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『枯れた花に涙を』76話〜80話|不安を抱えた樹里が蓮と生きる覚悟を決める

『枯れた花に涙を』76話〜80話|不安を抱えた樹里が蓮と生きる覚悟を決める
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「こんなに大切にされるのが怖い」と感じてしまう樹里の気持ちが、ひときわ胸に残る。蓮が子どもと楽しそうに接する姿を見たことで、過去に鉄平から傷つけられた記憶が呼び起こされ、自分は蓮の未来を奪ってしまうのではないかという不安が膨らんでいく。蓮を好きになればなるほど、幸せより先に「自分でいいのか」という迷いが押し寄せてしまうの。それでも、返事が来ないだけで寂しくなり、蓮のくれたクマを抱きしめ、彼が来てくれた瞬間には心から安堵する。蓮のほうもまた、樹里に拒まれることを恐れながら、それでも彼女を信じようとしている。二人の間にあるのは、ただ甘いだけの恋ではない。過去の傷や年齢への不安を抱えながら、それでも誰かと一緒にいたいと思えるかどうか。その答えを探すように、二人の気持ちは少しずつ同じ方向へ向かっている。そしてその静かな時間の外側では、蓮兄の思惑が樹里へ近づき始めていた。

76話|女の子に微笑む連を見て樹里の過去が重なって…

樹里の働く店で見下ろす兄の姿に空気が変わった。

序盤の女の子とのやりとりから、もう胸がきゅーっとなった。蓮が小さな女の子と目線を合わせて、ぬいぐるみ同士を仲良くさせてあげるところ、優しすぎて…!でもその微笑ましい光景を見た樹里が、急に元夫の「子どもさえいれば」って言葉を思い出して黙り込んじゃうの、切なすぎて胸が痛かった。幸せな瞬間ほど、過去の傷がふいに顔を出すんだよね。誰も悪くないのに、樹里だけがひとりで苦しんでる感じがして見てるこっちも辛くなった。

蓮が不安そうに「怒ってる?」ってぬいぐるみの手で聞いてくるのに、樹里がその手を思わず払い除けてしまうのよ、二人ともどうしようもなくすれ違ってて見てるのが辛かった。壁に押し付けられて「あの男のこと考えてるの?」って聞かれて、否定できなかった樹里…蓮の寂しそうな顔にこっちまで胸が締め付けられた。さっきまで二人で笑って落書きしてた思い出があるだけに、余計に切ない。キスされても「今日はもういいから」って突き放す樹里の気持ちもわかるけど、蓮の方がもっと苦しかっただろうなって思うと複雑だった。

一方で裏の世界も静かに動いてて怖かった。蓮が尾行してきた兄の手下に「尾行される気分はどうだ」って冷静に脅しをかけるところ、普段の優しい顔とのギャップにゾクッとした。この人、本当は何を抱えているんだろうって改めて気になった。

樹里が無理してでも新居のためにバイトを掛け持ちしようとする姿にも胸が熱くなったよ。「自分勝手に線を引いて彼を傷つけたのに、それでも蓮は側にいてくれる」って気づいて、初めて希望を持ち始めた樹里、本当によかったねって思った矢先の展開。兄が樹里の職場前に現れるなんて、絶対に嫌な予感しかしない。せっかく芽生えた希望が壊されませんように…。

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77話|クマを抱いて眠る樹里に蓮の疑心が一瞬で溶けていく

父親の冷酷な血を引き継いでいる恐怖に一人で苛まれ苦しむ。

樹里の気持ちに寄り添いすぎて胸が張り裂けそうだった…!自分から蓮絡を絶っておきながら、勇気を出して送ったメッセージが既読スルーされて、もんもんと苦しむ樹里の姿。元夫の無関心には慣れてたはずなのに、蓮の優しさを知ってしまったせいで、その心がどうしようもなく揺さぶられてる。素直になれなくて、でも本当は寂しくてたまらなくて、もらったぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる姿、痛いほど共感してしまった。

一方で蓮も蓮で、樹里に負けないくらい不安を抱えてたんだよね。「自分は父親と似た冷徹な性質を持っているんじゃないか」って怖がりながら、樹里に「一緒に逃げてほしい」なんて弱音を吐いてるところ、いつも余裕そうな蓮の意外な脆さが垣間見えて胸が締め付けられた。そして「あのぬいぐるみ、捨てられてないだろうか」って不安に駆られて樹里の部屋に押しかける蓮、いじらしすぎる。散らかった部屋で、まさに自分の贈ったクマを抱きしめて眠る樹里を見つけた瞬間、蓮の不安が全部報われたんだろうなって思うと、こっちまでほっとした。

でもその裏で、着々と不穏な動きが進んでるのが本当に怖い。異母兄の丈が樹里の姿を見て「予想より悪くない」「使い道がある」なんて品定めしてるところ、ゾッとした。しかも部下に樹里のスケジュールを調べさせるなんて、完全に何か企んでる顔だった。母親との再会で後継者候補として認められ始めた喜びの裏で、悪意を膨らませていく兄の丈、この余裕そうな笑みが逆に不気味だったよ。

樹里と蓮、やっと通じ合えそうな瞬間なのに、外側からじわじわと迫る脅威が怖すぎる。この幸せな時間がどうか壊されませんように、って祈らずにいられなかった。

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78話|夢だからと零れ落ちた樹里の本心

突き放されると息ができない‥蓮の恐怖と離したくない一途さにキュン

涙腺やられた…!蓮が部屋に来たのに、樹里が「これはいつもの夢だ」って思い込んで、「どうして夢にしか出てきてくれないの」「待ってるのは私だけ」って本音をこぼしちゃう姿、あまりにも切なすぎた。強がって「今日は会わない」なんて蓮絡を絶っておきながら、本当はずっと寂しかったんだよね。夢の中でしか素直になれない樹里の不器用さが、痛いほど伝わってきた。自分から拒絶しておいて、来てくれないことに傷ついてるなんて、矛盾してるのに全部共感できてしまうのがつらい。

蓮が贈ったぬいぐるみを抱きしめて、彼の服に包まれて眠っている樹里の姿を見た蓮の気持ち、想像しただけで胸がじんとした。言葉にできない愛おしさと、自分を待っていてくれたんだっていう安堵が入り混じってたんだろうな。樹里の手を強く握って、何度も口づけを重ねる蓮、いつもの余裕そうな表情とは違う必死さがにじんでいて、こっちまでドキドキが止まらなかったわ。

「本当に夢なの?」って我に返りそうになる樹里に、蓮が耳元で「これは夢じゃない」って囁くのよ、鳥肌が立った。現実だと気づいて焦って起き上がろうとする樹里を、逃がさないように引き戻す蓮の行動、独占欲がちゃんと伝わってきて、ちょっとドキッと。慌てて服をたたもうとする樹里の可愛らしさも、思わず頬が緩んだよ。

そして何より刺さったのが「突き放さないで。突き放されると息ができないほど胸が痛む」っていう蓮の言葉。いつも余裕そうに見えて、実はこんなにも不安を抱えながら樹里を求めてたんだって思うと、切なさで胸がいっぱいになった。自分の服とぬいぐるみに囲まれて待っていてくれた樹里の姿に歓喜する蓮、この二人の想いがようやく通じ合った瞬間を見られて、本当に幸せな気持ちだったわ。

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79話|蓮の胸に目覚めた樹里がそっと手を重ねた朝の温度が…!

蓮の展覧会の話を聞き激昂する異母兄の怒りが恐ろしすぎる

もう‥色っぽさに完全にやられた!気持ちを重ね合ったあと、蓮の腕の中で目を覚ます樹里、なんて幸せな朝なんだろうって思わずニヤけた。「朝ごはん作ろうか」「一緒にシャワー浴びよう」って甘えてくる蓮に、樹里が照れながらもちゃんと拒否できてないところが可愛すぎる。「私の妻」って呼ばれて怒るふりしてるけど、絶対嬉しいでしょって突っ込みたくなった。料理の下手さまで正直に指摘されて拗ねる蓮も、いつもの余裕がなくて新鮮だった。

手を繋いで歩くのよ、二人の距離感がすごく自然になってて胸が温かくなった。でもその裏で樹里が抱えてる想いを知った瞬間、切なさで胸が潰れそうになった。蓮が女の子と優しく触れ合っていた姿を思い出しながら、「この人もいつか自分の子供と手を繋いで歩く未来を夢見てるのかな」って考える樹里。元夫との過去で互いを壊してしまった経験があるからこそ、「自分の欲望で蓮の美しい未来を奪いたくない」って思う気持ち、痛いほどわかるけど、それが本当に切ない。愛してるからこそ、一緒にいたいって言えない樹里の不器用さに、こっちまで胸が苦しくなった。手を握りながらも心の中では静かに身を引こうとしてる、その矛盾がたまらなく切なかった。

一方で、政財界の裏では不穏な動きも進んでて怖かった。良家の娘に「一ノ瀬家に近づけ」って父親が説得しているの、この一族の影響力の大きさを改めて感じさせられたよ。

そして極めつけは異母兄・丈の激怒(笑)。母の展覧会に自分が名代として出るはずだったのに、蓮も出席すると知って怒り爆発。グラスを壁に投げつける姿、本当に恐ろしかった。この人の中の憎しみ、一体どこまで膨らんでいくんだろう。樹里の切ない葛藤と、丈の狂気じみた怒り、この対比がすごく印象的だった。

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80話|蓮からのメッセージ攻勢に樹里が張り合ってしまう

父の蓮への関心を知った兄が牙をむき始める…

蓮のメッセージ攻勢が可愛すぎて悶絶した…!樹里の「蓮絡がないと寂しい」って言葉を胸に、仕事中なのに落書きやコーヒーの写真、指ハートまで送りまくる蓮、完全に浮かれてるじゃん!しかも「樹里さんは僕が好きだ」って確信満々なところ、いつもの余裕っぷりと違って可愛い一面が見えて微笑ましかった。樹里も最初は「なんでこんなに送ってくるの」って戸惑いつつ、結局は自分の手を写し込んだ肉の写真を送り返すのよ、素直じゃないのにちゃんと張り合ってるのが可笑しくて笑ってしまった。焼き肉屋の店員が困惑してる様子まで想像できて、二人のやりとりがもう幸せすぎる。会議中なのに笑みをこぼす蓮の姿も、普段のクールさとのギャップが可愛すぎて反則級よ。

でもその裏で、じわじわと不穏な空気が広がってて怖かった。兄の丈が、父の関心が自分ではなく蓮に向いていたことに気づいて、憎悪をどんどん募らせていく様子。「良い兄になろうとしていたのに」って独り言つ放つの、彼なりの虚しさも垣間見えて複雑な気持ちになったわ。そこからの「蓮の唯一の弱みである樹里を利用してやる」って画策し始める、本当に嫌な予感しかしない。部下をホテルへ向かわせる展開、樹里に危険が迫ってるのが心配で仕方なかった。

一方で譲二が「初恋は実らない」「金の方が裏切らない」って自分の過去を語る姿、彼なりの傷や諦めが垣間見えて意外と切なかった。それに対して蓮が「初恋なんてない」ってさらっと返すところも、彼の一途さを表してる気がして好きだった。でも急に「僕の情報をどこまで漏らした」って鋭い目つきに変わる瞬間、普段の甘さとのギャップにゾクッとした。この人、本当は何を警戒してるんだろう。

幸せな時間の裏で着々と迫る危機、この温度差にハラハラが止まらないよ。

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