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『伯爵家の秘められた侍女』41話~45話|ポーラとヴィンセントが互いの言葉を力にして前を向いていく

『伯爵家の秘められた侍女』41話~45話|ポーラとヴィンセントが互いの言葉を力にして前を向いていく
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もう、ポーラとヴィンセントの関係が本当に好き。最初は守る側と守られる側に見えていたのに、いつの間にか二人とも相手の言葉に支えられているんですよね。ルーカスとの時間を大切に思うポーラの優しさも、その優しさゆえに危険へ飛び込んでしまうところも、見ていてハラハラする。でも、そんなポーラを守ろうとするヴィンセントも、ただ「俺が守る」で終わらないんです。自分自身の恐怖と向き合いながら、一人で歩くこと、生きること、責任を背負うことに少しずつ向き合っていく。その変化がじわじわ伝わってきて、うわ、ヴィンセント変わったな……って胸にくるんですよ。しかもポーラが以前かけた言葉が、今度はヴィンセント自身を支えているのがまたいい。二人の間にあるものが、いつの間にか一方通行じゃなくなっている。この感じ、たまらないです。

41話|ルーカスの死線、手紙への想いがポーラに届く

楽しかった一日から一転、ルーカス様が倒れているなんて聞いてない!手紙に込められた想いまで明かされて、ポーラの涙・私の涙がもう止まらない。

なになになに!さっきまで「今日は楽しかったね」で終わる空気だったじゃん!?なんで夜になった瞬間こんな不穏な展開になるのよ。ポーラもルーカス様も、町で過ごした時間をちゃんと嬉しい思い出として抱えていたのに、屋敷へ戻ったらヴィンセントは元気がなくて、ポーラが気遣っても「寝たいから出ていけ」状態。ここまではまだ寂しいなぁくらいだったのに、そのあとルーカス様の部屋を見に行ったら様子がおかしい。荷物はあるのに本人がいない。しかも外へ出たら、嫌なものを見つけちゃうんだよ……。

ポーラが血の跡を見つけた瞬間、こっちまで「いやいやいや、違うよね?」って祈りたくなった。しかもルーカスが倒れているのを見つけたポーラ、もう完全にパニック。それでも必死に傷を押さえて、何度も起きていてくださいって声をかけるのがつらい。そこでルーカスが、ポーラからの返事をずっと待っていたって話すのよ。あの手紙が自分に春を知らせてくれたって……。待って、それ今この状況で言うの!?泣くしかないじゃん。

ポーラも「私も返事を書くのが楽しかった」って伝えて、戻ったらまた手紙を送ると約束する。二人の間にあった手紙が、ただのやり取りじゃなくて、お互いにとって大切な時間だったんだと分かる場面だった。ところが、そんな感情を噛みしめる暇もない。ルーカス様が人影に気づいて、ポーラに逃げろと繰り返すのよ。以前から言われていた「もし兄に会ったら逃げて」という言葉まで蘇って、ポーラも怖くて動けなくなる。でも、ここで逃げないんだよね。自分だって怖い。できれば今すぐ離れたい。それでもルーカス様だけを置いていくことはできないと、抱きかかえて歩き出す。

いやポーラ、強い……。怖いのに逃げるだけじゃなく、守る側へ踏み出してる。とはいえ、あの人影が誰なのかが一番怖い。ルーカスがあそこまで必死に逃げろと言う相手って何なの。ポーラが抱えたまま進む先に、まだ絶対に安心できない何かが待ってる気しかしない。

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42話|ヴィンセントはポーラを遠ざけようとする

ヴィンセントもルーカスもイーサンを止めたい気持ちは同じなのに、もう誰にも止められない感じが怖い。しかも最後にポーラまで遠ざけるの、何が始まるの!

ポーラが目を覚まして、まずヴィンセントの腕をぎゅっと掴みながら「ルーカス様は?」って聞くところ、もうこっちまで息止めて見てたわ。だってあんな状態で抱えて歩いて、助けを求めて、途中で意識まで遠のいてるんだもの。そりゃ目覚めた瞬間に確認したいのはルーカスだよね。そしてヴィンセントの「生きている」で、私も「よかったーーー!!」って一回座り直した。ポーラがそのままヴィンセントに倒れ込んで、背中をぽんぽんしてもらうのも、もう完全に限界だったんだろうな。

しかも夢の中でもルーカスの言葉を思い出してるのが切ない。優しく笑ってくれたこととか、好きだと言ってくれたことまで思い返してるのよ。ポーラ自身も、これがただの主従とか親切とかじゃないって、もう分かってきてる感じがする。なのに目覚めたら安心する暇もなく、イーサンが飛び込んでくる。忙しい、感情が忙しすぎる。

そしてイーサンがヴィンセントに真実を聞くのよ。ここで全部が一本につながるのよね。ルーカスが事情を知っていたから狙われた。でもヴィンセントも巻き込まれてしまった。さらにヴィンセントとルーカスが黙っていた理由が「イーサンに身内同士で取り返しのつかないことをしてほしくなかったから」なのが苦しい。隠していたこと自体は褒められないけど、二人ともイーサンを守ろうとしてたんだよね。ただ、真実を知ったイーサンはもう止まらない。ポーラが「全部やめてください」と追いかけても、「許可をもらいに来たんじゃない」と返されるの、うわぁ……ってなった。ヴィンセントも必死に止めようとするけど、イーサンの気持ちはもう固まってる‥兄ひどすぎるわ。

そして戻ってきたポーラにヴィンセントが「別の場所へ送る」と告げるのよ。え、待って。ルーカスのことで心配して、イーサンのことで揺れて、ようやく戻ってきたと思ったら今度はポーラ自身が離されるの?安心できたと思った瞬間に、また次の問題を投げ込んでくるじゃん!静かなのに不穏すぎるんだけど!

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43話|ポーラにルーカスが残した花畑の意味を伝える

ポーラを遠ざけるのも苦しいけど、ヴィンセントが「必ず連れ戻す」って抱きしめるの、私まで泣くって!

うわ……ポーラ、これはつらいね。いきなり「安全な場所へ行ってくれ」なんて言われたら、そりゃ「私を捨てるの?」ってなるって。ヴィンセントとしては守るための判断なのに、ポーラからしたら大事な人のそばから離される話でしかないんだよね。しかも「最初から私を追い出したかったんでしょ」って思ってしまうのが切ない。今まで積み重ねてきたものがあるからこそ、不安になるんだろうな。

でもヴィンセントが抱きしめて「絶対に連れ戻す」って約束するの、反則じゃない?普段あんなに不器用なのに、こういう大事なところだけ真っ直ぐ来るんだもん。ポーラが「忘れたら幽霊になって一生ついていく」って言うのも、切ないのにちょっと笑ってしまった。いや、そこまで言わせるなよヴィンセント!

そしてルーカスがいなくなった屋敷の静けさがまた苦しい。ポーラが寂しさを抱えているのを、ヴィンセントはちゃんと見てたんだね。しかも連れて行ったのが、ルーカスと一緒に見つけた花畑って……。もう、そこを選ぶ時点で優しすぎるんよ。ルーカスが「ポーラがいつでも心を休められるように」と考えていたことまで分かっていて、それをヴィンセントが受け取っているのも泣ける。

花びらが雪みたいに降っているのに「到着したようだ」って、ヴィンセントの感想それだけ!? ポーラの「こういう時は綺麗って言うんですよ」が最高すぎる。なのに最後は「君がそう思うなら、それでいい」って……はい、急に優しい。ポーラが赤くなるのも当然です。

さらに「怖い?」と聞いて、自分も怖いと返すヴィンセント。強がるだけじゃなく、自分の不安もポーラに見せ始めたのが大きいと思う。二人とも怖い。でも、それを一緒に抱えようとしている。そんな中で告げられた「自分の状態を公表する」という言葉が、また未来を大きく動かしそうで怖い。それでも今は、ヴィンセントがポーラをちゃんと見てくれている。その小さな優しさが、二人の希望になってる気がするわ。

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44話|「生きて幸せになれ」と伝えたヴィンセント

優しいだけじゃなく、互いの傷をえぐるような会話が重い……!

えっ、ヴィンセント、そんな顔するの…? 今までポーラの前ではどちらかというと「大丈夫だから進む」みたいな態度だったのに、今回はちゃんと怖いって言うんだよね。人前に出ることも、これから背負う責任も怖い。それでも領主としてやらなきゃいけないから、一人で生活する練習までしている。いやもう、思っていた以上に必死だったじゃん……。

しかもポーラが「無理なら一つくらい手放していい」と言った瞬間、ヴィンセントが「何の話だ?」みたいな顔になるの笑った。ポーラ、完全に「私のために頑張ってるんですよね?」のつもりだったのに、まさかの自信過剰認定。おいヴィンセント、そこはもうちょっと素直に受け取ってあげて!

でも、この二人の会話って、こういう軽いやり取りのすぐ隣に重たい感情が転がってるんだよね。ポーラは「私は一人でも大丈夫」と言いながら、自分のことをものすごく低く見ていて、幸せを望むところまで自分に許していなかったのよ。

そこへヴィンセントが「生きるのに資格なんていらない」と言う。これ、ポーラには相当大きかったと思う。誰かに必要とされるためでも、過去を埋め合わせるためでもなく、ただ生きていい。しかも「幸せに生きろ」まで言われるんだから、そりゃ涙も出るよ。ポーラが欲しかったのって、もしかしたらこういう許可だったのかもしれない。

「幸せになってもいい?」って確認するポーラも切ないし、それに迷いなく「幸せになれる」と返すヴィンセントもずるい。二人とも自分自身には厳しいくせに、相手にはちゃんと生きてほしいと思ってるんだよね。

だからこそ、最後にヴィンセントが一人で花畑へ歩いていくの!ポーラが「いつか生きていてよかったと思える?」と聞いて、ヴィンセントが「来る」と答えた直後なんだよ。え、そこで歩いていくの? 何を見せようとしてるの? 二人とも相手の心にはこんなに踏み込めるのに、自分の気持ちになると急に距離を取るの、本当にもどかしいんだけど…。

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45話|レニカの不穏な忠告がポーラの旅立ちを揺らす

えっ、ヴィンセント普通に歩いてるわ~!?!?もう、ポーラが驚くのも当然なんだけど、こっちも「え!?いつの間に!?」ってなるし。しかも杖を使って歩く練習だけじゃなく、ひとりで歩く練習までしてたって、努力の方向が想像以上だった。

しかも本人は何食わぬ顔で「どう?」みたいに笑うんですよ。いやいやいや、もっと大事件として報告して!?ポーラが「本当は見えてるんじゃ?」って大興奮するのも分かるわ。ずっと心配してきた相手が、自分の足で花畑を歩いて戻ってきたんだから、そりゃ感情も爆発する。

そして何より刺さったのが、ヴィンセントが怖かったことをちゃんと認めたところ。怖くなかったから歩けたんじゃなくて、怖くても「転んだらまた立てばいい」と考えた。これ、以前ポーラがヴィンセントにかけた言葉なんですよね。あのときはポーラが背中を押していたのに、今度はヴィンセントがその言葉を自分のものにして、ポーラへ返している。ここは普通に泣くよ‥。

しかも「自分がどれだけ追い払っても、そばにいると言ったなら最後までいてくれ」って、ヴィンセントなりのお願いまで出てくるじゃん。相変わらず素直じゃない。でもポーラに「変わらず生意気だ」って言えるくらい、心に余裕が戻ってきたのが嬉しいのよ。

ポーラも、もう昔みたいに部屋の中で怯えているヴィンセントではないと感じていて、身体だけじゃなく心も変わってきたんだと実感するし。短い散歩なのに、二人がこれまで積み重ねてきた時間まで一緒に振り返る感じがして、ものすごく大事な時間だったんだろうな。

……と思ったらレニカ!?なんで泣いてるの!?そして「この場所では誰も信じないで」って何!?急に空気が変わりすぎるんだけど!

ポーラはもうすぐ旅立つ。だからこそレニカが最後に伝えようとしていることは、単なる別れの寂しさではなさそう。ヴィンセントとの穏やかな時間を見届けた直後だからこそ、この忠告が余計に引っかかる。ポーラが今まで信じてきた場所に、まだ知らない事情が残っているんだろうな。短い散歩で「前へ進める」と感じた直後に、今度は「誰を信じるか」という問題を突きつけてくるの怖すぎる‥。

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🔙全話まとめ|46~50話➡️


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