もうね、ライアンの愛情が大きすぎて、嬉しいのに苦しいのよ!イネスが海を眺めたいと何気なく口にしただけで庭園に湖を造ろうとするし、服や宝石を用意するためにお店まで買い取っちゃうし、劇場だって貸し切り。ちょっと待って、愛情表現の予算が桁違いなのよ!でも、イネスが本当に望んでいるのは、そんな豪華なものじゃなくて、ライアンやセザールと普通に過ごす時間なんですよね。三人でピクニックを楽しむ姿には、ようやく家族らしい幸せが訪れたようで、嬉しくなっちゃう。一方で、セザールが幼いながらに家族の苦しみを感じ取っていることや、イネスが息子の心の傷を思って自分を責める姿には胸が痛むの。ライアンだって幸せを感じ始めたからこそ、失うことが怖くて仕方ない。しかもイネスの記憶と力が戻り始め、ジェネアへ向かう可能性まで出てくるんだから、もう素直に幸せを喜ばせてちょうだい! と叫びたくなるよ。
81話|イネスの願いをかなえるためライアンが庭に海を?!
セザールと街へ出かける約束までして、穏やかな時間が始まりそうなのに、ライアンの抱える暗闇が気になって仕方ないの!幸せになってほしいのに不安が消えないわ。
ライアンの様子がおかしいのを見て、イネスの胸が締めつけられている姿に、もう私まで落ち着かないのよ!暗闇を抱えた人間は、いったいどれほど自分を苦しめることになるのか。大司教の話を思い返しながら、ライアンの残された時間を考えるイネスが切ないわ。見た目は以前と変わらず元気そうなのに、内側では何が起きているのか分からない。しかもイネス自身は26年かけて生命力を失ってきたのに、ライアンは長くても2年程度。この違いが不安をさらに大きくしているのよね。
そんな状態でライアンが手を差し出すのも、イネスが何も反応してくれないことに耐えられなくなっているのも、もう二人とも心の中が大忙しじゃないの!怒ってくれても、嫌ってくれてもいいから反応してほしいなんて、ライアンの不安が漏れ出している感じが苦しいわ。イネスだって理由の分からない胸の苦しさを感じているし、気持ちが簡単に割り切れるわけもないのよ。
ところが、部屋に入ればドレスと宝石がずらり。ライアン、急にどうしたのよ、その大盤振る舞い!イネスの好みが分からないから選べるようにしたって、本人なりに考えた結果なのね。機嫌を取るつもりはないと言いながら、帽子まで選んでくれるし、緑色の宝石が付いたネックレスまで首に掛けてくれる。いや、言葉より行動が雄弁すぎるでしょう!しかもセザールの好みは知っているのに、イネスの好みは分からないと認めるところが、二人の距離を感じさせるのよね。それでもセザールが新しい服を喜び、母と一緒に街へ出かける約束をする姿には、ほっとしたわ。劇を見て、工房で回し車を注文する。そんな普通のお出かけを楽しみにできるなんて、ようやく穏やかな時間が来るのかしら。イネスも大丈夫だと思っていたのに!
翌朝、ライアンが庭で何をしているのかと思えば、以前イネスが海を眺めたいと言ったことを覚えていて、似た景色を作ろうとしているじゃないの。ちょっと待って、ドレスに宝石に庭の大改造って、愛情表現の規模がどんどん大きくなっているわよ!でも、これほど必死に願いをかなえようとするライアンを見ていると、優しさだけでは片づけられない不安も残るの。彼が抱える暗闇と残された時間、そしてイネスが思い出せない願い。穏やかな日々が始まりそうな今だからこそ、何か大切なことを見落としている気がしてならないわ。
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82話|幸せなピクニックの最後に‥
イネスの顔色をうかがうライアンが妙に不器用で、笑うに笑えないのよね。
あぁもう、イネスとセザールが一緒にお出かけして、ライアンが少し離れたところから二人を眺めている姿だけなら、なんて穏やかな家族の時間なの!って安心するのよ。セザールもお母さんに甘えられてうれしそうだし、普通のピクニックっていいわねえ…と思っていたら、その平和にたどり着くまでのライアンがとんでもなかった!
イネスが海を見たいと何気なく口にしただけで、庭園に湖を造ろうとするライアン。いやいや、ちょっと~会話の規模が大きいのよ!しかもイネスが冗談だったと説明しても、もう工事を始めているから完成させようとするし、湖でセザールと舟遊びまで提案する。イネスの好みではない宝石を砕いて湖底に散らす案まで出てくるんだから、発想が豪快すぎるわ。途中で「東海岸のほうがいいのか?」と心配し始めるのも、いや、そういう問題じゃないのよ!
さらに書斎では、夏服のためにブティックと宝石店を買い取り、観劇のために劇場まで貸し切っていたと判明。ライアン、あなた普段どうやって大公領を運営しているのよ!十年以上も戦場にいた人だからなのか、イネスを喜ばせようとすると金銭感覚まで別世界に飛んでいくのね。でも、笑ってばかりもいられないのが、イネスに表情を曇らせられるたび、ライアンが自分の何が悪かったのか分からず戸惑っているところ。イネスの望みを聞いて、それに応えようと必死なのよね。頭の切れる人なのに、好きな相手の前ではどうしたらいいか分からない。しかもイネスに教えてほしいとまで頼むんだから、普段との落差がすごいわ。
そして三日後、ようやく実現した普通のピクニック。セザールは両親が一緒にいることを喜びながらも、母の記憶が戻ったら父がどうなるのか心配しているの。だからこそ、イネスに抱きついたり、また出かけたいと答えたりする姿が切ないのよね…。だって、今の幸せを大事にしたい気持ちが伝わってくるもの。なのに、イネスが尋ねたのは、失った記憶を取り戻さないでほしいと思っているのか、という質問。ええっ、そこで聞くの!?ようやく穏やかな時間を楽しめたと思ったのに、セザールの胸の内に踏み込む問いが飛び出して、セザールの心が心配になって仕方ないわ!
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83話|家族を失いたくないライアンが、イネスの本心を探る
親子で笑って過ごせる時間が戻ってきたのに、イネスの心には罪悪感が残っているのね。ライアンの言葉を信じたい気持ちと不安が入り混じって、もう胸がいっぱい!
セザールが「誰も苦しまなければいい」と願う姿、もう切なすぎるでしょう…。まだ6歳なのよ?大人だって自分のことで精いっぱいなのに、家族の誰かがいつも苦しんでいると感じて、みんなが幸せになることを願っている。イネスと遊べる今が嬉しいと言う言葉も、素直に喜びたいのに、これまでどれだけ寂しかったのかと思うと笑顔だけでは見ていられないわ。
そして、イネスが思い出した過去がつらい。幼いセザールは何も覚えていないだろうと思っていたのに、もしかしたら母親の言葉をずっと聞いていたのかもしれないって。イネスが別れを告げた夜、息子がどんな気持ちでそばにいたのか…考えるだけで胸がぎゅっとなるわ。セザールが母親に会いたかったと素直に言えなかった理由まで、そこにつながっているのだとしたら苦しいわね。イネスだって追い詰められていたのに、今になって自分が悪い、自分がもっと立派な母親だったらと責めてしまう。もう、過去の自分にまで罰を与えなくていいのよ!
そんなイネスに、ライアンが自分こそ悪かったと告げる姿も印象的だったわ。二人を孤独にした責任から逃げず、もっと一緒に過ごすべきだったと後悔を口にするの。いや、ライアン、ようやくそこまで言えるようになったのね…。もちろん、謝ったから全部解決という話ではないけれど、イネスだけに罪を背負わせず、自分の過ちも認めたのは大きいと思う。涙をぬぐいながら、これからはセザールを寂しくさせないと伝える姿に、イネスが信じてみたくなる気持ちも分かるのよ。
ところが、ライアン本人も幸せを感じるほど不安になるという、なかなか厄介な心の持ち主なのね。イネスのそばにいるだけで満たされるのに、最近は嬉しいことが増えたからこそ、イネスを失うのが怖いのかしら。膝枕までしてもらって、愛しい香りがどうとか言っている姿には、幸せを味わうのも忙しいわねとツッコミたくなるって。でも、イネスが自分に何を求めているのか?と尋ねるところには、甘えるだけでは済まない不安がにじんでいるの。まだ二人とも心の傷を抱えているけれど、今度は逃げずに向き合えるかもしれない。セザールが安心して甘えられる家族になってほしいし、イネスにも自分を責めずに笑える日が来てほしいわ。これからの幸せを、三人でちゃんと育てていけますように。
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84話|イネスが闇を引き受けたライアンを思い始める
ライアンの嘘も執着も分かっているのに、優しくされると心が揺れるイネス。そりゃ困るわよね、頭では割り切れても気持ちはそんなに都合よく動いてくれないのよ!
あぁぁぁ、ライアンに「行かないで」って言わせてあげてよ! と思ったら、イネスからキスが飛び出すんだから、感情が忙しいのよ、この二人!ライアンはイネス引き止めたい。でも執着を見せたら嫌われるかもしれない。そんなことをぐるぐる考えているのに、イネスは教会へ行くと言い出す。そりゃライアンも顔が固まるわよね。
しかも今回のイネス、ただ優しくされて流されているわけじゃないのが難しいところ。眠っているライアンに触れながら、彼がなぜ闇を引き受けたのか、自分のために何をしたのかと考えているのよ。以前なら自分の記憶や過去を取り戻すことが中心だったはずなのに、今はライアンのことまで心配している。本人も「なんて愚かなの」なんて思っているけれど、いやいや、もう気になって仕方ないんじゃないの!ってね。
ただし、気持ちが動いたからといって、全部許せるわけではないのよね。ライアンが語った愛の約束を思い出しても、イネスは二人の結婚を苦いものとして振り返っているわけで‥。あの言葉に救われた部分があったとしても、過去にあったことまで消えるわけじゃない。記憶が戻ったあと、自分はこの人をどう扱えばいいのか。そこを考えると、今の穏やかな時間さえ手放しで楽しめないのがつらいわ。
一方、ライアンはイネスが自分の誘いを受け入れ、触れ合いも拒まなくなったことで、少しずつ安心しているの。ところが、イネスが教会へ行き、エドガーや皇帝にも会うと聞いた途端、また不安が顔を出す始末。しかも大司教から何度も祝福を受けていることを知らないのだから、ライアンだけ情報が足りないのよ! エドガーが秘密にしている事情もあるとはいえ、そりゃ落ち着かないでしょうね。
そしてイネスからのキス。これ、ライアンにとっては希望の光みたいなものよね。でもイネスが彼を救いたいと思い始めたことと、彼との未来を選び切れたことは別なのよ。優しさも心配も、まだ愛と断言できるほど単純じゃない。ライアンはそばにいてほしいし、イネスだって彼を放っておけなくなっている。それなのに、二人の気持ちが同じ場所に着地しているのかは分からないのよね。キスひとつで期待させておいて、心の距離はまだこんなにあるなんて‥なんとも切ないのよね。
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85話|イネスは闇の謎へ近づいていく
ライアンの嫉妬に笑っていたら、イネスが古代の聖典を読み解いている展開にびっくり!しかもジェネアへ向かう巡礼の話まで出てきて、急に物語が動き出した!
ええっ、ライアンってば、イネスがちょっと出かけるだけでこの調子なの!? いや、気持ちはわかるのよ。わかるけど、夕食までには帰るって約束している相手に「本当に帰ってくる?」「僕を置いて消えたりしない?」って何度も確認するの、心配性のレベルがとんでもないわ!しかもエドガーと何かあったら困る、キスされそうになったら離れて、帽子も取るなって注文が次々出てくる。イネスもよく付き合ってあげてるわね。最後にはセザールと本でも読んでいて、と送り出すあたり、完全に妻のほうが一枚上手なのよ。
ところが、ライアンの気持ちを知ると笑ってばかりもいられない。セザールに耳が赤いと指摘されて、母親にときめいているんだと認めちゃう姿はかわいいのに、彼の内側には今も不眠や狂気が残っているのよね。イネスを大切に思うほど、失うかもしれない不安も膨らんでしまうのね。彼女をどうにかしたい衝動に苦しみながら、以前のように自分だけを追い詰めるのではなく、イネスの言葉や態度から答えを探そうとしているのも印象的だったわ。
そして、イネスがそばにいてくれるなら、セザールが大人になるまで生きていたい、年を重ねるのも悪くないと思い始めたライアン。これ、かなり大きな変化じゃない?以前は自分の未来に期待していなかった人が、家族と過ごす何気ない日々を続けたいと思っているのよ。愛ってすごいわね、なんて簡単に片づけられないけれど、イネスの存在が彼の生き方そのものを変え始めているのは確かだわ。
一方のイネスは、恋愛方面でライアンを振り回しているだけじゃなかった!神殿で古代の聖典を読み込み、大司祭からもその理解力を認められているの。祝福によって頭が冴え、失われた記憶が戻るきっかけまで生まれているなんて、物語の重要な歯車が回り始めた感じね。しかも、彼女に必要な聖典はジェネアにあるらしい。父親がなぜ制御する力も与えず、彼女に闇を宿したのか。母親に託す方法だってあったはずなのに、という疑問も残る。
そこへジェネア行きの巡礼の話!ライアンが征服したことで道が開かれたという事情までつながってくるのが気になるわ。ライアンはイネスと生きる未来を望み始め、イネスは自分の中の闇と過去を解き明かそうとしている。二人の気持ちは近づいているのに、彼女が向き合うべき問題はまだ残っているのよね。だからこそ、ジェネアへの巡礼は単なる旅ではなく、イネスが自分の力と運命を知るために必要な一歩になりそうなの!
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