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結婚記念日の嘘『枯れた花に涙を』16話〜20話|自宅の裏切りが樹里を砕いた夜

結婚記念日の嘘『枯れた花に涙を』16話〜20話|自宅の裏切りが樹里を砕いた夜
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胸の奥が焼けるように痛い!結婚記念日の嘘を信じて健気に耐えていた樹里は、蓮の視線を知らないまま自宅へ戻り、玄関の靴音で嫌な予感を覚える。リビングのテーブル、散らばった靴、亜里沙の影。その場で鉄平と亜里沙の密会を目撃し、崩れ落ちた樹里の背中に蓮が静かに寄り添う。過労で倒れた病院のベッド、点滴の音、白いカーテンの揺れ。そこへ花屋バイトの姿で蓮が突然現れ、鉄平は孤独の中で報いを受け始める一方で、蓮の周囲で怪しい動きが‥。

16話|鉄平が家へ招いた裏切りの影

聖女!?嘘をついて夫を気遣う樹里の健気さ。結婚記念日、本当は夫と過ごしたかったはずなのに、冷たい返信に対して「頑張って」と返せる樹里。壊れた指輪のように錆びた夫婦関係を、自分だけが必死に修復しようとする姿が痛々しすぎて

16話あらすじ

結婚記念日を夫の鉄平と過ごそうと願う樹里に対し、鉄平は嘘をついて不倫相手の亜里沙とデートを重ねていた。鉄平は「妻は自分を愛しているから何をしても離れない」という歪んだ確信のもと、亜里沙を自分の家に連れ込むという最悪の決断を下す。一方、蓮は樹里に結婚記念日を邪魔しないよう身を引く姿勢を見せつつも、鉄平と亜里沙の動向を冷静に監視していた。何も知らない樹里は、バイトを休んで期待した記念日が、夫の残業という一言であっけなく消え去る現実に直面し、立ち尽くす。冷え切った家を目指して、鉄平と亜里沙は楽しげに歩を進めていた。

16話レビュー・考察

鉄平という男、本当にどこまで腐りきっているんだろう。樹里を「愛嬌がない」「人形みたい」と蔑んでおきながら、自分の裏切りを正当化する材料に彼女の献身を使っているなんて、開いた口が塞がらない。この関係を「病的な楽しさ」とか言っているけれど、結局は自分の惨めさを隠すために、樹里という安全な避難場所が必要なだけなんじゃないの。貧しさを告白して、相手がそれでも付いてくれば「俺はまだイケてる」と証明できる。なんて浅ましい自尊心の塊だろう。亜里沙も亜里沙で、鉄平が住んでいるのが地獄のような場所だとも知らずに、大人の恋愛だと浮かれているのが滑稽で、同時にすごく空虚に感じる。

そして、そんな地獄へ向かう二人をじっと見つめる蓮の姿が、今までにないほど怖くてゾクゾクした。いつもは樹里の腫れた目を気遣ったり、コーヒーを差し入れたりする年下男子の顔を見せていたのに、今回ばかりは完全に捕食者の顔をしていた。樹里がどれだけ鉄平という呪縛の中で自分を殺して生きているのか、誰よりも深く理解しているからこそ、あの二人の汚いやり取りが許せなかったんだろうね。蓮が誰かに電話をかけていたけれど、一体何が始まろうとしているのか。樹里の大切な結婚記念日が、修羅場に変わる予感しか変化しなくて、胃の辺りがギュッとなる。

樹里が鉄平の「残業」という嘘を疑いながらも、それを受け入れてしまう姿が本当にリアルで痛い。何年もかけられてきた呪いが、そう簡単に解けるわけないんだよね。何も期待しないのが一番いいと自分に言い聞かせる姿は、もう諦めというよりは、崩壊を待っているかのようにすら見える。蓮がこれから何をするのか、鉄平が自分の部屋でどんな顔をするのか。破滅へ向かうスピードが速すぎて、心臓が持たない。早く樹里を、あの腐った男の元から連れ出してあげてほしいと、蓮に期待せずにはいられない。泥沼の中にいる樹里の運命が、ここで大きく動き出しそうで。

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17話|生活空間で進む不貞の現実

クズの極み!樹里の家で裏切りを重ねる鉄平に激しい怒り。自分の家を冷え切っていると嘲笑い、樹里が必死に守ってきた空間で別の女と密会する鉄平。樹里を「寒さに耐えさせて当然」と切り捨てるその非道な思考に、怒りで手足が震える。この男に未来なんてない。

17話あらすじ

鉄平は愛人・亜里沙を自宅へ招き入れ、あろうことか樹里が守ってきた場所で彼女と密会する。過去の樹里との生活を否定し、妻の献身を鼻で笑う鉄平。一方、冷え切った関係に苦しむ樹里の元には、高熱(?)を出しながらも蓮が現れる。彼もまた、家庭内に居場所を失っているようだった。樹里は具合の悪い蓮を放っておけず、彼を自分の家で休ませようと決意する。早退を決め、家へと急ぐ二人。しかし、家に到着した樹里を待っていたのは、鉄平と女の声だった。幸せの象徴であるはずの灯りが、樹里の逃げ場を完全に奪い去ろうとしていた。

17話レビュー・考察

鉄平の行動が、もはや人間として最低のレベルを通り越して狂気じみている。樹里が毎日コツコツ磨き上げてきた家で、しかも彼女が寝ている場所で、他の女と密会を繰り広げるなんて正気の沙汰じゃない。亜里沙に「きれいね」なんて言われて「樹里がやってることだけど」って鼻で笑う姿、本当に心底軽蔑した。樹里の努力を他人の手柄にして、しかもそれを誇らしげに語るなんて、どこまで腐っているんだろう。自分が寒がっている妻を放置して「一人でどうにかするだろ」って切り捨てていたくせに、「暖房はいらない」なんて甘い言葉を吐く姿は見ていて吐き気がした。樹里との生活を破壊することでしか自分を保てない、本当に救いようのない男だ。

そして蓮との対比が、あまりにも残酷で美しい。蓮が大量のカイロを抱えて現れた時は何事かと思ったけれど、それが樹里への想いだと分かった瞬間に胸が締め付けられた。高熱を出すふりして、家にも帰れなくて、それでも樹里に会いたくて駆けつけるなんて、不器用すぎて泣けてくる。樹里だって微熱があるのに、自分より蓮の心配をする姿は、もう鉄平との冷めきった日常とは明らかに違う「対等な関係」を感じさせる。樹里が「家で休んでいい」と言ったのは、単なる同情じゃないはず。心の奥底で、やっと見つけた温かさの逃げ場なんだろう。

でも、最後に待っていた光景が地獄すぎる。あの家は、樹里にとって唯一帰る場所だったはずなのに、そこまで鉄平に汚されたら、もうどこにも戻れない。蓮を連れて帰ったあの瞬間、樹里が何を思ったかと思うと胸が潰れそうだ。鉄平という呪縛と、蓮という新しい希望、その二つが家の前で交差してしまった。もうこれ以上、樹里を追い詰めないでほしい。鉄平の声を聞いた瞬間の、樹里の絶望と羞恥心、そして蓮の瞳に映るであろう景色を想像すると、心臓が痛い。もう、ここから先は引き返せない修羅場が待っているんだと思うと、怖くてたまらない、けれど。

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18話|妻を切り捨てる鉄平の冷酷さ

悪魔かっ!?鉄平の開き直りと最低すぎる嘘。問い詰めた途端、逆ギレして「別れてみろ」と恫喝する鉄平の姿に、怒りを通り越して全身の血が凍った。13年という月日を「ただの他人」と切り捨てたあの残酷さ、一生許せない。

18話あらすじ

家から聞こえてくる夫・鉄平と裏切り相手・亜里沙の密会に、樹里はついに直面してしまう。蓮に背中を押され、決死の覚悟で部屋に踏み込んだ樹里に対し、鉄平は謝罪するどころか、樹里を他人と呼び、自身の不貞を逆ギレして正当化する。傷つけられ、突き飛ばされた樹里は、割れた花瓶の破片の中で絶望に沈み、声を上げて泣き叫ぶ。一方、密会相手を追いかける鉄平の背後には、彼への憎しみを募らせつつも、樹里への歪んだ愛情に苦しむ蓮の姿があった。蓮は泣き崩れる樹里の元へ戻り、彼女の傷を癒やすかのように静かに寄り添う。

18話レビュー・考察

本当に、言葉が見つからない。13年間一緒に生きてきた相手に対して、あんなにも簡単に「他人」と言い放てるなんて、鉄平という男の精神構造が完全に腐っている。樹里がどれだけ必死に支えてきたか、どれだけ身を削って生きてきたか、あの男には一生かけても理解できないんだろうね。裏切りの事実はもちろん腹が立つけれど、それ以上に「別れてみろ」っていうあの傲慢な態度が、樹里の人生を何だと思っているのかと胸ぐらを掴んでやりたくなった。樹里が泣き叫ぶ姿は、単なる悲しみじゃなくて、これまでの自分の青春や努力が全て無駄だったと突きつけられた絶望の叫びだと思う。本当に痛々しくて、見ていて呼吸が止まりそうだった。

一方で、蓮の心情が少しずつ明かされていくのが、また辛い。あんなに冷徹で、鉄平を破滅させてやりたいとすら思っていた彼が、いざ樹里が泣き崩れる姿を見たら、胸に穴が開くほど切なくなっているなんて。蓮にとって、樹里はただの執着対象じゃない。彼の初恋そのもので、ボロボロになった樹里の背中を叩くことしかできない無力さに、彼自身も苛まれているのが伝わってくる。樹里を壊した男を排除したいという激しい敵意と、樹里のそばにいたいという純粋な願いが混ざり合って、彼自身の心もまた、歪んだ形で拘束されているんだなと感じた。

樹里が蓮にもたれかかった瞬間、彼女の中で何かが完全に切れた気がする。鉄平への愛なんて、とっくの昔に死んでいたのかもしれない。それでも13年という時間はあまりにも重くて、それを壊すにはこれだけの残酷な結末が必要だったんだ。蓮の「もう泣かないでください」という言葉は、鉄平からの呪縛を解く唯一の魔法のように聞こえた。でも、この優しさが本当に樹里を救うのか、それとも二人をさらなる破滅へ連れて行くのか、今の私には分からない。ただ、あの割れた花瓶とバラが、二人の行く末を暗示しているようで、胸の奥がずっとざわついている。樹里の隣には、もう鉄平はいない。これからは、蓮との歪な関係が、樹里をどう変えていくのか。泥沼の中でやっと見つけた微かな光が、どうか彼女を真っ暗な闇から連れ出してくれますように。

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19話|蓮が花屋で見せた奇妙な行動

天使かっ!?蓮の不意打ちの登場に混乱。病室で絶望に震えていた樹里の元へ現れる蓮。その不器用で一方的な優しさが、今は何よりも怖いのに、どこか安らぎを覚えてしまう自分が許せなくて、胸が張り裂けそうになった。

19話あらすじ

無理がたたり、ついに病院のベッドで倒れ伏した樹里。高熱にうなされ、夫・鉄平と女の密会が脳裏を離れず、極限の精神状態にあった。一方、そんな樹里を影で支える蓮は、自ら花屋のアルバイトに志願し、周囲を驚かせる。看板を首からぶら下げて呼び込みをする蓮の目的は一体何なのか。病院で目を覚ました樹里は、店主から「代わりの子」が店を切り盛りしていると聞き困惑する。自分を追い詰める夫の記憶と、得体の知れない蓮の献身。樹里が現実と妄想の狭間で苦しむ中、蓮は病室へと現れ、何の断りもなくその額に手を触れて熱を確かめるのだった。

19話レビュー・考察

樹里がここまでボロボロになるまで働かないと生きていけなかったなんて、本当に悲惨すぎる。病室で目が覚めてからも、鉄平と亜里沙の裏切り劇が頭から離れなくて震えている姿を見て、胸が締め付けられた。彼女にとっての「平和」や「日常」が、鉄平という男の存在によって完全に汚染されているのが痛いほど伝わってくる。病院でうなされながら「行かなきゃ」って、もう何処へ行こうというの。これ以上、自分をすり減らして何を守ろうとしているんだろう。樹里が抱える罪悪感と義務感が、彼女を完全に檻の中に閉じ込めているみたいで、見ていて本当に息苦しい。

そこにきて、蓮の行動がまた常軌を逸していて目が離せない。花屋で着ぐるみを着て呼び込み?いや、看板をぶら下げて立っている姿なんて、どう考えても普通の青年じゃない。譲二との会話もそうだけど、蓮にとって樹里のことは「好奇心」なのか、それとも「獲物」なのか、全く読めないのが不気味だ。ただ、樹里が倒れたと知った瞬間に、躊躇なく花屋へ飛び込んでいく様子は、間違いなく彼女に対して並々ならぬ執着がある証拠だよね。でも、その執着が樹里にとっての救いになるのか、あるいはさらなる地獄の入り口になるのかが、本当に予測できない。

病室でのラストシーン、何も言わずに後ろからスッと額に触れる蓮。あの距離感の詰め方は、完全に支配者のそれだよ。樹里はもう自分の意思で立っていることもままならない状態なのに、そこに蓮という強烈な存在が入り込んできて、彼女の境界線がどんどん溶かされていく。樹里が少しだけ見せた恐怖と、蓮の静かな冷徹さ。この二人の温度差が、もうゾクゾクする。鉄平が「最低な夫」なら、蓮は「理解不能な救済者」という、樹里にとってはどっちも逃げ場のない関係性。もう、この物語の行く末が気になって仕方ない。樹里は自分の心を守り抜けるのかな。

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20話|蓮が静かに樹里へ近づく瞬間

神かっ!?蓮の言葉に心臓が震える。「吹っ切れる感情は愛じゃない」という蓮の言葉が、何よりの薬になった。夫に裏切られ、自分の価値を信じられなくなっていた樹里の、痛々しいほど純粋な想いを肯定してくれた蓮に、見てる側の心まで救われて泣いたよ

20話あらすじ

微熱を抱えたまま、夫との関係の終わりを認めきれずに苦しむ樹里。そんな彼女の涙を拭い、ただの知り合いではないと言い放つ蓮の言葉は、樹里の凍てついた心に深く刺さる。一方、樹里を追い出した鉄平は、恋人・亜里沙とも連絡がつかず孤立無援の状態に陥っていた。蓮が密かに送った助っ人により、樹里の職場には平穏が保たれる中、樹里と蓮の距離は誰の目にも明らかなほど縮まっていく。そんなある日、蓮の周囲に現れる人の影と、鉄平の前に突如として現れた人物によって、歪んだ関係はさらに複雑な方向へと動き出そうとしていた。

20話レビュー・考察

20話まで来て、ようやく樹里の表情に少しだけ人間らしさが戻ってきた気がする。病院から帰って、泣きながらも「まだ終わったと思えない」と自分の弱さを吐露した樹里を見て、胸が張り裂けそうだった。長年積み上げてきた不幸の歴史が、たった一つの愛情の形で揺らいでいく様が本当に生々しい。蓮が言った「簡単に吹っ切れるなら愛じゃない」っていう言葉、あれは樹里にとって残酷なくらいの救いだったと思う。自分はバカなんじゃないかって思っていた樹里の肯定感を、蓮は真っ直ぐな瞳で取り戻そうとしている。本当に蓮って男は、どこまで食えないやつなんだろう。年齢差とか立場とか関係なく、樹里の中にずかずかと入り込んでくる感じが堪らない。

鉄平の方も、本当に滑稽で笑いしか出ない。亜里沙に無視されて、行く当てもなくて、これまで樹里に寄生して生きてきたツケが全部自分に返ってきている。樹里の機嫌が直るまで、とか言って、まだ自分が必要とされる余地があると思っているのが本当に気持ち悪い。あの男、樹里のことを「戻るべき場所」としか思っていないんだよね。人間として扱ってこなかった妻に、平然と甘えようとする根性が本当に終わっている。樹里を大切にするでもなく、ただ生活の安定を求めているだけだなんて。

蓮が焼肉屋に譲二を送ったのも、樹里を働かせたくないという独占欲がチラ見えしていて最高に良い。樹里本人は「変な子」と言いつつ、真っ赤になって耳を触っているなんて、もう恋をしている女の子の顔だよ。蓮とのやり取りが、どこかピリピリしつつも甘い緊張感に満ちていて、私までドキドキする。ただ、気になるのは蓮の周辺。電話を無視し続けている女性の存在や、付き人の報告、そして鉄平の背後に現れた人影。幸せのすぐ隣で、何かが崩れ去る音が聞こえてくるような、そんな不穏な空気が漂い始めている。このまま、樹里と蓮は逃げ切れるのか、それとも鉄平が最後に何か壊そうとするのか。樹里がようやく見つけた光が、誰にも奪われないことを祈るばかりだ。

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