仕掛けられた罠の浅ましさを一瞬で見抜き、兄の冷酷な目の前に立ってもなお蓮への揺るがない信頼を凛と言い切る姿に、胸が熱くなる。離れ離れの寂しさを噛みしめながらも、彼の優しさを胸にただひたむきに待ち続けようとする健気さが、たまらなく愛おしくて泣きそうになる。その一方で、遠くで他の女の影を退ける蓮が動き出し、かつての男までもが再びその影を伸ばし始めている‥妙なざわめきを感じる。
111話から115話では、樹里が罠を見抜いて蓮の兄に対峙し揺るがない信頼を示す一方で、蓮が動き出し、鉄平も再び樹里の行方を追い始める。二人が再び顔を合わせる日が近づいていると思うと怖い……!
111話|写真の真相を探り、樹里が送り主へ反撃
蓮が悠里に言った理想の女性、その答えがまさかの樹里そのものだった‥w
届いた写真の男が蓮ではないと冷静に気づき、不安が怒りへと変わった樹里が、送り主である蓮の兄に対して「誰ふざけた真似しているのよ、殺されたいの?」と容赦なく反撃して即座にブロックをかます、そのキレッキレの対応が、読んでいて圧倒されながらも最高にスカッとする幕開けだったわね。写真の男が別人だと確信しつつも、「彼に何か危険な影が迫っているのではないか」と心配してしまい、遠く離れた彼を気遣ってあえてその不安を隠し通そうとする樹里の健気さが、ズキッと胸に突き刺さるのよ。
その一方で、海外で悠里からの挑発を完璧にあしらいつつ、周囲の女性たちに全く興味を示さない冷徹さを見せながら「タイプは三十四歳の美しい年上の女性だ」と不敵な笑みを浮かべて樹里への揺るぎない想いを公言する蓮の姿には、もうニヤニヤが止まらないわね。どんなに兄や周囲が罠を仕掛けようとも、彼の心は最初から最後まで樹里一人だけに向けられている。そのブレなさが、このドロドロした権力争いの中ではたまらなく頼もしいのよ。
しかし、そんな二人の平穏を嘲笑うかのように、裏では蓮の兄がさらなる卑劣な手回しを進め、樹里の周囲に黒い影を忍び込ませていくから、ヒヤッとするじゃないの。何も知らないまま夜道を一人で歩いていた樹里の足がピタッと止まり、目の前に現れたサングラスを外した男――つまり蓮の兄が不敵に微笑みかけるあの瞬間、こっちまで「え、ちょっと待って!」って息をのむわよ。海外にいる蓮の目が届かない最悪のタイミングで、最大の敵が直接樹里の前に姿を現してしまったんだから、ここから何が起こるのか怖すぎる! 不穏な空気が一気に膨れ上がって、もう目が離せないまま次の展開へ引きずり込まれてしまうのよね。
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112話|丈に告げた、蓮への揺るがない樹里の想い
あの写真を送りつけた男の正体が、ついに樹里の前へ現れた…
夜道で待ち構えていた蓮の兄の姿を認め、心臓がドクンと大きく跳ね上がるほどの衝撃を受けながらも、怯えるどころか毅然とした態度で立ち向かう樹里の強さが最高にしびれる展開だったわ。写真の男が蓮とは似ても似つかないとハッキリ言い放ち、「彼はあなたなんかよりずっと背が高くて、優しくて、誠実で、バカみたいに優しい人よ」と――そして正面から彼の魅力を誇らしげに語る姿には、どれほど彼女が蓮のことを深く想い、絶対的な信頼を寄せているのかが痛いほど伝わってきて胸が熱くなるわ。ここ、めちゃくちゃ気持ちいいのよ!
さらに、年上の威厳を見せて彼の胸を両手で力強く突き飛ばし、「タメ口きかないで、年上に向かって失礼よ!」と言い放つその気高さには、悪意に満ちた相手のペースを完全に狂わせるほどの圧倒的な気迫が宿っていて、思わず「よく言った!」って拍手したくなるほどの痛快さだったわね。ドンッと突き飛ばされた丈が過去のトラウマや歪んだ記憶を呼び起こされ、動揺を隠せなくなる姿こそ、彼女のまっすぐな強さに気圧された何よりの証拠だわ。
その一方で、亜里沙は相変わらず周囲の友人たちに鉄平との結婚話や高価なプレゼントの話を嬉しそうに自慢しまくり、中身の薄い幸せにどっぷり浸かっているけれど、そのメッキが剥がれる日はそう遠くないという不気味な影がひたひた迫っているのが何とも皮肉ね。「今が幸せ!」と浮かれているほど、後で待っている現実が怖く見えてくるのよ。
さらに海外では、部下から差し出されたチョコレートにイライラを爆発させてケーキをグサッと無残に押し潰す蓮が炸裂し、その緊迫感が一気に高まっていくのよ。悠里と一緒に街を歩きながらウェディングドレスの看板を見つめ、「今、付き合っている人はいるのか」と核心を突く質問を投げかけられた蓮が、この後いったいどんな答えを返すのか、もう気になって仕方ない!
遠く離れた場所で互いを想い合う二人を取り巻く悪意の包囲網が、ジワジワと狭まっていくのがたまらなく刺激的ね。「蓮はそんな人じゃない」と言い切った樹里――その言葉の重さに胸が熱くなる一方で、遠くにいる蓮の想いが怖すぎる……。
113話|蓮がいない日々に、樹里が気づいた恋しさ
蓮を待つ樹里の前に、悠里が立ちはだかりそうで嫌な予感しかしない……。
悠里から「今、付き合っている人はいるの?」と核心を突かれた蓮が、「俺がここにいるのも、お前たちとつるむのも、本意ではない」と冷たく言い放ち、自分の理想のタイプは「三十四歳の美しい年上の女性だ」と公言してその場を去っていくオープニングの圧倒的なブレなさが、最高にかっこよくて痺れるわね!周囲がどれだけ財閥同士の政略や自分好みの女性をあてがおうとしても、蓮の心は最初から最後まで樹里一人だけに囚われていて、彼女以外の存在など一片たりとも入り込む余地がない。その揺るぎなさ、強すぎるって!もう「はいはい、樹里しか見えてないのね!」ってニヤニヤしちゃうわ。
その一方で、遠く離れた新居への引っ越しを進める樹里の姿が、なんとも切なくも温かい余韻を残しているのよね。かつて蓮と過ごした思い出の詰まった部屋を離れる寂しさに耐えている彼女の前に、なんと蓮の友人たちが現れ、引っ越し荷物を運んでくれるという粋な計らい。これには「うわ、そう来たか!」って胸がじんわりしちゃったわ。本人がいなくても、彼が残していった優しさや気配りが周囲の人たちを通じて樹里の日常をそっと支えているのが分かると、離れ離れでも二人が見えない絆で結ばれている感じがして、グッとくるのよ。スマホに残された「ちゃんと食べてる」という彼からの短いメッセージを大切に受け取り、彼の温もりを思い出しながら少しずつ前を向こうとする樹里の健気さにも、じーんと来ちゃう。
でも、華やかなパーティでは一転。そんな穏やかな日常をぶち壊すように、悠里が蓮の逆鱗に触れる爆弾を投下するのよ。「三十四歳の人と結婚しても、望み薄なんじゃない?」と、樹里の年齢や家柄を引き合いに出して彼の私生活をからかうような発言をした瞬間、それまで無表情で耐えていた蓮の空気がスッと変わる。え、怖っ!静かに怒りをにじませた低い声で彼女を呼び止めるラストの引き、これは鳥肌ものだわ!蓮を待つと決めた樹里のもとへ、悠里の存在がじわじわ近づいてくる。二人が離れている今だからこそ、この不穏な気配が余計に刺さるのよね……。
114話|悠里を拒絶し、蓮が樹里を迎えに行く決意を固める
蓮が戻る前に、鉄平が樹里を見つけそう……
悠里の挑発を一切受け流し、「俺には本気で愛している女性がいる。お前など眼中にないから分限をわきまえろ」と冷徹に言い放つ蓮の姿が、最高にブレなくて痺れるわね。さらに、実の母親からの電話で「お前は庶子なのだから、財閥の女の力が必要だ」と冷酷に言い放たれても、微塵も怯むことなく「親父の跡を継いで無様な兄貴を飲み込むのに、そんなものは必要ない」と言い返し、母親との縁すら断ち切るような決別を告げるその圧倒的な気高さには、ゾクゾクするほどの強さと狂おしいほどの樹里への一途さが詰まっていて本当に胸が熱くなるのよ。
その一方で、蓮の命令を受けて先回りし、樹里のそばで彼女を守るよう託された譲二と、すっかり意気投合した奈々との少しコミカルで気だるげな空気感が、ドロドロとした権力争いの中での絶妙な息抜きになっているわね。タバコを分け合いながら他愛のない会話を交わす二人のやり取りの裏で、蓮自身が仕掛ける罠なのに「樹里が元夫に揺さぶられて自分のもとから去ってしまうのではないか」という激しい焦燥感を抱え、「もう少しだけ待っていてくれ、手遅になる前に迎えに行くから」と心の中で切なく願っている姿を見ると、彼の冷徹な仮面の下にある深い愛着が痛いほど伝わってきて胸が締め付けられるわ。
しかし、そんな二人の切実な想いや平穏を粉々に打ち砕くかのように、鉄平の雇った探偵から「逃げた元妻の居場所を見つけた」という最悪の報告が入る瞬間は、背筋が一気に凍りつくほどの強烈だったわ。遠く離れた樹里のもとへ戻るため、蓮が着々と動き始めているのが、これまた熱い。
海外でどれほど蓮が奔走し、ソウルで譲二が目を光らせていようとも、あのクズ男である鉄平の魔の手が再び樹里の日常へと静かに、そして確実に伸びてきてしまったタイミング震えてしまうわ。愛する男と離れて暮らす樹里の平穏な生活が、この非情な追跡によってどう引き裂かれてしまうのか、息もつけない修羅場の幕開けからが近そうね!
そして114話を読んでいると、110話の蓮の母が病院で語っていた言葉も気になってくる。「あの日の悲劇を二度と繰り返さないために」という発言と、今回明かされた母自身の「会長には私が必要だった」という過去。これ、やっぱり繋がっているんじゃないの?と思ってしまう。
蓮の家では、過去に何か大きな出来事(火事?会長に似た男性?)があったはず。母あの病院のシーンが後々効いてきそうでゾクッとする。110話の病院の場面、ここから伏線として回収されていくのかも。
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115話|譲二が蓮に初恋の理由を語り始める
譲二の「初恋」が、甘い思い出ではなく、若さゆえの不器用さと後悔まで全部ひっくるめた人生の傷になっていた…。しかも最後に渡されたのが、まさかの結婚式の招待状。譲二、これは想像以上に重いぞ……。
譲二が蓮に語る初恋、その相手との出会いから別れまでが、想像以上に濃すぎる。若い頃の譲二は、初めての仕事で女性との関係をこじらせ、職場ではすっかり扱いづらい人間になっていた。そんな中、重い荷物を一人で運ばされている譲二を手伝ったのが、後に初恋の相手となる女性だった。気が強くて歯に衣着せず、焼肉を食べながらも遠慮なく世の中への不満を口にする。そんな彼女の飾らない性格に、譲二はどんどん惹かれていく。
指輪を見て恋人がいると思ったら、元恋人からもらったものだと判明するあたりも、譲二の期待と警戒が入り混じっていて面白い。二人は食事や酒を重ね、自然に距離を縮めていく。譲二にとっては初めて本気で好きになった相手だからこそ、格好よく振る舞おうとしていたことも伝わってくる。ところが、彼女が求めるものに合わせるうち、譲二自身も少しずつ無理を重ねていった。
そして、彼女の勧めで名前を刻むほど、譲二は「この関係は続く」と信じ込んでいた。ところが彼女から突然渡されたのは結婚式の招待状。しかも、自分との未来を告げるものではなく、別の相手との結婚を知らせるものだった。
ここで譲二の初恋が一気に苦いものへ変わる。若かった譲二は、好きだった女性を失った痛みを自分自身に向けることで、相手にも何かを残したかった。でも、その行動が彼女を傷つけることはなかった。結局、抱えていたものを一番重く背負ったのは譲二自身だったんだよな。
そして現在。蓮が譲二の昔話を聞きたいと言った理由も、ここで全部つながる。蓮自身の恋愛に重ねながら、譲二が自分の過去を語る姿がすごく印象的。散々「自分の人生はろくでもない」と笑っていた譲二だけど、その裏には、人生で一度だけ本気で誰かを好きになった男の未練と後悔があった。
それにしても最後の「結婚します」は強すぎる。譲二、そこまで話しておいて、その結末を蓮に聞かせるのか!初恋って、本人の中では終わったつもりでも、こうして語ると全部の記憶が戻ってくる。蓮が聞きたかったのは恋愛の方法だけじゃなく、譲二がなぜ今の考え方になったのか、その根っこだったのかもしれない。115話、譲二という男の過去が一気に一本につながった。
譲二の今カノ(?)さんって‥初恋の相手の同級生なんだよね~離婚すると言うことも言ってたから、もしかして譲二と元カノさんの再会も描かれるのかしら、ちょっとワクワクするわ。
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