『藤堂司の恋愛事情』の【21話~25話】の記録です。単なるストーリーの要約にとどまらず、画面の向こうに感情移入して心が震えた名場面を中心に感想を綴っています。

ここから先は展開のぶっちゃけ解説が始まります!先を知りたくない方は、ここでストップしてくださいね。
21話:感想・考察|🌙大学時代の思い出に潜む直人の由紀への想い

「イケメン上司は犬」っていう由紀の例えが、あまりに的確すぎて笑えない。毎日10時間も理不尽に吠えてくる柴犬の世話を押し付けられてるなんて、仕事じゃないよね、あれ。プライドだけで耐える由紀が心配でたまらない。
残業を終えて帰宅した由紀は、真里たちの前で専務との食事という予期せぬ出来事を報告する。真里は二人の関係を疑うが、由紀は専務から嫌われていると断言し、彼を「言うことを聞かない柴犬」と例えて笑い飛ばす。しかし、真里の鋭い指摘により、専務に対する自分自身の本当の気持ちに気づきそうになる瞬間があった。そんな夜、直人と共に夜道を歩きながら、二人は大学時代の思い出を語り合う。直人は一ヶ月前に戻ってきたばかりだが、社会人となり立場が変わった今、どこか由紀の変容を寂しげに見つめている。平和な夜の裏で、それぞれの想いが交錯し始める。
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21話、胃がキリキリするような夜だった。由紀の「柴犬」の例え、めちゃくちゃリアルすぎて笑ってしまった。見た目はいいのに、毎日吠えてくるし、世話が大変で、言うことを聞かない。そんな相手に「プライドが許さないから認めさせてやる」なんて意気込んでる由紀を見てると、健気すぎて泣けてくる。でも、そんなふうに相手を観察しなきゃやってられないほど、専務の態度は由紀にとってストレスなんだよね。それを真里に指摘されて、急に口を閉ざす由紀の沈黙が一番怪しいよ。本当に嫌いな相手の話を、そんなに一生懸命分析なんてしないもんね。
それよりも今回気になったのは直人。大学時代からの付き合いで、今は同じ職場。由紀の帰りを待ってて、頬に触れるあの距離感。すごく自然に見えるけど、どこか所有権を主張しているような圧を感じる。由紀が「時間が経つの早いね」って言った時の、あの直人の表情。何かがずっと引っかかっているような、過去のままの二人の関係を維持したいような、そんな執着が透けて見える気がして少し背筋が冷えた。由紀が「学生の時みたいじゃない?」って言った言葉に対して、「すっかり変わっちゃったね」って返すのも、なんだか遠回しに「自分から離れていくな」と釘を刺しているみたいで怖い。
由紀は司のことも直人のことも、今はただの仕事仲間や友人として整理しようとしているけど、本当はどちらからも逃げられない場所にいるんじゃないかな。専務っていう「柴犬」に吠えられ、直人という「過去の思い出」に縛られ、一体由紀はどこで息をつけばいいんだろう。真里が「におうわ」って言った通り、何かが確実に動き出している。由紀の胃もたれは、ただのストレスなんかじゃなくて、自分の心の中に溢れ出した感情が消化しきれなくて、胸の奥で暴れているせいなんじゃないかって気がしてならない。
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🚨きっと由紀は、司に対するモヤモヤした感情を「仕事」という枠組みで必死に押し殺そうとしていて、一方で直人に対しては、変わらない安心感を求めつつも、心の奥で何かがズレ始めていることに気づきかけているんだろう。
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22話:感想・考察|💔愛を理解できず傷つく純粋な由紀の涙

大学時「ロボットみたい」とフラれた由紀が、一生懸命に頑張った自分を否定されて泣いている姿が悲しすぎる。ただ誰かを愛したいと願っているだけなのに、そばにいた男がこんなに腐っているなんて残酷すぎる。
学生時代、直人は年下の由紀を「妹のような存在」として甲斐甲斐しく世話を焼き、周囲との関係を犠牲にしてまで彼女を優先していた。由紀が頭脳明晰で周囲から浮いている間も、直人だけは彼女の理解者として振る舞い、由紀もまた彼を慕っていた。しかし、由紀が他の男性と付き合い始めると、直人の態度は一変する。由紀が彼氏に振られ、弱りきっている姿を見た直人は、彼女の隙に付け込み自制心を失いかける。直人は「優しい兄」という仮面を被りながら、由紀に対する抑えきれない独占欲と支配欲を隠し持ち、彼女が自立して自分から離れていくことを何よりも恐れていた。
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22話の直人を見ていて、背筋が凍りついた。今まで「優しい先輩」だと思っていたのに、実態はただの支配者じゃないか。由紀が他の男と付き合って振られた途端、まるで獲物が戻ってきたとでも言わんばかりに近づいて、あまつさえ覆いかぶさるような真似をするなんて。直人にとっての由紀は、対等な人間じゃなくて、自分だけを頼るように仕向けたいんだと思う。自分が教えてあげないと何もできない、そんな状態の由紀が可愛いんだろうね。
直人‥彼女がいるのに由紀を優先して、ヒステリーだと罵る姿には絶句したよ。自分の行動が原因で関係が壊れているのに、全部相手のせいにするなんて都合が良すぎる。由紀が「ロボットみたいで面白くない」ってフラれた時、直人は内心でもしかしたら喜んでたんじゃないのかな。由紀が傷ついて、自分だけが慰められる唯一の存在になれば、彼女を完全に自分の管理下に置けるから。由紀が「私も普通の女の子になりたい」って泣いている姿は、私まで胸が締め付けられるほど純粋で悲しいのに、直人はその悲しみすら自分の欲望を満たすための「きっかけ」としてしか見ていない。
最後の直人の「どうしてこんなに手に入れたくなるんだろう」っていう想いも、好きだと気づいてないのが厄介だよね。由紀が成長して賢くなっていくのを、直人はどこかで疎ましく思っているはず。「妹みたいな存在」という言葉で、由紀の自立を阻み、一生自分から離れられないようにしている。直人の持っている「優しさ」は、どこが危険な匂いがするわ。
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🚨きっと直人は、由紀が自分よりも賢く立派になることを無意識のうちに怖がっていて、だからこそ彼女を自分の手元に置き続けることで、自分の優位性と存在意義を保ちたかったんだろう。
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23話:感想・考察|🥀35年前の凍りついた、司母(恵子)の犠牲

司の最低すぎる言い訳に激怒。結衣に図星を突かれて、由紀のいないところで「嫌いなんだよ」と怒鳴り散らす姿に心底軽蔑した。あんなに健気に尽くしている由紀を汚い言葉で否定するなんて、好きなくせに、あんた一体どれだけ未熟な子供なんだよ。
専務である司の母・恵子に呼び出された由紀は、彼女の完璧主義な一面と、溺愛ゆえに子離れできない親心に触れる。恵子は司の繊細さや偏食を自分のせいだと責め、どこか痛々しい雰囲気を漂わせていた。一方で、屋敷の階段では結衣が兄の司を冷やかし、由紀との仲を尋ねるが、司は動揺を隠すように「嫌いだ」と激しく否定し、結衣を困惑させる。恵子は由紀を呼び出した真の理由を切り出そうとするが、会話は35年前の政略結婚という重い記憶へ遡る。兄が愛する人を奪われ、家同士の提携のために犠牲となった恵子の悲惨な過去と、司という存在に託された歪んだ期待。核心に触れそうになったその時、司本人が二人の前に現れる。
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23話、何とも言えない重い空気が心に残ってしまった。まず司のお母さん。完璧主義で親切な人に見えて、その内側には35年前の冷え切った絶望が隠されていたんだね。親に夢も恋も否定されて、浮気されても尽くせと言われ、ただ唯一の希望として司を育てるしかなかった。その事実を知ったら、司がどれだけ歪んでしまっても、どれだけ神経質になっても不思議じゃない。恵子さんの「司は私に似ていい子だから」っていう言葉が、呪いみたいに聞こえて怖かった。子供を愛しているんじゃなくて、自分の犠牲を正当化するために司を使っているようにしか見えなくて、すごく胸が苦しくなった。
それと対照的なのが、司のあの幼い態度。結衣に指摘された途端、真っ赤になって大声で否定するとか、本当にもう呆れるしかない。由紀がいないところで「嫌い」だの、本当は一番気になっているくせに、自分のプライドを守るために嘘をつく姿が惨めすぎる。結衣も言っていたけど、そこまで怒る理由なんて「図星だから」以外にないでしょう。由紀の健気さや努力を知りながら、あんな風に踏みつけるようなことを言える司に、本当にもう一発殴ってやりたいくらいイライラした。
でも、同時に司の脆さも分かった気がする。彼もまた、あんな家で「次期会長」という看板を背負わされて、本当の自分なんて見せられないまま大人になったんだ。誰かに弱さを見せたら負け、みたいな強迫観念があるのかもしれない。それでも、由紀に対してあれだけ素直になれないのは罪だよ。由紀は彼の倒れた責任まで自分で背負おうとして、あんなに優しく接しているのに。どうして由紀も、こんなに不器用で残酷な男に惹かれてしまうんだろう。司の過去の因縁が明らかになったことで、二人の関係がこれからどう崩れていくのか、見ていられないくらい不安でたまらない。
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🚨きっと司は、母親から植え付けられた「完璧でなければならない」という重圧の中で、自分の本当の気持ちすら「嫌い」という言葉に変換して隠すしかなく、由紀の真っ直ぐな想いから必死に逃げ出そうとしているんだろう。
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24話:感想・考察|🧪漢方の攻防、由紀の説得と司の天邪鬼な反応

不意打ちの指食べに心臓バクバク。漢方を飲んだ司が飴を要求し、そのまま由紀の指先を口に含んだ瞬間、思わず叫びそうになった。ストローで漢方を飲ませるという奇策もすごいけど、あんな自然に距離を詰めるなんて。もうこれ以上ないくらいドキドキした。
司の母は司の体調を気遣うが、司は素っ気なくその場を去る。母の温かい手料理を羨む由紀の孤独を他所に、彼女には司母から頼まれた重要な任務があった。それは、司に体の免疫を高める漢方を飲ませること。漢方を毛嫌いする司に対し、由紀は匂いを隠せる可愛いコップや、弟のために考えた嘘の「魔法」を駆使してあの手この手で挑む。不器用な駆け引きの中で由紀が放った言葉に司は一瞬動揺するが、結局は薬を飲み干す。その直後、司は由紀の指先を直接口で加えて飴を食べるという予想外の行動に出る。驚く由紀に司が漏らした、あまりに無防備で不意打ちすぎる言葉に、二人の空気が一変する。
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24話、頬がポポポってずっと熱かった。由紀が司を漢方に誘導しようとするやり取りが、必死すぎて面白すぎる。伝説の名医だの7代続いた病院だの、苦し紛れの嘘がバレバレなのに、それを必死に誤魔化そうとする由紀の一生懸命さが本当に可愛い。司の方も「ガキ扱いするな」って怒りながら、結局は由紀の言葉に翻弄されて口を開いちゃうあたり、完全にペースを握られているよね。ムスクの香りで誤魔化そうとした由紀の顔真っ赤な反応も、それを聞いてフッと笑う司も、なんだか急に距離が縮まっていてソワソワした。
でも一番衝撃的だったのは、やっぱり最後の飴のくだり。漢方の苦味をごまかすためとはいえ、あの距離感で指先を口にされるなんて、普通じゃないよ!司はただ茶化しているつもりかもしれないけれど、由紀にしてみればパニックになってもおかしくない。ビクッとして指を引く由紀の様子が、はっきり目に浮かぶようだった。司の「かわいい」という一言、あれは本当に本心から漏れたんだろうな。それまであんなに偉そうに漢方を拒否していたのに、急にデレたのか、それとも由紀の必死な顔を見ていて愛おしくなったのか。
由紀の心の中にある「私もお母さんに会いたい」という独り言が、このドタバタ劇の裏でずっと重く響いているのが気になって仕方ない。司の家族の光景が、由紀にとってはどれだけ眩しくて、同時に切ないものなのか。そんな孤独を抱えながら、司のために一生懸命薬を飲ませようとしているんだと思うと、もう由紀を全力で抱きしめてあげたくなってくる。司も司で、本当は由紀のそういう健気なところに気づき始めているんじゃないかな。ただの専務と部下のやり取りのはずが、すっかり男女の距離感になっていて、もうどうしようもないほどときめいてしまった。この二人の関係、ここから一気に崩れていくのか、それとももっと深い沼にハマっていくのか‥気になるよ。
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🚨きっと司は、由紀の不器用で必死な嘘や反応を見ているうちに、いつの間にか彼女の存在が面白くて目が離せなくなっていて、無自覚に距離を詰めてしまったんだろう。
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25話:感想・考察|🧅むきたまの奇跡、引き寄せる二人の距離

完璧な男がムキタマに翻弄される姿に悶絶。あの完璧な司が、由紀のためにムキタマのボールペンを使ってサインをする姿。プライドの塊のような男が、由紀との距離を縮めるために必死で合わせているのが痛いほど伝わって、もうたまらなく切ない。
完璧な経営者として部下を震え上がらせる司だが、由紀の前では別人のように無防備な顔を見せる。由紀が贈ったムキタマのボールペンを使い、仕事中も彼女の存在を意識させるような態度をとる司。周囲の社員たちが司のカリスマ性と美貌に夢中になる中、由紀は二人だけの密やかな時間の積み重ねに、自分が特別な存在なのではないかという期待を抱き始めていた。薬を嫌がりワガママを言う司をあしらいながらも、由紀の心は彼に深く絡め取られていく。ジョギング中に偶然を装って現れる司の姿に、由紀の日常は完全に侵食され、もう以前の自分には戻れないところまで来ていた。
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25話、本当に最高だった。司という男は本当にズルい。仕事中のあの鋭さ、周りの社員を震え上がらせる計算の速さと冷徹さ。あれを見せられた後に、由紀の前でだけ薬を嫌がってゴネる姿を見せられたら、誰だってイチコロだよ。良薬口に苦し、なんて由紀の言葉を逆手に取ってやり返そうとするけど、完全に由紀に転がされてるよね。あの「かわいい」の言い逃れも、必死すぎて逆に微笑ましいというか、余裕のない司を見るのがこんなに楽しいとは。
社員たちが司のイケメンぶりに浮足立っている様子と、由紀だけが司の「子供っぽくてワガママな素顔」を知っているという対比がたまらない。周りが「雲の上の存在」として崇めている人を、自分だけが一番近いところで振り回されているんだもん。由紀が「特別な人にでもなったような気がする」って悩むのも無理ないよ。あんな風に頬をチョンとされたり、ジョギング中に名前を呼ばれたりしたら、たとえそれがただの気まぐれだったとしても、期待せずにはいられない。
でも、司は本当に計算高いのか、それとも無自覚に由紀を沼に落としているのか、そこがすごく気になる。由紀にもらった、むきたまのボールペンでサインをする姿なんて、もう完全に由紀への意識が行動に滲み出てるよね。由紀自身もそれを分かっていて、でも「勘違い」って自制しようとしているのが、切ない。この二人の間にある空気が、甘いのか苦いのか分からないけど、とにかく目が離せない。次の瞬間にはどんな意地悪をしてくるか分からない司に、由紀の心がどれだけ壊されて、どれだけ満たされていくのか、ずっと見守りたくなっちゃう回だった。
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🚨きっと司は、由紀の視線を少しでも自分に向けさせるために、あえて幼稚な振る舞いをしたり、彼女が贈ったボールペンを使ったりして、自分という存在を彼女の日常の隙間に少しずつ、でも確実に植え付けてたいんだろう。
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