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蓮の強引な口づけ『枯れた花に涙を』31話〜35話|戸惑う樹里を包む危うい愛情

蓮の強引な口づけ『枯れた花に涙を』31話〜35話|戸惑う樹里を包む危うい愛情
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かき乱されるように体が熱くなった。蓮への強がりが火種となり、樹里は理性を超えた衝動で彼と結ばれ、意識を失ったまま隠れ家へ抱えられていく。薄暗い部屋、静かな呼吸。その蓮の正体に周囲がざわつく中、彼はただ樹里の眠りを守っていた。夫の私物をすべて捨てた樹里は、新しい下着と蓮への贈り物を用意し、食事の席で彼の余裕に翻弄される。帰宅後、袋の中身を見て言葉を失い、離婚報告が同僚に波紋を広げる。過去を隠して身を引こうとする樹里を、蓮は真っ直ぐな愛情と狂気で縛り付けていく。

31話|蓮の「男の顔」が露わになる衝突

可愛すぎる急接近?!理性を失った口づけに心臓が止まる。樹里から仕掛けた熱い衝動のあとの、蓮の反応が強烈すぎて心臓が跳ねた。樹里のつま先が震えるほどの激しさに、抑圧されていた樹里の本当の心が溢れ出したようで、見ていて苦しくなるほどの興奮と切なさを感じた。

31話あらすじ

蓮への強がりから始まった樹里の口づけは、そのまま二人を抗いがたい衝動の渦へと引きずり込んだ。樹里の体力は限界に達し、意識を失うが、蓮はそんな彼女を抱きかかえて静かな隠れ家へと向かう。その場所の従業員たちは、その姿を見て蓮が噂の「ろくでなしの坊ちゃん」であることに気づき、戦慄する。一方、蓮の兄もまた別の場所で奔放な私生活を過ごしていた。そんな周囲の喧騒や重苦しい事情をよそに、ひと気のない部屋で蓮は樹里を優しく包み込み、彼女が深い眠りにつくのを静かに見守る。溢れ出しそうな恋心に蓋をし、今はただ樹里の安らぎだけを願う蓮の胸の内は、誰にも知られることはない。

31話レビュー・考察

もう、言葉が出ない。樹里が蓮の胸に飛び込んでいくあの姿、本当にただの口づけじゃなかった。樹里ももう限界だったんだね。夫に虐げられ、家賃や生活費に追われ、自分の年齢や身分に呪いをかけて生きてきた。そんな彼女が、蓮という「全く別の世界」の住人に触れることで、ようやく本当の意味で女の子に戻れたんだなって思ったら、泣けてきた。樹里の足が震えていた描写が本当に生々しくて、あんなに強がっていた彼女が、蓮という男の深淵に触れて崩れていく様子が、美しすぎて見ていて直視できないくらいだった。蓮の方も、ただの優男じゃなかった。樹里を抱きかかえる時のあの視線、我慢しなくちゃって自分に言い聞かせてるのに、指先から熱が伝わってくるような気がして、画面のこちら側までドキドキが伝わってきたよ。

でも、あの場所でのあの会話。あれは本当に蛇足というか、冷や水をぶっかけられた気分だった。会長の生まれ変わり?ろくでなしの坊ちゃん?蓮の背景にあるドロドロした権力や財力、 そして兄の存在。樹里がようやく手に入れた「束の間の休息」が、実は一番危険な場所だったんだということに気づかされて、心臓が冷える思いがした。蓮のあの「我慢」が、ただの純愛なのか、それとも何か大きな目論見があるのか、疑い出したらキリがない。それでも、樹里を横たわらせて髪を撫でる時の彼の顔は、嘘をついているようには見えなかったのが、余計に怖い。

蓮という男は、樹里の人生を救う光なのか、それともすべてを焼き尽くす炎なのか。今夜のことがきっかけで、樹里の生活はもう二度と元には戻らない。鉄平という惨めな日常と、蓮という得体の知れない非日常。その狭間で、樹里がどうなっていくのか、恐怖と期待で感情が忙しい。静かな部屋で眠る樹里の横で、溢れそうな気持ちを隠している蓮の背中が、あまりにも孤独で悲しくて、二人ともが誰にも言えない傷を抱えて寄り添っているようにしか見えなくて、ホント切ないね。

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32話|余裕たっぷりの蓮の駆け引き

樹里の決別が清々しくて感涙。鉄平の残した荷物をまとめて放り出す姿、ずっと縛られていた呪縛から樹里がようやく解き放たれた瞬間だった。思い出にすがっていた過去の自分を捨て、新しい下着を買うという選択が切なくも力強く、涙が止まらなかった。

32話あらすじ

静かな部屋で目を覚ました樹里は、蓮との衝動的な記憶に動揺しながらも、彼が自分を大切に運んでくれた痕跡を感じ取っていた。滞在の費用まで負担させるという蓮の余裕ある気遣いに、樹里は自分の惨めさを噛み締める。一方、鉄平は裏切りの相手である亜里沙に、樹里との過去の未熟な体験を面白おかしく語り、現在の充足感を誇示していた。そんなこととは露知らず、樹里はこれまでの人生を塗りつぶしていた鉄平の痕跡をすべて片づけ、別れを決意する。長年蝕まれてきた心に小さな穴が空いたような喪失感を覚えながらも、樹里は自分を少しだけ大切にするために、ずっと避けていた蓮への連絡を試みるのだった。

32話レビュー・考察

32話は、まさに樹里の「再生」の始まりだった。静かな隠れ家で目が覚めた時のあの静かな朝、樹里が夢か現実か混乱しながらも、自分のために丁寧に靴が揃えられていたことに気づく場面。あそこで、樹里は自分が誰かに「大事に扱われる」という感覚を、久しぶりに思い出したんじゃないかな。蓮という若者が持つ余裕と、樹里が今まで味わってきた鉄平という「支配の味」が、あまりにも対照的で心臓がぎゅっとなる。特に蓮が、連絡をあえて待つという駆け引きをしている描写が最高にずるい。余裕がある男の、あの冷たいようでいて熱い距離感に、樹里だけじゃなく読んでるこっちまで振り回される。

一方で、鉄平のあまりの薄っぺらさに絶望した。あいつ、樹里との大切な思い出を、裏切り相手との笑い話のネタにしてるんだよ。樹里がどれほど一生懸命で、どれほどあの頃の自分を信じていたかを踏みにじって、今の関係の方が上だと誇っている姿、本当に吐き気がした。樹里がかつて鉄平のために必死になっていた姿を知っているからこそ、あの男の無神経さが許せない。でも、そんな最低な男との決別を決めた樹里の行動は、本当にカッコよかった。服を畳んで、タバコや愛用していた髭剃りを一つ一つ眺めて、思い出に蓋をして捨てる作業。あれは、13年分もの時間を自分の体から剥がし取るような、とてつもないエネルギーが必要な儀式だったと思う。

新しい下着を買うっていう樹里の選択もすごく良かった。誰かのための自分じゃなくて、自分のための自分として生きていこうとする小さな反逆。樹里の人生はこれからも決して裕福にはならないだろうし、痛みも消えないかもしれない。でも、鉄平という錆びた指輪を捨てて、蓮という新しい刺激に向き合おうとしている今の樹里は、少なくとも以前よりずっと人間らしくて、キラキラしているように見える。最後に蓮がスマホを見つめる姿、あの余裕の笑みが崩れる瞬間を見たくてたまらない。樹里の反撃は、ここから加速していくんだと確信した。

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33話|「利用していい」蓮の危うい挑発

蓮の甘い誘惑に心臓が限界。「利用していい」なんて、そんな殺し文句を耳元で囁かれたら正気でいられるわけがない。あんなに余裕ぶっていた樹里が真っ赤になって震えている姿を見て、私も思わず叫びそうになった。この子、本当に食えない男だよ、キュン。

33話あらすじ

自分を変えようと決心した樹里は、誰かに見せるためではなく、自分自身のために新しい下着を購入する。さらに偶然目に入った蓮へのプレゼントを選び、以前キスをしてしまった負い目から、彼を食事に誘う。店内で鉄平の話を口にしてしまい、激しい後悔と気まずさに苛まれる樹里に対し、蓮はあくまで余裕のある態度を崩さない。食後の別れ際、樹里が謝罪を口にすると、蓮は樹里を追い詰めるような甘い言葉を耳元で囁き、関係をさらに深くしようと誘惑する。動揺した樹里はとっさにプレゼントを押し付けて逃げ帰るが、帰宅して風呂場に向かうと、下着屋で袋を取り違えていたことに気づきパニックに陥る。

33話レビュー・考察

今回の33話、樹里の「女としての目覚め」がすごく切なくて、でもどこか滑稽で、すごく人間臭かった。今まで鉄平に支配されて、自分のために買い物なんてしたことがなかった樹里が、勇気を出して下着屋に入るの!店員さんに真っ赤になりながら、でも自分を大切にしようとする姿は、胸が熱くなった。「独身です」って嘘をついた時の樹里の笑顔、あれが彼女の心の叫びなんだと思う。鉄平という呪縛から、少しずつ心が解き放たれていこうとしている証拠じゃないかな。あんなに地味に生きてきた樹里が、店員さんに「若い子が好きなティーバック」なんて渡されて狼狽える様子、もう見ていて応援したくてたまらなくなった。

そして蓮とのやり取り。あの男、本当に恐ろしいほどのペースメーカーだよね。樹里がどれだけ気まずい思いをしても、平然と「謝らなくていい」「嬉しかった」なんて言える神経、もう大人びすぎていて怖くなる。樹里が一生懸命「前の夫の話」を誤魔化そうとして、結局バレバレな嘘をつくところなんて、いかにも不器用で、だからこそ愛おしい。樹里の中で、蓮への感情が「ただの謝罪」から「拒絶できないときめき」に変わっていく瞬間が、あの耳元での囁きに凝縮されていた。「体だけでも」なんて言われて、動揺しない女性なんていないよ。

でも、最後の下着のオチが本当に最悪で最高。せっかく勇気を出して新しい自分になろうとしたのに、結局あの袋を開けた時の樹里の絶望を想像すると、笑い転げそうになる。ただの白い下着を選んだはずなのに、中身が店員のチョイスしたものだったりしたら、明日からの二人の関係がどうなっちゃうんだろう。蓮の家で、あのプレゼントを開ける場面を想像するだけで、こっちまで顔が熱くなる。樹里は、自分が思っている以上に、もう蓮という沼にどっぷりと浸かっていることに、まだ気づいていないのか、それとも気づかないふりをしているのか。どちらにせよ、もう後戻りはできないところまで来ている気がして、期待しかない。

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34話|蓮の贈り物が樹里の心を温める

蓮からのプレゼントに心臓が跳ねた。生活のために身なりを削っていた樹里に、あたたかくて素敵なセーター。何も言わずにただ差し出されたその温もりに、樹里の心が一気に溶けていくのが分かって、思わず「よかったね~♡」と声が出た。

34話あらすじ

間違えて渡した赤いバッグを慌てて回収し、何事もなく蓮と入れ替えた樹里。安堵したのも束の間、蓮から思いがけない誕生日プレゼントとしてあたたかなタートルネックのセーターを受け取る。樹里は、自分に少しでも関心を寄せてくれる存在に戸惑いながらも、その温もりに救われるような気持ちを感じていた。そのセーターを纏って出勤すると、職場の同僚からは別人のようにきれいになったと褒められる。樹里は、夫への執着や今までの苦しい生活を捨て去るかのように、同僚に対して突然「離婚した」という事実を告げる。しかし、そこへ再び蓮が現れ、周囲を驚かせるような距離感で樹里に接触する。

34話レビュー・考察

今までずっと張り詰めていた糸が、プツリと切れたような感じだった。まず、あのプレゼントのくだり!樹里のサイズも知らないはずなのに、あんなに似合うものを選べる蓮って何者?樹里がセーターを着て鏡の前で目を輝かせている姿を見て、ああ、この人はまだ「女性」として生きていけるんだって胸が熱くなった。今まではボロボロの服ばかり着て、鉄平から「ババア」なんて罵られて、自分の価値を自分でゼロにしてしまっていたけれど、蓮の優しさが樹里の呪いを少しずつ解いていく感じがしてすごく良かった。でも、同時にその優しさが、樹里にとってはあまりにも非現実的すぎて、どこか悪夢のように感じているのには胸が痛んだ。

そして、やっぱり気になるのは離婚宣言。梨花ちゃん相手にサラッと「離婚したの」と言い放った時の樹里の表情、あれはもう鉄平との関係に完全に終止符を打ったっていう意思表示だよね。ずっと借金を背負って、自分を削って、それでも離れられなかった関係を、ようやく断ち切れたんだと思うと少しホッとした。でも、その直後に蓮がニコニコしながら花束を要求して、レジで樹里の手を触るなんて、いくらなんでも展開が早すぎて心臓が持たない。梨花ちゃんが怪訝な顔をするのも無理はないよ。樹里が離婚したばかりのタイミングで、こんなに距離感が近くて、しかも若くてイケメンな男が毎日バラを買っていくんだもの。

正直、この34話には、希望と破滅の両方が混ざっている気がしてならない。樹里が自分を取り戻し始めているのは嬉しいけれど、今の彼女はまだあまりにも脆い。蓮の好意は純粋なのか、それとも何か別の意図があるのか。樹里の手を握る蓮の指先とか、ちょっとした仕草の端々に、ただの優しい青年以上の「何か」を感じてゾクゾクした。梨花ちゃんが蓮の袖を引っ張って引き留めた姿で終わったけれど、あの後、樹里の秘密がどこまで暴かれてしまうんだろう。今の幸せが、何か大きな代償を払った上での幻じゃないといいんだけど。今の樹里は、あまりにもきれいすぎて、逆に壊れてしまいそうで怖くなる。

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35話|蓮の独占欲が理性を溶かす瞬間

蓮の「傷つく」という言葉に感涙。誰にも言えず、自分を醜いと決めつけていた樹里に、蓮が真っ直ぐ「あなたは俺がまともに見える?」と問いかけて口づけをする。孤独だった樹里の世界が、あの瞬間だけ確かに彩られたようで涙腺が崩壊した。

35話あらすじ

同僚の梨花に過去や現在の複雑な状況を糾弾されても、蓮の決意は揺るがなかった。樹里が離婚歴があることや、自分の年齢を気にしていることを知った上で、蓮はあえて不純な動機を持って彼女を追い続けている。一方、樹里もまた蓮の真っ直ぐな好意をこれ以上無視できないと覚悟を決める。関係を断ち切るために、梨花との仲を勧めるなど突き放す言葉を投げかける樹里。しかし、蓮はそんな彼女の拒絶を嘲笑い、壁に追い詰めて情熱をぶつける。世間の常識や年齢差など、すべてを無視して、蓮は樹里という沼に深々と足を突っ込んでいく。

35話レビュー・考察

もう、心臓がバクバクして止まらない。今回の梨花の行動、本当に無理!「樹里さんが心配」とか言いつつ、結局は自分が一番正しいという傲慢さと、バツイチであることを武器に攻撃してくるあの卑しさに心底イライラした。自分が可愛い顔して若い男を狙っているくせに、ターゲットを奪われそうになった途端にあの化けの皮の剥がれよう。普通に生きてきた子には、樹里みたいな訳ありの女が、イケメンに好かれている現状がどうしても許せないんだろうな。その醜い嫉妬心が、樹里を追い詰め、蓮を試すような行動に繋がっているのが本当に腹立たしい。

でも、そんな周囲の雑音を全部薙ぎ払った蓮の姿が、最高にゾクゾクした。譲二との会話を聞くと、蓮がただの純粋な青年じゃないことがよく分かる。財閥のお坊ちゃんが退屈しのぎで遊んでいるようにも見えるけれど、ぬいぐるみのハートを指でなぞりながら樹里を想う姿は、どう見ても執着そのもの。普通の人には理解できない、彼なりの異常なまでの独占欲がそこにあるよね。樹里が自分を卑下して「同年代の女の子と会うべき」なんて言った時、あんな風に唇に指を突っ込んで「俺がまともに見える?」って問いかけられるなんて、もう降参するしかないでしょ。

樹里も、ずっと「自分は端役だ」と言い聞かせて孤独に耐えてきた分、蓮からの強烈な感情の奔流に逆らえなくなっているのが切ない。本当は心の奥底で、誰かに全てを否定せず受け止めてほしいと願っていたんだと思う。口づけを受け入れた時の樹里の涙は、拒絶の終わりと、泥沼への入り口を受け入れた覚悟の現れなのかな。蓮の情熱は、樹里が築き上げてきた「枯れた女」という鎧を、根こそぎ剥ぎ取っていくような強制力があった。まともじゃない二人が、こうして壊れながら惹かれ合っていく姿は、美しくて、ひどく破滅的で、目が離せない。これから一体どこまで堕ちていくのか。

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