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『甘い侵入者』66話~69話|チオの母が向き合う過去と、チオとイハンが悲しみを分かち合い未来へ

『甘い侵入者』66話~69話|チオの母が向き合う過去と、チオとイハンが悲しみを分かち合い未来へ
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もう、チオ! 大切な人を失うのが怖いのはわかるけれど、だからってひとりで全部抱え込まないでよ…! と言いたくなる一方で、そんなチオの不器用さまで受け止めようとするイハンが、本当に愛おしいんです。いつもなら相手の苦しみに気づいて手を伸ばせるチオなのに、自分自身がつらくなると途端に誰にも頼れなくなってしまう。その姿が切ないし、イハンが涙ながらに訴える言葉には、彼女だって大切な人を失う怖さを知っているからこその重みがあるんですよね。しかも、二人の問題だけでは終わらず、チオの母親もまた、忘れていた娘ヨンオの記憶と向き合うことになりそうで……。悲しい記憶を思い出さなければ今の穏やかな暮らしを守れるのか、それとも苦しみを抱えながらでも過去を受け止めるべきなのか。チオとイハンが互いの傷に触れながら、少しずつ同じ方向を向いていく姿に胸がいっぱいになります。愛するって、相手を守ることだけじゃなく、つらいときに一緒に立ち止まることでもあるんですね。

66話|ユジンとチオ、それぞれのイハンへの想い

イハンを大事にしたい気持ちは同じなのに、素直に手を組めない二人、なんなの!そこまで似た者同士なのに張り合うなよ!

【気を抜くなよ】チオ母にイハンと一緒に言われた、ユジン!絶対わざとやったでしょ!って思わず突っ込んだ。チオがイハンを抱き寄せて、ユジンの目の前でしっかり牽制してたもんね。そりゃ仕返しされるわ。しかもユジン、顔がもう「大人に頼まれたので従いますけど?」みたいな涼しい顔なのが腹立つ。でも笑う。

ただ、この回は二人の張り合いだけで終わらないのが良かった。ユジンがチオ母について「自分を見てもイジュンと重ねる反応をするのに、あの人は違った」と話すところ、かなり大きいと思う。チオ母が事情を知りながら余計なことを言わなかったことを、ユジンはちゃんと見てたんだよね。だからこそ「大事な人の母親なら、ちゃんと大切にしろ」とチオに言える。嫌味っぽいのに、実はイハンのことをかなり考えてるのが伝わったよ。

そしてチオの過去。妹との時間を避けてしまった理由が、単純な冷たさじゃなくて、失うのが怖かったからだったのは切ない。大切な人の変化を見続けるほど、いつか来る別れを意識してしまう。だから見ないことで何も変わらないと思いたかったんだろうな。そこから「誰かと過ごせる時間には限りがある」と気づいて、今度はイハンとの時間を守りたいと思っている。チオが過保護になる理由、かなり見えた気がする。

一方のイハンも、もう「悲しいから立ち止まる」だけじゃないんだよね。ユジンを見て兄を思い出すことはあっても、それはユジンが似ているからだけではなく、兄をそれだけ大切に思っていたから。悲しみを消すんじゃなく、思い出したいだけ思い出しながら生きていく。その言葉を聞いたチオ母が「本当に成長した」と感じるのも分かる。

それなのに最後はユジンがイハンを連れて先に行っちゃうんだから、もう!二人ともイハンを大切にしたい気持ちは同じなのに、素直に協力するにはまだ少し距離がある。その微妙な張り合いが、なんともじれったい。

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67話|チオは母親の笑顔を失いたくない

チオーーー!怖くなるたびにイハンを遠ざけるの、もうやめてぇ!

【どこかで迷っているのなら】チオのお母さんがヨンオの名前を口にした瞬間、あああ、ついにそこへ触れちゃうのね…!って一気に緊張した。本人は何も思い出せないのに、名前だけがずっと引っかかっている。しかも、以前から知っているような気がするなんて、気にならないわけがないじゃない。お母さん自身も理由が分からないからこそ知りたくなるし、チオだって簡単にごまかせなくなってきているのよね。

でもチオの気持ちも苦しい。ようやく食事を楽しんで、笑顔も増えて、イハンという大切な存在もできたお母さん。今の幸せを壊したくないから、過去を掘り返してまた苦しませることが怖いのよ。お母さんを抱きしめて、もう少しだけこのままでいてほしいと願う姿には、胸がぎゅっとなったよ。母親を守りたい気持ちは本物だし、今の生活を大事にしたいのも分かる。でもね、チオ自身だって怖いんだよね。お母さんがまたつらそうに泣く姿を見たくない。その思いが強すぎて、自分が何をすべきか分からなくなっているのがしんどいわ。

そして、そんなチオが姿を消したら、今度はイハンが大変なことになる。集まりに来ない、メッセージは短い、電話もつながらない。普段と違うチオに何かあったのではと、イハンはあちこち探し回るのよ。いや、チオ!自分が心配させないようにしたつもりでも、これじゃ逆に心配が何倍にも膨らんじゃうってば!イハンだって、自分のことで手いっぱいなはずなのに。

屋上で一人、過去の記憶と向き合っていたチオのところへ、ようやくイハンがやってくる。再会した瞬間、チオがイハンを抱きしめるように倒れ込む姿、もう心臓に悪いって!しかも頬に落ちた涙で、イハンがどれだけ必死に探していたのか伝わるのよね。怒って当然なのに、まず無事を確かめようとするチオも、心配でたまらなかったイハンも、どっちの気持ちも痛いほど分かるわけで‥。

チオは怖くなると、大切な人を一人にしてしまう。そのことに自分で気づき始めたのが、今回いちばん大きな変化だと思う。お母さんを守りたい気持ちも、イハンを失いたくない気持ちも、どちらも本当だから簡単には答えが出ない。でも、イハンの涙を見た今、チオには自分の不安だけで答えを決めないでほしい。だってイハンも、チオのそばにいたいんだもの。怖いときこそ一人で抱え込まずに、二人で悩んでよ…!もう、イハンをあんな顔で泣かせないでほしいよ、チオ。

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68話|自分の記憶とチオの母親が向き合い始める

チオ、ひとりで抱え込まなくてもいいのよ。イハンがこんなに真っすぐ手を伸ばしてくれているんだから、もう少しだけ甘えてほしいわ。

【今日は、私がそばにいてもいい?】イハン、泣きながらそんなこと言われたら、チオだってもう逃げられないじゃないの…!いつも自分がつらいときには探しに来てくれたのに、チオはどうして自分だけ何も言わずにいなくなってしまうのか。イハンの言葉には、心配も寂しさも、置いていかれたような悲しさも全部詰まっていて、聞いている私まで苦しくなるわ。だって、イハンだってチオの力になりたいのよ。守ってもらうだけじゃなくて、今度は自分が支えたいのに、肝心のチオがひとりで抱え込んでしまうんだもの。

それでも、イハンに顔を見せてほしいと頼まれたチオが、ようやく自分の気持ちを話し始めるのが嬉しかった。お母さんがヨンオの記憶を取り戻したら、イハンへの愛情まで変わってしまうかもしれない。そんなことを考えていたなんてね。イハンがようやく受け取れた愛情を、チオ自身の事情でまた疑わせたくなかったのね。自分が傷つくことより、イハンが大切にしてきた思い出まで信じられなくなることのほうが怖かったのかもしれないわね。

そして、チオのお母さんもまた、家族を思うからこそ迷っているのが切ないし。今の穏やかな暮らしを守りたい気持ちと、自分の記憶を確かめないままでいいのかという不安。どちらを選んでも家族を傷つけてしまうのではないかと考えてしまうのよね。でも、自分の状態をきちんと知るために医師へ相談しようと考え始めたのは、大切な一歩だと思う。

チオが妹を思い出す場面も胸が締め付けたよ。会いたい気持ちも、忘れたくない気持ちも、思い出すたびに苦しくなることも、全部、妹を愛していたからこそなのよ。イハン自身も母と兄を恋しく思いながら、悲しみを消すのではなく、誰かと一緒に抱きしめていくことを知ったのね。ひとりで見つめていた記憶が、隣にいてくれる人のおかげで愛に変わっていくなんて、ふたりが歩いてきた時間そのものみたいで泣けてしまうよ。

そこからイハンが、今日もそばにいていいかと尋ねるところがもう…!チオだって本当は帰したくないのに、別れようとしているのが伝わってくるじゃない。ずっと隠していた弱さを見せても、イハンは離れずにいてくれた。むしろ一緒に背負おうとしてくれたんだもの。強くあろうとするチオも、そんな彼をひとりにしたくないイハンも、どちらも愛おしくてたまらないわ。今夜くらい、遠慮しないでそばにいてほしいのよ、ほんとうに‥オスが持つかどうかが問題だけど(笑)。

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69話|チオ母にヨンオの過去が浮かぶ?!

好きな相手に甘えたい気持ちまで我慢するなんて、チオくん、切なすぎるわ。

【一人にしておくのは申し訳ない夜】イハンがチオのそばに残ろうとするのに、チオは彼女の優しさと恋愛感情をちゃんと分けて考えようとしているのよね。ひとりでいるチオが心配だから一緒にいたい。イハンの気持ちはそれなのに、チオだって本当は帰したくないんでしょう?手を握られたとき、断られるかと思っていたイハンがほっとするのも可愛いし、もうこの時点でお互いの気持ちが見え隠れしているのよ。

なのにチオったら、イハンの優しさに自分の欲を重ねたら、今夜ずっと引き留める理由なんていくらでも…と考えるの。いや、好きな人が自分からそばにいてくれるなんて、普通なら嬉しくて甘えたくなるところじゃない。でもチオは、イハンがあとから後悔することを何より避けたいのよね。自分の気持ちを満たすことより、彼女が自分の意思で選べることを大事にしているのが切ないわ。

それに、イハンがチオの母を心配していることまで分かっていて、ちゃんと帰すんだから。チオだって寂しいはずなのに、相手の事情を優先できるところが、また胸にくるのよ。しかも帰宅したイハンは、チオの行動を思い出して落ち着かないし、ひとりでいる彼を抱きしめたいと思っているわけよね。もう、あなたも帰ってからずっとチオのことを考えてるじゃないの。帰した側も帰された側も、結局お互いが気になって仕方ないのね…好き同士だから仕方ないけどチオの母を思うと一線ってすごんじゃうよね、やっぱり。

そんなイハンがチオ母の体調を心配する姿も、何気ないけれど気になったわ。病院へ行くと聞けば付き添おうとするし、本人が大丈夫だと言っても、本当に具合が悪いわけではないのかと気にかけている。けれど、チオ母に直接聞きたいことがあっても、まだ口に出せない気持ちがあるのよね。心配しているのに、踏み込めない。その遠慮の距離がなんとももどかしいわ。

そして病院での出会いよ。看護師がチオ母を覚えていて、ヨンオの母親だと分かった途端、話の空気が変わるの。看護師にとってヨンオは、初めて長く担当した忘れられない患者だった。最期まで見守ったという言葉を聞いて、チオ母が娘の姿を思い出すところがつらい。ヨンオの過去が彼女の心とつながってしまったら、壊れてしまうんじゃないかって、チオ母が心配でたまらないわ。

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🔙1話~最終話|

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