エイリックとミエサのやり取りが、もう! こういう時間をもっと見ていたいのよ…!ミエサの寝顔を眺めて、そっとキスをする彼女に気づいたエイリックが、今度は一日一緒に過ごそうと誘うなんて、二人の距離が近づいているのがうれしくてたまらない。相手を想う気持ちが伝わってくる瞬間って、やっぱりいいなあ。
でも、この幸せな時間を手放しで喜べないのがつらいところ。ミエサの命には限りがあるかもしれず、自由を求めるアニカもまた、あまりにも苦しい状況に追い詰められてしまう。自分の未来さえ危ういのに、相手を思いやる気持ちは消えないんですよね。エイリックとミエサが大切にしたいもの、そしてアニカが最後まで託した願いを思うと、胸がぎゅっとなる。どうか二人には、愛する人と一緒に生きられる未来をつかんでほしい!
86話|エイリックはエディルを泳がせる
ミエサが眠っているエイリックを眺めながら、まつ毛までじっくり観察しているのが可愛すぎる。
ケイラ、いったい何を隠しているのよ…!エイリックに問い詰められた途端、必死に自分ではないと訴えて、エディルの名前を出すんだけど、どうやら話はそんな簡単じゃないみたい。エディルに脅されて宮廷伯爵との接触を手助けしていたらしいのよね。最初から報告していればよかったと謝るケイラに対して、エイリックは約束を破ったことを問題にしている。そりゃそうよね。王族に関わる情報を伝えるのが二人の取り決めだったんだから、黙っていたのはまずいわ。
それにしてもエイリック、ケイラの言い分を聞いて簡単に許すつもりはないらしい。義兄を遠くへやりたいと頼んでいたことまで持ち出して、その理由を問い詰めるのよ。ケイラもとうとう隠しきれなくなって、義兄との間に子どもがいることを告白する。夫にも子どもにも秘密にしていて、義兄から打ち明けると脅されていたなんて…。自分の立場も子どもの将来も守りたかったのだろうけれど、そのためにエイリックとの約束まで破ってしまったのね。事情は分かったものの、簡単に同情して終われる話でもないわ。
さらに気になるのが、エディルの扱いよ。ケイラは危険な人物だから早く対処してほしいと訴えるのに、エイリックは何も言わず、次の王室報告の日にも予定どおり案内するよう指示するの。えっ、今すぐ何とかするんじゃないの?と思ったけれど、エイリックにはエディルを動かしたまま確かめたいことがあるのかもしれない。セラス伯爵から聞いた話と報告内容の食い違いも気になるし、まだ表に出ていない事情がありそうね。
そして、そんな緊張感たっぷりの場面から一転、ミエサとエイリックの朝ですよ!眠っているエイリックをじーっと眺めて、触っても起きないだの、ミエサったら観察が細かいのよ。好きな人が隣で寝ていたら気になるのは分かるけれど、そんなに見つめていたら、そりゃ起きるってば!目を覚ましたエイリックに慌てながらも、ミエサは結局そっとキス。しかもエイリックは怒るどころか、二人で一日過ごすつもりだったと伝えてくれるのよ。庭園を散歩する約束に、嬉しそうに抱きつくミエサも本当に可愛い。こういう穏やかな時間をもっと見ていたいのに、エイリックの周囲にはまだ気になる問題が山積みなのよね。ミエサが安心して笑っていられる時間まで、何かに邪魔されてしまわないか心配だわ。
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87話|エディルへ王宮側の計画が迫ってくる
エイリックがミエサを見つめるだけで照れるのに、花畑デートまで用意してるなんて何なの‥愛情の詰め込み方がすごいわ!
もうもう、エイリックがミエサを見つめすぎているんだけど!着替えの支度をしている間まで視線を外さないなんて、本人はいたって真面目なのに、見られているミエサのほうは恥ずかしくて仕方ないじゃない。しかも、今日はできるだけ長く見ていたいだなんて、さらっと言ってくれるのよ。エイリックさん、愛情が顔にも態度にも漏れています!それでいて、ただ甘いだけじゃないのがまたいい。ミエサの頬に触れたり、唇にそっと触れたり、二人の距離が近すぎて私まで落ち着かないって。なのにミエサが照れていると、今度はカレンの前でそんな顔をするなと気にしているんだから、独占欲まで隠しきれていないのよね。本人は平静を装っているつもりなのかしら。
そしてカレン!昨日から鳥を追いかけ続けた結果、騎士たちに心配されるほど疲れ切っているのが気の毒なのに、どうしても笑ってしまう。何をどこまで頑張ったのよ!ミエサのために動いてくれている人たちを見て、本人が申し訳なさそうにするところも優しいわ。ケルラもそんなミエサを安心させて、二人の時間を気持ちよく送り出してくれる。周囲の支えまで含めて、いい空気なのよ。
さあ、待ってましたの花畑デート!エイリックがミエサを抱き上げて歩くのも、足元の石を気にしているのも、いちいち気遣いが細かい。しかも、彼女が花の刺繍を好んでいることまで覚えていて、秋の花が咲く場所へ連れてきたのよ。ミエサが驚いて見惚れるのも当然だわ。自分自身でも何が好きなのか分からなかった頃から、エイリックは彼女のことを見ていた。そんなふうに理解してもらえるなんて、そりゃ胸がいっぱいになるでしょう。花畑を楽しそうに走り回るミエサと、それを後ろから抱きしめるエイリック。二人が手をつないで微笑み合う姿まで見せられたら、もう幸せのおすそ分けどころじゃないのよ!ただ、ミエサがこの時間を永遠に続けたいと願うほど幸せを感じているのが、少しだけ切ない。大切なものができると、失いたくない気持ちまで大きくなるものね。
しかも、甘い時間の裏ではエディルが動いている。治療の話が本当なのか疑うエイリックは、ミエサを別の場所へ移すことまで考えている様子で‥。わざとエディルに聞かせているようにも見えるし、これは簡単に見過ごせないわ。花畑であんなに幸せそうだった二人を、どうかこのまま守ってほしい。エイリック、ミエサの笑顔を守るためにも、裏で動く連中に負けないでね!
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88話|アニカが解毒方法を取引に持ち出す
アニカの話が重すぎる!しかもミエサに残された時間まで聞かされたら、もう迷ってる場合じゃないわよね。
エディルがミエサの世話を引き受けると申し出る姿、もう胸がドクッってなっちゃう。エイリックと母親が別の療養先を探していると知って、自分が行くのが一番いいと判断したのよね。長年クラドニア家に仕えてきた経験もあるし、ほかの侍女たちの口を抑えることまで考えている。いや、エディル、何を考えているのよ?!ただ、エイリック母も彼女の気持ちをありがたく受け止めながら、無理をしないようかわすのがいいの。親子の連携さすがだわ。
そして数日後、舞台は離宮へ。ティルベリックがエイリックをアニカのもとへ案内するんだけど、彼女の姿を見たエイリックの表情が気になるわ。アニカは自分の置かれた状況を隠さず話し、解毒方法を教える代わりに自由になるための協力を求めるわけ。エイリックも彼女がどんな境遇に置かれていたのか、ようやく事情を理解していくのよね。特につらかったのは、アニカがミエサも自分と同じように生きることを諦めていると思い込んでいたこと。苦しい日々の中で、二人とも逃げ道がないと感じていたのかもしれない。でもミエサは違った。自分が思っていた以上に、生きたいという気持ちを強く持っていた。その事実に気づいたアニカもまた、もう一度誰かを信じてみたいと思い始めたのよね。アニカだって、ずっと心に余裕があったわけじゃないもの。彼女の変化を考えると、簡単に責める気にはなれないわ。
ただ、エイリックだって自分一人の判断では動けない。アニカを助けることが、ミエサや周囲にどんな影響を及ぼすのかも考えなきゃいけないんだもの。そこへ突きつけられた、ミエサに残された時間は一年にも満たないかもしれないという話。ちょっと、そんな大事なことを今ここで明かすの!?エイリックが迷う理由も分かるけれど、時間がないのも事実なのよね。ミエサを救うために何を選ぶのか、アニカの自由も含めて、誰か一人だけが我慢すれば済む話ではないのが本当につらい。エイリック、どうか間に合ってほしい…ミエサが生きたいと願っている、その気持ちまで失われてしまうのだけは嫌なのよ。
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89話|セラス伯爵の権限がファブリアンへ移される
生きようと握りしめてきた気持ちまで揺らいでいるアニカがつらいよ。強がる余裕さえ失いかけているのね。
セラス伯爵、ベルメルから仕事を減らすと言われて内心ピリピリしてるじゃないの!表向きは年齢を気遣われているのに、本人には権力を少しずつ取り上げられているようにしか思えないのよね。しかも仕事を引き継ぐ相手がファブリアン。伯爵からすれば、なんであいつに大事な案件を任せるんだ!という気分でしょうね。ベルメルもずいぶん大胆になったものだわ。ただ、伯爵だって黙って引き下がるつもりはない様子。王位を狙う考えまで抱えているのだから、こちらの争いもまったく安心できない。
そして、そんな権力争い以上に胸が苦しくなるのがアニカとエイリック。エイリックは必ず脱出させると約束しているけれど、解毒方法の確認にも時間がかかるし、逃げた後の安全も考えなければならない。そりゃ慎重になるわよ。でもアニカにとっては、待つ時間そのものが恐怖なのよね。いつまで耐えられるか、自分でも分からない。エイリックがミエサの計画を信じてほしいと頼む姿からも、彼女を助けたい気持ちが伝わってくるわ。ところが、ベルメルが別宮にやって来るんだもの!タイミングが悪すぎるってば。アニカはエイリックを隠そうとするけれど、ベルメルは床の足跡から何かを察した様子。そこから一気に疑いが膨らんで、アニカの説明にも耳を貸そうとしない。アニカが事情を話そうとしているのに、勝手に話を決めつけられてて…。エイリックも隠れたまま動けず、目の前の状況を変えられないのよね。彼がアニカの倒れる姿を目にした瞬間、どれほど動揺したのかと思うと…もう、言葉が出ないわ。
そしてミエサ。以前はアニカを恐れ、警戒していたのに、今は彼女のことを心配している。アニカが自分を害そうとした事実を忘れたわけではない。それでも、あのときのアニカの目に、自分と似たものを感じてしまったのね。生きるために必死だった気持ちを、今なら少し理解できるのかもしれない。だからこそ、アニカがエイリックに何を頼んだのかまで想像して、胸を痛めているのが切ないわ。ミエサの優しさがアニカを救う道につながってほしいし、エイリックにもどうか無事でいてほしい。お願いだから、これ以上アニカの心まで追い詰めないで…!
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90話|エイリックがミエサにアニカの訃報を伝える
ベルメルはアニカを追い詰めたうえ、屋敷のすべてを燃やして記憶ごと消そうと…自分の感情を抑えられない王の振る舞いに腹が立つって。
燃え広がる屋敷で必死にアニカを助けようとするエイリックと、自分のことよりミエサや家族を心配するアニカ。もう、この二人の気持ちの向きが切なすぎるのよ! ベルメルは自分の怒りに振り回されて、目の前のものを全部消してしまおうとするのに、アニカは最後まで大切な人たちのことを考えている。同じ状況にいるのに、どうしてこうも違うのかしら。
アニカはエイリックに、ミエサのそばへ戻るよう頼み、自分の家族にも伝言を託す。自分が幸せだったことを伝えて、家族に心配をかけたくない。そんな願いまで口にするのが、もうつらい。しかもミエサが抱いていた夢を信じてみたいと思っていたことも、エイリックに伝えようとするのよね。自分がどうなるか分からない状況でも、ミエサの気持ちを大事にしているなんて…アニカ、最後まで優しすぎるでしょう。
そしてエイリックがミエサのもとへ戻り、アニカの訃報を伝える姿。ミエサがすぐには信じられないのも当然よ。あんなに必死に状況を変えようとしていたのに、結局また大切な人を失ってしまったんだもの。自由を求めること自体が間違いだったのかと揺らぐミエサに苦しくなるわ。でも、ミエサが本当に恐れているのは、自分が傷つくことだけじゃない。エイリックまでいなくなってしまうことなのよね。強くなったふりをしても、怖いものは怖い。その気持ちを隠しきれず、家長として生き続ける誓いを求めるミエサに、エイリックはクラドニエ家の名に懸けて応えるの。ただ励ますだけじゃなく、彼女が何を失うのを恐れているのか分かったうえで約束しているのが大きいのよ。二人とも、もう自分一人のためだけに戦っているわけじゃないのね。
ところが、最後に出てきたセラス宮廷伯爵! はあ、もう、アニカの件だけでも頭がいっぱいなのに、まだ別の思惑がつながってくるの!? ベルメルの問題を解決すれば終わり、なんて単純な話ではなさそうで…。
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