ここに来て、ゼルダを取り巻く人たちの抱えているものが一気に濃くなってきた! ゼルダ自身の力だけじゃなく、リネルの家族にまつわる秘密や、ロクサナが抱える複雑な事情まで重なって、それぞれの立場がどんどん大きな意味を持ちはじめている。特にゼルダが誰かを守るために動くたび、その行動が別の人物の運命まで動かしてしまうところがたまらない。ジョセフに向ける優しさと、リネルとの関係にある確かなつながりも印象的だし、そこへアドリアンまで絡んでくるから、もう油断できない。しかもロクサナは自分の置かれた状況をただ受け入れるタイプではなく、ヘクターとの関係まで利用して自分の道を選び始める。ゼルダとは違う方向から突っ走る彼女の存在も強烈で、二人の動きがどこで交差するのか気になって仕方ない!
71話|ロクサナはベルスとの未来を信じていた
ロクサナがすべてを捨てる覚悟を決め、ゼルダは炎神の剣を見つける
71話は、過去のベルスとロクサナの関係、その裏でハイミッヒ公爵が仕組んでいたこと、そして現在のロクサナがどこまで追い詰められているのかが一気につながるのよ。いやもう、ハイミッヒ公爵、娘の人生を何だと思ってるのよ……。8年前、ベルスは炎の神を探してハイミッヒ公爵を訪ね、ロクサナが幼い頃に見た不思議な出来事をきっかけに、彼女が炎の神と特別なつながりを持つと知らされる。公爵はそこから二人の関係を利用しようとして、ベルスとロクサナの婚約まで進めていたわけね。
ロクサナにとってベルスは、父親から苦しい扱いを受ける中で、自分を大切にしてくれた大きな存在だった。短い時間でも友人になり、恋人になり、家族のような存在になったベルスとの未来を信じていたのに、ベルスには本当の魂の伴侶がいると知って婚約を終わらせられる。しかも、その裏には父親の嘘まであった。そりゃ簡単には整理できないわよ……。
そして現在。公爵はロクサナに対して、ベルスの心をつなぎ止められなかったことを責め立てる。ここまで来ても娘自身の気持ちより自分の計画が優先なの、本当に救いがない。さらに魔法塔からベルスがいないと聞いたロクサナは、自分とベルスが過ごした時間まで否定されたように受け止めてしまう。そこでヘクターが登場。父親に利用されるなら、いっそ自分もこの男を利用する。ベルスも、この世界も、自分を追い込んだすべてを壊す覚悟を固めるロクサナが怖いくらい切ない。
一方、ゼルダはベルスのもとへ。以前の気まずさを抱えながらも、まだ聞けていないことを確かめに来たわけだけど、そこで目に入ったのが炎の神の剣。いや待って、ここでそれ出すの!?ロクサナ側が大きく動き出した直後にゼルダまで核心へ近づいてるじゃない。
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72話|父への憎しみがロクサナの復讐へと変わっていく
ヘクターがロクサナの提案を受け入れたことで、一気に危うい関係が成立してしまった。
ゼルダとボニスの親子再会に向けた優しい話なのに、後半はロクサナが父親への強い憎しみをヘクターに打ち明け、戦争を利用して復讐を果たそうとする話へ。人と人とのつながりが描かれる一方で、それぞれが抱える事情まで一気に見えてくるようだったわ。
ゼルダがベルスの持つ剣に目を向けると、炎があふれ出し、あのア剣だと分かるのよ。ベルスは、その剣がゼルダに反応していることに気づいていて、イグニスのワイバーンロードを宿す彼女なら、剣の力を引き出せる可能性があると考えている。しかも、その力に耐えられる人はほとんどいないというから、ゼルダの特別さが改めて際立つのよね。
さらにベルスは、ローガンが姿を消した理由を説明する。ゼルダは、理由もなく消える人ではないと思っていたから、ようやく事情を知ることになる。そしてローガンにはボニスという娘がいて、今はゼルダの侍女として暮らしていると伝えると、ベルスはローガンがボニスをとても恋しく思っていると話す。ゼルダはその言葉をボニスに伝え、二人が一緒に笑う姿が本当に温かい。離れていた親子が再び会える可能性が、ここでちゃんと残されたのが嬉しいところ。
一方、ロクサナとヘクターの関係はかなり緊迫している。ロクサナは自分の父親を心から憎んでいることを明かし、父親がヘクターを利用したあと、最終的には自分まで交渉材料として差し出そうとしていると告げる。だからこそロクサナは、父親への復讐を望み、そのためなら何でもする覚悟を示す。
ヘクターも、ロクサナが単純な女性ではないと見抜く。それでも彼女の願いを受け入れ、父親への復讐に手を貸すことを約束する。ただしヘクター自身もロクサナの思惑を完全には信用していない。お互いに相手の腹を探りながら話しているのが怖いのよ。ゼルダたちの再会には温かさがあったのに、こちらは利用と復讐が絡んでいて、同じ一話の中とは思えないほど空気が違う!
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73話|リネルがゼルダに弟の秘密を告げようとする
ロクサナが秘密の計画を進めていたところへ、まさかの男が登場!
ロクサナ、朝から薬の準備をしているだけでも十分忙しいのに、そこで「王を手のひらに乗せた」なんて言ってしまうの、口が軽すぎる。しかも直後に本人側の男に聞かれている。いや、聞かれるんかい。ヘクターの周囲、警戒網どうなってるの。ロクサナがせっかく準備していた計画も、一気に雲行きが怪しくなる。
その頃、ゼルダたちはロージーとラムスの今後について話し合っていたの。狩猟大会の期間中、子どもを安心して預けられる場所としてラファエルの姉が候補に挙がり、周囲には帝国騎士まで配置されることに。ここはリネルがかなり細かく考えているのが分かる。ラムスの安全をちゃんと優先しているあたり、王としての責任感がしっかり出ているのよね。
そしてノートンが窓から入ってくる理由も判明。外から見られれば余計な噂になるから、こっそり来ていたらしい。ところがロージーが「毎日この時間に来る」とうっかり口を滑らせる。ノートン、完璧に潜入していたつもりなのに、まさかの身内から情報漏洩。
さらにリネルがラムスを抱くと、眠っていたラムスが笑顔を見せる。その姿を見つめるリネルの表情に、ゼルダはこれまでとは違うものを見つける。子どもを望んでいないと言いながら、ラムスへの接し方はかなり優しい。ゼルダ自身も、いつか二人の子どもがいたらと考えてしまうからこそ、以前告げられた自分の身体についての言葉が重く残る。
そして最後、リネルがゼルダの手を取って、狩猟大会が始まる前に弟について話したいと告げる。ここで終了は反則。ロクサナの問題だけでも十分なのに、今度はリネル側から重大案件が追加される。何を明かすつもりなのか、ゼルダの前にまた大きな話が転がり込んできた。
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74話|リネルの弟ジョセフをゼルダが訪ねる
アドリアンがジョセフのもとへ現れたことで、ジョセフにはリネルの知らない過去が?
リネルがゼルダにずっと話していなかった弟ジョセフの存在を明かし、狩猟大会の前に会ってほしいと秘密の部屋へ案内する。ジョセフは5年前の戦争でフィリケにかけられた呪いによって氷に閉じ込められ、動かせるのは顔だけ。しかもリネルが近づくほど氷が厚くなるため、ゼルダだけがジョセフと直接会うことになる。ここでゼルダがジョセフに毎日会いに来ると約束し、ジョセフが笑顔を見せるのが本当にいい。リネルの弟だからというだけでなく、ひとりの子どもとして接するゼルダが優しいんだよね。
さらに二人の入浴中には、ゼルダの中にいるイグニスの力とリネルの体質が、ずっと一緒にいられる理由につながっていたことが判明。神を信じなかったリネルが、ゼルダとの出会いをきっかけに考えを変えていく流れも好き。奇跡が起きなくても今の関係で幸せだと言うあたり、リネルの愛情が静かに強い。
そして後半はロクサナ!男の発言をきっかけに騒ぎになり、ロクサナは一瞬で被害を受けた側としてヘクターに訴える。この切り替えの速さ、さすがというしかない。ところがヘクターも完全には騙されず、相手の問題行動を知っていたうえで、ロクサナを自分の妻として扱う姿勢をはっきり示すのよね。ロクサナが素直に従うのも含めて、この二人の関係はまだまだ油断できない。
そして最後にアドリアンが秘密の扉を開き、ジョセフのもとへ。ここで「久しぶり」と来るの、いやいや待って!アドリアンとジョセフ、以前から接点があったってこと?ゼルダが約束した直後に、今度はアドリアンがジョセフの前へ。ジョセフをめぐる事情がまだ終わっていないどころか、ここから本格的に動きそうで気になる!
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75話|呪いが解け始める‥ジョゼフだが?!
ロクサナが魔塔主の弱点を利用する策を明かす
ジョセフから始まって「えっ、ここで希望が見えてきた!」となった直後に、アドリアンが全部ひっくり返してくるのが強すぎる。ゼルダが触れた場所から氷に変化が現れ、ジョセフの指先まで動くようになったことで、長く続いた呪いが解ける可能性が出てきた。しかもジョセフが楽しみにしているのが、外へ出ることだけじゃなくリネルとの再会なのがいい。ずっと会えていないリネルを思いながら、もうすぐ会えるかもしれないと希望を持ったところで、アドリアン登場。タイミングが悪すぎる!
しかもアドリアン、ジョセフの状態を確認すると、氷が少しずつ溶けていることに気づき、わざわざ魔法でさらに冷やしてしまう。最後には次に会うときは命を奪うつもりだと告げるんだから、ジョセフがリネルの名前を思い浮かべる流れまで含めて重い。せっかく「もうすぐ会えるかも!」だったのに、希望を一気に潰しにくるなアドリアン!
そして後半はロクサナが完全に策士モード。ヘクターの地図から大陸への計画を察し、魔塔主がラフィオン帝国にいると伝えるだけでなく、ワイバーンロードの剣まで話を広げる。ヘクターが剣に反応した瞬間、「そこが欲しい情報だったのね」と分かるのが怖い。ロクサナは若い頃に魔塔主と婚約していた経験を利用し、本人の性格や大切なものを把握していることを武器にする。さらにガラコまで使い、弟子を通して魔塔主を誘導するという二段構え。いや、この人どこまで先を読んでるの!
最後に魔塔へ向かいながらベルスへの対抗心を露わにするロクサナまで来て、75話はかなり大きな争いの準備が整った感じ。ジョセフの呪い、リネルとの再会、アドリアンの思惑、ヘクターの野望、ロクサナの策略、そして剣。全部が一本の線につながり始めていて、次に誰が動くのかが気になりすぎる。ゼルダが生んだ小さな変化が、ジョセフの運命を本当に変えるのか。そこだけは絶対に見届けたい!