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危険な求人『枯れた花に涙を』81話〜85話|樹里を襲う罠と蓮の救出劇

危険な求人『枯れた花に涙を』81話〜85話|樹里を襲う罠と蓮の救出劇
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幸せを信じていた矢先、樹里のスマホに届いた好条件の求人電話。面接場所のビル、薄暗い廊下、閉ざされた扉。その裏で男たちが張り巡らせた罠に気づかないまま、樹里は危険な店へ足を踏み入れ、逃げ道を塞がれた。展覧会の会場で不穏な気配を察した蓮は、樹里の異変を直感して動揺し、居場所を突き止める。暴力の影、乱れた椅子、閉じ込められた部屋。樹里は金で売られた形で絶望に沈み、蓮を遠ざけようとする。その想いとは裏腹に、蓮は純粋な愛で闇を切り裂き始める。蓮兄の罠が暴走し、二人に最大の危機が迫る。

81話|樹里を奈落へ誘う最悪の勧誘

血が通ってるのか!?樹里を安易に斡旋する店主に激怒。樹里の健気を、得体の知れない危険な場所へ送り込もうとする店主に吐き気がした。彼女の人生をただの駒のように扱う人たちの傲慢さが、本当に許せない。

81話あらすじ

家系の権力闘争と会長の恐ろしい過去に翻弄されながらも、蓮は駆け引きをやめ、樹里への想いを貫く覚悟を決めていた。彼は樹里の「会いたい」という小さな願いに応え、路地裏で彼女を抱きしめ、繋ぎ止めることで自身の孤独を癒やそうとする。蓮にとって樹里は、殺伐とした日常の中で唯一、自分を人間らしくいさせてくれる光だった。しかし、そんな穏やかな時間は束の間、周囲の不穏な影が樹里に忍び寄る。仕事を探していた樹里のもとに、恩人だと思っていた店主から「好条件の仕事」という名目で、ある場所への紹介の電話が入る。何も知らない樹里の運命が、知らないところで大きく歪み始めようとしていた。

81話を読んだ感想・考察

81話は、本当に息が詰まる。蓮が譲二に対して、感情が論理に勝ってしまうと語る姿があるけれど、あれが蓮の全てを物語っているような気がした。本当ならもっと冷静に立ち回って、会長や兄にうまく対処しなきゃいけないはずなのに、今の蓮はそれよりも樹里の笑顔を守ることに必死になっている。その姿は、一見すると危なっかしくて無謀にも見える。だけど、何かに支配され続けてきた蓮にとって、自分の心で誰かを愛し続けることこそが、唯一の反逆なのかもしれないって思った。

蓮が樹里を抱きしめて口づけをする姿は、これから訪れる嵐を予感させるようで、なんだかすごく胸が締め付けられた。二人の時間が、いつ崩れてもおかしくないくらい脆いガラス細工みたいで見ていて辛かった。 そして、やっぱりあの店主が心底許せない。樹里のことを考えているような顔をして、裏では飲み屋の男たちと繋がっているなんて、本当にひどすぎる。

樹里はただ真面目に働いて、一生懸命毎日を生きているだけなのに、なんでそんなに周りの大人たちは彼女をモノみたいに扱いたがるんだろう。店主が「君のためを思って」とか「いい仕事がある」なんて言っているのは、すべて自分たちの都合で樹里を売り飛ばそうとしているようにしか聞こえない。樹里がその誘いに乗ってしまったらどうなるのか想像するだけで、本当に怖くて仕方ない。

蓮がどれだけ樹里を守りたくても、こういう大人の汚いやり口は本当に厄介だよね。この世界は本当に腐りきっているとしか思えない。自分たちの地位とかメンツのために、他人の人生を駒みたいに動かす人たちが多すぎるよ。樹里がその罠に気づいていないのが、一番もどかしくてたまらない。蓮が樹里との連絡を大事にしているのがせめてもの救いだけど、この電話一本で二人の未来が大きく狂ってしまうんじゃないかって思うと‥。樹里にはこれ以上、傷ついてほしくないな。

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82話|信頼を裏切る底なしの悪意

罠!?樹里をハメた店主に怒りで震える。善意を装って樹里を怪しい場所へ送り込んだ店主の裏切りに、全身の血が逆流するほど腹が立った。信頼していた相手に、これほど残酷な形で人生を壊されそうになるなんて、あまりにも酷すぎて胸が張り裂けそう。

82話あらすじ

新たな職を紹介され、迷わず面接へ向かった樹里。かつてなら疑ったであろう幸運も、今の彼女は「助けられることに慣れて」疑うことなく受け入れてしまう。しかし、それは樹里を突き落とすための悪質な罠だった。一方、展覧会場にいた蓮は、自身の血縁関係と周囲の思惑に翻弄されながらも、どこか悪い予感に胸をざわつかせていた。樹里が案内されたのは、紹介された仕事とは到底思えない、暗く危険な雰囲気の漂う場所。違和感に気づき逃げ出そうとする樹里の前に、無情にも男が立ち塞がり、逃げ場を完全に失ってしまう。何も知らないまま、無防備に地獄の門を叩いてしまった樹里の命運は、絶体絶命の危機に瀕していた。

82話を読んだ感想・考察

心臓がバクバクした。もう、あまりにも悪意が強すぎて、本当に許せない。樹里はただ真面目に働いて、借金を返して、少しでもまともな生活を送りたいと願っていただけなのに。どうしてこんなに優しい人が、毎回のように泥沼に引きずり込まれなきゃいけないの?信頼していたホテル店主の顔を思い浮かべるだけで、怒りで体が震えてくる。あんなに親切そうにしておいて、裏ではこんな汚い計画を立てていたなんて。人が人を地獄へ突き落とすために、ここまで平気で嘘をつけるという現実が、何よりも一番怖い。

蓮が会場で感じていたあの「悪い予感」が、まさに的中してしまったんだね。蓮にとって樹里は、唯一自分を救ってくれる場所だったはずなのに。今、樹里がどれほど恐ろしい目に遭おうとしているか、蓮はまだ何も知らない。このすれ違いが、本当に焦れったくて、でもどうしようもなくて苦しい。樹里が最後に送ろうとしたメッセージを、「蓮くんが心配するから」と消してしまう姿は本当に胸が痛かった。いつも誰かを優先して、自分のことは後回しにしてきた樹里だからこそ、余計に今の窮地が切ないんだよね。

そして、影で糸を引いている蓮の兄の存在も卑劣すぎる。人をモノみたいに扱って、不幸にすることを「良い行い」なんて言えるその感覚が、本当に歪んでいる。金持ちの傲慢さが詰まっているようで、本当に反吐が出る。樹里がドアを開けた瞬間の、あの凍りつくような絶望感。店主が言っていた「普通の受付」という言葉が、逆に不気味な刃物みたいに樹里の心に突き刺さっているのが痛いほど分かる。あんな場所に一人で放り込まれて、逃げ道を防がれた樹里の恐怖はどれほどだろう。今すぐ誰か助けに来てほしいけれど、彼女の周りには誰もいない。この状況から樹里がどうやって這い上がるのか、あるいは誰かが駆けつけてくれるのか。

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83話|閉ざされた空間で噛み合う二人

地獄!?蓮の義理母の残酷な言葉に憤怒。蓮の頬を叩き、彼が誰の生き写しだと言って心までえぐるあの母親。息子いないものとしてしか見ていない狂気。血も涙もない言葉で蓮の存在そのものを否定する姿に、胸が締め付けられるほど腹が立った。

83話あらすじ

関係者以外立ち入り禁止のエレベーター前で、譲二は女性と親密に寄り添っているところを令嬢に目撃される。令嬢は鋭い言葉で譲二を問い詰め、彼を連れて下へと向かう。一方で蓮は、兄の母親から激しい精神的弾圧を受け、父親の残酷な血を引いていることや、周囲の人間を不幸にする運命にあると呪いのような言葉をぶつけられていた。さらに母親は、安田悠里という若い女性を連れてきて、蓮に交際を強要する。その頃、迷路のような会場を彷徨っていた譲二は、ようやく蓮の姿を発見する。譲二と目が合った瞬間、蓮は樹里からのメッセージを思い出し、ある胸騒ぎを覚えて驚愕のあまり手にしたグラスを落としてしまう。

83話を読んだ感想・考察

胃が痛くなるほど重苦しい。蓮の義理母、本当に人間なのか疑ってしまう。息子に向かって「そばにいる人間はみんな不幸になって消える」なんて、呪い以外の何物でもないじゃない。それをあんなに楽しそうに、優雅な微笑みを浮かべながら言うなんて、狂気そのものだよね。蓮だって血の繋がった息子なのに、愛情なんて欠片もなくて、ただの駒としか見ていない。あの「会長に似ている」という言葉が、蓮にとってどれほどの重荷で、どれほどのトラウマなのか。父親が女の人生を壊す運命を背負っているなら、その血を引く自分もまた、誰かを壊してしまう運命にあると言われているようなものだよね。それでも蓮がグラスを落として顔をこわばらせる姿には、彼の中に眠る人間としての脆さや、何かに気づいてしまった恐怖が滲み出ていて、見ていて本当にいたたまれなかった。

そして、譲二と令嬢のやり取りも、一見コミカルに見えて実はすごくピリピリしている。令嬢の傲慢さは、たぶん自分を守るための鎧なんじゃないかな。譲二を「金持ちに寄生する男」と決めつけるのも、身の回りにそういう汚い人間しかいないことの裏返しに思えてならない。だけど、一番ショックだったのは、最後に唐突に放り込まれた樹里の姿。あんなに一生懸命、どんなに理不尽な環境でも必死に生きていた彼女が、なぜいきなり男たちに行く手を阻まれているの?あの静かな花屋で、蓮との間に生まれた微かなときめきは、あんな男たちに踏みつぶされるための前振りだったの?そう考えただけで、胸がギュッとなって涙が出そうだよ。

蓮と譲二が視線を合わせた時に感じた悪寒は、きっと彼らが似たような「何か」を感じたことの予兆だよね。逃げたくても逃げられない危うさを感じる。このままじゃ樹里も、蓮も、譲二も、みんな何かに飲み込まれていくんじゃないかって、不安で仕方ない。

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84話|尊厳を奪われ逃げ場を失う樹里

奈落の底!?樹里を追い詰める脅威に戦慄。男に高圧的に詰め寄られ、スマホを壊される場面で、心臓が握り潰されるかと思った。これ以上ないほどの理不尽な圧迫と、何も悪いことをしていないのに世界から憎まれているような樹里の絶望に、胸が張り裂けそうになった。

84話あらすじ

理不尽な男たちの前で、自分はここの従業員ではないと懇願しても聞き入れられず、樹里はなす術なく追い詰められていく。かつて父から受けた過酷な仕打ち、そして夫・鉄平からの執拗な抑圧と支配の記憶が、走馬灯のように樹里の脳裏をよぎる。樹里は、自分を信じてくれた唯一の理解者である蓮を巻き込まないために、彼を突き放す決意を固めていた。一方、樹里の行方を追い、彼女が働いてバイト先を訪れた蓮は、店主の卑劣な嘘に気付く。樹里がようやく少しだけ「幸せな明日」を信じようとしていたことを知った蓮は、怒りと哀しみを爆発させ、樹里を取り戻すために手段を選ばず行動することへと踏み切る。

84話を読んだ感想・考察

樹里の人生は、どうしてこうも踏みにじられることばかりなんだろう。あまりの理不尽さに拳を握りしめてしまった。自分の意思とは関係なく、力のある者に都合よく使われ、尊厳を奪われようとする樹里。彼女が「私は何か悪いことをしたのかな」って自問自答する姿は、本当に痛ましかった。自分を犠牲にして、必死に働いて、誰にも迷惑をかけないように生きてきたはずなのに、世界は彼女を甘やかしてくれない。父からの過酷な仕打ち、鉄平からの呪いのような言葉。樹里が心の中に溜め込んできた「諦め」は、単なる弱さじゃなくて、自分を守るための鎧だったんだね。でも、その鎧を脱ごうとした瞬間、現実は容赦なく彼女の心を深く傷つけてくる。

特に辛かったのは、蓮を突き放す決意をした樹里の心境なのよね。彼に普通の幸せを望んでほしいと願い、自分を過酷な境遇に閉じ込めることで、蓮を守ろうとした。その優しさが、今の樹里にとっては唯一のプライドだったのかもしれない。だけど、蓮はそんな境界線なんて簡単に飛び越えてきた。彼が店主の嘘をすぐに見抜いて、静かに、でも確実に感情を爆発させた瞬間、空気がガラッと変わったのを感じた。いつもは静かな彼が、消火器を手に取って行く手を阻むものを退ける姿。あれは単なる激しさじゃなくて、樹里を縛り付けていた運命という名の壁をぶち壊す儀式のようにも見えた。

蓮が語る、樹里に対する深い理解。眠そうにしながら必死に働く姿、いつも何かに怯えていた姿、感情を殺して生きてきた彼女のすべてを、彼は最初から見つめていたんだね。「ようやく明日を信じようとしていた」という言葉が、あまりにも切なくて胸に刺さる。蓮にとって、樹里は守るべき宝物であり、同時に自分の存在理由そのものなんだと確信した。このシーンの蓮からは、もはやただの青年ではなく、何があっても樹里を取り戻すという決死の覚悟が滲み出ている。樹里の心がこれ以上壊される前に、蓮には彼女のすべてを抱きしめて、あの厳しい世界から連れ出してほしい、ただそれだけ‥。

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85話|樹里を取り戻す蓮の狂気的な決意

覚醒!?怒りを爆発させる蓮の姿にえた。これまで抑えていた感情を解き放ち、強い決意を胸に乗り込む蓮の姿には息を呑んだ。ただ静かに待つのではなく、樹里を奪還するために全てを投げ打つ覚悟を決めたあの瞳、最高にかっこよくて鳥肌が止まらなかった。

85話あらすじ

金のために樹里を売った店主の裏切りにより、彼女は蓮の兄の手に落ちてしまう。兄は、樹里の素朴な姿を「みっともない」と嘲笑い、下品な装いと厚化粧を強要して彼女を弄んでいた。全てを金で解決できると信じ切っている兄は、弟の大切な存在を傷つけることで蓮を挑発し、楽しんでいる。しかし、樹里は絶望的な状況にあっても抗うことなく、静かに耐え続けていた。その頃、全てを察した蓮は、譲二の助けを借りて樹里の元へと乗り込む。大切な人のため、これまでの優しい面影を消し去った蓮は、立ちはだかるチンピラたちを容赦なく叩き伏せ、ついに樹里が待つ場所へと踏み込むのだった。

85話を読んだ感想・考察

もう、胸が痛いというか、怒りで血が沸騰するようだった。あの兄貴、本当に何なの?樹里の素朴さをからかって馬鹿にして、わざと不相応な装いをさせるなんて、どれだけ歪んでいるんだろう。人を人とも思わないあの底意地の悪さ、本当に吐き気がする。樹里は、誰からも守られず、ただ冷たい場所で耐えていたんだろうなと思うと、本当に胸が締め付けられる。それでも兄貴が想定していたような「誰かの存在だ」なんて叫ぶこともなく、静かにそこに居続ける樹里の、ある種、達観したような強さが逆に痛々しい。

でも、そんな最悪の状況の中で、蓮の覚醒が本当に凄まじかった。今まで樹里の言葉通りに動こうとして、我慢して、傷ついて、それでも彼女を愛し抜こうとしていた蓮が、もう限界を超えたんだよね。「自分から求めてもらうことも懇願になるなら、そんなものに意味はない」っていう言葉に、蓮のこれまでの苦悩が全部詰まっている気がした。今まで優しく笑っていた蓮が、強い決意を秘めて、冷静に淡々と敵を圧倒していく姿。あの瞬間の蓮は、もはや可愛い年下の彼氏なんかじゃない。樹里という世界を守るためにすべてを捨てて過酷な場所に降りた、本物の男だった。

「俺か?ただの遊び人だよ」って、敵を圧倒した直後にあのセリフを吐くセンス、痺れるしかなかった。今まで兄貴に散々馬鹿にされてきた蓮が、圧倒的な行動力でその傲慢さを打ち砕きに行く展開は、まさに待っていましたという感じ。兄貴は金さえあれば全て支配できると思っているけれど、蓮の愛はそんな安いものじゃないってことを、これから徹底的に思い知らせてやってほしい。樹里が今、どんなにひどい格好をさせられていても、蓮がその不本意な装いを跳ね除けて、本来の彼女を取り戻してくれると信じている。この後の兄貴がどんな顔をするのか、想像するだけでスカッとする。

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