鉄平との関係が崩れた後も、樹里の心には簡単には埋められない空白が残っていました。そんな彼女の日常に蓮が深く関わるようになり、ふたりの距離は少しずつ変化していきます。一方で、蓮自身にも過去を揺さぶる大きな出来事が起こり、これまで隠されていた人間関係が浮かび上がることに。樹里へのまっすぐな思いと、蓮を取り巻く複雑な事情が交錯するなか、それぞれの心は新たな局面へと進み始めます。
21話|樹里が初めて自分を解放し蓮との距離が縮まる夜
樹里が少しずつ自分を取り戻し始める
樹里の心がとうとう大きく動き始めた感じがする。これまでずっと「鉄平のため」「家族のため」って自分を後回しにしてきた樹里が、ここで初めて「自分のために何かしてみよう」と思うんですよね。しかも、そのきっかけを作ったのが蓮なのが大きい。
鉄平との暮らしを片付けながら、若い頃の自分を思い出してしまう樹里が切ない。昔はもっと純粋に笑えて、鉄平との未来を信じていたはずなのに…今は家の中に残る思い出さえ苦しさにつながってしまう。そんな樹里が蓮に弱音を吐けたこと自体、かなり大きな変化だと思う。
そして蓮の提案がまた大胆すぎるんですよ。「少しくらい羽目を外して、自分のしたいことをしてみたら」と背中を押す。今までの樹里なら絶対に選ばなかった方向なのに、今回は本当に動く。タバコを買うだけなのに、これまでの自分を変える儀式みたいに見えてしまって、妙に胸に残るんですよね。
しかも、そのタバコに鉄平との記憶が重なるのが苦しい。昔は樹里を気遣っていた鉄平が、いつの間にか変わってしまった。その変化を思い返しながら、自分も変わろうとする樹里。なんだか「あなたが変わったなら、私ももう同じ私ではいない」という小さな決意にも見える。
…と思ったら蓮、後ろから来た!しかもタバコをさらっと取り上げて、やり方まで教えようとする。この距離感、ずるいって!樹里は自分を解放しようとしているのに、蓮はただ好き勝手させるんじゃなくて、結局ちゃんと彼女を見ているんですよね。
そして蓮自身にも兄の帰国という新しい問題が浮上。樹里の人生だけじゃなく、蓮の過去まで動き始めた感じがして、ここから二人の関係がどう変わっていくのか、もう気になって仕方ない!
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22話|蓮が樹里への想いを深める夜と光の執着
蓮が樹里に想いを伝え光の秘密も浮上
鉄平、もう完全に「樹里は何をしても自分から離れない」って思い込んでるじゃん……。ここまで傷つけておいて、それでも自分の大切さに気づくだろうなんて、どこからそんな自信が出てくるの!?樹里の我慢を愛情と勘違いしているのが、本当に苦しい。樹里がこれまで黙って耐えてきたことを、鉄平は自分に対する揺るがない気持ちだと思ってしまっているんですよね。
そんな鉄平とは対照的に、樹里の前に現れる蓮。タバコを吸おうとする樹里に付き合いながら、無理に悪いものを抱え込まなくていいと伝えるところが印象的でした。樹里って、苦しいことを自分の中へ押し込むことに慣れすぎているから、蓮の言葉が妙に響くんですよね。「もう我慢しなくていい」と言われているようにも感じる。
そして蓮くんよ!樹里が自分を「おばさんだから」と遠ざけようとするたびに、真正面から否定してくる。しかも「自分は年上の女性がいい」とはっきり伝えるんだから、そりゃ樹里も戸惑うよ。今まで鉄平から女性としての価値を否定され続けてきた樹里にとって、蓮の言葉はあまりにも真っ直ぐで、心が揺れない方が無理なんじゃないかな。
さらに、光からの着信をその場で切ってしまう蓮にもドキッとする。好きな人との時間を優先するという意思表示が、ものすごく強い。蓮の中ではもう「樹里を気にかけている」なんて段階を越えて、かなり深いところまで気持ちが進んでいるように見えるんですよね。
でもでもなんですよ。光を追い続ける郁人が、「蓮がお前に特別だった理由を全部知っている」と告げる。えっ、何それ!?ここに来て蓮と光の過去まで繋がってくるの?樹里との関係が動き始めたと思ったら、今度は蓮自身の秘密まで浮かび上がりそう。恋愛だけじゃ終わらない気配が濃くなってきたよ!
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23話|蓮の好意を疑い始める樹里の揺れる心
樹里の心を揺らす蓮の優しさ
いや、かなり苦しい……。蓮が光をきっぱり切り捨てたところも衝撃だけど、その裏に「同情だった」という事情が出てくることで、蓮という人間の過去まで一気に複雑になってしまった。しかも郁人、言い方があまりにも容赦ない。光が抱えていた気持ちを真正面から壊しにいっていて、これは聞かされた側には相当きついだろうなと思う。
そして蓮も蓮で、郁人への態度が冷たすぎる。でも、その直後に樹里から煙草を心配されると、あっさり「もう吸わない」と約束するんですよね。ここ、めちゃくちゃ従順すぎて‥。樹里の言葉だけは特別なんだろうなと感じてしまう。あれだけ周囲には突き放すような態度を取るのに、樹里には妙に素直。そりゃ樹里だって揺れるよ…。
ただ、梨花の言葉がまた刺さるんですよ。蓮ほどの若くて目立つ男性が、なぜ自分を好きになるのか。樹里自身もそこにずっと引っかかっていたからこそ、「同情なんじゃないか」と言われた瞬間、簡単に心へ入り込んでしまう。これまで鉄平から散々自分の価値を否定されてきた樹里だから、「好き」と言われても素直に信じられないんですよね。むしろ「私なんかを好きになる理由なんてない」と考えてしまう。
それなのに蓮は、そんな樹里に会いたくなったからと突然やって来る。しかも飴を食べさせてもらって、ちゃっかり指まで舐めるという…いや、距離感どうなってるの!?と思わずツッコミたくなる。でも、そのくらい蓮の気持ちは樹里へ一直線なんだろうな。
だからこそ切ない。蓮がどれだけ近づいても、樹里の中では「恋」より先に「同情」という言葉が浮かんでしまう。優しくされればされるほど、嬉しいはずなのに疑ってしまう―その矛盾が、胸の奥でじわじわ広がっていく感じがする。もう、樹里が自分の幸せを信じられる日は来るのかな……。
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24話|夢にまで現れた蓮と帰国した兄の気配
樹里の心と蓮の兄に新たな変化が‥
樹里の心がとうとう隠しきれないところまで揺れてきたな…!これまで蓮からどれだけ真っすぐ気持ちを向けられても、「私は夫がいるから」と自分に言い聞かせて距離を取ろうとしていた樹里。それなのに、夢の中にまで蓮が出てきてしまう。しかも目覚めたあと、自分が夢の中で感じていたことに気づいて真っ赤になるんだから、もう本人も無視できないでしょう。鉄平への未練も残っている。なのに蓮といると心が動く。樹里自身が一番、その変化に戸惑っているように見えて切ないんだよな。
そして仕事終わりには、やっぱり蓮が花屋の前で待っている!もう毎日のように迎えに来てるじゃないか。樹里は「夜道が危ないから」と理由をつけるけど、結局は蓮と一緒に歩いてしまう。この二人の距離、少しずつ確実に近づいてる。しかも蓮は樹里の顔が赤くなっていることまで分かっていそうなのに、わざと何でもないように振る舞う。ずるいぞ蓮…!樹里も拒み切れないところを見ると、もう心の中では何かが変わり始めているんだろうな。
ただ、恋愛だけで終わらない。突然帰国した蓮の兄が、弟についてかなり冷たい言葉を口にしたことで、一気に空気が変わった。これまで蓮については、家庭環境や過去に何かあることが少しずつ示されてきたけど、ここで兄まで登場するとは。しかも一年ぶりの帰国。いや、絶対に何かあるだろ……。蓮が抱えているものは、まだこちらが見えている以上に深そうだ。
樹里が初めて自分の心の変化を意識したタイミングで、今度は蓮自身の過去が動き出す。この二つが同時に進むのが怖い。恋が進めば進むほど、蓮の抱える事情も避けられなくなりそうで…。樹里の心が蓮へ揺れ始めた瞬間に、蓮の家族という新しい影まで差し込んできたのが、切なさと不穏さの入り混じる回だった。
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25話|蓮の過去を探る兄と樹里の小さな贈り物
樹里が悪夢に悩む蓮へクマのぬいぐるみを選ぶ
蓮の過去がまた少しだけ見えてきた。兄は帰国したばかりなのに弟の生死を聞いてもまったく動じないし、むしろ簡単にいなくなるような人間ではないと冷たく見抜いている。この兄弟、いったい昔に何があったんだよ…。しかも実家へ戻る気もなく、自由気ままに振る舞っているあたり、蓮の家庭にはまだかなり深い事情が隠れていそう。
そして蓮自身も、暗い部屋と時計の振り子が出てくる悪夢にうなされる。ここ、かなり気になる。これまで見えていた「不遇な家庭環境」や手首の傷、時々見せる不思議な言動も、全部この過去につながっているのかもしれない。さらに譲二が部屋を探って、タバコやライター、絆創膏の空き箱に違和感を覚えているのも意味深すぎる。蓮は侵入にすぐ気づいていたのに、あえて何も追及せず笑って流す。怖いくらい余裕があるんだよな……。
一方で樹里には、少しだけ日常を取り戻す余裕が生まれていた。鉄平がいなくなったことで家事や出費の負担が減ったのに、心の傷だけは簡単には消えない。「いつまで私はあなたの傷であり続けるのか」と自分に問いかける樹里が、なんとも切ない。
そんな樹里が選んだのが、蓮のためのクマのぬいぐるみ。これまで自分のためにはほとんど何も買わなかった樹里が、悪夢に苦しむ蓮のためなら迷いながらも財布を開く。この行動、もうかなり大きいと思う。蓮にとって樹里が心の支えになっているだけじゃなく、樹里にとっても蓮が「誰かを思いやる気持ち」を取り戻させてくれる存在になっているんじゃないかな。
そして最後は、蓮が樹里を連れてバイクでどこかへ出発!いやいや、急すぎるって!ぬいぐるみを渡す前に、いったいどこへ連れていくんだ。蓮の過去が少しずつ開き始める一方で、樹里の優しさも確実に蓮へ届き始めたね。
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