もう、チェーザレがアデルを見つけた瞬間から感情が忙しい! アデルを見つけた途端、強く抱きしめるチェーザレには「やっと見つけたんだね……!」となるし、その後にどれだけ愛を伝えられても、アデルが簡単には信じられないのも苦しいんですよね。だってアデルには、チェーザレから受けた過去の傷がある。今の言葉だけで全部なかったことにはできないんです。それでも二人の間には、少しずつ変わっていく空気があるの。ジジの言葉やエポナの謝罪、ジュヌヴィエーヴの変化まで、それぞれがアデル自身の意思を尊重する方向へ動いていくのも印象的なのよね。そして何より、チェーザレが自分の力を誰かのために使おうとしていたことや、アデルへの想いを隠さなくなっているのが大きい! 最後にはアデル自身の新しい人生まで動き始めて、ただ「元に戻る」だけじゃないところがいいんです。アデルがこれからどんな未来を選ぶのか、めちゃくちゃ気になります。
96話|ついにアデルをチェーザレが見つけ出す
樽の中まで自分で確認するチェーザレ、もう周りの騎士なんて眼中なし。
港に大きな船が次々と入ってきて、街中が一気に騒がしくなる中、チェーザレが船から降りてきた瞬間から、もうアデルしか見えてないのよ。部下から「まだ見つかっていない」と聞けば当然イライラするし、隊長にまで容赦なく詰める。いやもう、落ち着いて!と言いたくなるくらい必死。でも、それだけアデルを見つけたいんだと思うと、こっちまで胸がざわつくのよね。
しかもジジが冷静なのが本当にありがたい。チェーザレが勢いで街中を探そうとする中で、まず船長から話を聞こうとする。アデルが船に乗っていたこと、到着したのがほんの少し前だったことが分かると、チェーザレの頭が一気に切り替わるのも‥あのチェーザレが?って。遠くには行っていない。だったら、どこにいる?怖いよ‥顔が!
そこでチェーザレが思い浮かべたのが、アデルなら人目につかない場所を選ぶだろうということ。しかも「光の中に自分の居場所がないと思っている人」だと分かっているから、きれいで人の集まる場所じゃなく、もっと荒れた場所を探し始めるのよ。この理解がね、ただ心配して走り回ってるだけじゃない感じで、かなり刺さる。
そして路地裏で荷車を見つけたら、樽を開けろと指示するだけじゃなく、自分で確認すると言い出すチェーザレ。周りの騎士が止めようとしても、「俺が!」と言わんとばかりに押し切る。もう誰に何を言われても関係ないのよ。自分が探しているんだから、自分の手で確かめたい。そんな必死さがすごい。
そして樽の中からアデルを見つけた瞬間、チェーザレの表情が変わるのがたまらない。さっきまで怒っていた人が、アデルの姿を見た途端、手を引いてぎゅっと抱きしめるんだもの。しかも出てくる言葉が、責める言葉でも説教でもなく「会いたかった」という気持ちなのよ。もうね、これは執念ね。散々焦って探し回った分だけ、見つけた瞬間の安心と愛しさが一気に押し寄せてくる。チェーザレ、完全にアデルを見つけたことでようやく息ができた顔してるのよ‥もうアデル‥アデル!ね。
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97話|チェーザレの告白がすれ違う
やっと見つけたアデルに「愛してる」を連打してるのに、アデルのと噛み合わなさすぎる‥(悲)。
え、ああもう…やっとアデルを見つけたチェーザレ、開口一番から落ち着かなさすぎない? 周囲の目を気にして移動して、アデルにも早く馬車へ乗るよう促す。しかも心の中では「また逃げるんじゃないか」と心配してるわけで、もう完全にアデルを見つけた安心より、離れていく不安のほうが勝ってるじゃないの。
そして二人きりになった途端、アデルがものすごく重い話を始める。自分に子どもを持つつもりはないこと、チェーザレが将来の面倒を恐れて自分を探していたのだろうと考えていること。いや、アデルの中ではずっとそこが引っかかってたのね。しかも「自分は生きたいから」と自分の意思をはっきり示す。この一言、すごく大きいと思う。誰かに決めてもらうんじゃなく、自分の人生を自分で選ぶっていう芯が見えるから。
そこでチェーザレが「傷つけるつもりはない」と必死になるんだけど、アデルからしたら、そんな急に言われても信じられないよね。そりゃそうよ。過去の出来事がある以上、いきなり「愛してる」と言われても「え、今?」になる。
しかもアデルの返しが冷静なのよ。これまでのことを考えれば、その言葉だって自分だけに向けたものなのか分からない。チェーザレが別の女性にも同じようなことを言ってきたのでは、と疑ってしまう。ここ、アデルが意地悪なんじゃなくて、チェーザレを信じる材料が足りなさすぎるのよ。
なのにチェーザレは説明より先に感情が爆発。アデルが離れようとすると、もう「愛してる」の一点突破。しかも一回じゃ終わらない。何度も何度も繰り返して、本人は必死なんだろうけど、私側は「いや、それだけじゃ伝わらんのよ!」って言いたくなる。
でも、その不器用さが逆に本気にも見えてね。アデルは言葉を疑っていて、チェーザレは言葉しか出せない。好きなのに、二人の間にある過去が邪魔をして、同じ場所に立てない。このすれ違い、もどかしいったらないわ。チェーザレ、頼むから「愛してる」の回数だけじゃなくて、アデルが信じられる形でちゃんと届けてくれ!
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98話|アデルと「あなた」呼びに喜ぶチェーザレ
チェーザレが真顔で愛を連発するたび、アデルの警戒心が上がるの…分かってあげてって可哀想だけど笑っちゃう。
あはは‥チェーザレ、もうずっと「愛してる」って言ってるのに、アデルからの信用がまったく追いついてないのよ。そりゃそうなんだけど。アデルからしたら、以前の出来事を考えれば急に「愛してる」と言われても「はい、そうですか」とはならない。言葉だけなら何とでも言える。だからアデルが布団に潜り込むの、めちゃくちゃ分かる。聞きたくないというより、聞いたら心が揺れるから逃げてる感じがするのよね。
しかもチェーザレは、そんなアデルの反応を見ても愛情表現をやめない。髪に触れながら何度も気持ちを伝えるのだから、本人としてはかなり本気なんだろうけど、受け取る側にはまだ過去の印象が残っている。この温度差がしんどいわ‥。チェーザレは今の自分を見てほしい、アデルは今までのことを簡単には忘れられない。どっちも分かるから余計にモヤるのよ。
そのあとアデルが夜に抜け出してジジと話す姿は、かなり大事だったと思う。アデルは裁判そのものより、その先に自分がどうなるのかを気にしている。そこでジジが「決めるのはあなた自身」と伝えるのがいいのよ。チェーザレが全部決めるわけじゃない。アデルがどうしたいのか、それを自分で選んでいい。今まで振り回されてきたアデルにとって、これはかなり大きな言葉だと思う。
そしてジジの助言がまた直球すぎる。「頬にキスして、自分がどうしたいか伝えればいい」って、いや急に恋愛相談の距離が近いのよ。でも、結局それくらい単純な話なのかもしれない。チェーザレが何を考えているかを延々と探るより、自分の気持ちを伝える。それができるかどうかなんだろうな。
と思ったら、チェーザレが大声で登場。アデルとジジがびっくりしてる横で、本人は息を切らしている。たぶん寝ている間にアデルがいなくなったと気づいて、慌てて探したんでしょうね。アデルも「散歩してただけ」と説明してるけど、心の中で「なんで私、言い訳してるの?」となってるのが最高。もう無意識にチェーザレを安心させようとしてるじゃない。
そして「あなた」呼びね。出た瞬間、チェーザレの顔が明らかに嬉しそうになるの、可愛いわ。アデル本人は言ってしまったことに気づいて真っ赤。チェーザレはそこだけしっかり拾って「その呼び方、好きだからこれからもそう呼んで」って。いや、そこだけ少年みたいに喜ぶの何なのよ。アデルの気持ちはまだ完全には追いついていない。でも、この小さな呼び方ひとつで二人の距離が少し縮まった感じがして、なんだか胸がじわっとした。
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99話|アデルとジュヌヴィエーヴが互いの事情を理解する
ジュヌヴィエーヴ本音をぶつけてきて、今回は人間関係が一気に動いた感じ。
私が、いちばん刺さったの、アデルがチェーザレを「受け入れたのは自分の選択だった」とエポナに伝えたところ。いや、これ言えるようになったんだ……って、ちょっと胸にくる。エポナはずっと自分を責めていて、アデルを守れなかったことまで背負おうとしてるのに、アデルはそこをちゃんと止めるんだよね。過去を簡単に片づけるわけじゃなく、自分で選んだ部分は自分のものとして受け止めている感じがして、以前よりずっと芯が強くなったなと思った。
しかもエポナが「これからは若主人ではなく、あなたに尽くす」とまで言うのも重い。いやいや、そこまで自分を責めなくても……と思いつつ、エポナにとってはそれくらいアデルのことが大事だったんだろうな。
そしてジュヌヴィエーヴですよ。最初から最後まで友達だったわけじゃないと、自分からぶっちゃけるのが潔すぎる。アデルを「自分を助けてくれる存在」として見ていたことも認めながら、それでも一緒に過ごすうちに感じた違和感や、アデルの優しさをちゃんと覚えていたんだよね。特に、ルクレチアと一緒にいた頃は守ってもらえなかったのに、アデルは自分をかばってくれた。その積み重ねが、ジュヌヴィエーヴの中でかなり大きかったんだと思う。身分や家柄で人を判断していた自分自身についても話していて、アデルとの関係が単なる利用関係では終わらなかったのが良かった。「友達でしょ!!」がもう、ジュヌヴィエーヴから出まくってましたよ‥(笑)。
しかも、売ったレースのお金まで渡して「いつか出ることになったら私を頼って」と。ジュヌヴィエーヴ、思った以上に情が深いじゃん…。そしてエヴァ。アデル本人の言葉をエポナから聞かされて、これは相当揺れるよね。今回、静かに人間関係がひっくり返ってて面白かった。
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100話|アデルへ新しい名前と皇族の身分を?!
アデルとチェーザレ、距離が近いのに心は全然近づかないの何なの!しかもチェーザレの「一回だけ嘘ついて」は、余裕ある男の顔して内心必死すぎる。
ギモーラを変えようとするチェーザレと、そんな彼を「男としては微妙」とバッサリ切るアデル。この温度差、あまりにもすごくない?しかもチェーザレはアデルに対して、かなり分かりやすく本音を出しているのに、アデルは一歩も揺れない。いや強い。ほんと強い。揺れてるけど‥ね、実は。
私が、まず気になったのが、チェーザレがギモラの再開発を始めた理由。昔のチェーザレなら、街がどうなろうと自分には関係ないという感じだったのに、アデルと出会ってから考え方が変わっているんですよね。自分が持っているお金や権力を、自分のためだけに使うんじゃなくて、誰かの生活を少しでも良くするために使おうとしている。しかも、そのきっかけになったのが、懸命に生きていた靴磨きの少女だったっていうのがまた切ない。愛しすぎ!
「遅すぎるけど、償っていきたい」みたいな気持ちが見えるチェーザレに対して、アデルはちゃんと彼の人間性を認めるんですよね。リーダーとしては良い人だと。ここまではいい。ところが「じゃあ男としては?」と聞かれて、「そうでもない」。即答なの笑う。チェーザレ、そこまで自信満々だったのに、そこだけ綺麗に折られてるわけです‥。
しかもエズラのことまで気にして、「まだ好きなんじゃないか」と確認してくるあたり、余裕ありそうに見えて全然余裕ないじゃん。アデルが「最初から好きじゃなかった」と返しても、チェーザレはそれを信じたいのか、信じるためなら嘘でもいいと言わんばかり。髪に触れたり、顔を近づけたりして、かなり踏み込んでくるのに、アデルはまたスッとかわす。この二人、本当に噛み合わない(笑)。
そしてエヴァが全部見ているのも気になるところ。本人は木陰から黙って見ているだけなのに、こちらとしては「見てるよね!?」って落ち着かないの‥。
そんな恋愛のごたごたがあった直後に、チェーザレからアデルの新しい名前と身分が提示される。アデル・ブリル・シュレーダーとして、オルケニーナの王族になる?!?!チェーザレが気持ちだけじゃなく、立場そのものまで動かしてきたこと、二人の関係もいよいよ簡単には戻れないところまで来た感じがするし。恋愛では振り回されっぱなしなのに、人生のほうは一気に動かしてしまうチェーザレ。この男、かなり本気なのよ…と戸惑いながらも、彼の勢いに、かなり心を持っていかれたよ。
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