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崩壊前夜 『枯れた花に涙を』11話〜15話|蓮の監視と鉄平への着信が示す危険な兆し

崩壊前夜 『枯れた花に涙を』11話〜15話|蓮の監視と鉄平への着信が示す危険な兆し
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胸の奥がぎゅっと縮むように痛んだ。自分のために買った小さな花束を握りしめた樹里の前で、鉄平の暴力が再び落ちてきた瞬間、蓮は薄暗い階段の影からその光景を見ていた。夜のアパート、散らばった花束の包装紙、鉄平の荒い呼吸。その後、死んだように働く樹里の前に蓮が現れ、奇妙な言葉で彼女を揺さぶりながら監視を続ける。鉄平のスマホには亜里沙の着信が途切れず、樹里が会社で目にした現実は過去の約束を粉々にする残酷な入り口だった。

11話|鉄平の支配が樹里を追い詰める

悪魔かっ!?鉄平の非道な一言に激しい怒り。夫婦の決め事を求める樹里に対し、その必要はないと言い捨てる鉄平。樹里の体と心を完全に踏みにじるその冷酷な態度は、もはや人間失格だ。妻をただの都合の良い身代わりとしか見ていないクズすぎて、嫌悪感しか感じられない

11話あらすじ

蓮との距離が縮まり、初めて自分自身のために花を一輪買った樹里。ほんの少し心に余裕が生まれたその矢先、帰宅した夫・鉄平は、樹里が飾った一輪の花に奇妙な反応を示す。鉄平は樹里を激しく押し倒し、心ない言葉を投げつけて乱暴に扱う。樹里が呆然と天井を見つめる中、鉄平は別の女の影を匂わせながら去っていく。一方、樹里から届いたバラの写真を見ていた蓮は、偶然を装った街で知人に声をかけられながらも、樹里との関係が必然であることを確信していた。鉄平のシャツに残る口紅に気づいた樹里の絶望と、歪な結末へと突き進む運命が動き出す。

11話レビュー・考察

今回の11話は、本当に胸が締め付けられるほどに苦しかった。樹里が自分へのプレゼントとして一輪のバラを買ったこと、あれは彼女にとって人生で初めての「自分を大切にする行為」だったはずなんだ。鉄平に対して、あんなにも献身的に尽くして、自分はボロボロになりながらも耐えてきた樹里が、やっと見つけた小さな希望。それなのに、あの男のせいで一瞬にして踏みにじられたことが、何よりも許せない。花を飾っただけで鉄平が「脳震盪を起こしたみたいに」興奮する姿も、気持ち悪くて仕方がない。あれは愛なんかじゃなく、支配欲が歪んだ形で表れただけで、樹里の心なんてこれっぽっちも見ていないのが明らかだよね。

特に、これからの夫婦の選択を求めた樹里に対するあの言葉。一生を共にする相手に絶対言っちゃいけないし、言えるわけがない。樹里が呆然と天井を見つめていたあの時の彼女の目は、もう感情を完全に切り離して、ただの殻になっていたように見えた。鉄平は自分がどれだけ残酷なことをしているのか、一生気づかないんだろうな。自分は別の女と遊んでいながら、妻の貞操や心は自分だけのものだとでも思っているのか、本当に理解不能な独善さだ。樹里が流した涙の数だけ、いつかあいつに報いを受けてほしいと願わずにはいられない。

一方で、蓮の存在がどんどん怖くなってきた。「偶然なんてものはない」「結末は決まっている」なんて言葉、純粋に樹里を慕っているだけならいいんだけど、どこか底知れないものを感じる。知人に見つかった時も冷静に「クライマックスだ」なんて考えているあたり、蓮は樹里を救いたいのか、それとも何か別の目的があるのか。鉄平という「悪」と、蓮という「得体の知れない存在」の間に挟まれて、樹里が完全に壊れてしまわないか心配で仕方ない。シャツに口紅がついていたあのラストシーンの衝撃も含めて、本当に先が読めない。樹里がこれ以上傷つかないためには、もう鉄平と決別するしかないんだけど、あの状況で彼女にそんな力は残っているんだろうか。

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12話|車内で露わになる裏切りの瞬間

おえぇ!?亜里沙と鉄平の密会劇に強い嫌悪感。車内で密会する二人の姿が、本当に醜くて汚らわしい。樹里がどれほど毎日を必死に生きているかを知りながら、あんな風に裏切りを重ねる鉄平の姿は、人間として一生軽蔑し続けたい‥

12話あらすじ

鉄平の浮気が確実なものとなり、樹里の心は限界を迎えていた。夫への不信感と罪悪感に苛まれ、泣くこともできずに心を殺して働く日々。そんな中、樹里が働くコンビニに蓮が現れる。彼はヘルメットを被ったまま、樹里に「名前で呼んでいいか」とスマホで尋ね、罰として立っているよう命じられると、それを素直に実行して樹里を戸惑わせる。過酷な労働に身を投じながらも「やめるわけにはいかない」と語る蓮の言葉の裏には、鉄平と亜里沙の情事を監視するという、樹里を救うための隠された任務があった。蓮は樹里に「一番おいしいものを選んでほしい」と頼み、二人の距離は少しずつ、しかし確実に縮まっていく。

12話レビュー・考察

12話は、本当に感情のアップダウンが激しすぎて、今も手が震えている。車の中で行われていた鉄平と亜里沙の密会劇は、もう見ていられないほど汚くて醜かった。樹里は樹里で、夫のYシャツに口紅がついているのを見つけて、必死に自分を納得させようとしている。きっと誰かとぶつかっただけ、なんて。そんな風に自分に嘘をつき続けて、心を殺して耐える姿が悲しすぎて。樹里がどれほど追い詰められても、それでも明日は良くなると信じようとしているのに、周りはそれを裏切るような人間ばかりなのが本当に腹立たしい。コンビニの客のお声が樹里の耳にはいった「今すぐ離婚しろ」という言葉、あれは私の叫びでもある。

そんな絶望の中で、蓮の存在だけが本当に唯一の光に見える。蓮がバイクで現れて、樹里を外からじっと見つめている姿、あれはもはやただの偶然じゃないよね。蓮は鉄平の醜態を知っている。きっと樹里を壊そうとする何かから守ろうとしてくれているんだと思う。コンビニで「名前で呼んでもいいですか」ってスマホで見せて、樹里の冗談を真に受けてヘルメットを被ったまま立っている蓮の姿。あれ、可愛すぎるでしょ。あんなに背が高くて男らしいのに、樹里の前ではこんなにも無防備で、不器用。樹里も、そんな蓮に対して警戒心を解きながらも、なぜか彼にだけは素真面目に接しているのが凄くいい。

「デリバリーの仕事でもしてるの?」っていう樹里の問いに、意味深に笑う蓮。彼が抱えている「大切で過酷な仕事」っていうのが、どう考えても樹里を守るための監視のことだよね。しかも最後に左手首の入れ墨が見えた時、物語が一気に動く予感がした。樹里が気づかないうちに、蓮という強力な味方が着実に樹里を救い出そうとしている。鉄平という呪縛から樹里が解き放たれる瞬間を早く見たい。蓮には、樹里がこれまで受けた痛みや苦しみを、すべて塗り替えてしまうくらいの愛で包み込んでほしい‥そんな、熱い夜だった。

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13話|鉄平の理想が樹里を苦しめる

謎過ぎ!!鉄平の無神経な夢語りに殺意。家庭を犠牲にして浮気している分際で、樹里との平和な家庭を理想としてイメージする鉄平。自分の身勝手さで樹里の人生を破壊しているくせに、都合の良い夢物語を語るその神経が理解不能すぎて、吐き気がして

13話あらすじ

蓮の腕にある傷跡に気づいた樹里は、それを指摘しつつも、深追いはせず彼を気遣う優しさを見せる。蓮はそんな樹里の純粋で悲しげな瞳に翻弄され、彼女への執着を深めていく。一方で、鉄平は浮気相手の亜里沙と甘い時間を過ごしながら、平然と「家族との理想的な未来」を妄想していた。鉄平は樹里の体質を理由に子供を諦めたと亜里沙に嘯くが、それは自身の罪悪感を現実から逸らすための嘘であった。夜の闇の中、樹里は眠りにつこうとするが、枕元で鉄平のスマホが不穏な通知を響かせ続け、日常は音を立てて崩れようとしていた。

13話レビュー・考察

本当に読み進めるのがしんどかった13話。鉄平のクズっぷりがもう救いようがなくて、頭が痛くなる。浮気相手の亜里沙に向かって、暖房の効いたマンションで子供と暮らす家族像を語るなんて、どの口が言っているの?樹里には100円も出させないくせに、自分の夢だけは立派に語るなんて、あまりにも自分勝手すぎて言葉を失う。樹里がどれほど毎日泥のように働いて、将来を諦めて、あなたの借金のためにすり減っているかを知っているくせに、それを全部「現実を見て諦めた」で片付けるなんて、樹里を人間として見ていない証拠だよ。これ以上ないくらい腹が立つし、樹里が夜中に夫を思いやって「帰ってこられないくらい仕事が忙しいんだ」って言い聞かせている姿が、あまりにも哀れで胸が締め付けられる。

一方で、蓮と樹里の関係もどんどん危うい方向に進んでいるね。樹里が蓮の腕の傷を見抜いた時の空気感、すごく痺れた。樹里は自分の苦境には無頓着なのに、他人の心の痛みには敏感に反応してしまう。そんな樹里の慈悲深いところが、蓮にとっては最高の毒なんだと思う。「遊んじゃおうかな」なんて思っていた蓮が、樹里の優しさに触れて逆に自分の方が溺れていく描写がすごくリアルで、この二人の関係が純粋な癒やしでは終わらないことを予感させる。蓮が抱えている「愛着」という言葉は、きっとただの恋心じゃなくて、樹里という存在そのものに対する深い執着だよね。

夜景を見ながら苦しむ蓮の姿は、まるで樹里の運命の破滅を予感させてゾクゾクする。樹里は鉄平に裏切られ続けていることをまだ知らないけれど、スマホが鳴り響くシーンで一気に現実に引き戻された。あのスマホの音は、樹里がこれまで信じてきた、あるいは必死に守ろうとしてきた「日常」を壊す爆弾の音みたいだった。樹里が真実を知る時は、きっともうすぐそこまで来ている。今の樹里はあまりにも弱すぎて、崩れてしまわないか心配で仕方がない。でも、この崩壊の先で、彼女がどう変わってしまうのか。

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14話|崩れ落ちた甘い約束の行方

泣くわ!?幸せな約束が崩れていく想いに号泣。「きれいなドレスを着せてやる」なんて、あの頃の鉄平は確かに樹里を愛していたはずなのに。今のクズっぷりとの落差が残酷すぎて、若い頃の樹里の純粋な笑顔を思うと胸が張り裂けそうになった

14話あらすじ

同僚から結婚式や新婚旅行の話を聞かされ、樹里はかつて鉄平と誓い合った「いつか幸せになる」という約束を思い出す。しかし、現実は冷酷で、鉄平の不審な行動が重なり、樹里は得体の知れない不安に突き動かされるように彼の勤務先へと向かう。一方、樹里に執着する蓮は、自分のメッセージを無視され続ける苛立ちを抱えながら、血のつながりを感じさせる不気味な会話を繰り返していた。鉄平の浮気を確信し、すがるような思いで会社に足を踏み入れた樹里。しかし、そこで告げられた「残業ではない」という事実は、彼女の最後の希望を無残に打ち砕こうとしていた。

14話レビュー・考察

14話、もう、胸じゃなくて心臓が痛い。樹里の今の生活があまりにも悲惨すぎて、過去のキラキラしていた二人とどうしても重ねてしまう。あんなに幸せそうに笑い合って、ハワイに行こう、大きなダイヤを贈ろうなんて語り合っていたのに。あの頃の樹里は、まさか自分がこんな風に錆び付いていくなんて想像もしていなかったはず。鉄平も、昔はあんなに樹里を抱きしめて愛おしそうにしていたのに、人はどうしてここまで変われるんだろう。関係が錆びるっていう表現、今回でより痛切に感じた。指輪も、ドレスも、何一つ手に入らないまま、ただ借金だけが残って、愛だけが腐っていくなんて、あまりにもあんまりだ。

そして、蓮の存在がどんどん怖くなっている。樹里の返信を待つあの切なげな姿はどこへやら、「埋める」なんて物騒な発言を平気でしている。譲二との会話も、冗談か本気か分からない不気味さがあって、この男は本当に何を考えているのか分からない。樹里を愛しているのか、それとも自分の思い通りにならないから破壊したいのか。会長に瓜二つっていう言葉も伏線になっていそうで、この先の展開がただただ怖い。

樹里が鉄平の会社に乗り込んでいく姿は、手に汗を握った。いつもなら1円すら節約して、そんな無駄なことはしない樹里が、得体の知れない感情に突き動かされて早退して走っていく姿。あれはもう、理性なんて全部飛んでしまっている証拠だよね。息もできないほど苦しくて、でも確かめずにはいられない。社員に「家族です」って言った時のあの表情を想像するだけで、いたたまれなくなる。しかも、そこで突きつけられた「今日は残業じゃない」という言葉。樹里の世界が音を立てて崩れ落ちる瞬間が見えて‥もう、これ以上傷つかないでほしい。

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15話|蓮の執着が静かに形を変える

救済!?蓮の密かな見守りに涙。雨の中で泣き崩れる樹里を、言葉も交わさず静かに見守る蓮の狂気と純粋さ。ずっといい子でいるのをやめると決めた蓮の想いに、樹里の凍りついた心が少しずつ溶かされていくようで

15話あらすじ

夫の浮気を疑い、不安を打ち消すために彼の職場を訪れた樹里。しかし、鉄平は樹里を力ずくで裏へ連れ込み、会社に押し寄せた恥を罵倒し、さらに樹里の精神状態を病気だと決めつけた。帰路、虚ろな心で歩く樹里は、自分を冷ややかに見守り続けていた蓮とすれ違う。雨の中、誰にも気づかれないまま家の前で泣き崩れる樹里を、蓮は耐えきれない思いで見つめていた。それでも樹里は、結婚記念日の食事で鉄平と仲直りすることを夢見て、再び現実逃避のように働き続ける。そんな樹里の前に、蓮が何の変哲もない日常を装いながら、またしてもコーヒーを差し出して現れる。

15話レビュー・考察

本当に鉄平という男の存在が、読み進めるたびに吐き気がするほど許せない。樹里がどれだけの勇気を出して、自分の不安を消すために会社まで行ったのか。それなのに、あの男は腕を握りつぶす勢いで引きずり回し、周囲には恥をかかされたと喚き散らす。挙げ句の果てに、化粧品の汚れを指摘した妻を「病気なんじゃないか」と罵倒するなんて、自分の罪悪感から逃げるために、弱っている人間の心をさらに踏みつけるなんて最低の極み。樹里がかつて味わった虐待の記憶まで呼び起こされて、体が動かなくなる姿は本当に苦しかった。樹里にとって鉄平は、愛する対象というよりも、もはや自分を呪縛し、思考停止させるための「恐怖の象徴」になってしまっているのが残酷すぎる。

そんな樹里の状況を、ずっと一歩後ろから観察し続けていた蓮が、今回ついに「いい子のフリは終わり」と心の中で決別したのが凄く印象的だった。蓮の気持ちは、ただの善意や恋心を超えて、樹里を自分のものにしたいという歪んだ執着に近いよね。雨の中で傘も差さずに泣く樹里を、蓮が雨に濡れながら見つめていたあの光景は、物語の中で一番生々しくて美しいシーンだったと思う。樹里がコンビニで蓮にかけた優しい言葉が、逆に蓮を狂わせていたなんて、皮肉すぎて言葉が出ない。樹里は自分の苦しさで精一杯で、自分を密かに狙っている猛獣の存在にすら気づいていないのが、なんだか破滅の足音を聞いているみたいでゾクゾクする。

それなのに、翌朝には「謝って仲直りしよう」なんて結婚記念日の計画を立てている樹里の姿には、正直呆れを通り越して哀れみすら感じてしまった。あれほど否定されても、まだその泥沼にしがみつこうとする樹里の強すぎる健気さが、余計に彼女を醜くしてしまっているように見える。蓮の差し出すコーヒーは、樹里にとって今の地獄を変える唯一の飲み薬になるのか、それとも毒になるのか。もう誰にも止められないし、これからの樹里がどんな風に壊れて、または再生していくのか、目が離せない。蓮が「今日で終わり」と誓った以上、次は静かな見守りではなく、もっと直接的な破壊が始まるんじゃないかと。

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