アレクサンドルがそこに目をつけたのはさすがね。マギーが秘密の集まりを開いていたことや、美術品をこっそり売却していたことまで判明して、疑いがどんどん深まっていくのも気になるわ。ルネが正式な女主人になった途端にマギーの行動が危うくなったのなら、自分の居場所を守ろうとしているのかもしれない。ただ、現時点ではアレクサンドルの推測だからこそ、弁護士への確認や王室警察への連絡で、きちんと証拠をつかもうとする姿勢が頼もしいのよ‥できる男だね。

それにしても、アレクサンドルは恋愛でも家の問題でも、もう後戻りできないところまで来ている気がするのは、私だけ?ルネを大切に思う気持ちが強くなるほど、彼女を巻き込む危険も増えてしまうのだから。最後にリトリーへ届いたルネのお礼も、彼女らしい心配りでほっとする場面だったわ。高価な品物そのものより、助けてもらったことを忘れず、相手に負担をかけないように手紙まで添えるところが素敵なのよね。けれど、マギーの件はまだ始まったばかり。アレクサンドルがルネを守り抜けるのか、そして自分の気持ちからも逃げずにいられるのか、そこが心配でたまらないわ。

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🔙 エピソード全話|36~40話 🔜

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