いやもう、ライアンとセリア(イネス)の関係がしんどいのよ!ライアンは目の前の女性がかつての妻イネスだと確信しているのに、セリア本人は自分を別人だとはっきり突き放すんだから、気持ちがすれ違いすぎて胸がぎゅうっとなるわ。しかもライアン、二年間も彼女のことを考え続けていたのに、いざ再会したら自分の気持ちだけで突っ走りそうになるのが、もう何とも言えないのよね。
そんな二人の間で、セザールが母親を恋しがる姿にも泣かされるわ。病気でもいいからそばにいてほしかったなんて、子どもが抱えるには切なすぎる気持ちじゃないの。セリアがそんな彼を抱きしめる姿には、思わず力が入っちゃう。でも、セリア(イネス)は過去に戻ることだけを望んでいるわけじゃないのよね。誰かの妻だった自分より、自分自身の名前と身体で幸せになりたい。その思いが見えてくるからこそ、ライアンがどれだけ彼女を求めても、簡単には応援できないのよ!
51話|ライアンはイネスとセリアを結びつけていく
記憶を失っても惹かれてしまうなんて、ライアンの恋心が本気すぎるわ!
ライアン、もうセリアがイネスなんじゃないかって気持ちが抑えられなくなってるじゃないの!本人に会って問い詰めたいのに、怖がらせて逃げられたら困るから、ゆっくり近づこうって自分に言い聞かせてるのよ。いや、気持ちは分かるけど、内心は全然ゆっくりじゃないでしょうね。記憶も性格も違うのに、どうしてこんなに惹かれるのか。ライアン自身が一番混乱しているのに、それでもイネスだと確かめたい気持ちが膨らんでいるのが切ないわ。しかもセザールがいなくなったと聞かされるなんて、探したい相手も気になることも多すぎるのよ!
一方のセリアは、セザールと話しているうちに、記憶の中にいる黒髪の子どもを思い出すのね。修道院にいた頃も、ランデバにいた頃も、どこにいても思い浮かべていた子。顔も名前もはっきり思い出せないのに、セザールを前にすると懐かしさが込み上げてくるなんて、いったいどんなつながりがあるのかしら。セリア自身も理由が分からないから、余計に胸が苦しくなるのよね。
それなのに、セザールがもう少し一緒にいたいとスカートをぎゅっと握るのが、もう可愛くて切なくて!帰らせなきゃと思っているセリアも、なぜか離れがたいみたい。風が吹いているから帰ろうなんて気遣いながら、結局は一緒に歩くことを許してしまうのよ。こんな小さな仕草ひとつで心が揺れるなんて、セリアの中にも説明できない何かが残っているのかもしれないわ。
そしてセザールの秘密がまた胸にくるの。お母さんがそばにいないことを話したあと、母親が恋しいと打ち明ける姿が、幼い子どもそのものなのよね。セリアが不思議に思うのも無理はないわ。お母さんに会いたいなんて、隠さなきゃいけないことじゃないもの。それでも、この子にとっては簡単に口にできない気持ちだったのね。セリアは何も責めず、ただぎゅっと抱きしめる。記憶が戻ったわけでも、二人の関係が分かったわけでもないのに、あの抱擁だけは妙にしっくりくるのよ。もう、セリアの腕の中で笑うセザールを見ていたら、どうかこの子が安心して甘えられる場所であってほしいって、願わずにはいられないわ。
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52話|ライアンを怖がるセリアの心
お母さんに会いたいって素直に泣くセザール、もう抱きしめずにはいられないわよね。ところがライアンの登場でセリアの様子がおかしくなってきた!
セザールが「お母さんが病気でも、一緒にいたかった」と涙を流す姿、もう胸がギュッとなるわ。お母さんが自分のせいで苦しんでいたと思って、最後には幸せな場所へ行けるよう祈っていたのに、やっぱり本音ではそばにいてほしかったのよね。こんな小さな子が寂しさを我慢していたなんて、切なすぎるでしょう。しかもセリアが「会いたいと思ってもいいのよ」と抱きしめてくれるから、余計に涙が出ちゃう。セザールに必要だったのは、立派な言葉じゃなくて、寂しいと口にしてもいいんだと思える安心感だったのかもしれないわね。
ところがセリア自身も、セザールを抱きしめながら、いつかは父親のもとへ帰さなければならないと考えているのよ。慰めてあげたいし、眠るまでそばにいてあげたい。でも、それはできない。優しく接するほど離れがたくなるなんて、セリアだって苦しいじゃないの。
そこへライアンが駆けつけて、セザールを必死に抱きしめる姿にも驚いたわ。目が赤いのを見て泣いたのかと心配し、頭痛まで気にかけるなんて、息子を大切に思っているのが伝わってくるの。セリアもその愛情を目の前で見ているはずなのに、なぜか彼を怖いと感じてしまうのよね。しかも、父親らしい愛情は彼に似合わないなんて考えてしまう。いやいや、どうしてそんなふうに思うの?セリア自身も理由が分からない様子だから、なおさら気になるわ。
さらにライアンが亡き妻に似ているからセザールを叱れないと話す姿も、親子のつながりが感じられて切ないのに、セリアの手は震えているのよ。感謝を伝えようと手を握られた途端、さっと振りほどいて帰ろうとするし、ライアンに避ける理由を尋ねられても距離を取ろうとする。いったい彼の何が、そこまでセリアを警戒させるのかしら。しかも最後には腰をつかまれて引き寄せられるなんて、セリアにとってはますます気が抜けない展開よね。ライアンの強い関心が二人の距離を縮めるのか、それともセリアの警戒心をさらに強めてしまうのか、心配なのに続きが気になって仕方ないわ。
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53話|ライアンが二年ぶりにセリア(イネス)を見つける?!
ライアン!二年も会えなかったセリアを見つけて、謝りながら必死に記憶を確かめようとするの、切なすぎるでしょう!
うわぁ、ライアン、見つけた瞬間の必死さがすごいって!相手の表情や動きを細かく観察してきた彼が、目の前の女性をセリアだと確信するの。でも、再会できたからって簡単に喜べる状況じゃないのよね。セリアは逃げようとするし、ライアンは追いかけて話をしようとするし、もう見ているこっちまで落ち着かないわ!
しかもライアン、最初は怪我をしていないか気遣っているのに、すぐにイネスと呼びかけて、どこにいたのか、セザールはどうしたのかと質問攻め。気持ちは分かる、二年も探していたんだもの。でもセリアからしたら、いきなりそんなことを言われても困るでしょうよ。剣まであるし、そりゃ警戒するわよね。それでもライアンは、怖がらせたことを謝って、自分は彼女を傷つけるつもりがないと伝えるわけで…。さらに、自分はイネスのこともセザールのことも十分に理解していなかった、自分の愚かさだったと認めるのよ。ここ、つらい。ずっと後悔してきたんだろうな。でも、ようやく謝れたからって、セリア(イネス)の気持ちが元に戻るわけじゃないのがまた苦しいのよね。
そしてセリアの「私はあなたの妻ではない」という言葉。うわあ、きっぱり言った!ライアンが涙を見せても、もう自分から何かを得ようとしないでほしいと突き放すの。かつて自分が彼にとって何だったのか、どうしてこんなことになったのか。セリア(イネス)だって思うところは山ほどあるはずなのに、それを全部飲み込んで距離を取るのが切ないわ。二人とも言いたいことが残っているのに、もう以前の関係には戻れないと思っているのね。
ところが舞踏会に移ったら、今度はセリアが仮面をつけ忘れて正体が明らかに!さっきまでの重苦しさから一転だし、本人も正体を見抜いた相手を無礼で悪魔のような紳士と表現している。誰のことなのよ、と思ったら皇太子とのやり取りまで意味深じゃない!自分で仮面を外したかったと言うエドガーに、セリアもあなたの仮面を外したいと返すの。この応酬、妙に緊張感があるのよ。さらにエドガーを思い浮かべて胸が騒いでいるし、セリアの周りはどうなっていくのかしら。
それにしても、ライアンの剣が残されているのが気になる。あの場を去ったとき、どんな気持ちだったのよ……つらいわ、もう。
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54話|イネスの記憶がない今ならやり直せると願うライアン
ライアン、セザールが母親を恋しがっているのを利用して、自分の願いまで通そうとするのは複雑すぎるわよ!
セリアが皇太子・エドガーに、自分はかつて誰かの妻だったのかと尋ねる姿に、もう胸がきゅっとなるわ。舞踏会を楽しんだばかりなのに、そこで知ったのは自分の知らない過去。エレノア大公邸で暮らし、大公の妻だったのかと確かめても、皇太子は何も答えないのよね。セリアはその沈黙を肯定だと受け取ってしまうけれど、責めるでもなく、連れてきてくれたことへの感謝を伝えるのがまた切ないの。エドガーだって、本当はどんな気持ちだったのかしら。彼女が幸せならそれでいいと願うなんて、好きだからこそ踏み込めない思いが伝わってくるわ。
一方のライアンは、イネスが自分のもとを離れた理由を考え続けて、ついにセザールの存在へと思い至るわけ。母親を恋しがるセザールの気持ちは本物だし、ライアンだって息子を大切に思っているのだろうな。でも、その寂しさをイネスを取り戻す理由にしてしまうのは、なんとも複雑なのよ。キアンが「セザールもイネスのもとへ戻れないと分かっている」と釘を刺すのも当然だわ。イネスがようやく見つけた幸せを、本人たちの気持ちを無視して奪っていいはずがないもの。
それなのにライアンは、キアンに自分だけを主人として従うよう命じ、イネスの記憶が消えたことまで新しい可能性として受け止めてて…。普通の夫婦として一緒に過ごしたい、今まで経験できなかったことを彼女としたい。その願い自体は、ずっとイネスを求めてきたライアンの本音なのかもしれないわね。だからこそ、待つと決めた彼の言葉が余計に苦しいの。ライアンはイネスを愛しているのか、それとも自分が失った妻という存在を取り戻したいのか。彼女自身が選ぶ未来を、本当に受け入れられるのかしら……。
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55話|セリアではなくイネスとしての人生を選ぶ
お金も地位も名誉もあるのに幸せとは限らない。セリア(イネス)が自分の名前と身体で生きたいと語る姿に、もう全力で幸せになってほしい!
エドガーから「何でも与えられる」と言われても、セリアが簡単に飛びつかないのよ! 富も名誉も地位も保証されるなんて、普通なら「それ、ぜひお願いします!」って言いたくなる条件なのに、セリア(イネス)は大公妃として恵まれた暮らしを経験しても幸せじゃなかったと、ちゃんと分かっているのよね。いやもう、今の身体のまま何不自由なく暮らす道もあるのに、自分が何者なのかを大事にしているのが本当にかっこいいわ!
しかも、いきなり自分の身体を取り戻したいという話になる前には、大公からの手紙攻撃が待っているのよ。セリア(イネス)が手紙を燃やして返事をしなかったら、今度は騎士を送り込んで返事を催促。とうとう渡したのは白紙の手紙! いやセリア、言葉にする気すらないのね!?と思ったら、大公もまったく引き下がらない。さらに騎士の手首をどうこうするなんて物騒な冗談まで手紙に書いてくるし、どれだけ返事が欲しいのよ! ただ、セリアだって大公との縁を完全に気にせずにいられるわけじゃない。セザールのことを心配して護衛をつけていたのだから、気持ちはそう簡単に割り切れないのよね。
そんな中でエドガーとの会話が、ぐっと深い話になるのがいいのよ。復讐したいのか、今の身体で幸せになればいいのではないか。エドガーの提案にも理屈はあるし、セリアを不幸にしたくない気持ちも感じるの。でもセリア(イネス)は、与えられたものを無条件に信じられないわけ。自分に合わない立場にとどまるより、本来の自分に戻りたいと考えているのよ。
そして「本来の私だって幸せになれる人間なのだから」という気持ちが、もうたまらない!過去に大公を愛していたのか、傷つけたのか、傷つけられたのか。今となっては分からないし、無理に答えを出す必要もない。それでも今、生きている自分が誰なのかは分かっている。誰かの身体を借りたまま幸せになるのではなく、自分の名前で、自分の身体で生きたいなんて、セリア(イネス)の覚悟がまっすぐ伝わってくるわ。
皇太子も思わず黙ってしまうほどの決意だものね。過去の謎も大公との関係も気になるけれど、私は何より、セリア(イネス)が自分自身の幸せを諦めていないことがうれしいの。もう誰かの人生に遠慮しなくていい、自分の人生を自分で選んで、今度こそ思いっきり幸せになってちょうだい!
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