いい加減オリビアを幸せにしてあげて! と思う一方で、今のオリビアなら自分の力で幸せをつかみにいけるんじゃないか、という頼もしさもあるんですよね。特にエセラとの関係は胸にぎゅーっと。傷つけられた記憶が消えるわけじゃないし、簡単に昔と同じ姉妹に戻れるわけでもない。それでもオリビアは、謝りに来たエセラを突き放さず、抱きしめるんです。ここで全部を許して終わり、ではなく、二人がそれぞれの後悔を抱えながら向き合っているのがいい。一方のエドウィンは、オリビアの気持ちを大切にしながら、彼女が安心できる場所を作ろうとしてくれる。しかも、愛情表現が素直でかわいいのよ! なのに皇宮では、オリビアの立場も結婚も政治の道具にされかねない状況。恋愛の甘さに浸っていたいのに、皇帝やエーテル侯爵たちの言動に腹が立つ。この緩急がまたね‥。
31話|エセラがオリビアを訪ねて屋敷へやって来た!
甘々な買い物デートかと思ったら、エセラへの後悔が刺さって苦しいわ!
ドレスを15着も注文しているのに、まだ靴と宝石まで贈ろうとするエドウィン、ちょっと!オリビアのクローゼットを何だと思っているのよ。もう収納場所の心配をする段階なのに、本人は当然のように追加する気満々。しかもオリビアが自分の話を聞いていなかったと分かると、ちょっと拗ねちゃうのが可愛いのよね。大公殿下ともあろうお方が、好きな女性に構ってもらえなくてしょんぼりしてるんだもの。オリビアも妹のことが頭から離れなかっただけなのに、エドウィンの反応まで可愛くて困っちゃうわ。
それにしても、名前を呼ぶ姿が甘いって!エドウィンはオリビアの名前を勝手に呼ばず、本人から許してもらうのを待っていたのね。普段はあんなに堂々としているのに、こういうところは妙に慎重なのがずるいじゃない。オリビアも、自分の名前を大切に呼んでほしいとお願いするなんて、もう可愛らしくて頬が緩んじゃうよ。エドウィンが名前を口にしただけで赤くなり、オリビアまで彼の名前を呼ぶと笑顔になるなんて、二人とも何なの!名前ひとつでこんなに幸せになれるなら、もう何度でも呼び合っていてほしいわ。
でも、甘い時間だけでは終わらないのが切ないところ。オリビアはエセラのことを考えると、今も悲しみが込み上げてくるわけで‥。自分の言葉を聞いてもらえなかったことも、妹の言葉に傷ついたことも、簡単には忘れられないのよね。エセラが行きたがっていたお茶会や社交の場に、もっと一緒に行ってあげればよかったのかもしれない。そんな後悔があるからこそ、会いたい気持ちだけでは割り切れないのが苦しいわ。それでもオリビアは、妹を嫌いになりきれない。あんなに傷ついたのに、まだ会いたいと思っているんだもの。
そんな彼女の気持ちを察して、そっと頬に触れるエドウィンも素敵だった。無理に元気づけるのではなく、悲しみを抱えていることをちゃんと見てくれるのね。…と思っていたら、エセラが屋敷へ来たですって!?いやいや!オリビアの会いたい気持ちが届いたのか、それともまた二人の間に波風が立つのか。ドレス選びの甘さが一気に吹き飛ぶ展開で、エセラが来たと聞いた瞬間、私まで緊張しちゃったわ!
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32話|謝りたかったエセラと、責めなかったオリビア
謝罪に来た妹を許すだけじゃなく、罪悪感までほどこうとするオリビア‥神かっ!?
雨の夜にオリビアを訪ねてきたエセラ、やっと自分から謝りに来たのね。でもウィンスターに「配慮が足りない」と指摘されて、ようやく自分が何をしていたのか気づくのが切なくて。今まで姉がどんな思いで過ごしてきたのか、エセラは本当の意味で考えたことがなかったのかもしれないわね。家族だから会いたい、謝りたい、それだけじゃ駄目なのよ。相手が自分に会いたいと思っているかまで考えなきゃいけないんだもの。
しかも、いざ謝罪できるとなったら、エセラは自分がしてきたことを次々と思い出してしまうわけ。母親のことを責めたこと、父や兄たちがオリビアを冷たく扱っていても止めなかったこと、幼い姉を怖い場所で一人にしていたこと。考えれば考えるほど、簡単な謝罪では済まないと思ってしまうのよね。結局、手紙を書いて出直そうとしたところでオリビア本人に会うのだから、もう逃げられないわ。
それでもエセラが震えながら謝る姿には、今度こそちゃんと向き合いたい気持ちが表れてたわ。自分が苦しかったからといって、姉を傷つけていい理由にはならない。そこをようやく理解したのね。そしてオリビアの対応よ!まさかのデコピンには思わず笑っちゃったけど、その後に抱きしめて「あなたのせいじゃない」と伝えるのが、本当にオリビアらしい。エセラがしたことを全部なかったことにするのではなく、背負わなくていい責任まで抱え込まないでほしいのよね。姉としての優しさが深いわ‥優しすぎるって。
ただ、エセラが傷ついたネックレスをそのまま残したいと言うところは、胸がきゅっとなる。新しいものに替えれば見た目はきれいになるけれど、自分がしてきたことまで消えたように感じるのかもしれない。後悔を忘れずにいたい気持ちは分かるけれど、ずっと自分を責め続けることが償いになるのかしら。オリビアは妹を許そうとしているのに、エセラ自身はまだ自分を許せないのよね。二人が少しずつ姉妹らしい関係を取り戻せるのか、そして門前で待つコンラッドがこの再会にどう関わってくるのかも気になるわ。
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33話|レオフォード、マリアに一年限定の婚約者役を求める
ビカンデール、オリビアにそんな顔で笑われたら抱きしめるしかないじゃない!迎えに来てくれる安心感を知ったオリビアの笑顔、破壊力がすごいんだけど!
エセラにネックレスをつけてあげるオリビア、ここでその優しさを出してくるのがもう…!以前はエセラがオリビアにつけてくれたものを、今度はオリビアが妹に返すような場面なのよね。エセラは幸せそうなオリビアの姿を思い浮かべて涙を流し、自分がまだ妹でいられるのか確かめる。そりゃ泣くわよ。自分がしてきたことを思えば、今さら簡単に許してもらえるなんて思えないもの。それでもオリビアは、マデレイネの姓がなくなっても姉妹だと伝えるのよ。オリビア、あなた本当にどこまで優しいの……。
ところが、エセラの変化に気づいてほしいのはコンラッドも同じ。父親に知られたら大変なことになると心配しているのに、エセラから返ってきたのは、なぜオリビアには同じ優しさを向けなかったのかという問い。いや、これを妹から言われるのはきついでしょうね。エセラだって今までオリビアに冷たくしてきた側なのに、ようやく相手の立場を考えられるようになったわけだもの。コンラッドはオリビアが家に来てから母親が亡くなり、父親もジェイドも変わってしまったと思っている。でもエセラは、オリビアは何もしていないと訴える。家族が抱えてきた悲しみを、誰か一人のせいにしてしまったのかもしれないのよね。
そんなマデレイネ家の重たい空気から一転、エドウィンとオリビアよ!オリビアがエセラを迎えに来たコンラッドを見ていても、エドウィンは彼女を責めない。それどころか、これからは自分がいつでも迎えに行くと伝えるの。オリビアの笑顔がまたいいのよ。今までは誰かに大切にされることを素直に信じられなかったのかもしれないけれど、今は帰る場所がある。エドウィンも、簡単に振り回されていると分かっていながら、結局は彼女には言い返せなくって、オリビアに夢中。はいはい、ごちそうさまですって感じ!
しかし、幸せな二人を眺めている場合じゃなかった。皇帝が一年間の猶予を設け、オリビアを元の立場に戻すか、エセラを王太子妃にするかという話を持ち出す。そしてレオフォードはマリアに、一年間だけ婚約者役を務めるよう求める。マリアはずっと夢見ていた立場を手に入れたはずなのに、期限つきだと分かった途端に話が変わるじゃないの。オリビアがいない間だけ都合よく座っていてね、ってこと?レオフォード、ほんっと自分の都合で人の気持ちを動かすのが得意ね……。
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34話|皇帝から結婚問題の招集状が届く
オリビアの言葉をきっかけにエドウィンが政治の場へ動き出すなんて、ふたりの関係が少しずつ変わっているのが嬉しい! でも皇帝もマリアの父親も黙って見ている気はなさそうね!
オリビアがエドウィンをじっと見つめているのに気づいて、「見てる?俺?」って心が浮き立っちゃう彼がかわいいのよ! でもオリビアが気にしていたのは、貴族会議に出席していないこと‥っだったの(笑)。戦争が終わった今なら、鉱山税について発言できるんじゃないかと考えていたのね。しかもエドウィンは、そんな彼女の疑問を面倒がるどころか、ちゃんと話を聞いて出席を決めるんだから素敵じゃない。自分の言葉が好きな人に届いて、その人が実際に動いてくれるって、オリビアにとっても嬉しいことだと思うわ。まあ、ドレスを十五着に抑えた話から靴まで買う流れになるのは、ちょっと待って! となったけれど。節約の話をしていたはずなのに、ふたりの買い物計画はどんどん膨らんでいくのね。
ところが、皇宮から届いた招集状は結婚の話し合いについて。しかも会議まで一時間もないんだから、オリビアが慌てるのも当然よ。なのにエドウィンは朝食を食べてから支度すると言い出す。いや、余裕がありすぎるでしょう! でも彼は、皇帝がわざと知らせを遅らせた可能性をちゃんと考えていたのよね。急かされるまま動くのではなく、自分のペースを崩さないところが頼もしいわ。
一方の皇帝は、エドウィンが慌てて駆けつけたところで結婚を一年延期すると告げるつもりだったらしい。マリアの父親までオリビアの出生やマデレイネ家の力を利用する算段を立てていて、結婚話なのに政治の駆け引きが濃すぎるのよ。オリビア本人の気持ちより、誰が彼女を利用できるかばかり考えているようで腹立たしいわ。
そして、ようやく現れたエドウィンは遅刻を責められても、招集状が届いたのはついさっきだと涼しい顔。皇帝がわざと遅らせたのではないと信じている、なんて言い方までして、しっかり釘を刺しているのが痛快だった。さて、オリビアをじっと見つめるジオは何を考えているのかしら。皇帝の思惑が外れた今、結婚をめぐる話し合いがどんな方向へ転がるのか、気になって!
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35話|レナが放棄された鉱山の再調査で追い詰められる
オリビアの結婚に一年の猶予期間への切り返しが強すぎる!
エドウィン、皇帝相手にまったく引かないじゃないの!招集通知が遅れたから会議に間に合わなかった、それなら次はきちんと知らせてくださいね、という話なんだけど、言い方がもう完全に「陛下、そちらの不手際ですよね?」なのよ。本人はあくまで丁寧なのに、皇帝の内心は大荒れ。そりゃそうよね、わざと会議から遠ざけていたのに、本人から次回以降の参加を要求されちゃったんだもの。しかもエドウィンはヘペルティー国との交渉を持ち出して、堂々と公務に乗り込む気満々。皇帝、思いどおりに動かない男を相手にするのも大変ね!
ところが、結婚の話になった途端、皇帝が一年の猶予期間を持ち出してくる。はいはい、結婚は認めます、でもすぐにはダメですよってことね。オリビアが以前、王族の婚約者だった立場を考えれば、この慣習を利用して足止めしようとしているのも見え見え。なのにオリビアはあっさり受け入れちゃうのよ。皇帝もエドウィンも一瞬びっくりしているし、私としても「え、そんなにすんなり!?」となるわ。
でも、オリビアが黙って一年待つだけの女性なわけがないのよね。マリアの父エーテル侯爵が、貞節だの婚約中の振る舞いだのと、父親として心配しているふうに説教を始めるんだけど、これがまた余計なお世話なのよ。長い間、皇太子の婚約者だったオリビアに、今さら何を言っているのかしら。しかも婚約が解消されたことを引き合いに出して、マリアにも同じ忠告をするよう求めるんだから、切り返しが鮮やかすぎる!
「婚約だっていつどうなるか分からないのだから、マリアにも気をつけるよう伝えてくださいね」というオリビアの返し、上品な顔で相手の痛いところを突いてくるのが最高なのよ。侯爵は慌てるし、皇帝は怒りを隠せないし、会議室の空気がどんどん悪くなっていくの。オリビア、もう自分だけが一方的に責められる立場じゃないって、ちゃんと分かっているのね。
そして、全員を追い出した皇帝が次に呼び出したのはレナ。鉱山の再調査に加え、第七坑道の発光現象まで問いただされ、レナは冷や汗が止まらないわけよ‥だってオリビアにあげちゃったから(笑)。前の報告書が不十分だったことも気になっているし、これは嫌な予感しかしないわ。オリビアとエドウィンの結婚問題だけでも十分ややこしいのに、今度は鉱山の件まで動き出すなんて、レナもいよいよ逃げ場がなくなってきたわね。あの余裕たっぷりの皇帝が何をつかんだのか、レナの立場まで危うくなりそうで気になるのよ!
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